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行動計量学演習Ⅱ

行動計量学演習Ⅱ. 行動計量学研究分野 B3  山本倫生. 目的. 前回は音の大きさ、高さ、音色に対する尺度を構成しようとしたが、今回は、大きさのみの尺度構成を行う その前に予備知識として音の知覚を語る上で、必要となるであろう用語などの解説をしておく. 純音. 正弦波のこと 複合音は複数の正弦波から構成される 周波数・振幅・位相が定まれば、正弦波が描ける. 複合音. フーリエ分析により、任意の複雑な波形が、一定制限のもとで、特定の周波数、振幅、位相を持つ一連の正弦波に分解できる それぞれの正弦波をフーリエ成分という 周期的複合音の場合 基本音と倍音に分解できる.

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Presentation Transcript


  1. 行動計量学演習Ⅱ 行動計量学研究分野 B3 山本倫生 2004年11月8日 演習Ⅱ

  2. 目的 • 前回は音の大きさ、高さ、音色に対する尺度を構成しようとしたが、今回は、大きさのみの尺度構成を行う • その前に予備知識として音の知覚を語る上で、必要となるであろう用語などの解説をしておく 2004年11月8日 演習Ⅱ

  3. 純音 • 正弦波のこと • 複合音は複数の正弦波から構成される • 周波数・振幅・位相が定まれば、正弦波が描ける 2004年11月8日 演習Ⅱ

  4. 複合音 • フーリエ分析により、任意の複雑な波形が、一定制限のもとで、特定の周波数、振幅、位相を持つ一連の正弦波に分解できる • それぞれの正弦波をフーリエ成分という • 周期的複合音の場合 • 基本音と倍音に分解できる 2004年11月8日 演習Ⅱ

  5. スペクトル • 周波数に対して成分音の振幅をプロットしたものを振幅スペクトルという • エネルギー、パワーを振幅の代わりにプロットしたものをそれぞれエネルギースペクトル、パワースペクトルという • 刺激の波形によって線スペクトルか周期スペクトルになる 2004年11月8日 演習Ⅱ

  6. 音のレベル • デシベル値 • 音圧レベル(dB SPL) • 感覚レベル(dB SL) • 使用する音に対する被験者の閾値を基準レベルとする • 音の大きさと強さの関係 2004年11月8日 演習Ⅱ

  7. 線形性の概念 • 聴覚系では入力から出力までが線形システムであると仮定されている • 実際、ほぼ線形システムで構成されているが、ある部分では非線形であることもわかっている • 正弦波だけが唯一、線形システムでいつでも保持される波形 2004年11月8日 演習Ⅱ

  8. 絶対閾の測定法 • 絶対閾 • 他に妨害する音のない状態で検知することができる、音の最小レベルのこと • 2つの方法 • 最小可聴圧(MAP) • 小さなプローブマイクロホンを用いて外耳道の入り口付近、または内部で音圧レベルを測定する • 最小可聴野(MAF) • 大きな無響室の中でスピーカーから音を呈示する 2004年11月8日 演習Ⅱ

  9. 音の大きさのモデル • S.S.Stevensによると音の大きさを表す尺度は以下のようなものである • ここで • L:音の大きさ(sone) • k:被験者や用いられる単位によって決まる定数 • I:音の物理的な強さ 2004年11月8日 演習Ⅱ

  10. Stevensのモデルの問題点 • 呈示される刺激の範囲 • 最初に呈示される刺激 • 被験者への教示 • 許容される反応の範囲 • 反応の範囲の対称性 • 経験、訓練、注意、動機水準 2004年11月8日 演習Ⅱ

  11. 尺度構成の問題点 • 音の大きさの判断には、刺激が聴取者に音の大きさの感覚を引き起こす段階と、聴取者が何らかの方法で感覚量に対応する数値の当てはめを行う段階がある • よって、感覚量と数値の関係が線形であるときにだけしか、反応が感覚量に対する直接的な指標であると言えない 2004年11月8日 演習Ⅱ

  12. 今回考えるモデル • L:音の大きさ • I:音の物理的な強さ • f(・):感覚量を数値にあてはめる際に用いる関数 • ε:誤差 2004年11月8日 演習Ⅱ

  13. 反省 • こんな関数を求めることができるのかはわからない • 複合音の場合はどうなるのだろうか • 音の高さ・音色などはどうなっているのか 2004年11月8日 演習Ⅱ

  14. 参考文献 • 聴覚心理学概論 B. C. J. ムーア著 誠信書房 1994 2004年11月8日 演習Ⅱ

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