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[CUS01] Subversion 基礎編. メンバー向け研修. この研修について. □ 対象 初めて Subversion ( バージョン管理システム ) をお使いになる方。 バージョン管理システムについて学びたい方。 □ 内容 Subversion の概念説明から個別機能の詳細について説明します。 □ 予定時間 30 分間を予定. 1 . Subversion とは ?. Subversion はオープンソースのバージョン管理システムで、主にプログラムのソースコードなどを管理するのに使用されているアプリケーションです。
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[CUS01] Subversion基礎編 メンバー向け研修
この研修について • □ 対象 • 初めて Subversion (バージョン管理システム) をお使いになる方。 • バージョン管理システムについて学びたい方。 • □ 内容 • Subversion の概念説明から個別機能の詳細について説明します。 • □ 予定時間 • 30分間を予定
1.Subversion とは? • Subversion はオープンソースのバージョン管理システムで、主にプログラムのソースコードなどを管理するのに使用されているアプリケーションです。 • ファイルの階層構造全体はリポジトリと呼ばれる場所に置かれ、ファイルやフォルダに対するすべての追加、変更、削除を記録しています。ファイルの中身に対する変更だけでなく、ファイル名、フォルダ名に対する変更も記録しています。 • そして、リポジトリに記録している履歴から、古いバージョンのソースコードを取り出したり、リリース{N}とリリース{N+1}との変更内容を確認したりすることができます。 • Subversion はリポジトリにネットワーク経由でアクセスしますので、複数の作業者が各々のコンピュータで利用することができます。また、複数の作業者が同じファイルに対して変更することができ、他の作業者が行った変更を簡単に取り込むことができるようになっています。 • これにより、作業者は他の作業者の変更に妨げられることなく、効率的に自分の作業を遂行することが可能になります。
2.Subversion の機能 • □ チェックアウト - checkout • リポジトリに対してファイルを追加したり変更したりするには、まずチェックアウトという操作が必要です。チェックアウトを行うと、リポジトリの作業コピーが作成されます。 • この作業コピーに対して追加操作、変更操作、削除操作を行い、最終的にコミットと呼ばれる操作でリポジトリに変更内容を登録します。コミットを行う – 登録する – ことで、他の作業者からもその変更内容が見られるようになります。
2.Subversion の機能 • □ ファイルの変更 • ファイルの変更は、チェックアウトしたときに作成される作業コピーに対して直接エディタなどで内容を変更します。作業コピーに対して変更を行ったファイルやフォルダのアイコンには ! マークが表示されます。 • 変更内容をリポジトリに反映させるには、コミット操作を行います。 • 間違えてファイルを変更した場合には「元に戻す」操作で作業コピーが作成されたときの状態に戻すことができます。
2.Subversion の機能 • □ 追加 - add • 新しいファイルや新しいフォルダをリポジトリに登録したい場合には、この操作でリポジトリに追加の予約を行います。実際にリポジトリに追加されるのは、コミットを行ったときになります。 • コミットを行うまでの間、アイコンに + マークが表示され、追加予約をしていることが解ります。 • 間違えて追加操作を行った場合には「元に戻す」操作で取り消すことができます。
2.Subversion の機能 • □ 削除 - remove • ファイルまたはフォルダを削除したい場合には、その操作で削除の予約を行います。作業コピー上のファイルは、削除操作の際に削除されます。 • リポジトリからそのファイルが削除されるのは、コミットを行ったときになります。 • 間違えて削除操作を行った場合には「元に戻す」操作で取り消すことができます。
2.Subversion の機能 • □ 変更をチェック - status • 作業コピーにあるファイルやフォルダの状態を確認したいときに、この操作を行います。コミット操作を行う前に、この機能で自分の変更内容を確認することで、誤った変更内容をコミットしてしまうのを防ぐことができます。
2.Subversion の機能 • □ コミット - commit • 作業コピーで行ったファイルへの変更、追加予約、削除予約などの変更をリポジトリに反映させます。この際に、コミットメッセージという変更内容の概要を記述します。ここで記述したコミットメッセージは、「ログを表示」操作や Trac のソースブラウザから参照することができます。
2.Subversion の機能 • □ 更新 - update • 作業コピーの内容をリポジトリの内容と同期させます。この操作は、他の作業者が行った変更を自分の作業コピーに取り込みたいときに使用します。
2.Subversion の機能 • □ 元に戻す - revert • 作業コピーが作成されたときまで、ファイルやフォルダの状態を戻すことができます。 • この操作はファイルの変更や追加、削除の操作を取り消し元に戻すものです。
2.Subversion の機能 • □ 名前を変更 - rename • ファイルやフォルダの名前を変更したい場合に、この操作を行い、新しい名前を指定します。リポジトリ上に名前の変更を反映させるには、コミットを行います。
2.Subversion の機能 • □ 差分 - diff • ファイルの変更内容を差分表示することができます。 • このとき、WinMerge をインストールしておくと次のような差分表示ができるようになります。
2.Subversion の機能 • □ 問題の解消 - resolved • 作業コピー上に保持されている衝突状態を解消させます。(用語の衝突を参照)
3.Subversion の用語 • □ リポジトリ – repository • ファイルやフォルダに対する変更を保存しているデータの格納庫のことです。リポジトリは、ファイルとフォルダの階層構造の形でデータを格納しています。 • □ 作業コピー - working copy • チェックアウトで作成されるリポジトリのコピーのこと。 • □ HEAD リビジョン • HEAD リビジョンとは、Subversion 用語で最新バージョンのことを指します。 • □ .svn フォルダ • Subversion では、作業コピーを管理するのに .svn というフォルダを使用しています。このフォルダは作業コピーの状態を管理するのに非常に重要な役割を果たしていますので、削除しないようにしてください。作業コピー自体が不要になった時には、作業コピーと一緒に削除してもらって構いません。 • .svn フォルダを間違えて削除してしまった場合は、チェックアウトをやり直してください。
3.Subversion の用語 • □ 衝突 - conflict • 作業コピーをリポジトリと同期させる更新操作を行うとファイルが「衝突」という状態になることがあります。 • これは、他の作業者が行った変更と作業コピー上で行っている変更がそれぞれ同じ箇所である場合に発生します。 Subversion は変更内容をマージしようと努めますが、変更箇所が同じ箇所の場合 Subversion にはどのようにマージすればよいのか判断できません。このとき「衝突」と呼ばれる状態になります。
3.Subversion の用語 • 衝突が起きたファイルは、リポジトリから取り出した変更と作業コピーの変更が混ざった状態になっていますので、ファイルの内容を確認して、正しい内容に修正してください。 • 正しい内容に修正できたと確認できた際には、「問題の解消」操作を行うことで「衝突」状態が消えます。