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仏教 NGO ネットワーク 設立10周年 「寺院備災ガイドブック」発行 記念シンポジウム. 2013年7月2日(火) 主催:仏教NGOネットワーク(BNN) 於:仏教伝道協会ビル. 「待つ」から「備える」へ 超多老社会と大規模災害を見据えた 地域における寺院のあり方. 被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト (つなプロ) 共同代表幹事 IIHOE [ 人と組織と地球のための国際研究所 ] 代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/. 阪神・淡路大震災での(個人的な)教訓. 「被災者に必要な情報」が届かない不条理
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仏教NGOネットワーク設立10周年「寺院備災ガイドブック」発行記念シンポジウム仏教NGOネットワーク設立10周年「寺院備災ガイドブック」発行記念シンポジウム 2013年7月2日(火) 主催:仏教NGOネットワーク(BNN) 於:仏教伝道協会ビル
「待つ」から「備える」へ超多老社会と大規模災害を見据えた地域における寺院のあり方「待つ」から「備える」へ超多老社会と大規模災害を見据えた地域における寺院のあり方 被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト (つなプロ) 共同代表幹事 IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/
阪神・淡路大震災での(個人的な)教訓 • 「被災者に必要な情報」が届かない不条理 • 自治体職員も被災者 • 中央省庁の非常識 • 自治体間連携の決定的な不足 • 市民・行政・企業の決定的な連携不足 • 「外国人」という多重被災者 • アレルギー・難病患者へのソフト支援の不在 • 物資があっても配分できない「権限・手続きの不在」 • 「避難所」というカオス • 「自称ボランティア」の禍根 • 被災(犠牲)者遺児の支援 • 学校を避難所にして良いのか? • 「仮設住宅」という非情
あえて阪神・淡路と対比すると →沿岸部を集落単位で支える中期的・中間支援的機能が不可欠!
最も支援が必要な被災者に支援を効果的につなぐために最も支援が必要な被災者に支援を効果的につなぐために
つなプロの活動範囲 特別なニーズを 持つ被災者 避難所 避難所支援 ボランティア つなぐVo 専門性を 持つNPO 「広く大きく」の支援と連携しながら、 「ピンポイント」の領域で、「つなぐ」ことに特化する。
アセスメント→重点支援→自律復興支援へ △ ガソリン不足! ○ 65件は完了まで支援 ◎ 東京・大阪で協力団体募集 ×遠隔情報を生かせない団体 × 助成方針変更 △ 継承先確保 ○ 健康調査 ○一部ながら強い信頼 ◎ 多賀城市 全避難者調査 ○ 強い信頼に基づく連携 ○ 継承先確保 ×助成方針・・
報告書巻末原稿の見出しから ・めざしたのは、把握→つなぎ→解決 ・「特定の課題を持つ少数者」が「避難所の多数者」に ・「つなぎ」はなぜ、目論見どおりに増えなかったのか → 「すぐ動く団体の視野の狭さ」 「動かない団体(+行政+業界団体)の腰の重さ」 ・アセスメントの顧客は誰か? → 行政職員(国・自治体)という「被災初心者」 団体・企業という「支援初心者」 ・避難所の課題は互助力、調整力、受援・活援力の差 → 互助力:住民=被災者自身の自発的な相互支援 調整力:地域のリーダーによる調整 受援・活援力:外部からの支援を適切に受け入れ生かす
発災直後から数か月後までに、地域に求められること?発災直後から数か月後までに、地域に求められること? 地域には(少数ながら)特別なニーズを持つ方たちも! 例:独居高齢者、介護サービス利用者(特に在宅)、 妊産婦、障碍者、アレルギー・難病患者、外国人
つなプロが避難所で確認・集計・分析したこと=避難所力つなプロが避難所で確認・集計・分析したこと=避難所力 避難支援にも避難所運営にも、個人情報「共有」が不可欠→本人・家族合意 リーダーシップより「当事者意識+協働力」→「誰かが」じゃなく「自分たちで」 →班体制を早期に確立する! 誰もが協力するよう呼びかける! 「避難」だけでなく「避難所運営」も訓練する!
即応する姿勢を持つ団体との平時からの連携 ・ニーズ別の専門団体との連携 ・アレルギー、難病、障碍者支援、高齢者介護 ・病院・施設、患者・当事者団体 ・(外部との)相互補完原則の共有 ・野外教育系、子育て支援系、カウンセリング系、・・ ・人的つながりの共有 ・自衛隊、警察、建設業界、JC、地方議会、・・・ ・農協など生産者団体、流通・物流企業(物資)、・・・ ・「相互支援」協定 ・自治会・町内会間の「災害時相互支援」協定! ・「同時」だけでなく、連動・連携確認訓練!
【森脇】釜石市内 大被災はしなかったが指定避難所 停電・断水、同夜十数名が避難→徐々に帰宅 淀川キリスト教病院+JOCS「泊めてもらえないか」 →2か月 医師の拠点(往診・宿泊)延べ70名 しっかり境界設定する:門限、立入、受入れ、 普段からの話し合い←些細なことでいさかいも 【三浦】気仙沼市内で塾講師→自宅が津波で全壊 →避難所運営:大変だが助け合いで充実感も 毎日会議:周辺小避難所(6か所)合同、人数・行事 配分:人数分に足りない場合 年齢順+記録、物欲・・ 物資:保管場所に困ると、居住場所の入れ替えも 炊き出しをもらう順番で「あわや避難所解散」!? 在宅避難者など、立場が多様になると、トラブルも 仮設住宅入居(9月)見守りも ①地域との関係(祭など) ②「内部分裂」への心の備え
【自覚】三浦さんの「ふたこと」がきっかけ 「あんな津波が来るとは」→東京も同じ! 「運営マニュアルがあれば」 お寺だけでなく、地域と一緒に命を守る 【森脇】モノだけでなくヒトも(調理も得手不得手+休み) 日常から乾物(豆、高野豆腐、・・)を上手に取り入れる 砂糖もお供えから、常温保存できる牛乳(便秘) 被災者の多様性:性的マイノリティ/オストメイト/糖尿病 などに配慮・対応:間仕切り 在宅避難者も孤独、物資も同性で配分 【三浦】檀家/以外を分ける:無理! 立場の違い:超えるのは難しい。。想定でルール共有 「今日だけ物資ください」も受け入れると「会議で決定」
【自覚】「疲れ切った。二度と受け入れたくない」回答も。【自覚】「疲れ切った。二度と受け入れたくない」回答も。 一部に集中しない+1週間に1度は「外で休ませる」 【森脇】県・市の男女共同参画委員などで接点 →職員の不満・困りごとを聴き取って(個別)対応 +戸別配布ではなく「みんなで一斉に分ける」 普段から対等に接してコミュニケーションをとる +聞き役(+デマの確認役!)に 【三浦】祭など行事が盛んな地域→避難所開設も復興も Q:解散の判断? →仮設住宅まで:周辺小規模避難所解散による受入れ 一旦開いた門は閉じられない→災対法上の「6か月」 Q:寺院で福祉・二次避難所など、地域との関係づくり →「どこまでできるか」を検討するきっかけに