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~投資信託について~

立教大学経済学部 「証券経済論」. ~投資信託について~. 2007 年 6 月 21 日 講師 竹林 靖雄 E-mail;ym_tkb_1947@yahoo.co.jp. 本日の講義テーマ. 【 はじめに 】 今なぜ投資信託を考えるのですか?  1.投資信託とは  2.投資信託の特徴/魅力  3.投資信託の種類  4.投資信託の販売・管理  5.投資信託の運用  6.投資信託の選択  7.投資信託業界の概要 【 参考 】 投資信託の用語例. 主な 問題点. 金融商品の内容や仕組みがわからない. 資産運用論を学んだことがない.

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  1. 立教大学経済学部 「証券経済論」 ~投資信託について~ 2007年6月21日 講師 竹林 靖雄 E-mail;ym_tkb_1947@yahoo.co.jp

  2. 本日の講義テーマ 【はじめに】今なぜ投資信託を考えるのですか?  1.投資信託とは  2.投資信託の特徴/魅力  3.投資信託の種類  4.投資信託の販売・管理  5.投資信託の運用  6.投資信託の選択  7.投資信託業界の概要 【参考】投資信託の用語例

  3. 主な 問題点 金融商品の内容や仕組みがわからない 資産運用論を学んだことがない 資産を殖やす為の、データ,資金, 検討時間が充分ではない リスクが不安 解決策の1つが「投資信託」です。 【はじめに】今なぜ投資信託を考えるのですか?① あなたにとって、資産を殖やす必要性とは何ですか? 1.将来に備える 2.夢を実現させる 3.自己実現の機会を増やす 4.楽しく暮らす        等々

  4. ►収入の伸びは、横ばい傾向 ►低成長経済の長期化 ►人口の構造変化<少子高齢化>による  不安増大 ►老後の生活は長い ►年金支給額は確実に減っていく ►介護の負担は増えていく ►マイホーム、教育,結婚等の  資金準備は重たい ►貯蓄があまり増えない ►金利収入の減少による老後資金等 の運用難 ►年金受給者は増え、負担者は減少 「投資信託」を検討してみましょう ►金融革命による制度変更 (“貯蓄から投資へ”) ►新型金融商品の開発競争による投資対象の複雑化 ►確定拠出年金(日本版401k)の導入 【はじめに】今なぜ投資信託を考えるのですか?② 自助努力による資産運用が不可欠な時代環境 =

  5. 「投資信託」とは文字通り 「自分の投資を信頼できる人に託す」という意味である 信託 投資 + わが国の信託法により、「信託とは自分(委託者)の信頼できる人(受託者)に財産権を引き渡し、一定の目的(信託目的)に従い、ある人(受益者)のために、受託者がその財産(信託財産)を管理・処分する制度」として認められている 「信託」とは ・分別管理義務 ・忠実義務 ・善管注意義務       など 信託の目的 受益者 信託利益の交付 信託財産 信託契約  財産権の移転・管理運用の指示   受託者 委託者 1. 投資信託とは 【意味】

  6. 専門家は様々な分析のもとこの集まった資金を効率良く運用できるよう株や債券を購入する専門家は様々な分析のもとこの集まった資金を効率良く運用できるよう株や債券を購入する 投資家 10万円 投資信託ができる 4万円 出資 成長が期待できる  A株を4万円  B株を3万円  C債券を3万円 買いましょう 10万円 6万円 ① ① ① 専門家 ① ② ④ ③ 買った株や債券の変動により、資産全体で投資信託が大きくなったら、その分を投資家に分配する 投資家  A株は6万円に上がった  B株は2万円に下がった  C債券から1000円利子が出た 市場環境の変化によって 4,400円 ※必ず運用成果が益と   出るとは限らない ※手数料・税金等は省略   している 運用成果11,000円 分配 6,600円 専門家 専門家 1. 投資信託とは 【基本的な仕組み】 (イメージ図)

  7. 基準価額; 投資信託の時価(純資産価値)を示す価額。投資信託を買い付ける際や換金する際の基準となる。 純資産総額 基準価額= 総口数 ※投資信託の売買注文を出す段階では、その基準価額はわからない(ブラインド方式) <基準価額は、新聞等で確認できる> [ 野 村 ] 投資信託委託会社 (運用会社) 基準価額は投資信託委託会社別に掲載 ○○○9029△14 ○○○11536▲21 ○○○10530△52 ○○○12321△130 ○○○11536▲21 ○○○10530△52 ファンド名 ファンドの名前が記載され、 名前は簡略化されたものになっている 基準価額 最新の価額 △は上昇、▲は下落を示す                             分配、分割があった場合は、 ◇などで表示される 前日比 1. 投資信託とは 【基準価額】

  8. (イメージ図) 投資信託 銀行預金 投信購入 投資 預金 貸出 ファンド 投資家 投資家 銀 行 企 業 企 業 金利 収益分配金 (配当・値上がり益) 配当・値上がり益 利息 運用フィー 運用 投信会社 元本・分配金の保証はない。 ファンドの投資による利益と損失は全て投資家に帰属する。投信会社は決められた運用フィー等を受取るだけ。 元本・利息は銀行が保証する。 あらかじめ決められた支払い利息以上の、   貸出による利益は銀行のものになる。 1. 投資信託とは 【投資信託と銀行預金との違い】

  9. 19世紀のイギリス 資金余剰・低金利 欧州及び新大陸 資金不足・高金利 ~英国からの海外投資意欲の高まり~ 個人投資家が直面した問題点は ①資金が小さい、②このためリスク分散ができない、③調査も難しい 最初の投資信託は、「フォーリン・アンド・コロニアル・ガバメント・トラスト」 (1868年;明治元年) →海外の公債に広く分散投資をした投資信託;現在の「グローバル債券ファンド」 専門家  運用 分散投資 共同投資 + + 画期的コンセプト; 1. 投資信託とは 【投資信託の起源①】 ~投資信託の誕生~ そもそも個人投資家の利便性を図るために考案された

  10. 1. 投資信託とは 【投資信託の起源②】 The Foreign and Colonial Government Trust Company, Limited. <1885年1月10日現在の主たる保有銘柄> % 保有証券名 額面全額 (£) 4,160 143,680 8,000 20,000 0.11 4.00 0.22 0.56 ・ ・ Alabama 6 %, State Bonds (Class A) ・ ・ Egyptian 5 %, Preference Stock ・ ・ ・ ・ Uruguay 5%, 1883 ・ ・ Western Australia Public Works 5% ・1873年(明治6年)明治政府発行の外国公債第2号(ロンドン) ・目的:廃藩置県のための資金繰り ・発行額:240万£ ・発行条件 -利率年7分 -発行価額:100£につき92.5£ -償還:1898年(明治30年) (3年据置き元利混合済崩法) ちなみに、外国公債第1号(1871年;明治4年)は、新橋・横浜間の鉄道敷設資金調達のためにロンドンで 起債。 Japan 7% 1873 12,900 0.36 3,583,300 合計 (104 銘柄) 100 (出所)Robert Cole;“Getting Standard in Unit and Investment Trusts”,1997(John Wiley & Sons)、大蔵省百年史、日銀金融年報

  11. 共同投資 専門家の利用 分散投資 豊富な選択肢 2. 投資信託の特徴/魅力 【代表的な特徴】 (イメージ図) 投資家 運用の リスク・リターン 資金 専 門 機 関 株式 海外市場 デリバ ティブ 商品 公社債 不動産 為替 等

  12. 専門家の活用により、情報・知識を補える 共同投資により、規模の効果が得られる • 小額から投資が可能 • 投資対象の拡大 (個人には難しい投資対象に投資できるファンドもある) • 取引コストの減少 • 内外の有望投資先を選択 • 各国の経済・政治の変化を把握 • 様々な運用手法を駆使 • 高度なリスク管理 • 個人投資家の物理的制約をクリア                    など ・世界中を投資対象とすることができる。・個人では不可能な大規模投資をすることが  出来るようになる。 ・株式や公社債の他、短期金融市場や デリバティブ市場、未上場株式や 不動産等への投資が可能になる。 個人では入手が難しい情報も、 投資信託は幅広い ネットワークにより 入手することができる。 2. 投資信託の特徴/魅力 【共同投資と専門家の利用】

  13. ファンド(投資信託や年金基金など)の資産運用を行う人のこと。ファンド(投資信託や年金基金など)の資産運用を行う人のこと。 またその運用の結果を投資家に定期的に報告する。 ファンド・マネージャーは資産を運用する専門家として受託者責任を負っている。 ファンドマネージャー 2. 投資信託の特徴/魅力 【専門家の能力の活用】 エコノミスト ファンドマネージャーの意思決定をサポートする為に、マクロ経済の分析を行う役割を担う。エコノミストは様々なソースのマクロ情報から経済全体の動向を予想する。 アナリスト ストラテジスト ある産業や個別企業について調査や分析を行い、業績予想をたてたり、株価や債券の価格判断を行う。アナリストは会社訪問や工場視察をして、企業の収益分析を行い、こうした分析情報を参考にして、ファンドマネージャーは資産の投資先と配分を決定する。 世界中の経済動向や、金利、為替、企業の動向を踏まえ、投資戦略や資産配分案を提示し、それに基づき投資戦略が立案される。

  14. 運用実績  22倍 資産規模 140億ドル マゼラン ファンド 資産規模 2000万ドル 700倍 13年間 1977年 12月 1989年12月 ちなみに、この間のNYダウは、 2753.20 ドル 3.3倍 831.17 ドル 3.31倍 (出所)ブルームバーグ等より作成 2. 投資信託の特徴/魅力 【専門家の能力の活用】 ■委託会社で実際に投資信託の運用を担当している   「投資の専門家」のことを「ファンドマネージャー」と言う。 20世紀最高のファンドマネージャーと呼ばれた ピーター・リンチ氏は、自分の担当した投資信託を驚異的に成長させた Peter Lynch

  15. 投資信託の種類等によって リスクが異なることにも 注意すべし リターン 株式 価格変動リスク デフォルトリスク 投資信託 バランス (債券+株式) 上に行くほど高い 収益が期待出来る 投資信託 の  主な「リスク」 債券 短期 金利 金利変動リスク 為替変動リスク リスク 右に行くほどリスク度は より高くなる ※その他にも様々なリスクがある。 2. 投資信託の特徴/魅力 【リスクの種類と程度】 ■一般的にリスクが大きいものほどリターンが大きく、リスクが小さいものほどリターンが小さい  という関係がある。(ハイリスク・ハイリターン~ローリスク・ローリターン)

  16. ■分散投資は、投資信託の大きな特徴である 資産の分散 銘柄の分散 (イメージ図) かたよった資産に投資をしない 値動きの違うものを組み合わせる 債券 預金 株式 + 金 不動産 株 式 通貨の分散 時間の分散 かたよった通貨に投資をしない まとめて買わずに何度かに分けて買う 2. 投資信託の特徴/魅力 【分散投資によるリスクの軽減】

  17. 国  内 海  外 債  券 グローバル 債券 ファンド 国内 債券 ファンド 海外 債券 ファンド 国内 バランス ファンド グローバル バランス ファンド 海外 バランス ファンド 株  式 国内 株式 ファンド 海外 株式 ファンド グローバル 株式 ファンド 2. 投資信託の特徴/魅力 【豊富な選択肢】 ■投資信託には様々な種類がある。 それぞれの資金性格に合った目的で投資を選択することができる。 (注)上記以外にも運用方針で分けるアクティブ型とパッシブ型があり、また募集方法や収益分配方針によって分類される等、    様々な種類がある。

  18. 2. 投資信託の特徴/魅力 【保全性・簡便性】 • 信託財産は分別管理されているので安全である Aファンドのために 集めたお金 全てAファンドの ために使う 信託銀行が安全に保管・管理 最初から分けて管理されて いるため、他の目的の為に  使用されることはない。 (注)運用によって減った部分を保全するものではない • 個人投資家が全てを管理するのは大変である 株式や債券などの個別銘柄への投資には、銘柄選びや売買タイミングなどの難しさが・・・ 「投資信託」の活用 リスクを分散するための複数銘柄への投資には、資産の管理や必要となる資金量の問題が・・・ 時間がなくて個別企業の情報をチェックする余裕がないなどの問題が・・・

  19. 契約型 投信 (72兆6千億円) 投資法人 (3兆3千億円) 3.投資信託の種類 【投資信託の全体像】 日本における純資産残高・ファンド本数 国内籍  投信 公募投信 株式投信 単位型 証券投信 (1兆8千億円)(253本) (59兆4千億円) (2,609本) 追加型 (前年同月比 +32%) (57兆6千億円) (2,356本) (72兆6千億円) (75兆9千億円) (2,822本) 公社債投信 (2,890本) 単位型 (2,847本) (2千億円)(56本) (10兆4千億円)(199本) (前年同月比 +25%) 追加型 (109兆9千億円) 証券以外の投信 MMF (25本) (5,149本) (10兆2千億円) (143本) (2兆8千億円) (14本) 証券投資法人 私募投信 (2本) (前年同月比 +24%) ※但し不動産投信のみ2月末現在 不動産投資法人 (34兆円) (43本) (3兆3千億円)(41本) (2,259本) 株式投信 【契約型投信】 証券投信 (33兆2千億円) (2,142本) 外国籍投信 (33兆9千億円) (2,256本) 公社債投信 【投資法人】 (8兆4千億円) (7千億円)(114本) 証券投資法人 (813本) (3本) (カッコ内は2007年3月末現在の純資産残高及びファンド本数) (出所)投資信託協会及び証券業協会の資料をもとに野村證券作成

  20. 3.投資信託の種類 リスクリターン分類 値上がり 利回り追求 積極 値上がり 利回り  追求 値上がり 追求 安 定 運用スタイルによる分類 大型株、小型株、成長株、割安株、ソブリン、社債、ハイイールド、 エマージング、ABS(アセットバック)<CMBS(商業用不動産ローン債権、MBS(住宅ローン債権)>バリュー投資、グロース投資、ボトムアップ、トップダウン、クオンツ型、セクターファンド、テーマ型、利回り型他 パッシブ型 (インデックス型) アクティブ型 エンハンスト インデックス ブルベア型 アロケーション型 毎月分配型 利回り保証型

  21. 3.投資信託の種類 【新しいタイプのファンド①】 ファンド・オブ・ファンズ(FOF) 投資信託で運用する投資信託のこと。 運用会社も分散することができる。 確定拠出年金で、ライフステージに合わせて資産 が組み替えられる商品などに多く利用される。 マルチ・マネージャー・ファンド 一つのファンドの資産を分割して複数のマネージャーに運用させるようなファンド。複数のマネージャーによる分割運用方式は、例えば世界各地の株式・債券を組入れるバランスファンドを作る場合や、成長・バリュー、大型・小型と言った投資スタイルの異なる株式に幅広く投資するファンドを組成する場合に有効。 ラップ口座(ラップ・アカウント) 資産運用に関連する様々なサービスを、個別に手数料を取るのではなく、一括した総合手数料で行う資産運用口座。

  22. 様々な不動産 投資法人 (不動産投資信託) 投資家 証券会社を通して投資 不動産への投資 テナントからの 賃料 半年ごとの 分配金 資産運用委託 投資信託委託会社 (運用会社) テナント仲介業者 工事業者  清掃・警備業者 業務委託 3.投資信託の種類 【新しいタイプのファンド②】 •  不動産投資信託(J-REIT:Japanese Real Estate Investment Trust)の仕組み 1 投資家から資金を集め、不動産を購入し運用を行う 2 購入した不動産をテナントに賃貸し、その賃料収入から費用を支払った   残りの収益を投資家に分配する 3 証券取引所に上場しており、株式と同様の手続きで取引が可能

  23. 投資方針 4. 投資信託の販売・管理 【投資信託説明書     (目論見書)】 投資信託の設定時 目論見書の作成 概要) ファンドの目的、関係法人、募集販売の要領(予定販売総額、     設定日、申込単位、価額、申込方法、場所、手数料など) ■ 交付目論見書・請求目論見書(証券取引法第13条) 第一部 証券情報申込手数料、申込単位、申込期間、申込取扱場所 など ファンドの 経理状況 監査報告書投資有価証券明細表財務諸表 など 第二部 ファンド情報ファンドの性格、投資対象、投資方針、投資リスク、分配の推移、手数料、申込・換金方法、課税上の取扱い、運用状況、委託会社の概況 など ファンドの 管理・運営 について 投資の基本方針、投資対象の具体的な内容、投資制限・運用状況収益分配方法 など 資産の評価、 受益者の権利 など

  24. 4. 投資信託の販売・管理 【運用報告書】 継続開示 運用報告書の作成 概要) 運用方針、投資方針、運用方法(投資対象、リスク要因など)     分配方法、組み入れ有価証券の評価方法、募集期間、     クローズド期間、換金方法、償還条項、信託期間、信託報酬など ■ 運用報告書(投資信託及び投資法人に関する法律第33条) 期中の 運用経過 運用実績 基準価格の推移・ 主な変動要因等 設定されてから、直近の決算期までの運用実績 組入有価証券 明 細 今後の運用方針 信託報酬 前期末、今期末における組入有価証券についての明細 投資環境・投資方針についての解説 信託財産の運用・管理のための費用 ■ 月次・週次レポート(ディスクロージャー;運用会社によってサービスは異なる)

  25. 投資リスク管理に関する委員会 パフォーマンスの考査 ・運用パフォーマンス実績等のモニター ・運用パフォーマンス実績等の考査(分析、評価) 等 運用リスクの管理 ・信託約款等の遵守状況のモニター、審査、管理 ・投資対象の信用リスク等のモニター、審査、管理 等 分析提供評価指導 等 分析提供評価    等 投資信託運用関連部署 4. 投資信託の販売・管理 【リスク管理体制(例)】 <リスク分析とリスク管理の特徴> ファンドのリスク管理については、「個別銘柄の管理」と「全体(ポートフォリオ)管理」の二つの側面から行っている  ・「個別銘柄の管理」は、組入れ銘柄中心に継続フォロー銘柄の綿密な調査・分析を継続して行って対応している  ・「全体(ポートフォリオ)管理」の側面からは、委託会社の株価・ポートフォリオ分析モデルを用いてベンチマークとの    乖離状況を把握しながら全体のリスク管理を行う

  26. インデックス運用 アクティブ運用 <パッシブ運用> インデックス(指数)に連動する運用成果を目指す インデックス(指数)を上回る運用成果を目指す インデックス(ベンチマーク) インデックス(ベンチマーク) インデックス型ファンド アクティブ型ファンド ※上記のグラフはあくまでもイメージ図。実際はインデックス(指数)を下回るリスクもある。 5. 投資信託の運用 【インデックス型とアクティブ型】 <イメージ図>

  27. 経済調査・企業調査部署による市場・企業の調査分析経済調査・企業調査部署による市場・企業の調査分析 運用管理・運用審査部門によるファンドのリスク管理・分析 マクロ分析・企業調査の依頼等 調査・分析結果の提供等 運用状況・データの開示等 モニタリング・分析結果の提供等 運用担当者独自の銘柄調査・分析、ファンドの管理 売買指図 トレーディング部署による株式等の発注 ◆ファンドの運用にあたっては、下記の日本株調査体制がサポートする • 電機グループ • 通信・ソフトグループ • 医薬品・消費グループ • 素材グループ • 機械・自動車グループ • 金融・インフラグループ • 店頭・小型株グループ • 日本経済担当 • 欧米経済・国際金融担当 • アジア経済担当  企業調査部門  経済調査部門 これに加えて運用関連部署と企業調査関連部署が共同で銘柄検討を行う委員会がバックアップする 5. 投資信託の運用 【ファンドの運用体制(例)】 日本株調査体制

  28. ・忠実義務 ・・・・・・・・投資信託の運用会社は、受益者のために (duty of loyalty) 忠実に信託財産の運用の指図及びその他の 業務を遂行しなければならない。 投信法 14条1項 投信法 14条2項 ・善管注意義務(善良なる管理者の注意義務) (duty of care) ・・・・投資信託の運用会社は、受益者に対して、 善良な管理者の注意をもって信託財産の 運用の指図及びその他の業務を遂行しな ければならない。 (prudent man rule) 自己執行義務(duty not to delegate) 原則、受託者は「他人」から請け負った仕事を更に別の他人に任せてはいけない。任せる場合には、選任・監督義務がある。 分別管理義務(segregation rule) 受託者が他人の資産を預かっている場合に、 その資産を自分の資産と分別して管理しなけ ればならない。 5. 投資信託の運用 【運用会社(投資信託委託会社)の倫理】 受託者責任;Fiduciary Duty(受託者の義務・信認義務)

  29. 6. 投資信託の選択 【資金性格や運用期間などを考慮して】 安定性を重視したい 国内公社債 海外公社債 外貨建て短期社投 安定重視型 世界の債券で運用 「投資目的」は? 「投資対象」は? 国 内 海 外 世界の株式と債券で運用 国内株式 海外株式 世界の株式で運用 日本の株式で運用 世界の株式で運用 (地域別) 中小型で運用 テーマ別に運用 積極的に運用したい ※海外投資にあたっては為替リスクを伴なう場合もある。

  30. 単純比較できない 同種ファンド間で比較する事が肝要 米国株ファンド 日本株ファンド 6. 投資信託の選択 【優秀なファンドとは?①】 ファンドA ○ 15,000円 △ ファンドB 12,000円 10,000円 ○ △ 現在 3年前

  31. どの期間で比較しているかに注意 日本株ファンド 1年半前 6. 投資信託の選択 【優秀なファンドとは?②】 ファンドA ○ 15,000円 ファンドB 日本株ファンド △ 12,000円 △ ○ 3年前 現在

  32. ○ 6. 投資信託の選択 【優秀なファンドとは?③】 リターンだけではなく、 リスクも考慮すべき ファンドA ▲ ○ 15,000円 ファンドB 同一カテゴリーで比較 過去3年間で比較 3年前 現在

  33. 良い投資信託の定義は・・・ 今まで良いパフォーマンスをあげている投資信託 今後も良いパフォーマンスを上げる可能性が 高い投資信託 定性評価 定量評価 過去のデータによる検証(相対評価) 将来の質に対する検証(絶対評価) 「今後の信頼性・安定性について、期待通りの運用成果を上げる可能性が高いといえるか?」 運用体制・運用プロセス・情報開示をインタビューなどを通じて分析 「過去の運用実績について、競合ファンドと比べるとどれくらいの位置にあるか?」 同種の投資信託の中で、取っているリスクに見合ったリターンをあげているかを順位付け 6. 投資信託の選択 【優秀なファンドとは?④】 かつ

  34. 【背景】 世界的株高基調と   新興国への投資拡大     高い経済成長     高利回り     株価上昇 期待 7. 投資信託業界の概要 【世界の投信残高】 投信へ個人マネー流入;国境を越えて往来する構図へシフト 世界の公募投信残高(2006年12月末) 21兆7600億㌦(約2567兆円) 6位 アイルランド 7,675 5位 英国 7,865 9位 カナダ 5,663 ルクセンブルク 21,883 2位 10位 イタリア 4,528 1位 米国 104,136 8位 日本 5,789 3位 フランス 17,693 7位 香港 6,311 オーストラリア 8,643 4位 (注)単位は億ドル (出所)Investment Company Institute

  35. 7. 投資信託業界の概要 【我国の公募型株式投信純資産推移】 公募型株式投信純資産推移 (兆円) (円) 2007年3月末 59.4兆円 前年同月比32.2%増 (左軸) (右軸) 9.9兆円 (年) (出所)投資信託協会 (注)年末の数字

  36. 7. 投資信託業界の概要 【我国の銀行等窓販による     公募投資信託純資産残高推移】 銀行等窓販による投資信託(公募)の純資産残高推移 (兆円) (%) 前年同月比37.0%増加 (左軸) (右軸) (注)2006年までは年末の数字 (出所)投資信託協会

  37. 7. 投資信託業界の概要 【我国の郵政公社による     公募投資信託純資産残高推移】             による投資信託(公募)の純資産残高推移 (億円) (%) 2005年10月   575局 で販売開始 2006年 6月   605局 2006年10月  1155局 2007年10月  1550局に増局予定 前年同月比 5.9倍増 (左軸) (右軸) (出所)郵政公社

  38. 【参考】 投資信託の用語例 【投資信託でよく使われる主な用語の意味】

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