WindowsVista と WindowsXP の違いについて

1. WindowsVistaとWindowsXPの違いについて VegaSystems 研修資料

2. システム要件の違い • WindowsXP ・PentiumⅡ 300MHz のCPU ・128M以上のメモリ ・2.1G以上のハードディスク ・SuperVGA(800×600）以上 　（８M以上のVRAM） • WindowsVista ・1GHz以上のCPU ・1G以上のメモリ ・15G以上のハードディスク ・128M以上のVRAM

3. Ultimate (U) Ultimate は、すべてを求めるユーザーに最適なエディションです。Windows Vista の最上位エディションでは、仕事の世界と遊びの世界の間を自由に行き来できます。Ultimate は、仕事に必要な性能、セキュリティ、モバイル機能と、遊びに欠かせないすべてのエンターテイメント機能を備えています Home Premium (HP) Home Premium は、家庭用デスクトップ コンピュータとモバイル PC に適したエディションです。ユーザーの世界に焦点を絞りながら、自宅または外出先で PC に求められる生産性、エンターテイメント、セキュリティを提供する革新的な設計が採用されています Home Basic (HB) Home Basic は、電子メール、インターネットの閲覧、写真の表示などの基本的なコンピューティングが必要な家庭に適しています。セットアップと保守が簡単で、PC やインターネットで探しているものが簡単に見つかり、予測不能なオンラインの世界からユーザーを守る安全な環境を提供します。 Business (B) Business は、特に小規模ビジネスのニーズに応えるために設計された Windows 初のエディションです。テクノロジのサポート関連の問題に費やす時間を減らし、ビジネスを成功させるためにより多くの時間を費やすことができます。 Business は、現在、そして未来のビジネスに向けた最も信頼できる選択肢です Enterprise (E) IT コストとリスクを大幅に低減するように設計された Enterprise は、複雑な IT インフラストラクチャを抱えた大規模なグローバル企業のニーズを満たすエディションです

4. 基本機能の違い

5. ・パソコンの起動時間の短縮　（スリープ機能）　〔ALL〕・パソコンの起動時間の短縮　（スリープ機能）　〔ALL〕 XPではスタンバイと休止といった方法がありましたが、この方法には欠点がありました。 　　スタンバイでは、メモリに終了状態を記憶させるためシステムの終了と起動は速くなりますが、ノートパソコンのようにバッテリー駆動の場合、バッテリーが切れるとデータが消える問題がありました。 　　また休止の場合は、ハードディスクに終了状態を記憶させるため、システムの終了と起動の速度が遅いという問題がありました。

6. VISTAではこの問題をクリアーするために、スリープ機能を採用しました。VISTAではこの問題をクリアーするために、スリープ機能を採用しました。 　　この機能は、システムの終了状態のデータをまずメモリに保存してすばやく終了します。その後ハードディスクに終了状態を保存します。電気が供給されている間であれば、メモリーから起動し、停電やバッテリーの消耗で電気の供給が切れてメモリ内の終了状態のデータが消えた場合は、ハードディスクから起動するようにします。これにより今までのように起動や終了に時間がかかるという問題を解決しています。

7. ・アプリケーションのレスポンス向上　（SuperFetch、ロープライオリティI/O）・アプリケーションのレスポンス向上　（SuperFetch、ロープライオリティI/O） 〔ALL〕 SuperFetchはアプリケーションの使用頻度を調べ、使用頻度の高いアプリケーションをメモリ内に読み込むことで、起動を早くします。 　　例えばメールソフトなど使用頻度の高いアプリケーションは、他のアプリケーションと比べて起動速度が速くなります。 　　ロープライオリティI/Oはプログラムの優先度にあわせて処理能力をコントロールします。 　　例えばWordやExcelといったアプリケーションを起動している時に、バックグランドでセキュリティーソフトが動いた場合、従来であればメインで使用しているアプリケーションの操作が遅くなる問題がありました。しかしロープライオリティI/Oはメインで使用しているアプリケーションの操作に問題が発生しないように処理能力をコントロールして、バックグランドで動いているセキュリティーソフトの処理を下げます。これにより、通常の操作をスムーズにして処理のもたつき感を低減させます。

8. ・USBメモリよる高速化　（Ready Boost）　〔ALL〕 　　パソコンに搭載できるメモリを超える処理をする場合、処理が遅くなるのを我慢して使うしか方法がありませんでした。例えばノートパソコンの場合、複数のアプリケーションを起動すると処理が遅くなったり、またメモリを増設したくてもたくさんのメモリを増設することができませんでした。 　　しかしReady Boostに対応したUSBメモリを使用すれば、通常のメモリと同じように使用することができ、処理速度の低下を抑えることができます。 ※これは今まで使用していた古いノートパソコンでVISTAを使用する場合にとても有効な方法です。USBメモリを使用することである程度快適にパソコンを使用することができます。

9. ・ファイルの復元　（シャドウコピー）　〔B＆U〕・ファイルの復元　（シャドウコピー）　〔B＆U〕 　　上書きをしたり、削除したファイルを復元する機能です。この機能を使用するためにはシステム保護の設定をONにする必要があります。 ・バックアップ　（Complete PC、バックアップと復元）　〔B＆U〕 　　ハードディスク全体のデータをバックアップできる機能です。これによりデータが消えるなどのトラブルが発生した場合に、簡単に復旧することができます。 ・パソコン全体の暗号化　（BitLocker、ドライブ暗号化）　〔U〕 VISTA Ultimateのみの機能ですが、パソコン紛失によるデータ漏洩を防ぐ機能です。ドライブ全体を暗号化することで、ハードディスクから直接データを取り出しても、中のデータがわからないようにします。 　　しかしこの機能には、壊れたパソコンからデータを復旧できない問題があるため、内部データの定期的なバックアップは必ず必要な作業になります。

10. インターフェイス／検索の違い

11. ・新しいインターフェイス（Aero）　〔HB以外〕・新しいインターフェイス（Aero）　〔HB以外〕 半透明なガラス風のウインドウになるため、背面にあるものを簡単に確認することができます。 　　またこの機能は、画面に表示するための処理を従来のCPUだけに依存した状態からグラフィックカードに分散できるためある程度のグラフィックカードを搭載しているパソコンの場合、従来よりも快適に操作ができる。

12. ・ミニアプリケーション（サイドバーとガジェット）　〔ALL〕・ミニアプリケーション（サイドバーとガジェット）　〔ALL〕 　　画面右側に表示されるサイドバーとミニアプリケーションのガジェット。これらの機能はワイド画面を前提に考え、従来よりも横に広くなった部分に情報を表示することを考えている。現在はまたガジェットが少ないため、便利さは少ないが、今後よいガジェットができれば、利用するユーザーは増える可能性がある。

13. ・動画を壁紙（DreamScenel）　〔U〕 　　動画ファイルを壁紙に設定できます。 ・ペンで操作（Tabletテクノロジ）　〔HB以外〕 　　今まではタブレット用のOSや専用ソフトが必要でしたが、VISTAでは標準でタブレットによる操作を前提とした機能が追加されています。 ・ノートパソコンの設定一元管理（モビリティセンター）　〔ALL〕 ノートパソコンを使用するときに便利な機能を一元管理しています。 　　管理されている機能は、音量調整、バッテリの状態、ワイヤレス ネットワーク、外付けディスプレイ、同期センター、プレゼンテーション設定です。

14. ・ウインドウの状態確認（フリップ３D）　〔HB以外〕・ウインドウの状態確認（フリップ３D）　〔HB以外〕 　　フリップ機能を使用すると、「Alt+Tab」によるファイルやフォルダを切り替えるときに、サムネイルが表示されるようになります。 　　フリップ3D機能を使用すると、「Windowsキー+Tab」によるファイルやフォルダを切り替えるときに、ウインドウが３Dに表示されるようになります。

15. ・タスクバーの進化（ライブサムネイル）　〔HB以外〕・タスクバーの進化（ライブサムネイル）　〔HB以外〕 　　タスクバーの上にマウスポインタを合わせると、サムネイルが表示されます。 ・検索の高速化（クイック検索、検索フォルダ）　〔ALL〕 　　クイック検索は、フォルダーに検索機能をつけることで、開いたフォルダ内のファイルをすばやく探し出すことが可能になっています。 　　検索フォルダは、検索結果を保存することができ、同じキーワードで検索をする場合の効率を上げます。