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Internet Media と情報の意味

Internet Media と情報の意味. 情報技術ワークショップ  08年秋 非常勤講師 桑原尚子. 目的. インターネット上の情報について、受け手側から「情報の意味解釈に対するバイアス」という点に着目して考えてみる インターネット・メディア/インターネット上に形成される言説/その言説の理解、認識について、新たな知見、主体的な姿勢を得る 「情報」という言葉に隠されている暗喩、メディアの隠れた作用、あるいは「情報」を受け取る自分の意識していない認識、姿勢、に光を当てる. 方法:ワークショップ.

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Internet Media と情報の意味

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Presentation Transcript


  1. Internet Mediaと情報の意味 情報技術ワークショップ  08年秋 非常勤講師 桑原尚子

  2. 目的 • インターネット上の情報について、受け手側から「情報の意味解釈に対するバイアス」という点に着目して考えてみる • インターネット・メディア/インターネット上に形成される言説/その言説の理解、認識について、新たな知見、主体的な姿勢を得る • 「情報」という言葉に隠されている暗喩、メディアの隠れた作用、あるいは「情報」を受け取る自分の意識していない認識、姿勢、に光を当てる

  3. 方法:ワークショップ • 「学ぶ」ということは、知識を人から与えられるのではなく、自分で獲得してゆくこと • 「分かる」ことを目指す:動いて(いろいろやってみて/人と話して/失敗して/心を動かされて/・・)「分かる」 • このワークショップは、未だはっきりしないことに少しでも光をあて、自分なりに少し道を前に作る場を提供する <結論をだすことではなく、各個人が考察し、新たな知見を過程のなかから得る>

  4. ワークショップに望む姿勢 <ワークショップ> • 「知的道場」 ー 頭と感性の格闘技 • 柔らかな頭と感性で • 気がついた事、考えている事は言葉に出す/人の話していることはどういうことか理解しようとする/そのことを土台にしてもう一度考える

  5. 具体的方法 • グループ作業 • テーマを選ぶ(全員で同じテーマ、前半フェーズと後半フェーズで別でも良い) • 「メディアを問う」「情報解釈を問う」「自己の認識を問う」フェーズで構成する • 各グループがそれぞれの側面から問題を把握し、それを比較検討、総合して全体の理解を図る

  6. 「Internet Mediaを問う」フェーズ • 全体で一つのテーマを選ぶ • そのテーマについて • 各グループでInternetMediaをひとつ担当する • そのメディアを通して、そのテーマについて事実と社会的反応を探る • どのような情報が、どのようにして得られたか、を各グループが発表する • その全体像からメディア特性、メディアによるバイアスを検討する

  7. 「情報解釈を問う」フェーズ • 全体で一つのテーマを選ぶ(いろいろな要素を含んでいるテーマが良い/前のフェーズと同じでも異なっても良い) • 各グループがひとつの社会的立場を選択する • その立場に立って、そのテーマについて何が問題になっているのか、その問題枠組みのなかでどんなことが常識的にいわれているのか(言説/言説形成)を、Internet Mediaを通して得られた情報から解釈する

  8. 「情報解釈を問う」フェーズ • 各グループがひとつの社会的立場に立った言説の解釈を提示する • いろいろな社会的立場が一つの問題をどのように捉え、どのような言説を正しいと思っているのか、を比較する • さまざまな立場の情報解釈ー言説理解を検討することによって、情報解釈ー言説理解にはその受け手の社会的立場が強く反映していること、すなわち解釈は受け手に依存していることを体感する

  9. 「自己の認識を問う」フェーズ • このテーマについて、社会的立場によって情報解釈ー言説理解がどのように異なっているか、それはなぜなのか、を考察する • このテーマについて自分はどのように認識するのかを考え、さらになぜ自分はそのように考えるのかを検討する • 自分の興味ある言説を取り上げて、その言説について、自分の認識を検討する

  10. 授業構成 1回 「Internet Mediaを問う」 作業、議論 2回 「Internet Mediaを問う」 プリゼン 3回 「情報解釈を問う」       社会的立場に立った情報収集 4回 「情報解釈を問う」       社会的立場に立った問題枠組みの抽出 5回  「情報解釈を問う」       社会的立場に立った言説の把握 6回 「情報解釈を問う」 プリゼン     「自己の認識を問う」

  11. 環境 • 各自のPCを持参する • 関連する情報技術 • Power Point , ブラウザ、Hiki(書き込みできるHP)利用、メール、リモートログイン、ファイル転送 • 授業資料は毎回Webに挙げ、紙で配る http://web.sfc.keio.ac.jp/~takako/08AWS/

  12. 評価 • 斎藤先生と桑原の2つのWSの総合で評価する • 当該WSでは • 出席、グループワークへの参加、レポート(前半1回、最終1回)、プリゼン、議論への参加 • 出席:欠席が2回を越えたらDをつける • 授業開始時に出席をとる • 遅刻は開始から15分以内、遅刻は休み時間に申告する/遅刻3回で欠席1回 • 就職活動のときは事前にメンバーと担当者に知らせる • グループワークには参加する

  13. 授業の日程と参加 • 前半 10/6、20、27、11/6、10、17 • 後半 12/1、8、15、22、1/13、19 • 初回の授業にグループを確定するので必ず参加する • 初回の授業に参加しなかった場合は履修の意思がないものとみなす • やむを得ず欠席する場合はメイルをください takako@sfc.keio.ac.jp sfc-sfsでメイルを出されても可(担当者2人に配送されます)

  14. 本ワークショップが基礎とする「情報学」 • 「情報学」:学際的に情報に関する問題を考察する学 • 理科系の「情報工学」、文化系の「記号論」「コミュニケーション学」「心理学」等で個別に情報を論じることは、現代の情報環境、情報をめぐる人間の問題を捉えきれない • 西垣 通 「基礎情報学」

  15. 情報、情報技術の捉え方に対する疑問 • 我々がインターネット上の情報を探ったり利用するとき、暗黙のうちに情報をモノのように考えていないか(Cut&Paste, ググる、、(ある意味の思考停止状態)) • 新しい技術を利用するとき(あるいは設計するとき)、無批判に礼賛するのではなく、その技術の限界や社会的作用、利用の仕方を考える必要があるのではないか

  16. コミュニケーション・モデルへの問題 • 情報の意味ははたして伝わるのか • 情報の意味が伝わるという擬制がインターネットによって増長されているのではないか 情報 受信者 発信者

  17. 参考文献 • 「基礎情報学」 西垣 通、NTT出版(2004) • 「知恵の樹」 ウンベルト・マトゥラーナ/フランシスコ・ヴァレラ、ちくま学芸文庫(1997) • 「フーコー入門」 中山元、ちくま新書(1996) • 「寝ながら学べる構造主義」 内田樹、文春文庫(2002)

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