1 / 32

LCC の展望 ~アジア市場を掴め~

LCC の展望 ~アジア市場を掴め~. 名古屋市立大学経済学部 森田ゼミ. LCC 研究の動機. 2012 年 、日本にLCC各社が相次いで就航。  「 LCC 元年」と呼ばれる。 魅力的な価格設定。 日本の LCC はどうなっていくのか?. 目次. 第1章: LCC とは? 第2章: LCC の現状と考察 第3章:乗り継ぎと第2拠点. 第1章: LCC とは?. Low Cost Career の略。格安航空会社の総称。 明確な定義は無いが、大手航空会社(日本で言う ANA や JAL )に比べて低価格なのが特徴。

Download Presentation

LCC の展望 ~アジア市場を掴め~

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. LCCの展望~アジア市場を掴め~ 名古屋市立大学経済学部 森田ゼミ

  2. LCC研究の動機 2012年、日本にLCC各社が相次いで就航。  「LCC元年」と呼ばれる。 魅力的な価格設定。 日本のLCCはどうなっていくのか?

  3. 目次 第1章:LCCとは? 第2章:LCCの現状と考察 第3章:乗り継ぎと第2拠点

  4. 第1章:LCCとは? Low Cost Career の略。格安航空会社の総称。 明確な定義は無いが、大手航空会社(日本で言うANAやJAL)に比べて低価格なのが特徴。 世界の航空市場における、座席数のシェアは26.4%(2012年)。2001年より増加傾向。

  5. LCC安さの秘密は? LCC最大の特徴は低価格 →その理由は?   ・機材の統一   ・座席数の最大化 ・サービスの簡素化  ・チケットのネット販売   ・機材稼働率の最大化

  6. 収入費用構造(1便あたり) 費用 収入 損益分岐点① 総費用 変動費 損益分岐点② 損益分岐点③ 固定費 旅客数 ANA 航空会社の経営~ネットワークキャリアとLCC(2011)より参照

  7. 第2章 LCCの現状と考察

  8. 日本のLCC、各社路線(国内線) 就航当時より、 順調に路線を 拡大!!

  9. 国際線 ・路線数が少ない ・近隣諸国ばかり 国際線の拡大が、日本のLCCの発展につながるのでは!?

  10. 海外旅行客数の推移 (千人) リーマンショック 東北大震災 出典http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6900.html

  11. 国別 訪日外国人客数 東南アジアは伸率20%~60% 欧米は伸率 10%~20%

  12. 東南アジア市場に目を向ける • 東南アジア地域の増加率は非常に高い →要因・・・人口の増加  GDP成長率の高さ        所得階層における中間層の拡大 →非常に魅力的な市場!

  13. 現状からの考察 日本のLCCの国内線は順調に路線を拡大してるのに対し、国際線は規模が小さい。 訪日外国人客数自体は増加 特に東南アジアの市場は魅力的 →東南アジアにつなげることが発展につながる。

  14. 第3章 乗り継ぎと第2拠点 

  15. 今後の日本のLCC発展への提案 東南アジア市場を取り入れる。 →①「乗り継ぎ」を用いる。   ②経由地(第2の拠点)とする空港を探す。 この2点を取り入れた戦略がポイントに!

  16. 問題点 東南アジアに就航していきたい。 →拠点としている空港からは4時間の壁で直通   では東南アジアに行けない。 4時間の壁とは →ピーチ社長がつくった、乗客がLCCの座席     に座っていられる限度。

  17. 成田空港 関西空港 4時間では東南アジアに行けない!

  18. 日本と東南アジアの空港をつなぐには 2つのパターンがある。  A. 直行便    4時間の壁を無視して直接、東南アジアに繋ぐ。  B. 乗り継ぎ    日本と東南アジアとの間にある、空港を中継点    として乗り継いでいく。

  19. 「直行便」と「乗り継ぎ」の比較 事例:ピーチにおける直行便(大阪ー台北)と乗り継ぎ(大阪ー那覇ー台北)の比較 待ち時間 1時間 2時間10分 ¥7080 2時間20分 ¥4590 40分 ¥4780 大阪 台北 大阪 那覇 台北 *各運賃は最安値を用いている 運賃差:(¥4590+¥4780)-¥7080=¥2290 時間差:(2時間20分+1時間+40分)-2時間10分=1時間50分 ↓ 運賃、時間の面では直行便有利! 直行便 乗り継ぎ

  20. 運賃、移動時間の観点より直行便有利  →では、直行便ではダメなのか? 直行便のデメリット 一度のフライト時間が長くなる。 日本のLCCにとって最大の問題

  21. 日本のLCC・・・ →就航したばかりで、資本力が乏しい。   長距離フライトに不向きな小型機が中心 →大型機の購入は困難   異なる機材の購入は機材の複数化を招き、 余計なコストがかかる。 →日本のLCCの現状を考慮すると、 乗り継ぎのほうがよい!

  22. 乗り継ぎのメリット 出発地 A 経由地 B 経由地をどこにするかで、 乗り継ぎのメリットは大きく変わる 目的地 二地点への観光 →A地点で観光し、その後B地点に観光 より多くの利用者を取り込める →A地点に行きたい人、B地点に行きたい人の両方の利用者を呼び込むことが可能

  23. 経由地の選択 経由地の空港に求めるものは・・・ ①東南アジアにより近い ②空港が混雑していない ③観光としての魅力 →どこの空港が良いのか?

  24. 那覇空港の検討 ピーチが那覇空港を第2の拠点とし、 国際線拡大を検討中。 経由地としてふさわしいかどうか、考えてみたい。

  25. 地理条件    那覇空港 日本で東南アジアに一番近い。 → 4時間以内にたくさんの東南アジア国に飛ばすことが可能。

  26. 滑走路状況 滑走路1本あたりの 離着陸回数  日本一 滑走路1本あたり 離着陸回数 日本二 福岡空港(H.24年度データ)     滑走路      1本 発着回数 155968回/年 那覇空港(H.24年度データ) 滑走路      1本     発着回数  146424回/年 那覇を拠点に東南アジア路線を就航すると   滑走路が混雑し、遅延が生じる危険性が・・・

  27. LCCを就航するのは、不適ではないの? しかし・・・ 2019年末、2本目の滑走路が完成予定であり、  那覇に就航しても便数への対応が可能!! 現時点では、②を満たしていないが   将来的には、②を満たすため、 那覇を経由地とするのは適している!

  28. 沖縄の観光 日本でも屈指の観光地。 →首里城をはじめとした世界遺産、きれいなビーチ →国内だけでなく外国からの旅行客も増加中。 数次ビザを発行して、気軽に行くことができる。 →3年間有効で、滞在期間も従来の15日から 90日となっている。

  29. 沖縄への旅行客数 上半期の旅行者数は前年と比べて、12.8%増加 そのうち外国人旅行者は40.7%増加

  30. 以上の点より・・・ →求められる経由地としての条件のうち、 ①と③は満たされている。   ②の条件については、現時点では満たされていないが、今後改善の見込みあり。 →経由地として、那覇空港は適している!

  31. 全体まとめ 今後の日本のLCCの発展のためには・・・ 海外旅行者数が増加する中で、特に顕著な 東南アジア市場を取り込むことが重要。 そのために那覇空港を 乗り継ぎなどのための第2拠点として置く。

  32. 参考文献 ・ わが国におけるLCCの台頭と空港政策                      空港研究部長 傍士 清志 ・ 増収企業が8割占める~LCC3社は格差が鮮明に~ 帝国データバンク ・ 海外旅行客数の推移 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6900.html ・ 平成25年度上半期入域観光客統計概況 ・ 日本政府観光局 ・ ANA 航空会社の経営~ネットワークキャリアとLCC(2011) ・ ピーチ ジェットスタージャパン エアアジアジャパン 各社のHP ・  世界地図 円作図http://www.nanchatte.com/map/circleService.html

More Related