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画像計測 講義. (第4巻). 3年次後期2単位選択 担当: 玉野 和保. 単元7(1/23). 第7単元 画像の解析(色の解析). 講義で話したいこと. 色の表現. 表色系: 混色系と顕色系. TV の表色系: . 色の検出. 色変換処理. 色抽出処理. 単元7(2/23). 表色系の種類. 混色系の色表現. 加色混色と減色混色. RGB 表色と XYZ 表色. XYZ 表色と UCS 表色. YIQ 表色系と NTSC. 顕色系の色表現. マンセル表色系. オストワルト表色系. HSI 表色と ULCS 表色. 単元7(3/23).
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画像計測 講義 (第4巻) 3年次後期2単位選択 担当: 玉野 和保
単元7(1/23) 第7単元 画像の解析(色の解析) 講義で話したいこと 色の表現 表色系: 混色系と顕色系 TVの表色系: 色の検出 色変換処理 色抽出処理
単元7(2/23) 表色系の種類 混色系の色表現 加色混色と減色混色 RGB表色とXYZ表色 XYZ表色とUCS表色 YIQ表色系とNTSC 顕色系の色表現 マンセル表色系 オストワルト表色系 HSI表色とULCS表色
単元7(3/23) 加色混色と減色混色の違い 加色混色と減色混色 加色法による3色からの色合成 減色法による3原色からの色合成
単元7(3/23) 加色混色と減色混色の違い 180度回転させると 加色混色と減色混色 加色法による3色からの色合成 減色法による3原色からの色合成
単元7(3/23) 加色混色と減色混色の違い 180度回転させると 加色混色と減色混色 加色法による3色からの色合成 減色法による3原色からの色合成
単元7(4/23) RGB表色系による色表現 W.D.WrightとJ.Guildの等色実験で定義 CIE(Commission Internationale de L’Eclairage)による3原色 R:700.0 nm G:546.1 nm B:435.8 nm で定める
単元7(5/23) XYZ表色系による色表現 RGB表色系では負値になる等色関数で構成。 XYZ表色法は、RGBの色刺激を座標変換し、正値で誤りが無い計算法 xy表色法による色表示
単元7(6/23) XYZ表色系とUCS表色系の関係 xy表色法による色表示 UCS表色法による色表示 xyz表色系での2色度間の距離を感覚的色度感と対応させる
単元7(6/23) XYZ表色系とUCS表色系の関係 Uniform Chromaticity Scale System xy表色法による色表示 UCS表色法による色表示 xyz表色系での2色度間の距離を感覚的色度感と対応させる
単元7(6/23) XYZ表色系とUCS表色系の関係 混色系における色感覚に基づく心理物理色の均等性に着目して変換 xy表色法による色表示 UCS表色法による色表示 xyz表色系での2色度間の距離を感覚的色度感と対応させる
単元7(6/23) XYZ表色系とUCS表色系の関係 xy表色法による色表示 UCS表色法による色表示 xyz表色系での2色度間の距離を感覚的色度感と対応させる
単元7(7/23) YIQ表色系 1953年にNTSCがカラーTV放送用標準表色系として採用 XYZ表色系を基準
単元7(7/23) YIQ表色系 Y: 輝度信号 モノクロ受像器対応 I :黄からシアンへの色差信号 Q:緑からマゼンダへの色差信号
単元7(8/23) カラー画像の情報量(単元3 11/11の再掲) カラー画面の表示法 減色法による3原色からの色合成 xy表色法による色表示
単元7(8/23) カラー画像の情報量(単元3 11/11の再掲) カラー画面の表示法 減色法による3原色からの色合成 NTSCでは2色で表示 xy表色法による色表示
単元7(9/23) NTSC方式による色表示
単元7(10/23) 表色系の種類 混色系の色表現 加色混色と減色混色 RGB表色とXYZ表色 XYZ表色とUCS表色 YIQ表色系とNTSC 顕色系の色表現 マンセル表色系 オストワルト表色系 HSI表色とULCS表色
単元7(11/23) マンセル表色系による色表現 色相環 マンセル色立体模型 米国の画家A.H.Munsellが提唱 心理的考察から色相、彩度、明度の3属性で表示
単元7(11/23) マンセル表色系による色表現 色相環 米国の画家A.H.Munsellが提唱 心理的考察から色相、彩度、明度の3属性で表示
単元7(11/23) マンセル表色系による色表現 色相環 米国の画家A.H.Munsellが提唱 心理的考察から色相、彩度、明度の3属性で表示
単元7(12/23) オストワルト表色系による色表現 色相環 独国の化学者W.Ostwaldが提唱 心物理的考察から楕円錐体で構成
単元7(13/23) HSI表色系 色相:H(Hue)、彩度:S(Saturation)、明度:I(Intensity) 照明むらがあっても色合い成分が同じ場合同じR、G、B値にするために、画像の色情報R、G、Bを一定輝度で規格化し、r、g、bで表示する。
単元7(14/23) ULCS表色系 UCS表色系: 混色系の色感覚に基づく心理物理色の均等性 ULCS表色系: 顕色系の知覚色の均等性 L*u*v*表色系 L*a*b*表色系
単元7(14/23) ULCS表色系 Uniform Ligntness-Chromaticity Scale System UCS表色系: 混色系の色感覚に基づく心理物理色の均等性 ULCS表色系: 顕色系の知覚色の均等性 L*u*v*表色系 L*a*b*表色系
単元7(14/23) ULCS表色系 UCS表色系: 混色系の色感覚に基づく心理物理色の均等性 ULCS表色系: 顕色系の知覚色の均等性 L*u*v*表色系 L*a*b*表色系
単元7(15/23) L*u*v*表色系 CIE1976(L*u*v*)空間 均等知覚色空間としてCIEが1976年に制定 Yn: 物体色と同一照明下の完全拡散面の色刺激 Yn =100で標準化 u’、v’: CIE色度座標値 u’n、v’n: CIE色度座標値の標準値
単元7(16/23) L*a*b*表色系 CIE1976(L*a*b*)空間 均等知覚色空間としてCIEが1976年に制定
単元7(17/23) 講義で話したいこと 色の表現 表色系: 混色系と顕色系 TVの表色系: 色の検出 色変換処理 色抽出処理
単元7(18/23) 色変換処理 疑似カラー表示と偽カラー表示 疑似カラー表示: モノクロ画像の濃淡レベルに色割り付け 偽カラー表示: 3種類の画像f1、f2、f3を変換関数ΦR、 ΦG、 ΦBでRGB表示し重ね合わせて表示 差や変化の強調表示 特徴の強調表示 応用面
単元7(19/23) RGB表示と諸表色系への変換処理 R、G、B表示画像の保存 ベクトル画像として HIS表色画像 RGB表示画像 ULCS表色画像 ・・・・・
単元7(20/23) 色抽出処理 適用技術 • 色彩距離変換と2値化 • 多次元スライス(2値化の論理積) • クラスタリング(K-mean、最尤度法など)
単元7(21/23) 色彩距離による抽出例
単元7(22/23) 多次元スライスによる抽出例
単元7(23/23) クラスタリングによる抽出法 K-mean法
単元8(1/23) 第8単元 閾値処理による画像処理 講義で話したいこと 閾値処理の役割と処理法 閾値処理法概要:画像の明度2値化、クラス化 画像の2値化の閾値処理法の種類 閾値処理の実際 画像の2値化の応用事例 クラス分割化の応用事例
単元8(2/23) 画像の明度2値化処理(単元6(12/14)の再掲) 白黒の2値で画像を表示 物体の有無の検出 傷や穴、文字などの有無の検査 物体の形状の計測 輪郭の計測 形状面積の計測 形状長の計測 すべての画素を最小値(00h)に すべての画素を最大値(FFh)に 濃度値 閾値で白か黒の2値に変換
単元8(3/ 23 ) 画像の明度2値化処理法(単元6(13/14)の再掲) 固定閾値法 p-タイル法 画像内の対象物の専有面積pに白黒の割合を一致させる モード法 濃度分布の2つの山の谷で2値化 画素毎または小領域で最適閾値を決定 移動平均法、部分画像分割法 可変閾値法 濃度分布で2クラス分離で分離距離を最大にする値で2値化 判別分析法
単元8(4/ 23 ) p-タイル法 画像内の対象物の専有面積pに白黒の画素の濃度割合を一致 対象図形の面積概略が既知の場合に有効 すべての画素を最小値(00h)に すべての画素を最大値(FFh)に 対象物の面積が少ない画像でも、閾値をその画像に合わせて移動できるので、効率よく対象物が取り出せる 濃度値
単元8(5/ 23 ) 固定閾値法 p-タイル法 画像内の対象物の専有面積pに白黒の割合を一致させる モード法 濃度分布の2つの山の谷で2値化 画素毎または小領域で最適閾値を決定 移動平均法、部分画像分割法 可変閾値法 判別分析法 濃度分布で2クラス分離で分離距離を最大にする値で2値化
単元8(6/ 23 ) モード法 濃度分布の2つの山の谷で2値化 対象図形と背景の濃度差大で有効 閾値を双峰の谷の最小点に設定 すべての画素を最小値(00h)に すべての画素を最大値(FFh)に 谷の部分を検出する前処理が必要 濃度値
単元8(9/ 23 ) 固定閾値法 p-タイル法 画像内の対象物の専有面積pに白黒の割合を一致させる モード法 濃度分布の2つの山の谷で2値化 画素毎または小領域で最適閾値を決定 移動平均法、部分画像分割法 可変閾値法 判別分析法 濃度分布で2クラス分離で分離距離を最大にする値で2値化
単元8(10/ 23 ) 可変閾値法(動的閾値法) 画素毎または小領域で最適閾値を決定 輝度むらや影による輝度レベル変化がある画像に適用 移動平均法 画素の輝度f(i,j)とその近傍の局所平均輝度値a(i,j)と比較 部分画像分割法 画像を複数の部分画像に分割 各領域で決定した最適な閾値をなめらかに結合 隣接領域を半分重ねる。 結合には平均法を採用
単元8(11/ 23 ) モード法と可変閾値法の比較 モード法 濃度分布の2つの山の谷で2値化 画素毎または小領域で最適閾値を決定 移動平均法、部分画像分割法 可変閾値法
単元8(12/ 23 ) 可変閾値法(部分画像分割法)事例 画像を複数の部分画像に分割 各領域で決定した最適な閾値をなめらかに結合 隣接領域を半分重ねる。 結合には平均法を採用
単元8(13/ 23 ) 固定閾値法 p-タイル法 画像内の対象物の専有面積pに白黒の割合を一致させる モード法 濃度分布の2つの山の谷で2値化 画素毎または小領域で最適閾値を決定 移動平均法、部分画像分割法 可変閾値法 判別分析法 濃度分布で2クラス分離で分離距離を最大にする値で2値化
単元8(14/ 23 ) 判別分析法 濃度分布を2クラスに分離できる最大分離距離で2値化 画像の輝度レベルをレベルkで{1,2,・・・k}と{k+1,k+2,・・・,L}に2分 クラス間分散σB2(k)と画像全体の分散σr2(k)より η=σB2(k)/σr2(k) が最大値になるようにkを設定する ただし
単元8(15/ 23 ) 講義で話したいこと 閾値処理の役割と処理法 閾値処理法概要:画像の明度2値化、クラス化 画像の2値化の閾値処理法の種類 閾値処理の実際 画像の2値化の応用事例 クラス分割化の応用事例
単元8(16/ 23 ) クラスタリングによる抽出法 単元7(23/23)の再掲 クラス分割の閾値決定が問題 K-mean法
単元8(17/ 23 ) 講義で話したいこと 閾値処理の役割と処理法 閾値処理法概要:画像の明度2値化、クラス化 画像の2値化の閾値処理法の種類 閾値処理の実際 画像の2値化の応用事例 クラス分割化の応用事例