健康面から多文化共生を

1. 健康面から多文化共生を 健康案内人・青野真奈美

2. パーティーでは、 「お肉は欠かせないねぇ」 「野菜、あまりないかも」 「コーラも必需品だよー」

3. あるフィリピン人ご一家の３日間の食事

4. ３日間の食事 7/11朝食

5. 7/11昼食

6. 7/11夕食

7. 7/12朝食

8. 7/12昼食

9. 7/12夕食

10. 7/13朝食

11. 7/13昼食

12. 7/13夕食

13. 7/13深夜のおやつ おいしそ～

14. ●比較的フィリピン　　 • 　料理が多い • ●甘いおやつが好き • ●油の多い料理が • 好き • ●マヨネーズが好き

15. 彼らの食事を批判している 訳ではありません！

16. ルーツが異なる人々の 生活・食習慣・考え方を 尊重し、それぞれ合わせた 健康案内の必要性を お伝えします。

17. まずは

18. 世界の糖尿病人口 食事で防げる病気です

19. 平成19年国民栄養調査の結果 糖尿病が強く疑われる人　 8.6％（890万人） 　糖尿病が否定できない人　 12.7％（1320万人）

20. この結果をどう考えますか？ 平成24年度外国人の無料 健康相談と検診会の結果 糖尿病　要観察者　12.1％　　 （4名/33名）

21. 糖尿病になると・・・（1人あたりの医療費）糖尿病になると・・・（1人あたりの医療費） さらに人工透析を受けると500万円以上／年！ 糖尿病ネットワークの試算による

22. 糖尿病の医療費（日本） （億円） • ５年間で807億円上昇 若い頃からの予防が大切！

23. 在静フィリピン人が日本人と同じ有病率で糖尿病に罹ったら・・・在静フィリピン人が日本人と同じ有病率で糖尿病に罹ったら・・・ • 2,678万1千円/年 ※このうち自己負担３割 ＝日本人の糖尿病有病率（11.8％） ×在静フィリピン人数 ×糖尿病にかかる年額（１人）の概算（①：②：③　=3：2：1） ※日本人の糖尿病患者数（Ｈ22）1070万人　 　在静フィリピン人（Ｈ22）936人 　（在日外国人総数　約8000人）

24. 以上のことを踏まえて

25. こんなことがありました • 夫が糖尿病に罹るまで栄養について考えたことがなく、好きな物を食べていた。 • 病院の栄養指導を受けたが、日本の料理を中心にした指導だったので馴染めなかった。 • 単発的なボランティアでなく、本気で在静外国人の • 健康案内人になろう！！！

26. 課題① さんまに大根 おろしとかぼす？ 　日本の栄養相談になじめない 一汁三菜？ ご飯を入れるのは茶碗だけ？

27. 課題② 健診結果を放置 言語の問題、知識・認識不足etc

28. 課題③ 健診への意識が薄い 情報弱者、非正規労働者

29. 提案① 各食文化に合わせた 栄養資料や栄養相談の仕組み

30. 提案② 医療通訳の組織化、活用

31. 提案③ ケアプロ外国人版＋栄養相談 （ワンコイン健診） ※ケアプロとは？「ちょっと立ち寄り、ちゃんと健康」をコンセプトとし、１項目５００円、保険証なしで健診が受けられるシステムを運用するケアプロ株式会社のこと。

32. 私はこれをやります！ 一か月の摂取カロリーを3500kcal減らす （まずはフィリピン人女性（30～50代）、 ブラジル人（30～50代）の5％） • ＨＰやＳＮＳ、国際交流協会冊子で • 低カロリー食の紹介（1年後） • 医療通訳勉強会と提携 • クリスマス前後の低カロリーの • アイディア紹介（50名を目標） • 栄養を意識した料理コンテストの開催（フィリピン10月） • インターナショナルフェスティバル・ • 外国人のための無料健康相談と検診会にて • 栄養相談（10、11月） 栄養資料の作成（フィリピン、ブラジル（９月））

33. フィリピン人向け、栄養資料 食べ物と身体の関係 適量を手ばかりで なじみの料理で興味・信頼感を高めて 菓子、清涼飲料水の摂取を減らすために

34. これからも・・・ 在静外国人が、生活習慣病を予防し、安心・安定した 生活が送れるよう、縁の下の力持ちになります！

35. ご清聴ありがとう ございました。 そして、 ご協力くださったフィリピンの 皆さんに感謝します。 これからも一緒に活動しましょう！