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次世代の自動車について. 1、ハイブリッド車について 中江 脩 ①今後の販売予測 ②課題 ③次世代のハイブリッド車 ④さらなる普及に向けて 2、電気自動車について 赤瀬 諒 ①電気自動車の現状 ②なぜこれまで普及してこなかったのか ③電気自動車の将来 ④課題、まとめ 3、水素自動車について 和田貴史 ①水素自動車とは ②現在とこれから ③課題 ④まとめ. 概要. 人々の環境意識の高まりや、昨今の原油高の影響でハイブリッド車などのエコカーに注目が集まっている。
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次世代の自動車について 1、ハイブリッド車について 中江 脩 ①今後の販売予測 ②課題 ③次世代のハイブリッド車 ④さらなる普及に向けて 2、電気自動車について 赤瀬 諒 ①電気自動車の現状 ②なぜこれまで普及してこなかったのか ③電気自動車の将来 ④課題、まとめ 3、水素自動車について 和田貴史 ①水素自動車とは ②現在とこれから ③課題 ④まとめ
概要 人々の環境意識の高まりや、昨今の原油高の影響でハイブリッド車などのエコカーに注目が集まっている。 エコカーの登場で自動車市場はどのように変わっていくのか、またどのエコカーが普及するかを予想した。
①今後の販売予測 このグラフは2005年に発表されたハイブリッド車の販売台数と以後の販売予測のグラフである。 現在、世界累計販売台数は200万台を突破した。国内の年間新車販売台数では、約20%を占めるまでになった。 近年、販売台数を急速に増やし続けているハイブリッド車だがガソリン車にとってかわるまでには至っていない。次のページでハイブリッド車が抱えている課題を紹介する。
②課題 ハイブリッド車の購入をためらう主な理由 ●欲しいけどまだ割高? コンパクトカーと比べると、やはりまだ割高である。その差は少なくなってきているが、ハイブリッド車と普通の車との価格の差額分をガソリン代に当てると、数万キロ分になる。 ●車種選択の幅が少ない? レクサスもハイブリッド車を販売しているが、実際のところ、販売されているほとんどの車はプリウスとインサイトである。 ●メンテナンスなど技術的な問題? 普通のガソリン車にモーターを登載しているためにメンテナンスに余計なコストがかかってしまう。
③次世代のハイブリッド車 プラグインハイブリッド車 ・完全にモーターのみでも駆動できるハイブリッド車 ・充電は家庭用電源でできる ・バッテリー容量が改善したらすぐにでも販売可能 走行実証実験はもう始まっている!
ハイブリッド車との比較 現在のプリウス プラグイン・プリウス 駆動:エンジンが低回転のときは、モーターを使用し発進、加速する。極低速時にはモーターのみで走ることができる(10km程度) 充電:エンジンによる充電、ブレーキ時のエネルギーによる充電 燃費:38.0km/ℓ(10・15モード燃費) 価格:約200万円~ 駆動:現行と同じだが、モーターのみでも走行可能(20km程度) 充電:家庭用電源で2時間~3時間 燃費:現行と同等、モーターのみならガソリンを消費しない 価格:50万円ほど高くなる? 現在のハイブリッド車よりも、電気による駆動が多くなることによって、消費する燃料の量も減少する。電気代の安い深夜に充電しておけば、充電コストも低い。また環境への負荷もハイブリッド車に比べて低い。
④さらなる普及にむけて 現在はトヨタ、ホンダの2社がハイブリッド車の販売では、リードしている。しかし、日産は2010年に、欧州各社も2010年以降にハイブリッド車の販売を予定している。 現在のハイブリッド車市場はトヨタ、ホンダの2社によって占められているが・・ 日産や欧州各社がハイブリッド車市場に参入! 消費者のニーズに合ったハイブリッド車の開発によって市場が活性化! さらなる市場の発展が期待できる!
①電気自動車の現状 ・電気自動車の保有台数は、2002年をピークに年々減り続けている。
・生産台数に関しては、2002年に数百台あるのみで、それ以降はほぼ生産も販売もされていない。・生産台数に関しては、2002年に数百台あるのみで、それ以降はほぼ生産も販売もされていない。 ・現在の日本市場での普及台数は約1万台である。 ・ただし、そのほとんどが原付自動車である。
②なぜこれまで普及してこなかったのか 普及してこなかった理由として・・・ ⅰ電池の性能とコストの問題 ・電気自動車の価格の約8割が電池の価格である。 ⅱ政府や自治体の政策の配慮 ・今まで政府や自治体が電気自動車に対してあまり力を入れていなかった。 ⅲ石油業界や自動車業界の抵抗や反発があった ・電気自動車が普及してくると、ガソリンの需要がなくなることが予想される。1990年代にアメリカで電気自動車の普及一歩手前までいったところで、石油業界が反発することがあった。 この3点が考えられる。
③電気自動車の将来 ・2010年には10万台、2015年には50万台、2020年には100万台の普及が見込まれる。 ・2020年にはハイブリッド車の6分の1しかない。
普及には何が必要なのか ①電池の性能とコストの問題 ・電気自動車の価格400万円のうち約300万円が電池の価格である。(iMiEV) ・現時点ではその電池で約100kmしか走ることができない。 ②政府や自治体の政策 ・神奈川県の取り組み「かながわの電気自動車への挑戦」
④これからの課題、まとめ ・現時点ではほとんど普及していない。 ・普及のためには、電池などのコスト削減やインフラ整備、政府また自治体の協力が必要。 ・電池コストの削減と性能の向上にはまだ時間がかかる。 ・政府や自治体は電気自動車に対する優遇策をとっており、普及への道は確実に進んでいる。
①水素自動車とは • ・燃料電池自動車の一種でクリーンで省エネルギーな環境にやさしいクリーンエネルギー自動車のこと。 ・水素自動車は従来の自動車が燃料から出るエネルギーの2倍以上を活用することができる。
②現在とこれから ●現在 ・現在は国内の販売先は官公庁などの一部にすぎない。 リース販売のみ →相手に車体を売り渡すのではなく、リース販売に限られている。これまでのリース台数は、国内外でホンダは35台、トヨタも18台とわずか。 ・水素を補給する水素ステーションも現在首都圏を中心に12ヶ所しかない。水素の製法としては、脱硫ガソリン・LPG・メタノール・都市ガスなど炭化水素原料の水蒸気改質、アルカリ水電解、など様々な方式を採用している。
図 :自動車メーカー各社の燃料電池車に対する取組み
●これから ・トヨタ自動車は車の完成度を高めつつ今後10~15年かけてインフラ整備と市場ニーズを見ながら事業化を検討していく。 ・政府は20年に国内の販売台数が500万台が目標 ・日産自動車は2010年代半ばまでにはコストを下げて、 2010年代早期に新型車を北米、日本に投入する方針。 図 :水素自動車(燃料電池自動車)の将来目標 インフラ整備が必要 ・水素自動車が走行用燃料を含む総コストで従来型自動車と 同等の競争力を持つようになるのは2023年頃と予測
③課題 一番の難関はコスト ・現在、各社がリース販売している燃料電池車は一台約数千万円である。 ・燃料の水素 →税抜きのガソリン単価に換算すると 4~9割増しという試算もある。 ・現在の技術では3~5年で発電装置が劣化し、最高出力が落ちるとされる。水素自動車の耐用年数はガソリン車並みの10年が目標だが、発電装置の改善は進んでいないのが実情。
④まとめ ・水素自動車の普及については欧州が先行しており、2020年までに自動車の5%を水素燃料で走行するものにすることが目標として掲げられている。2002年には「水素・燃料電池に関するハイレベルグループ」が欧州委員会内に設置された。また、2005年までの間に行われた「欧州FCバス実証走行プロジェクト」では、30台のFCバスによる2年間の実証走行試験が、欧州8ヶ国・10都市で実施された。さらに、ドイツなど各国で行政主導による実用化に向けたさまざまなプロジェクトが動き始めている。 ・日本は研究開発での蓄積があるが,実用化では 欧米企業に遅れている。 ・今後20年~30年後には現在普及しているガソリン車などに代わる主流の車になる可能性がある。
全体のまとめ ・現在はガソリン車が自動車全体の9割弱を占めている。しかし、プリウスやインサイトなどが話題になってきているように、ハイブリッド車も近年急激に台頭してきている。 ・電気自動車は現在の市場規模はほぼゼロに近いが、今年は電気自動車元年と言われているように、i-MiEVやプラグインステラなど次々と車種が発表された。今後も自動車市場を賑わすことになるだろう。 ・水素自動車は現在技術的な課題があり、ほとんど普及しておらず、ハイブリット車や電気自動車には後れをとるが将来他の車種と同等の競争力を持つ可能性がある。