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障害者乗馬における在来馬4種の有用性について. 今野直人 太田光明 麻布大学 動物人間関係学研究室. はじめに. 障害者乗馬の効用. スポーツ. 障害者乗馬. 教育的効用. 医学的効用. 障害者乗馬. ・適した馬の不足→普及しない原因. 障害者乗馬に適した馬. ・落ち着きがある ・歩様が均一でリズムがある ・体高が120~150㎝. RDA(Riding for the disabled association) による. (単位:万頭). 150万頭減. 日本全国の総馬数. 主要国における飼養区分. 馬の不足. 馬の多様性の欠如. 加えて.
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障害者乗馬における在来馬4種の有用性について障害者乗馬における在来馬4種の有用性について 今野直人 太田光明 麻布大学 動物人間関係学研究室
はじめに 障害者乗馬の効用 スポーツ 障害者乗馬 教育的効用 医学的効用
障害者乗馬 ・適した馬の不足→普及しない原因 障害者乗馬に適した馬 ・落ち着きがある ・歩様が均一でリズムがある ・体高が120~150㎝ RDA(Riding for the disabled association)による
(単位:万頭) 150万頭減 日本全国の総馬数 主要国における飼養区分 馬の不足 馬の多様性の欠如 加えて 他に類を見ない特殊性 障害者乗馬に適した馬の不足→日本独特の問題
在来馬 北海道和種馬 与那国馬 宮古馬 木曽馬 対州馬 野間馬 トカラ馬 御崎馬
在来馬 →絶滅の危機 明治初頭 推定150万頭 2001年現在 2551頭 在来馬飼育頭数 (平成13年) 日本馬事協会
在来馬 障害者乗馬に適した馬 ・体高が120~150㎝ ・落ち着きがある ・歩様が均一でリズムがある ↓ 障害者乗馬への適性 ↓ 活用による絶滅の回避 性質 ・体高110㎝~135㎝ ・性質が極めて温厚で 落ち着きがある ・騎乗時の揺れが少ない ・極めて強健で飼育が容易 →血中カテコールアミン →加速度
実験群 北海道和種馬(体高130~135㎝) 木曽馬(体高135㎝前後) 野間馬(体高110㎝前後) 与那国馬(体高約115~120㎝)
対照群 ポニー(体高約125㎝) サラブレッド(体高155~160㎝)
実験方法 実験1.血中カテコールアミン分析 平常時における採血から血中カテコールアミンを高速液体クロマトグラフィーにて分析 採血風景 分析機器
実験2.加速度分析 鞍の前橋および人の下腹部に加速度センサーを取り付け、騎乗時、非騎乗時における馬の加速度、人の加速度を無線測定 人側センサー取り付け位置 馬側センサー取り付け位置
測定項目 騎乗時 非騎乗時 ○は測定を示す (それぞれ速歩・常歩) ○ ○ 馬側 測定は上下・前後・左右の3軸同時計測 ○ ー 人側 加速度測定風景 非騎乗時測定配置
生体 刺激 推察 交感神経 × 副腎髄質 末端 アドレナリン ノルアドレナリン 基底値(basal level)→落ち着き 血中カテコールアミン濃度
血中カテコールアミン濃度 アドレナリン濃度 x-y間で有意差あり(p<0.05)
馬側・人側の加速度比較(騎乗時) 常歩時 馬と人の 動きが同調 速歩時
馬種による加速度波形の違い(常歩時) 人側加速度 馬側加速度 北海道和種馬 サラブレッド
各馬種における上下動の最大加速度比較 a ab b b b b a-b間で有意差あり(p<0.05) y y xy xy x x x-y間で有意差あり(p<0.05)
結論 ①北海道和種馬、木曽馬、野間馬は血中アドレナリンが低く「落ち着き」があると評価され、障害者乗馬への適性は高いと思われる。 ②各馬種により独特な揺れが観察された
これらの特性 プログラムに 適した馬の選択 海での活動 海へ好んで入る 北海道和種馬 側対歩による独特な揺れ 木曽馬 ゆったりとした反動の少ない揺れ 野間馬 特記すべき揺れはないが体格や気質 与那国馬 運動性の高い軽快な揺れ
これらの特性 プログラムに 適した馬の選択 北海道和種馬 側対歩による独特な揺れ 木曽馬 ゆったりとした反動の少ない揺れ 野間馬 特記すべき揺れはないが体格や気質 与那国馬 運動性の高い軽快な揺れ 海での活動 海へ好んで入る