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メディア論 Ⅰ. 第 10 回ユビキタス社会 & Web2.0 ( 2014.6.16 ) 担当:野原仁(地域科学部). 本日のテーマ. 前回の続き ユビキタス社会と web2.0 インターネットをめぐるさまざまな問題点. ネット利用時間(全生活者);1日平均約3時間41分. ネットの利用目的( PC ). ネットの利用目的(ケータイ). ネット利用目的の国際比較. ネットが使えないと困ること. ネットによる情報収集. インターネットの重要度. インターネット利用の動機. 目的別のメディア重要度. ネット利用による生活の変化.
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メディア論Ⅰ 第10回ユビキタス社会 & Web2.0 (2014.6.16) 担当:野原仁(地域科学部)
本日のテーマ • 前回の続き • ユビキタス社会とweb2.0 • インターネットをめぐるさまざまな問題点
ネット利用時間(全生活者);1日平均約3時間41分ネット利用時間(全生活者);1日平均約3時間41分
ユビキタス社会の到来 • ユビキタス(ubiquitous );ラテン語で、「どこにでもあたりまえのようにある状態=遍在」を意味する • ユビキタス(・ネットワーク)社会;いつでも, どこでも, どんなときでもコンピュータやネットワークが利用できる社会 • 第4世代ケータイ=ユビキタス・ネットワークの有力なツールとして期待される
現在実現されているユビキタス・ネットワーク現在実現されているユビキタス・ネットワーク • 第3世代ケータイを利用した各種サービス(GPS・電子財布・電子チケット・テレビ電話etc.) • ホットスポット • 電子タグ • 非接触型ICカード(JR東日本のSuica、するっとKANSAIなど)
勤労者の期待するユビキタス・ネットワークのサービス例勤労者の期待するユビキタス・ネットワークのサービス例
家庭生活者の期待するユビキタス・ネットワークのサービス例家庭生活者の期待するユビキタス・ネットワークのサービス例
高齢者の期待するユビキタス・ネットワークのサービス例高齢者の期待するユビキタス・ネットワークのサービス例
若者の期待するユビキタス・ネットワークのサービス例若者の期待するユビキタス・ネットワークのサービス例
個人がユビキタス・ネットワークを利用する際の不安な点個人がユビキタス・ネットワークを利用する際の不安な点
Web2.0 • 米国のO‘reilly MediaのCEOであるTim O’Reillyが提唱した概念 • 従来(Web1.0)とは異なる新しいウェブの世界の特徴・技術やサービスの開発姿勢の総称
Blog&SNS(social Network System) • 共通する特質→専門的な知識がなくとも個人が容易に情報発信することができること • 「消費者発信型メディア」(CGM:Consumer Generated Media)と呼ばれる
Blog • 個人や数人のグループで運営され日々更新される日記的なウェブサイト • 内容→個人の趣味、雑記等を含め多種多様
Blogの特徴 • テキスト入力で簡単に自分のホームページを作ることができる • 無料で利用できるサービスが用意されている • 携帯電話からも更新や閲覧ができること • トラックバック(相手のブログの記事にリンクをつけたときに、自動的にその旨を通知する機能)、RSS(Rich Site Summary;コンテンツの見出しや要約等のメタデータを記述するための文書フォーマットの総称。しばしば、ブログでの更新情報の配信として用いられている )配信機能などコミュニケーションを活性化するツールがある
SNS • 友人知人等の社会的ネットワークをオンラインで提供することを目的とするコミュニティ型のインターネットサービス • 特徴:①会員制、②登録者の非匿名性、③各種コミュニケーションツールの充実 • 信頼性を確保するため、既存利用者からの紹介がないと登録できない仕組みを採用していることが多い→クローズドなコミュニティとして、会員間に高い信頼性が保たれており、また実名を公表する人も多く、掲示板等で散見される誹謗中傷等の行為はあまり見られない
ソーシャルメディア(SM)とは? • SNSやブログなど、個人レベルの情報発信やコミュニケーションを行うためのアプリケーション • SNS・ブログ・動画共有サイト・BBS・マイクロ(ミニ)ブログ(twitterなど)・ソーシャル(ネットワーク)ゲーム・コミュニティ放送・メタバース(仮想現実の一種)など
インターネットをめぐる問題点 • インターネットを利用した犯罪 • インターネット上の表現の仕方 • インターネットと個人・社会の関わり方 • インターネットのコントロール • インターネットと政治・経済の関係 • プロバイダーの責任範囲 • インターネットと法規制
問題点を考えるポイント • インターネットは道具であり、実際に問題点を生み出しているのは人間である • ただし、インターネットという道具およびそれを利用したコミュニケーションの特徴(匿名性など)により、これまでの方法では解決できない問題点が生まれてきている
インターネットを利用した犯罪 • インターネットを使ってコンピュータ・システムの働きを阻害したり、インターネットを不正に使用するもの • インターネットを利用して、不正な売買や詐欺などを行うもの • インターネット上で不正な行為を行うもの • その他(出会い系サイトなど)
①-1:サイバーテロ • 「サイバーテロ」とは? →自らの政治目的のために、政府や企業などのサーバー(基幹となるコンピュータ)に侵入したり、ウィルスを感染させたりして、サーバーおよびネットワークの機能を破壊もしくは麻痺させること • 国家・社会レベルでの「国際コミュニケーション」を損なうおそれ
①-2:クラッキング • インターネットを通じて、ほかのコンピュータに不正に侵入して、保存されているプログラミングやデータを改竄・破壊・盗用する行為 • サイバーテロの具体的手法のひとつ
①-3:ウィルス攻撃 • コンピュータ・ウィルス:ほかのコンピュータに侵入して、ユーザーが意図しない動作の実行やデータの破壊を行う不正プログラム • 電子メールやWWW閲覧などで増殖していく • サイバーテロのひとつ
①-4:その他 • スパムメール=不特定多数に一方的に送りつけるメールで、主に営利を目的とするもの • メール爆弾=特定の人のメールアドレスに大量のメールを一斉に送って、ほかのメールの受信をできなくすること • サービス不能攻撃(DOS)=ある特定のサーバーに集中的にアクセスして、サービスを受けられなくすること • ホームページ書き換え攻撃=特定のホームページの内容をまったく別のものにすりかえること
②-1:不法売買 • インターネットを使って、銃器・薬物・ポルノなどの不法品を売買すること • 極端な話ではなく、インターネットを用いれば、容易に世界中の不法な品物や情報を売買することができる
②-2:インターネット詐欺 • なりすまし • くもがくれ • ネズミ講 などなど
③-1わいせつ・ポルノ • ポルノが両親などの目が届かないところでダイレクトに児童・青少年に伝えられることの危険性 • 法的な問題(日本における刑法175条「猥褻図画公然陳列罪」など) • 女性蔑視を引き起こす可能性 • 児童虐待・誘拐などを誘発する危険性
③-2虚偽・名誉毀損など 匿名性という特徴 • うそ・デタラメを簡単に世界中の人々に広めることができる • 他人を誹謗中傷する内容を、世界中の人にばらまくこともできる • 他人のプライバシーを簡単にのぞくことができ、またそれを世界中に暴露することができる
③-3ネット・ストーカー • 電子メールなどを用いて、しつこくつきまとうこと • 実生活でのストーキングに発展する可能性が高い
出会い系サイト&闇サイトと犯罪 • 出会い系サイト&闇サイトで知り合った男女間の犯罪が急増している • 具体的には、援助交際・殺人・強盗・強姦・ストーカー・恐喝など • さらに闇サイトの一つである学校裏サイトによる「ネットイジメ」が深刻な問題になっている
次回のテーマ • CMCとは何か? • 第3の社会とは?