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移動ベクトル概念確認. <移動ベクトルの概念及び値の符号についての再確認>. JAXA/EORC 正木 2013.02.04. 1.Version1 との違い. Version1 での移動ベクトルの概念の確認. t. t-1. t+1. Version1 の場合、時刻 t-1 から t へのベクトルを算出する( FW の場合). : FW プロセスで作成される移動ベクトル( Output される移動ベクトル). : FW プロセスで実際に雨域に適用される移動ベクトル. ※Version1 には BW という概念はまだない。. 1.Version1 との違い.
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移動ベクトル概念確認 <移動ベクトルの概念及び値の符号についての再確認> JAXA/EORC 正木 2013.02.04
1.Version1との違い Version1での移動ベクトルの概念の確認 t t-1 t+1 Version1の場合、時刻t-1からtへのベクトルを算出する(FWの場合) :FWプロセスで作成される移動ベクトル(Outputされる移動ベクトル) :FWプロセスで実際に雨域に適用される移動ベクトル ※Version1にはBWという概念はまだない。
1.Version1との違い Version2での移動ベクトルの概念の確認 t t-1 t+1 Version2の場合、時刻tからt-1へのベクトルを算出する(FWの場合) Version2の場合、時刻tからt+1へのベクトルを算出する(BWの場合) ※NRTはFWと同じ考え方 :FWプロセスで作成される移動ベクトル(Outputされる移動ベクトル) Version2はVersion1と比べて、東西、南北ともに符号が逆になる。 :FWプロセスで実際に雨域に適用される移動ベクトル :BWプロセスで作成される移動ベクトル(Outputされる移動ベクトル) :BWプロセスで実際に雨域に適用される移動ベクトル
2.GrADSで描画【U, V成分で描画】 移動ベクトルVersion1 南北方向 東西方向 久保田さん資料 移動ベクトルVersion2 南北方向 東西方向 Version2はVersion1と比べて、東西、南北ともに符号が逆になる。 正木確認
2.GrADSで描画【ベクトルで描画】 2007.01.01 00Z 2007.01.01 00Z +YREV +YREV 2007.01.01 00Z +YREV ・移動ベクトルは、「北」からデータが入っている。 ・GrADSは「南」から描画しようとするので、CTLファイルに「Option YREV」が必要。 次に の領域で、値の符号について確認してみる。 GrADSコマンド ga> d skip(u, 15,15);skip(v, 15,15)
2.GrADSで描画【ベクトルで描画】 2007.01.01 00Z 2007.01.01 00Z 2007.01.01 00Z U V Vector ・気象学における東西成分において、西風(西→東)「正」、東風(東→西) 「負」 ・気象学における南北成分において、南風(南→北)「正」、北風(北→南) 「負」 気象学の定理に則り、GrADSはベクトル表記 Version2は正負を逆にしなければならない。 -Vector -U -V
3.雲の動きと重ねてみる → 南北方向が合っていない? 平成22年2月22日(月)17:00~18:30 牛尾先生、可知さん、久保田さん、RESTECで打合せ。
3.雲の動きと重ねてみる 【議事録より】 JAXA/久保田さんからいただいたVer.1の移動ベクトルを雲と重ね描きをしたところ、Ver.2の移動ベクトルを重ね描きする際に起きた現象と同じ現象が起きた。気象学における東西南北の認識としては、西風(西から東へ向かって吹く風)を「正」、南風(南から北へ向かって吹く風)を「正」としているが、アルゴリズム上では南北方向における正負が、気象学における南北の認識と逆になっているのではないか?(RESTEC) → アルゴリズムを確認してみる。今後はどうするべきか?(阪大/牛尾様) →リプロセス版において、気象学における東西南北の符号と統一させればよいのではないか。(JAXA/可知様、久保田様) →リプロセス版を走らせるにあたり、東西南北の符号を気象学におけるそれと統一させたソースコードをいただきたい。(RESTEC) →改訂版を送る。(A/I: 阪大/牛尾様) 実際にアルゴリズム内で適用されている移動ベクトルの方向を確認するため、カルマンフィルタを外してGSMaP_MV処理を行ったところ、雨域と雲の動きは同期していた。つまり、アルゴリズム内で移動ベクトルは正常(雲が動く方向と同じ方向)に適用されていることが確認できた。(RESTEC) まとめると・・・。
3.雲の動きと重ねてみる • 雲の動きと、雨域の動きが一致しているため、アルゴリズム上は特に問題ない。 • 符号について • ○ Version1 • ・南北成分が、気象学の定理(南風(南→北)「正」、北風(北→南) 「負」)とは逆 • ・東西成分 は、気象学の定理(西風(西→東)「正」、東風(東→西) 「負」 )と同じ • ○ Version2 • ・南北成分が、気象学の定理(南風(南→北)「正」、北風(北→南) 「負」)と同じ • ・東西成分 は、気象学の定理(西風(西→東)「正」、東風(東→西) 「負」 )とは逆 • アルゴリズムを上記の定理と合わせてもらうことになっていたが、改修コードはいただいていない。 • GrADSもしくはその他のソフトで描画する際には、Version2の概念(U, V成分にマイナスをかける)を適用した後、さらに南北成分に「-1」をかける必要がある(つまりは、南北成分にマイナスをかけなくて良いことと同義)。
4.雲の動きと重ねてみる Vector (U, V) Vector (-U, V)
4.雲の動きと重ねてみる 用いたプログラム <pro> オリジナル移動ベクトルから、アルゴリズムで適用する分解能3600x1200へリサンプリングするプログラム(実際にMVKアルゴリズムで使われているものを抜粋)。 /export/trmm5/masaki/archive/GSMaP/20130204_check_motion_vector/pro <gs> GrADSで絵を描く際のスクリプト。移動ベクトル+雲はこれで描画 /export/trmm5/masaki/archive/GSMaP/20130204_check_motion_vector/gs <data> GrADSで描画の際には、解凍が必要。CTLファイル同梱。 /export/trmm5/masaki/archive/GSMaP/20130204_check_motion_vector/data -以上-