IAI 日本支部事務局

IAI日本支部事務局 International Alliance for InteroperabilityIndustry Foundation Classes

Topics • Trend • Information System • 建設CALS/EC • IAI Background • Vision/Mission/Values/Goals • What is IFC? • Advantages • IAI and STEP • Schedule • JAPAN Chapter

Trend…　建設産業の現状と要求 • 新しい要求 • データの共有 • 建設コストの制御、工期の短縮 • DXF、STEP、建設CALS • 顧客への高いサービス、信頼 • ISO9000の取得 • 世界市場における競争力の確保

Trend…　建設産業の現状と要求 • 願　望 • プロジェクト変更への迅速な対応 • 設計と施工間の円滑な調整 • 各設計変更を完全に反映した施工図 • 国際入札、海外進出

Architecture Engineering Construction FacilitiesManagement Information System • 施工業者ゼネコンサブコン • 建設資材 • ハウスメーカー • 積算 • 不動産 • ．．．．． • Building Owners • Property Managers • Facilities Managers • Space Planners • MIS Managers • Operations Managers • Architects • 建築設計企画設計　　　ビル設計　　　施設設計住宅設計内部設計景観設計 • インテリア • 都市計画 • ．．．．． • ．．．．． • 構造鉄骨造　　　　　コンクリート造木造石造建築 • Mechanical設備配管 • 電気光源通信セキュリティ • 環境工学音響

企画土地設計計画ＦＭ意匠構造施工設備 Information System • 独特な組織構成 • 多種多様の専門分野 • 特有な設計プロセス • 頻繁に起こる設計変更 • 煩雑なデータ交換 • DXF

データの転送 情報の欠落 Information System データの共有（一般的プロセス）企　画 / 基本設計 / 構造設計 / 意匠設計/解　析 /施工設計/ 設計監理

製　造 計　画設　計管　理「CALS」ってなに？膨大な量のマニュアル・図面製品のライフサイクル管理

建設CALS/EC　-建設省 • 「公共事業支援統合情報システム研究会」の設立 • 平成7年5月 • 「建設CALS整備基本構想」 • 平成8年5月 • 建設関係の公共事業に関わるライフサイクル全体を対象とした、情報の電子化、情報の交換、共有に関する整備 • 「CALS/ECアクションプログラム」 • 平成9年6月 • 公共事業のコスト削減 • 品質の確保・向上 • 事業の効率化・迅速化

１９９８　　１９９９　　　　　　２０００　　　　　　　２００１　　　　　　　２００２　　　　　　　２００３　　　　　　２００４地方拠点ごとの全てのマニュアル完成図書の電子化測量・設計図面　ＣＡＬＳ／ＥＣセンタ設立電子化のＣＡＤ化３次元・地図情報等　ＧＩＳ／ＣＡＤの連携、統合数量拾い・積算システムの連動化全ての申請届出オンライン申請・届出２４時間取り扱い ( 資格審査申請 / 技術提案の授受 ) 電子調達システムの導入全ての案件のオンライン調達化電子決裁システム電子稟議の導入　　　　　　の導入統合ＤＢ成果物の電子納品（既存システム電子承認証システムとの連携完了）　　　　　　　　の導入 EC ｼｽﾃﾑ開発パイロットシステム開発 Electronic ：建設省フイ - ルド実証実験 Commerce EDI: Electronic Data Interchange CALS/EC 建設調査・研究のﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ建設CALS/EC 富士通株式会社建設CALS/ECへの対応」より

総合技術開発プロジェクト （CALS総プロ）土木建築建設に関連するCALS/EC/EDI推進団体通商産業省建　設　省経済局大臣官房技術調査室（財）日本情報処理開発協会公共工事支援統合システム研究会（財）建設業振興基金産業情報化推進センター STEP 推進センター CALS推進協議会（社）日本建材産業協会建設CADデータ交換コンソーシアム CI-NET （建設EDI）（財）日本建設情報総合センター建設CALSセンター KISS推進協議会第1委員会第2委員会政策委員会 EDIFACT 日本委員会国内組織 IAI日本支部国際組織 IAI ISO9735 ISO10303 国際標準化機構（ISO） A/E/C SYSTEMS JAPAN組織委員会事務局　「A/E/C SYSTEMS JAPAN’97特別企画展」文献参照

IAI background • 1994年10月に共通の目的をもつ12の建設産業に関連する企業より発足 • 各建設分野の企業で構成 • 設計業 • 製造業 • 施工業者 • 設備業者

IAI background • コンセプト設計への取り組み • AEC Systems ‘95 にて発表 • ARX based • 40 class object model • 8 アプリケーションによる連携デモ

IAI background • 1995年9月にメンバー募集 • 現在では世界中で9chapterが構成 • Australasia • French Speaking • German Speaking • Japan • Nordic countries • North America • Singapore • UK • Korea(‘98.4月発足）

IAI = 全世界の AEC 同盟 • 9 chapters, 21 ｶ国, 600 以上の企業で構成

IAIの主な参加企業 • 600 以上の企業 • 設計 • 製造業（資材メーカー　etc.） • 施工業者 • ビルディングオーナー（施主、不動産） • ビル管理 • ソフトウェアベンダー

各国際支部の状況 ‘98 5月現在 • NA Chapter 120 • 分科会数 7 スポンサー企業を募集中 • UK Chapter 70 • 分科会数 5　　政府からの援助あり • German Chapter 64 • 分科会数 7 多くのCADベンダーが参加 • Singapore Chapter 12 • 現在まだ組織作りの最中（‘97年9月に正式発足） • Nordic Chapter 127 • 政府からの援助あり（VEGA Project） • French Chapter 70 • Australasia Chapter 20 • 97年10月正式発足 • Korea Chapter 11 • 98年4月正式発足 • Japan Chapter 120

IAI Vision 建設産業においてデータの　　相互運用を可能にすること • 高精度なデータ共有（分割されたものではなく、統合されたものとして） • コストの削減 • 品質の向上 • ミスの削減

IAI Mission（使命） • 建設産業のライフサイクルに併せ、建設分野で取り扱う共有情報を基とするIFC（Industry Foundation Classes）の仕様を、定義、発展、広めること

IAI Values（意義） • 非営利団体であり誰でも会員に • 国際的な活動 • 結果重視 • 参加企業によるＩＦＣの仕様の決定 • タイムリーな仕様の配布 • 全てのベンダーへの仕様の開放 • IFC の拡張性及び発展性を約束

企画土地設計計画ＦＭ意匠構造施工設備 IAI Goal • 情報の共有 • 同時アクセス 3D Object 共有プロジェクトモデル

データの転送 情報の欠落 IAI Goal 通常のモデル：企　画 / 基本設計 / 構造設計 / 意匠設計/解　析 /施工設計/ 設計監理相互運用の概念：

IFC Industry Foundation Classes • 建設産業におけるオブジェクトクラスのライブラリ • ソフトウェアに制限を受けることなく、相互運用を可能にするオブジェクトを共有するためのメカニズムを供給

Graphic Entityとして line line 壁 line line line 柱柱 line line line line ドア arc Object Modelとして壁壁柱柱柱柱ドアドア IFC は... • DXFがgraphic entity（line,arc,circle）で変換するのに対し、IFCはobject（wall，door，window）で変換 DXFでは．．． IFCでは．．．

IFC は... • IFCはDXFのように全世界で利用できるように公開され、すべての建設ソフトウェアに携わる会社より供給される • IFCは建設ライフサイクルの中でデータを共有するための高水準な“言語”を供給

Application Defined(Extension Data) Behavior inOwning Application Industry Generic(IFC - shared) Behavior inInteroperableApplication CAD defined Current Model New Model データモデルの交換

IFCデータモデル EXPRESS A社 IFC Model 動的データ交換 A CAD ベンダーＡ社 IFC Object Model B社 IFC Model B CAD ベンダーＢ社 C社 IFC Model C CAD ベンダーＣ社クロスプラットフォーム静的データ交換データモデルの交換

ユーザ 追加仕様フランス仕様建築意匠コアモデルドイツ仕様設備日本仕様建設監理土木 IFC Object Modelと　ドメイン（専門分野）拡張モデル

ユーザでの利点 情報共有が可 • 必要とするアプリケーションの選択が自由 • 建築ライフサイクルの中での情報増進 • 情報共有 = ミス検索のような時間の削減 • CADデータとNon-CADデータとのリンク

建築産業における利点 効　率: • 優れた情報のマネージメントをすることによりコスト制御が図れる • ハイレベルな言語（＝IFC）を利用することにより、幅広く情報を共有することが可能 • プロジェクト情報を共有することで、情報が欠落することなく、次のタスクで情報を

IAI と STEP • 96年10月 • STEPとFormal Liaisonの関係を結ぶことを提案 • 97年7月 • ISO STEPと Category ‘A’ liaison を結ぶ

IAI / STEP との共同作業 • IFC Core model はSTEP P106 BC Core Modelと • IFC Geometry はSTEP AP225 - Explicit geometryと • IFC HVAC model はSTEP AP228 - HVACと • IFC Structural model は STEP AP230 - Steel Frame Structuresと調整を図っている

IFC Release 1.0 • スケジュール：97年1月 • 適応範囲: • Cross industry core • Architecture • Cost Estimating • Scheduling • Limited HVAC and FM

IFC R1.0 インプリメンテーション • 17 企業/ 7 ｶ国 • デモ • Germany - ACS (96年11月) • France - Constructique (97年5月) • US - AEC Systems (97年6月) • Japan - AEC Systems (97年9月) • Germany - ACS (97年11月)

IFC Release 1.5 • スケジュール： 97年11月 • 適応範囲: • Implementers feedback • Model structure • Plug-ins architecture • Tools for implementers • Conformance Certification program

IFC R1.5 インプリメンテーション • ユーザーへのFirst ship - in 1998 • インプリ開始 - 97年9月 • Toolboxes は3企業から販売 • non-CAD ベンダーを含む、24以上のベンダーがインプリ開始 • デモプラン • A/E/C SYSTEMS（US） - 98年6月 • A/E/C SYSTEMS（JAPAN） - 98年9月 • 11社、1研究機関によるデモ

◆Implementation向け対象部材検討 • 柱（直方体）: IfcColumn • 壁（直方体、円弧）: IfcWall • 床スラブ（フラット）: IfcFloor • 梁（直方体）:IfcBeam • 部屋 : IfcSpace • 床（フラット）: IfcCovering（GenericType＝Flooring） • 天井（フラット）:IfcCovering（GenericType＝Ceiling） • 仕上げ（四角、一層）:IfcCovering（GenericType＝WallCovering） • サッシ（単純形状）: IfcDoor、IfcWindow • 開口（四角）: IfcOpeningElement • 通り芯（直線、円弧）: IfcGridAxis • 屋根 : IfcRoofSlab • 階段 : IfcBuiltIn • 部品 : 保留（対象部品は、トイレ、流し、机、椅子） • 接続情報 : IfcRel***（Implementation Agreementsを参照）

通り心 敷地ＩＦＣルート建物 IfcRoot 1..N コンテナ(敷地）グリッドレベル IfcRelContains IfcGridLevel 1 コンテナ(建物） 1 IfcRelContains デザイングリッド敷地 1..N 1 IfcDesignGrid 1 通り心 IfcSite IfcGridAxis オブジェクト建物 IfcObject 2..N 階 IfcBuilding 幾何情報 1 モデリング補助 IfcProductShape 通り心交点 IfcModelingAid 1 コンテナ(階） 1..N IfcGridIntersection 0..1 IfcRelContains 1..N 制御位置 1..N IfcConstrained プロダクト階（Project,Site,Building以外） Placement IfcProduct IfcBuildingStorey 1..N 空間（Project,Site,Building以外） 1 コンテナ(空間） SELECT IfcRelContains 位置情報要素空間 IfcLocalPlacement IfcElement IfcSpace 空間要素 1..N 1 IfcSpatialElement 1..N 接続関係建物要素境界 IfcRelConnectsElements 1 IfcSpaceBoundary 建具要素の関係開口要素の関係 1..N IfcRelFillsElements IfcRelVoidsElements 1 建物要素 1 IfcBuildingElement 空間の分割関係窓 IfcRelSeparatesSpaces IfcWindow 屋根 1..N 開口要素 IfcRoofSlab ドア IfcOpeningElement 壁 IfcDoor 柱梁 IfcWall IfcColumn 床 IfcBeam IfcFloor 仕上 IfcCovering 仕上要素の関係 1 1..N IfcRelCoversBldgElements '98 A/E/C JAPANで利用するＩＦＣ派生関係属性を保持属性の集合を保持 (IFC1.5をベース) '98 A/E/C JAPANで利用するIFC

◆デモストーリ検討（案） Group A Group B 意匠系意匠系意匠系設備系意匠系積算系構造系設備系意匠系意匠系意匠系意匠系

IFC Release 2.0 • スケジュール： 99年初旬　 • 適応範囲: • Architecture • HVAC • Code checking • Cost Estimating • Simulation • FM

IFC Release 3.0 • スケジュール： 2000年初旬 • 現在既に開始されている • 適応範囲: • More Architecture • more HVAC • more Code Checking • Structural, Electrical, Lighting • more Simulation • more FM

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