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室蘭工業大学の オムニバス形式による 技術者倫理教育の実践. 室蘭工業大学. 応用化学科 安居光国. 教育効果をあげるための工夫1. 工学専門教員による授業 専門性を有する教員によるオムニバス授業により、対象とする事例を深く掘り下げ,また幅広い専門知識を得る。. 室蘭工業大学 工学部 定員 建設システム工学科 ( 土木コース、建築コース) 100 名 情報工学科 90 名 機械システム工学科 90 名
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室蘭工業大学の オムニバス形式による 技術者倫理教育の実践 室蘭工業大学 応用化学科 安居光国
教育効果をあげるための工夫1 工学専門教員による授業 専門性を有する教員によるオムニバス授業により、対象とする事例を深く掘り下げ,また幅広い専門知識を得る。 • 室蘭工業大学 工学部 定員 • 建設システム工学科(土木コース、建築コース)100名 • 情報工学科 90名 • 機械システム工学科 90名 • 電気電子工学科 90名 材料物性工学科 (材料コース、応物コース)100名 • 応用化学科 90名
オムニバス授業 機械システム工学科 電気電子工学科 応用化学科 18年度実施例 必修 1単位 3年生 各学科約100名
応用化学科のオムニバス授業例 18年度
オムニバス形式授業の学生評価 • 他学科の教員の講義を聴ける機会はあまりなかったので、非常に新鮮な気持ちで講義にのぞめた • その分野の専門家から話を聴ける • 倫理観や価値観は人それぞれ違うので、いろんな人から講義を受けたい
応化 機械 電電 自学科の技術者倫理講義に有用と思われる分野 (受講後)平成17年度 (%)
授業風景 グループ討論(平成18年度) 授業風景 グループ討論(平成18年度)
グループ討論の仕掛け • 人数 10名 ⇒ 5~7名 15~20チーム/学科 仲良し、ランダム、テーマ別 • チーム名 ●くろまめ、アリア班、アラスカ、Consensus、 チームカネミ、佐竹、ピクミン、チームNOM、 OGRLAGE、スプー、MEGUライアン、日本T-TUN • メンバー評価 貢献度、サイン 4.ティーチングアシスタント:TA
ティーチングアシスタント:TA • 事例研究の経験ある先輩 • 学科を越えたTA配置 • 教授よりは • アドバイザー • メンター
学生が選んだ事例 機械、電電、応化 17,18年度 67件 三菱リコール、回転ドア事故、チャレンジャー号、コロンビア号、JR脱線事故、航空機整備不良航空機墜落事故、耐震強度偽装、コンクリート問題、Winny、脳死、オウム、チェルノブイリ、マンハッタン計画、JCO、もんじゅ、美浜原発事故、遺伝子組換え、非加熱製剤、発明の光と影、ロボット問題、四日市ぜんそく、水俣病、松下電器温風器、シンドラー社エレベーター、生物兵器、731部隊、ES細胞捏造、カネミ油症、雪印乳業食中毒、アラスカパイプライン事故・・・・
代表的な事例研究機械、電電、応化 17,18年度 (67件)代表的な事例研究機械、電電、応化 17,18年度 (67件) 講義内容が影響を与える。時事問題
授業風景 学生による成果発表 (平成18年度)
学生による成果発表の工夫 1 エレベーターの構造 TV特番の 映像を活用し 構造の理解を助ける
学生による成果発表の工夫 2 水俣市 阿賀野川 1つの公害だけでなく、関連するものを調べる
学生による成果発表の工夫 3 同級生にアンケートを実施する
発表に対する質問 • プレゼンテーションに質問する学生 口頭、紙面 • 紙による質問を発表者にフィードバック 再議論 見落としの指摘 プレゼン技術の再考 意外な質問 学生側のスパイラルアップ
質問シート 大樹町の場所、ハブ、クラッチなど
学生による学生の相互評価 • プレゼンテーションを評価する • 評価ポイントも記入する • 討論など班活動での相互評価 学生側のスパイラルアップ
プレゼンテーションの評価 • 図、動画を使うなどして、わかりやすいように努力したもの • 技術者の倫理観に視点を置いたもの • よく調べてあるもの
成績評価 評価できないと考えること • 倫理観の獲得、向上 • 価値観 • 評価すること • 技術者倫理の理解 • 技術者倫理の知識 • 倫理的思考のスキル、分析力 • 討論力、コミュニケーション力
応用化学科の試験例 問題1.次の事例にもっとも関連のある語を下の語群から選び、それぞれの( )に AからJの記号を書きなさい。 重複はない。各3点(30) 事例 スペースシャトル コロンビア号事故スペースシャトル チャレンジャー号事故三菱ふそう社リコール隠しパロマ社湯沸し機 一酸化炭素中毒事故雪印乳業食中毒事件カネミ油症Winny三井物産DPF(ディーゼル微粒子除去装置)事件原子爆弾サリドマイド事件 語群 (A) 不正修理(B) O-リング(C) 著作権侵害(D) マンハッタン計画(E) 耐熱パネル(F) 黄色ブドウ球菌(G) PCB、ダイオキシン(H) 不斉(I ) ハブ(J) データー捏造 問題2 別紙の事例「ギルベイン・ゴールド」を読み、次の問いに答えなさい。(各10点 30点) 下線部について、Zコープ社はどのような責任を持つと言いたいのか、わかりやすく説明せよ。 ジャクソンの技術者としてのジレンマはなんでしたか。 ジャクソンは内部告発する前に、どのように行動すべきだと相談者からアドバイスされたのですか。 問題3 別紙の仮想事例についてそれぞれ次の設問に答えなさい(各10点 20点) 山本氏はライバル会社の製品に対して、行動を起こすであろうか。起こさないかもしれない。両方の可能性に立って、別紙の技術士倫理要綱のどの条項(前文、1から10)のどれに当てはまるか理由を示した上で、どのように山本氏が振舞うだろうかを簡潔に書きなさい。 行動パターンは相当数あるが、それぞれ1つでよい。