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DVの理解と解決・支援

DVの理解と解決・支援. 基礎編. DVの力学. 女性への暴力( Domestic Violence ). 夫・恋人など親密な関係にある男性から女性への さまざまな形態の暴力であり、それを利用して 男性が女性を支配することを Domestic Violence (DV) という。. つまり、パワーアンドコントロール(力と支配)の関係. 優位に立つもの(多くは男性)は 彼らのもつ体力・経済力・社会的影響力の強さなどの 「力(パワー)」を用いて、 弱い立場のもの(多くは女性)を 「支配(コントロール)」する。. DV の暴力.

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DVの理解と解決・支援

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Presentation Transcript


  1. DVの理解と解決・支援 基礎編 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  2. DVの力学 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  3. 女性への暴力(Domestic Violence) 夫・恋人など親密な関係にある男性から女性への さまざまな形態の暴力であり、それを利用して 男性が女性を支配することをDomestic Violence (DV)という。 つまり、パワーアンドコントロール(力と支配)の関係 優位に立つもの(多くは男性)は 彼らのもつ体力・経済力・社会的影響力の強さなどの 「力(パワー)」を用いて、 弱い立場のもの(多くは女性)を 「支配(コントロール)」する。 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  4. 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  5. DVの暴力 身体的暴力・・・殴る、ける、引きずりまわす、突き飛ばす、  首をしめるなど      性的暴力・・・・・無理やりポルノなどを見せる、性器の露出 性的な行為を強要する、暴力的なセックスをするなど 心理的暴力・・・無視する、大切にしているものを壊す、大声でどなる、おどす、ののしるなど 経済的暴力・・・生活費を渡さない、「誰のおかげで食べられるんだ」と言う、お金を取り上げたり、貯金を勝手におろすなど 社会的暴力・・・交友関係や電話や手紙などを細かく監視する、 つきあいを制限する、外出をさせないなど 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  6. 平手で打つ 殴る、蹴る 頭や身体を叩く たばこの火を押しつける 刃物や武器などの凶器を使う 首を絞める 骨折させる 身体の部分を切断する 髪を引っ張る 物を投げつける 危害を加えると脅したり、実行する 凶器をちらつかせる 別れると殺すなどと脅す 自殺をすると脅す 目つきや表情や態度で女性を脅かす 殴るふりや物を殴るふりをして脅す 子どもの前で暴力をふるう 無視をする 欠点を挙げる 自分がいないと何も価値のない女と言う 罪悪感を感じさせる 罵る 女性の大切なものを壊したりペットを虐待する 妊娠中や病気で寝込んでいるときに辛く当たる 他人の前で恥ずかしい思いをさせる 中絶を休養する、拒む、避妊に協力しない 子どもを使って女性を脅迫する 子どもを取り上げると脅す 子どもの前で女性を非難・中傷する 行動の一つ一つを管理したり制限する 必要以上に嫉妬する 仕事を続けることを妨害する 実家や友人とのつきあいを制限したり、禁止したりする 外出や電話を細かくチェックする 手紙を無断で開封する 持ち物を勝手に点検する 家の中に閉じ込めて外出させない 家計の管理を独占する 生活費を渡さない 生活していけないほどの少額なお金しか渡さない 一方的に重要な決定を下す 一国一城の主のように振る舞う 性役割を一方的に決めつける 女性を召し使いのように扱う 暴力の責任を回避し、女性の責任へ転嫁する 暴力の程度を過小評価する 女性が望んでいない性行為を強要する 女性の性器や性行為について傷つける 女性を性欲を満たす対象とする 暴力的に性行為をさせる 不快・屈辱的なポーズや方法で性行為する 性的嫉妬心が常にある さまざまな暴力 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  7. サイクル 開放期 (ハネムーン期) 緊張 形成期 (張り詰めた期間) 暴力は繰り返されます。 爆発期 (暴力が起こる) 繰り返しながらさまざまに暴力の程度が過激さを増していく。 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  8. 逃げられない状況のプロセス ・ ・被害者を自分の支配下におき、一種の奴隷化(被害者が望んでいると強要)。 ・被害者が加害者以外との関係をいっさい絶つことを求め、孤立無援な状態で加害者に絶対服従することが必要だと思い込まされる。 ・その上で加害者は恐怖によって被害者を無力化し、孤立させて徹底的に支配する。 ・自分だけの力で何かを起こすことはほとんど絶望的だと被害者は感じる。 ・たまに優しくされたり、手加減されたりすることで感謝の気持ちが出てくる。 (監禁状態における長期的な支配−屈従関係) ・被害者の自律や人間らしい気持ちを奪う。何でも聞かないとできない。指示と支配なしには生きられない。 ・被害者が逃げることを考えた時には、悔い改めるという約束や泣き落とし、カップルなのだからこれ位は許しあうのが当然という「彼女の中に残る妻や恋人としての最後の望み」を利用する。 ・そのため恐怖と懐疑のあいだを揺れ動くなかで、エネルギーは消耗されていく。 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  9. 暴力を受けた女性の心理 • 学習性無力感 早期の反応強化とそれに続く受動的な行動 • 複雑性PTSD 監禁状態におけるトラウマ 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  10. 暴力をふるう男性像・      振るわれる女性像 あらゆる人種 あらゆる社会・経済的状況の人 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  11. DVの原因ではないもの • 遺伝 • 病気 • アルコールやドラッグ • ストレスや怒り • 手につけられれない態度、行動 • 被害者が加害者を煽動する 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  12. バタラーに共通する特徴 • 自己評価が低い • 虐待関係について、すべて神話を信じている • 男性至上主義者で、家庭における男性の性役割を信じている • 自分の行動を他人のせいにする • 病的なほど嫉妬深い • 二重人格を呈する • 重度のストレス反応をし、このため酒を飲んだり、妻を虐待する • 男らしさを回復するために、セックスを支配的行動として利用することが多い • 自分の暴力行為が悪い毛かを生むとは信じていない 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  13. バタードウーマンに共通する特徴 • 自己評価が低い • 虐待的関係の神話を信じている • 伝統的な家庭主義で、家族の絆を重要視し、女性の性役割について固定観念を持っている • 虐待者の行為について責任をとる • 罪悪感に悩んではいるが、彼女自身が恐怖と怒りを感じていることを否定する • 社会に対しては受け身であるが、それ以上の暴力を受けたり殺されたりしないように環境を操作する強さを持っている • 重度の精神的重圧反応があり、心理生理学的な苦情を訴える • 性行為に基づいた親密な関係を作り上げる • 自分以外に自分の苦境を解決できる者はいないと信じている 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  14. 女性が虐待的関係にとどまる理由 ・暴力は一時的なものであり、また正常ではない状況で  起こったものだと信じる ・彼はきっと変わってくれると願う ・彼の暴力を押さえ彼を助けられるのは自分だけと信じる ・男性はみな暴力を振るうものだと信じる ・経済的に依存している(自立への不安) ・家を出ようとしたら、報復されたり、もっとひどい虐待   を受けるのではないかと恐れている ・孤立、つまり社会(家族)からの支援の欠如 ・諸機関からの援助の欠如 ・将来の不安 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  15. DVの法律 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  16. DV防止法 前文 (前略)配偶者からの暴力は、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害であるにもかかわらず、被害者の救済が必ずしも十分に行なわれてこなかった。又、配偶者からの暴力の被害者は、多くの場合女性であり、経済的自立が困難である女性に対して配偶者が暴力を加えることは、個人の尊厳を害し、男女平等の実現の妨げとなっている。(後略) 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  17. DV防止法:定義 第1条 定義 この法律において「配偶者からの暴力」とは、配偶者からの身体に対する暴力(身体に対する不法な攻撃であって生命又は身体に危害を及ぼすものをいう。以下同じ。)またはこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動をいい、配偶者からの身体に対する暴力等を受けたあとに,その者が離婚をし、又はその離婚が取り消された場合にあっては、当該配偶者であった者から引き続き受ける身体に対する暴力等を含むものとする。 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  18. DV防止法:特徴 • DVの定義をつけたこと • DVは犯罪であること  保護命令(接近禁止命令(本人と子ども)・退去命令2ヶ月)  違反者は罰則(1年以下の懲役又は100万円以下の罰金) • DVは人権侵害・男女差別であること • DV被害者の援助が必要であること  配偶者暴力相談支援センターの設置、相談・援助・一時保護・自立支援(就業促進・住宅の確保など)、警察本部長等の援助 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  19. DV防止法:保健医療関係者の役割 第6条2 医師その他の医療関係者は、その業務を行なうに当たり、配偶者からの暴力によって負傷しまたは疾病にかかったと認められる者を発見したときは、その旨を配偶者暴力相談支援センター又は警察官に通報することができる。この場合において、その者の意志を尊重するよう努めるものとする。 第6条3 刑法の秘密漏示罪の規定その他の守秘義務に関する法律の規定は前二項の規定により通報することを妨げるものと解釈してはならない。 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  20. DV防止法:保健医療関係者の役割 第6条4 医師その他の医療関係者は、その業務を行なうに当たり、配偶者からの暴力によって負傷しまたは疾病にかかったと認められる者を発見したときは、そのものに対し、配偶者暴力相談支援センター等の利用について、その有する情報を提供するよう努めなければならない。 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  21. 援助機関:相談や援助 • 配偶者暴力相談支援センター(各都道府県・市町村) • 警察(生活安全課) • 男女共同参画センターや女性センター • 自治体の福祉関係デスク • 私的な相談機関           など 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  22. DVの実態 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  23. DV被害の現状 配偶者等からの暴力被害経験(複数回答)(女性) 身体に対する暴行を受けた 女性の5人に1人(19.1%)はこれらの行為(A,B,C)のいずれかを1度でも受けている A 恐怖を感じるような脅迫をうけた B 性的な行為を強要された C 命の危険を感じた経験(回答者全体) 女性の約20人に1人が配偶者等からの暴力によって身の危険を感じている 内閣府「配偶者等からの暴力に関する調査」(平成14年) 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  24. 実態:日本 1987年 民間調査 DV被害者の8割以上がけがを負っていた 1992年 大阪府民間調査 DV被害者の約6割は病院で治療を受けていた 2000年 内閣府調査 約20人に1人の女性がDVで命の危険を感じていた 2003年 内閣府調査 繰り返し暴力を受けている人の3人に1人が医療処置が必要となる程のけがを負っていた   DV被害者の4人に3人は医療機関を受診していた 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  25. 実態:アメリカ • 年間100万人の女性が、けがを負っている • 4人に1人 (28%)の女性は、生涯にわたる障害を受けている • 9人に1人が救急治療室で治療を受けている • けが等で障害を受けた女性の2人に1人 (54%) が、救急治療室で治療を受けている • 自殺を図った女性の4人に1人がDV被害者 • 妊婦の5人に1人がDV被害者 • 子どもが虐待を受けている家庭の母親の半数以上がDV被害者 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  26. 被害の深刻化 死亡:年間約200人   心身の健康障害   身体的障害   複雑性PTSD 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  27. DVの影響 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  28. 暴力が及ぼす女性の健康への影響 • 身体的影響 • 妊娠/出産に関する影響 • 精神的影響 • 生活障害 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  29. ・頭部、顔面、頚部、胸郭、乳房、腹部への外傷・頭部、顔面、頚部、胸郭、乳房、腹部への外傷 ・繰り返す性感染症 ・複数の外傷 ・鼓膜穿孔、眼窩骨折、歯損傷、顎骨骨折、顔面骨骨折  頚部圧迫 ・タバコに等よるやけど、胸部損傷、横隔膜損傷、  外陰部損傷、四肢捻転 ・身体の左側の外傷 ・過去に外傷の緊急処置を受けた経験 ・明白な病因のない慢性疼痛症状 ・妊婦の外傷 外傷 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  30. 「関連性のない」健康への影響 • 高血圧 • 糖尿病 • 過敏症大腸炎や過敏症腸症候群 • 子宮内膜症や月経前症候群(PMS) • その他 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  31. DVと身体的愁訴 ・DVを受けている女性に明らかに多いのは、 頭痛、背部痛、食欲不振、性器出血 腟炎、下腹部痛、性交痛、尿路感染症 STI、腹痛、消化器症状 ・婦人科的問題、中枢神経系の問題、あるいは  ストレス関連疾患が50ー70%多い ・身体的暴力に加え性的暴力も受けている場合にはさらに多くなる 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  32. 理解されにくい後遺症 • 頭痛・顔面の傷のその後・・・   偏頭痛、視力低下、難聴、慢性の鼻づまり、噛み合わせ障害など • 手足の傷のその後・・・   痛みに過敏、むくみ、焼け付くような痛み、皮膚・爪・骨の萎縮など • 頚部・腹部圧迫のその後・・・   息苦しさ、下腹部痛など • 骨折やねんざのその後・・・   関節痛、神経損傷によるしびれ感、腰痛など 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  33. 妊娠中の暴力 米国では、0.9~20.1%(3.9~8.3%)の女性が妊娠中にパートナーからDVを受けている。   WHOにおける調査では、4人に1人の女性が妊娠中にDVの被害にあっている。 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  34. 妊娠中の暴力と児の予後警察へ訴え出たDVSeattle、1995-1999年の統計妊娠中の暴力と児の予後警察へ訴え出たDVSeattle、1995-1999年の統計 Obstet Gynecol. 2003 Sep;102(3):557-64. 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  35. 精神的影響 • 睡眠障害 • 薬物濫用(アルコール中毒など) • 不安、パニック • よくうつ • PTSD DV被害者のPTSD有病率は31~84%である • 自殺念慮または未遂 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  36. DV女性の入院歴18ー44歳の女性 Washington1-year retrospective cohort study Am J Public Health. 2000;90:1416-20 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  37. 複雑性PTSD • 感情コントロールの障害 持続的不機嫌、うつ、慢性的な自殺念慮、自分を傷つける行動 • 意識状態の障害 記憶にまつわる障害、離人症、一過性の解離 • 自己イメージに関する障害 絶対的無力感、自分が壊れてしまったよう自覚、自責感と罪悪感、遊離 • 人間関係に関する障害 孤立と引きこもり、人への不信と依存 • その他 絶望感、自暴自棄 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  38. 憂うつで何もする気力がない 何をやってもうまくいかないと感じる 考えが浮かばず、頭の回転が遅くなる 些細なことを過剰に心配する 自分を責めてばかりいる 眠れない 疲れやすい 死にたくなる 人に会うのが苦痛になる 口数が減る 元気がない イライラして見える 妙に落ち着きが無く動き回る 心身共に消耗して見える 注意力・集中力がない 仕事の能率が低下する 自殺を図る 食事量が減る 身辺が不潔になる DV被害とうつ状態 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  39. 日常生活への影響 ・無気力、絶望感 ・いつもびくびく ・自分に自信がなくなる 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  40. 生活への影響 明るく元気なほうである 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  41. 生活への影響 人との付き合いがおっくうである 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  42. 生活への影響 好奇心が旺盛で、行動的である 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  43. 生活への影響 なんとなく自信がない 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  44. DVと子どもの虐待 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  45. 暴力環境下の子どもの影響 • 暴力の被害 • ネグレクトの被害 • 暴力の学習 • 暴力の世代間連鎖 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  46. DVの危険度 致命的な攻撃 身体の暴力、性的な暴行、殺すや死ぬと脅す、 武器を使用 暴力の重大さ 態度や行動で支配する 脅迫、脅えさせる 大切な物を壊す 夫婦間の葛藤、争論、大声でわめく 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した 子どもの数

  47. DVにより健康を害した女性の母親としての態度と子どもDVにより健康を害した女性の母親としての態度と子ども • 身体の様々な障害により子育てに影響を及ぼす • 妊娠中からの暴力が子どもの成長発達に影響を及ぼす • 暴力による精神的影響が、子育てに影響を及ぼす • 夫の子どもへの権威誇示や暴力行為を荷担する • 夫から虐待を受けている女性が自分の子どもを虐待する確率は、そうでない女性に比べて、2倍高い • 暴力によって健康を害した母親に対し、助けることができなかったと子ども自身が自責する 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  48. DV加害者の父親としての態度と子ども 1.パートナーに対する暴力的な態度とは違い、子どもに対して優しい 2.子どもに無関心 3.パートナーの子育てに口を挟み、母親を介して子どもを支配する 4.子どもに対して権威的態度 5.子どもへの虐待 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  49. 1.パートナーに対する暴力的な態度とは違い子どもに優しい親と子ども1.パートナーに対する暴力的な態度とは違い子どもに優しい親と子ども • 経済的な貢献を惜しみなくする   父親の存在を誇示 • 良い父親像をアピール   子どもはアンビバレンス(相反する感情)を抱きやすい • アンビバレンス(相反する感情)な状況、つまり暴力を目撃している状況は、直接に虐待を受け続けている子どもよりも精神疾患の原因になりやすい 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

  50. 2.子どもに無関心な親と子ども • 子どもは所有物、権威が及ぶものと考え子育ては母親の責任であると母親を強要 • 家族のために自分のやりたいことを妥協する、我慢することを嫌う • 子どもについての知識不足 • 発達に相応しくない行動を子どもに要求する • 子どもに身体的な愛情表現をすることが少ない 科学研究費補助金基盤研究(B)により作成した

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