1 / 21

友好フレームから普遍フレームへ : 日中 相互認識の変遷をめぐって

友好フレームから普遍フレームへ : 日中 相互認識の変遷をめぐって. 園田 茂人 東京大学大学院情報学環& 東洋文化研究所新世代アジア研究部門・教授. 『 日中関係 1972 - 2012』 の企画. 1)日中関係の 40 年史を回顧するプロジェクト(笹川平和財団)の開始:でも、社会・文化から見るって? <討論> 諸君が編者 と なった際、どのような企画を立てるか?あるいはどのような事実を扱おうとするか? 2)「相互認識」という厄介な概念:何を用いれば、「相互認識」がわかるか? 3 )重要概念としての「文化イベント」:誰に何を依頼するか (→事前資料参照).

Download Presentation

友好フレームから普遍フレームへ : 日中 相互認識の変遷をめぐって

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 友好フレームから普遍フレームへ:日中相互認識の変遷をめぐって友好フレームから普遍フレームへ:日中相互認識の変遷をめぐって 園田 茂人 東京大学大学院情報学環& 東洋文化研究所新世代アジア研究部門・教授

  2. 『日中関係1972-2012』の企画 1)日中関係の40年史を回顧するプロジェクト(笹川平和財団)の開始:でも、社会・文化から見るって? <討論> 諸君が編者となった際、どのような企画を立てるか?あるいはどのような事実を扱おうとするか? 2)「相互認識」という厄介な概念:何を用いれば、「相互認識」がわかるか? 3)重要概念としての「文化イベント」:誰に何を依頼するか (→事前資料参照)

  3. 日本の対中イメージの変化:1978-2010(単位:%)日本の対中イメージの変化:1978-2010(単位:%)

  4. 中国の対日イメージの変化:1988-2011(単位:%)中国の対日イメージの変化:1988-2011(単位:%)

  5. 世論調査分析:現状と課題 1)(国際)政治に傾斜した説明:人々の対中・対日意識は政治  によって(のみ)規定されるのか?なぜ政治を中心にした説  明がなされるのか? 2)対中・対日認識の変化の理由は相手国にある?:「フレー  ム」概念の重要性 3)対中・日/相互認識をどう測定するか:重要となる「ワーディ   ング」 4)時系列的変化と比較の視点:認識の背後にあるものを探る

  6. アジアバロメーターにおける質問群

  7. 中国に対するアジアの視線:2006-07年アジアバロメーター中国に対するアジアの視線:2006-07年アジアバロメーター

  8. 日本に対するアジアの視線:2006-07年アジアバロメーター日本に対するアジアの視線:2006-07年アジアバロメーター

  9. 日本における対外認識の概観:アジアバロメーター2003-08日本における対外認識の概観:アジアバロメーター2003-08

  10. 中国における対外認識の概観:アジアバロメーター2003-08中国における対外認識の概観:アジアバロメーター2003-08

  11. 日本における対外認識の構造:因子分析

  12. 中国における対外認識の構造:因子分析

  13. 中国の対日認識の変化:アジアバロメーター2003-08中国の対日認識の変化:アジアバロメーター2003-08

  14. 日本の対中認識の変化:アジアバロメーター2003-08日本の対中認識の変化:アジアバロメーター2003-08

  15. 中国人従業員の日本人イメージの変化:1991-2007(単位:%)中国人従業員の日本人イメージの変化:1991-2007(単位:%)

  16. 会話の頻度と負のイメージの関係:1992-2007

  17. 『日中関係1972-2012』社会・文化編/目次  前半 冷戦体制下の「日中友好」 第2章 パンダがやってきた!(1972年):中国の対日ソフト・パ ワー史 (家永真幸) 第3章 大平学校とは何か(1979年):日中知的交流推進への 歩み  (川島 真/小熊 旭) 第4章 進出か、侵略か(1982年):日中歴史認識問題の変遷と 課題 (川島 真) 第5章 歓迎、中野良子!(1984年):映画による相互イメージ の変転 (玉腰辰巳) 第6章 もう一つの六・四「事件」(1989年):日中の相互認識を めぐる報道フレームの転換 (高井潔司)

  18.  後半 錯綜する利益とまなざし 第7章 台湾・総統選挙の衝撃(1996年):日中関係を揺さぶる 台湾ファクター (清水 麗) 第8章 酒田短期大学、廃校す(2002年):留学生をめぐる日中 交流秘史 (牧野 篤) 第9章 北京工人体育場の悲劇(2004年):スポーツにみる日 中関係史 (吉岡桂子・斎藤徳彦) 第10章 大連、吹き荒れるストライキ(2005年):日本人ビジネ スマンが見た企業内摩擦の変遷 (園田茂人) 第11章 「池袋中華街」構想に「待った」(2008年):日本型共生 に向けて(陳 來幸)

  19. 『日中関係1972-2012』社会・文化編・主な論点『日中関係1972-2012』社会・文化編・主な論点 1)日中国交回復後40年を相互認識という点から見ると、最 大の分岐点が89年の「六・四天安門事件」である。これに よって、少なくても日本からすれば、従来の「友好フレー ム」から「普遍フレーム」へと大きく変化した。 2)「友好フレーム」の象徴は、パンダ(中国)や映画(日本)で  あり、対人的な接触とは無関係のイメージ形成が支配的  だった。また、政府の果たす役割が相対的に大きかった  が、日本では89年以降、特に非政府間関係が「普遍フ  レーム」の形成に大きな影響力を与えた。

  20. 3)「普遍フレーム」をうまく利用したのが台湾であり、台湾の民3)「普遍フレーム」をうまく利用したのが台湾であり、台湾の民 主化は、日本の対中イメージを悪化させる大きな要素となっ た。他方で、台湾と連携しようとする日本の動きは中国側か ら不快に思われるようになり、イメージの「不定型化」を促進 させることとなった。 4)イメージの「不定型化」は、民間の交流チャネルが大きくなっ た原因でもあり、結果でもある。ところが、民間の交流チャネ ルによって作られるイメージは、必ずしも国家間関係による イメージとは一致していない。

  21. 来週、5月25日(金)は、緊急の出張予定が入ってしまったため、授業を行うことができません。そのため、以下の課題についてレポートを作成してもらい、5月29日(火)の午後10時まで、園田宛メール(shigetosonoda@yahoo.co.jp)にて貼付ファイルでお送りください。来週、5月25日(金)は、緊急の出張予定が入ってしまったため、授業を行うことができません。そのため、以下の課題についてレポートを作成してもらい、5月29日(火)の午後10時まで、園田宛メール(shigetosonoda@yahoo.co.jp)にて貼付ファイルでお送りください。

More Related