ノベルゲームのストーリー構成における確率適用

ノベルゲームのストーリー構成における確率適用ノベルゲームのストーリー構成における確率適用 1103073　小川　雄一郎

スクリプトエンジン　Nscripter ver2.75 開発者　高橋　直樹氏 http://www.nscripter.com/ 本研究の試作品プログラム制御用スクリプト　322行会話文　　　　　　　971行制作時間　　　　　60時間プレイ時間　　　　　1時間

従来のノベルゲームの結果分岐 Goto,selectを利用した強制分岐内部パラメータによる分岐等

*define game *start setwindow 30,356,22,5,20,20,0,0,20,1,1,":a;backlog_logwindow.bmp",20,350 bg "koumonn.jpg",1 ld c,":a;B-1.bmp",1 select "選択肢Ａ",*A, "選択肢Ｂ",*B *A ld c,":a;B-2.bmp",1 選択肢Ａを選んだので結果Ａへとむかいます\ end *B ld c,":a;B-3.bmp",1 選択肢Ｂを選んだので結果Ｂへとむかいます\ end 選択肢Ａ　　　選択肢Ｂ　↓　　　　　　↓ 結果Ａへ　　　結果Ｂへ

変数利用の結果分岐 mov %0,15 選択肢Ａを選ぶと変数値に%0を加算します\ goto *hensuu mov %0,5 選択肢Ｂを選ぶと変数値に%0を加算します\ goto *hensuu *hensuu if %0 >= 10 goto *good goto *bad *good 「グッドエンドでした。」\ End *bad 「バッドエンドでした。」\ end

従来のノベルゲームの問題点 • 攻略本（セーブデータ）を使用しクリア • 一度クリアしたら再プレイしない • ＣＧ集めの為のクリックゲーム

解消法の一つとして乱数を利用 • 結果の分岐にランダム性を持たす • 本筋から大きく外れない為の工夫

select "選択肢Ａ",*sentakuA, "選択肢Ｂ",*sentakuB *sentakuA rnd %0,9 if %0 >=5 goto *A2 goto *A3 *sentakuB rnd %1,9 if %1 >=5 goto *B2 goto *B3

select "選択肢Ａ",*rndA, "選択肢Ｂ",*rndB *rndA rnd %0,9 if %0 >5 goto *A2 goto *A3 *A2 mov %0,17 ５０％でこちらのルートへ分岐しパラメータに%0を加算し\ goto *bunki *A3 mov %0,6 ５０％でこちらのルートへ分岐しパラメータに%0を加算し\ goto *bunki *rndB rnd %1,9 if %1 >5 goto *B2 goto *B3 *B2 mov %0,12 ５０％でこちらのルートへ分岐しパラメータに%0を加算し\ goto *bunki *B3 mov %0,19 ５０％でこちらのルートへ分岐しパラメータに%0を加算し\ goto *bunki *bunki if %0 >= 10 goto *good goto *bad *good 「グッドエンドでした。」\ end *bad 「バッドエンドでした。」\ end

ランダム分岐の結果 • メリット　物語に幅を持たせられる　何度も繰り返しプレイする楽しみができる　攻略本の制作が難しい • デメリット　ストーリーの整合性を損なう　プレイヤーの意図から外れる

ノベルゲームのストーリー構成における確率適用

ノベルゲームのストーリー構成における確率適用

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