1 / 45

運輸業界における      非価格戦略の新提案

運輸業界における      非価格戦略の新提案. 10 ゼミ 本番発表  2009 年 12 月 5 日. 千葉商科大学商品学研究部無形財向笠班 露崎友恵 向笠浩章 菅原裕. 不況と言われる昨今・・・. 有形財の価格競争が目立つ. 無形財においても価格競争の拡大!?. 価格競争の激化. 昨今、有形財無形財に関わらず              価格競争が激化している。. 研究の視点. 高速道路 1000 円一律化の 影響をうけている 運輸業界の中でも、 特に価格戦略を行っていると思われる 航空会社に 着目。 ターゲットは国内旅行者とする。. 負のスパイラル.

grant
Download Presentation

運輸業界における      非価格戦略の新提案

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 運輸業界における     非価格戦略の新提案運輸業界における     非価格戦略の新提案 10ゼミ 本番発表  2009年12月5日 千葉商科大学商品学研究部無形財向笠班 露崎友恵 向笠浩章 菅原裕

  2. 不況と言われる昨今・・・ 有形財の価格競争が目立つ

  3. 無形財においても価格競争の拡大!?

  4. 価格競争の激化 昨今、有形財無形財に関わらず              価格競争が激化している。

  5. 研究の視点 高速道路1000円一律化の 影響をうけている 運輸業界の中でも、 特に価格戦略を行っていると思われる 航空会社に 着目。 ターゲットは国内旅行者とする。

  6. 負のスパイラル

  7. 以上のことから、 価格競争は企業にとって             不健康な状況である。

  8. ここまでのまとめ • 価格競争での差別化を進めるのは、スライド9で述べたように不健康な体質である (問題意識) • そこできめ細かい非価格訴求型のアプローチをすることによって現行の価格訴求型のアプローチよりも高い顧客満足度を創造することができるのではないか 既存顧客の重要性

  9. 既存顧客の維持の重要性 • 新規顧客の獲得には既存顧客の維持よりも   7倍から10倍のコストがかかる (遠藤雄一 2006) • 5%の顧客を維持することで25%から85%の  利益向上が図られる       (遠藤雄一 2006)

  10. サービス・ リカバリーパラドックス

  11. 目的 サービス・リカバリー・パラドックスの モデルを基とした新モデルの提案

  12. 航空会社に関する調査 <調査概要> • 調査方法  インターネットweb定量調査 • 調査対象  アンケートパネル、18歳〜69歳までの男女。            過去1年間にプライベート目的で<札幌路線>            <福岡路線>を2回以上利用したことがある方。 • 調査期間  2008年3月27日(木)〜3月31日(月) • 有効回答人数  各路線ごとにJAL/ ANA/エアドゥ/スカイマー                クの航空会社利用者各社130人ずつ回収  • 実施機関  ヤフーバリューインサイト株式会社

  13. 航空会社選択時の重要項目 価格訴求のアプローチ (東京~札幌間) 非価格訴求のアプローチ

  14. 航空会社選択時の重要項目 価格訴求のアプローチ (東京~福岡間) 非価格訴求のアプローチ

  15. ANA28,200円 JAL28,200円 スカイマーク    17,800円 ※2009年11月13日現在 ANA29,800円 JAL29,800円 スカイマーク    17,800円 ※2009年11月13日現在

  16. 旅客輸送実績(2008年8月:東京札幌間)

  17. 旅客輸送実績(2008年8月:東京福岡間)

  18. 価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ

  19. 価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ

  20. 航空会社に対する魅力値の変化 • 航空会社を利用する前 • 非価格訴求のアプローチに対して意識しつつも、価格訴求のアプローチに魅力を感じる傾向があることがわかった。 • 航空会社を利用した後 • 利用する前とは逆に、非価格訴求のアプローチに魅力を感じる傾向にあることがわかった。

  21. 航空会社を選ぶ基準と満足度のスライドを考察航空会社を選ぶ基準と満足度のスライドを考察 消費者は非価格訴求のアプローチを 求める潜在ニーズを持っているのではないか 航空会社を利用する前 価格訴求>非価格訴求 航空会社を利用した後 価格訴求<非価格訴求(スライド14の要約) (考察) ・航空会社を利用した後の非価格訴求の満足度が、利用する前の価格訴求・非価格訴求の満足度よりも高い数値であることがわかった。 ・JALやANAについては、非価格訴求の満足度が、スカイマークに比べて相対的に高い。 ・スカイマークはマイレージポイントがないが、空港サービスが充実しているため、JALやANAの『サービスの内容』の評価(満足度)が高い。

  22. つまり、 購入前の段階で顧客が必要としている情報は、 非価格情報ではないだろうか。 希望する時間帯に便がある 機内食・ドリンクサービス 客室乗務員の容姿 予約サイトの使いやすさ 好きな航空会社 いつも使っている・使い慣れている航空会社 機内の設備 知名度が高いこと 安全なイメージ 機内エンターテイメントの充足 客室乗務員の接客態度 チェックインが楽・簡単

  23. サービス・リカバリーパラドックス 時間軸 購買意思 価格訴求サービスに満足 購買 希望する時間帯に便がある 機内食・ドリンクサービス 客室乗務員の容姿 不満足 (非価格訴求 サービスへの期待) 予約サイトの使いやすさ 好きな航空会社 いつも使っている・使い慣れている航空会社 機内の設備 知名度が高いこと 安全なイメージ 機内エンターテイメントの充足 客室乗務員の接客態度 チェックインが楽・簡単 23

  24. 仮説提唱Ⅰ 消費者は、非価格訴求のアプローチを 潜在的に重視している。

  25. 航空運賃 マイレージサービスの 使い勝手の良さ 各種割引サービスの割引率 各種割引サービスが 明瞭であること マイレージポイントの付与率 マイレージ会員である マイレージサービス 調査仮説 機内エンターテイメントの充足 機内の設備 希望する時間帯に便がある 客室乗務員の接客態度 対応のあるt検定で平均値の差を検定。 非価格訴求の項目の値が、価格訴求の項目の値を上回っていれば有意とする。 予約サイトの使いやすさ 知名度が高いこと 機内食・ドリンクサービス 好きな航空会社 客室乗務員の容姿 いつも使っている・使い慣れている航空会社 安全なイメージ チェックインが楽・簡単 25

  26. 仮説提唱Ⅱ 価格訴求型のアプローチよりも 非価格訴求型のアプローチの方が、 高い顧客満足度を創造することができる。

  27. 検証概要

  28. 価格訴求のアプローチ 仮説検証 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 非価格訴求のアプローチ 28

  29. 価格訴求のアプローチα1 非価格訴求のアプローチβ1 航空運賃<安全なイメージ T検定の結果「安全なイメージである」が5%水準で有意である。

  30. 価格訴求のアプローチα1 非価格訴求のアプローチβ1 各種割引サービスの割引率<安全なイメージ T検定の結果「安全なイメージである」が5%水準で有意である。

  31. 価格訴求のアプローチα1 非価格訴求のアプローチβ1 1)各種割引サービスが明瞭であること<希望する時間に便があること 2)各種割引サービスが明瞭であること<安全なイメージ 1)T検定の結果「希望する時間に便があること」が5%水準で有意である。 2)T検定の結果「安全なイメージである」が1%水準で有意である。

  32. 価格訴求のアプローチα1 非価格訴求のアプローチβ1 1)マイレージ会員であること <希望する時間に便があること 2)マイレージ会員であること<安全なイメージ 3)マイレージ会員であること<予約サイトの使いやすさ 4)マイレージ会員であること<客室乗務員の接客態度 5)マイレージ会員であること<機内の設備

  33. 1)T検定の結果「希望する時間に便があること」が1%水準で有意である。1)T検定の結果「希望する時間に便があること」が1%水準で有意である。 2)T検定の結果「安全なイメージである」が1%水準で有意である。 3)T検定の結果「予約サイトの使いやすさ」は有意でない。 4)T検定の結果「客室乗務員の接客態度が良い」が5%水準で有意である。 5)T検定の結果「機内の設備が良い」が5%水準で有意である。

  34. 価格訴求のアプローチα1 非価格訴求のアプローチβ1 1)マイレージサービスがあること <希望する時間に便があること 2)マイレージサービスがあること<安全なイメージ 3)マイレージサービスがあること<客室乗務員の接客態度 4)マイレージサービスがあること<機内の設備

  35. 1)T検定の結果「希望する時間に便があること」が1%水準で有意である。1)T検定の結果「希望する時間に便があること」が1%水準で有意である。 2)T検定の結果「安全なイメージである」が1%水準で有意である。 3)T検定の結果「客室乗務員の接客態度が良い」が5%水準で有意である。 4)T検定の結果「機内の設備が良い」は有意でない。

  36. 価格訴求のアプローチα1 非価格訴求のアプローチβ1 1)マイレージポイントの付与率<希望する時間に便があること 2)マイレージポイントの付与率<安全なイメージ 3)マイレージポイントの付与率<予約サイトの使いやすさ 4)マイレージポイントの付与率< チェックインが簡単 5)マイレージポイントの付与率<客室乗務員の接客態度 6)マイレージポイントの付与率<機内の設備 7)マイレージポイントの付与率<機内食ドリンクサービス

  37. 1)T検定の結果「希望する時間に便があること」が1%水準で有意である。1)T検定の結果「希望する時間に便があること」が1%水準で有意である。 2)T検定の結果「安全なイメージである」が1%水準で有意である。 3)T検定の結果「予約サイトの使いやすさ」が1%水準で有意である。 4)T検定の結果「チェックインが簡単」が5%水準で有意である。 5)T検定の結果「客室乗務員の接客態度が良い」が5%水準で有意である。 6)T検定の結果「機内の設備が良い」が1%水準で有意である。 7)T検定の結果「機内食ドリンクサービス」が5%水準で有意である。

  38. 価格訴求のアプローチα1 非価格訴求のアプローチβ1 1)マイレージサービスの使い勝手の良さ<希望する時間に便があること 2)マイレージサービスの使い勝手の良さ<安全なイメージ 3)マイレージサービスの使い勝手の良さ<予約サイトの使いやすさ 4)マイレージサービスの使い勝手の良さ< チェックインが簡単 5)マイレージサービスの使い勝手の良さ<客室乗務員の接客態度 6)マイレージサービスの使い勝手の良さ<機内の設備 7)マイレージサービスの使い勝手の良さ<機内食ドリンクサービス

  39. 1)T検定の結果「希望する時間に便があること」が1%水準で有意である。1)T検定の結果「希望する時間に便があること」が1%水準で有意である。 2)T検定の結果「安全なイメージである」が1%水準で有意である。 3)T検定の結果「予約サイトの使いやすさ」は有意でない。 4)T検定の結果「チェックインが簡単」は有意でない。 5)T検定の結果「客室乗務員の接客態度が良い」が1%水準で有意である。 6)T検定の結果「機内の設備が良い」が5%水準で有意である。 7)T検定の結果「機内食ドリンクサービス」が5%水準で有意である。 1)T検定の結果「希望する時間に便があること」が1%水準で有意である。 2)T検定の結果「安全なイメージである」が1%水準で有意である。 3)T検定の結果「予約サイトの使いやすさ」が1%水準で有意である。 4)T検定の結果「チェックインが簡単」が5%水準で有意である。 5)T検定の結果「客室乗務員の接客態度が良い」が1%水準で有意である。 6)T検定の結果「機内の設備が良い」が1%水準で有意である。 7)T検定の結果「機内食ドリンクサービス」が5%水準で有意である。

  40. 検証結果のまとめ(1) 非価格訴求のアプローチが 価格訴求のアプローチよりも有意であった項目 • 希望する時間に便があること • 安全なイメージである • 予約サイトの使いやすさ • チェックインが簡単 • 客室乗務員の接客態度が良い • 機内の設備が良い • 機内食ドリンクサービス

  41. 検証結果のまとめ(2) 非価格訴求のアプローチが 価格訴求のアプローチよりも有意でなかった項目 • 機内エンターメントの充足 • 客室乗務員の容姿 • 知名度が高いこと • 好きな航空会社 • 使い慣れている航空会社

  42. 考察・インプリケーション • 仮説は、部分支持である。 • 検証結果のまとめ(1)で支持された項目は、   リカバリーパラドックスの対応満足を高める   要素として有効であるといえるだろう。

  43. 今後の課題(調査の限界) • 調査票で用いた調査項目が被験者に伝わりづ   らかった為、わかりづらさを与えてしまった • 今後は、男女比・年代別に研究を進めるとまた  違った結果がでるだろう • 調査票の項目の中に満足度の調査が欠けてい   た為、現行の価格訴求のアプローチに対して被   験者がどの程度満足していたのかが、考察でき   なかった

  44. 参考文献・URL • 渡辺隆之・守口剛(1998)「セールスプロモーションの実際」日経文庫 • 遠藤雄一(2006)「CRMの戦略的意義と課題」北海学園大学経営論集 • ヤフーバリューインサイト http://www.yahoo-vi.co.jp/research/common/pdf/080602.pdf • JAL http://www.jal.co.jp/ • ANA http://www.ana.co.jp/ • AIR DO http://www.airdo.jp/ap/index.html • スカイマーク http://www.skymark.co.jp/ja/company/press/press080818.html

  45. ご清聴ありがとうございました。

More Related