企画概要書

エッジ・オブ・カオス Edge of Chaos 企画概要書 2007年7月24日作成

商品概要 コンセプト全体構成ゲーム概要　　・　1stMtf：エッジ・オブ・カオスの世界　　・　ルール構造世代遷移ルール　　　　　　フィールド　　　　　　ゲーム進行　　　　　　勝利条件　　・　画面・操作系　　・　2ndMtf：エッジ・オブ・ハウスの世界　　・　3rdメタファーとMODツール目次 …　　３ …　　４ …　　５ …　　６ …　　６ …　　７ …　　７ …　　８ …　　９ …　　９ …　１０ …　１１ …　１２ 2

商品概要 ・　ハードウェア：　ニンテンドーＤＳ・　商品形態　　：　ダウンロード販売・　ジャンル　　：　対戦型ライフゲーム・　ターゲット層：　全年齢・　プレイ人数　：　１人　～　２人・　仕向地　　　：　日本・　目標販売価格：　1000円　～　1800円・　その他　　　：　WiFiコネクション対応 ※ ※ ※DSのダウンロード販売が可能になっている事が必要。ダウンロード販売が実現されておらず、パッケージ販売になるなら、目標販売価格は1800円～2800円。 3

コンセプト • 　手軽で　１回のプレイ時間が短い　　～　隙間時間にプレイ可能　シンプルなルール　～　ユニットを配置してスタートするだけ　直感的なインターフェース　～　ペンで配置、上下画面で対戦 • 　飽きない　奥が深い　～　ほぼ無限の組合せ　対戦型　～　どんなゲーム性でも面白さを底上げする　成長要素　～　扱えるユニット数の増加・戦績による称号獲得　カスタマイズ性　～　メタファー乗せ替え可能・簡易MODツール内蔵 ※1 ※2 • 　デフォルト2種（魔法戦・都市計画）のメタファーを内蔵　＋　3rdメタファー（空きエリア） • 3rdメタファーをユーザーがMODツールで作成でき、直接交換やネット流通が可能　→　データボリュームや感情移入の問題をユーザー側にふる ※11stメタファーの「魔法戦」のみ。 ※2　「メタファー」とはプログラム（システム）の上にかぶせる「意味的なインターフェース（世界観）」の事。 4

MODツール メタファーロード画面 1Pプレイ通信対戦 1Pプレイ通信対戦通信接続画面通信接続画面名前入力名前入力名前入力ローカル対戦ローカル対戦学校モード WiFi対戦 WiFi対戦ルール設定トーナメントトーナメントトーナメントオプション設定ネットトーナメント世代遷移速度パターン登録フリーCOM戦フリーCOM戦フリーCOM戦セーブクリアセーブクリア世代遷移速度一人用実験場一人用実験場一人用実験場セーブクリアコンポジットエディタ配置パターン配置パターン精霊魔道師一人当たり… ランク＆称号ランク＆称号対戦ルール設定対戦ルール設定ユニットエディタ戦績戦績 1Pプレイ進行状態 1Pプレイ進行状態オプション設定オプション設定 ×パターン数（複数保存可）エネミーエディタ都市デザイナー一人当たり… ×人数 ×人数コンポジットコンポジットコンポジットグラフィックエディタユニットユニットユニット ×パターン数（複数保存可）エネミーエネミーエネミーデータプール管理グラフィックグラフィックグラフィック EOCセーブ領域 EOHセーブ領域全体構成タイトル画面エッジ・オブ・ハウス 3rdメタファーエッジ・オブ・カオス 1Pプレイ通信対戦通信接続画面ローカル対戦 WiFi対戦ルール設定オプション設定オプション設定データを外部と輸出入データを編集メタファーをロードセーブロード進行状況・称号・戦績・配置パターンをコンポジットデータにセーブセーブロード Mtf-A Mtf-B Mtf-C セーブデータデータプール領域 5

基本設定 ストーリー進行ゲーム目的ゲーム概要 • 1stMtf：エッジ・オブ・カオスの世界　プレイヤーは魔道師志望者　この世界の魔道師は４種の精霊を配置し、世代遷移型の生存数＆陣取り競争をさせる事で戦う。　前半は魔道師養成学校の卒業　後半はランクアップ・称号集め　→　「エッジ・オブ・カオス」の称号を求めてネット対戦へ　１．名前入力　～　魔道師を複数人セーブできるため　２．精霊魔道師養成学校　～　チュートリアル的な位置付け • 　複数の指導教官について学習して、使える精霊を増やして行き、最後に校長と卒業試験を行う。 • 　指導教官の組み合わせを選択する事で、プレイヤーの魔道師タイプが変化する。　３．各種トーナメント戦・フリー対戦 6

　条件：死んでいる（空き）セルの周囲に３つの生きているセル　→　死んでいるセルに精霊誕生　条件：死んでいる（空き）セルの周囲に３つの生きているセル　→　死んでいるセルに精霊誕生　敵側の精霊も数に入れる。隣接量の多い方の陣営の精霊が誕生する（後述）。　誕生する種別は、周囲の生存種別の状況によって異なる。世代遷移ルール誕生現世代次の世代 • 　３つが同一種別ならその種別 • 　２：１の割合なら、少ない方の種別 • 　３つが全て別種別なら残りの４番目の種別　条件：生きているセルの周囲に一定数の生きているセル　→　次の世代も生存　種別によって周囲の生存数条件が異なる。条件は数のみで周囲の種別や敵味方は問わない。　但し、隣接量の多い方に精霊が陣営転換する事がある（後述）。維持 • 　火の精霊　：　３ or ５ or ６ • 　水の精霊　：　３ or ４ • 　風の精霊　：　０ or １ or ３ • 　土の精霊　：　２ or ３土の精霊の例現世代次の世代 • ルール構造 • 　このエッジ・オブ・カオスに限らず、全てのメタファーの下でのプログラム動作は２次元セル・オートマトン、通称「ライフゲーム」のルールに従う。 • 　「ライフゲーム」とは格子状に分割された空間において、不連続に区切られた時間の進行に伴い、次の世代の状態（生/死）が、今の世代の状態＆周囲の状況によって決定されるという計算モデル。 • 　各セルが一定条件でチェックされて行き、終了したら、全セルが同時に次の世代に移行する。 • 　精霊種別は火・水・風・土の４種。通常３種まで使えるようになる（ネット対戦で４種目を獲得）。 7

フィールド 土の精霊の例現世代次の世代誕生　誕生・維持・死亡の数的条件は、敵味方両方をカウントする。　隣接する陣営のバランスによって、該当するセルの陣営が定まる。　誕生は必ず３：０か２：１になるので、多い方の陣営の精霊が誕生する。　維持は隣接量が多い方の陣営に転換する。現世代次の世代敵対維持現世代次の世代 • 　１：１の同一量の場合は現状陣営を維持する。 • 　風の精霊だけは例外で、陣営転換無し。　条件：誕生・維持以外のシチュエーション　→　精霊が死亡してセルが空く　そのセルに敵陣営の精霊が新たに誕生しない限り、引き続き占領域（→勝利条件参照）としてカウントされる。死亡 25 敵陣営（表示は相手の DSと180度逆） • 　向かい合って布陣（上画面が敵陣営、下画面が自陣営）。 • 　計算有効フィールドは設置フィールドより一回り大きく取る。 • 　設置フィールドは大小２種類。 20 画面は別れているが地続き　小　：　横２５セル×縦２０セル×２画面　大　：　横５０セル×縦４０セル×２画面　～　小の４倍自陣営設置域 • 　１セル当たり8×8ドット・16×16ドット・32×32ドットの3段階の表示切り替えができる。 • 　１画面で表示できない場合は、スクロールで対応する。画面外でも有効域では計算を行う 8

ゲーム進行 勝利条件 • 　勝敗判定　～　闘争（計算）が終了した時点で… 　生存精霊数　×　１０点　占領域（最終通過）セル数　×　１点　上記の合計点の大きい方が勝利 • 　同点の場合は、配置精霊数の少ない方が勝ち。 • 　更に、配置精霊数が同数なら、引き分け。　１．セット　～　ペンで、パレットから精霊を選択し、フィールドに置いていく • 　フィールドサイズや勝負の条件によっては配置総数に制限がある。 • 　既セーブのパターンも部品としてロード＆配置できる。 • 　対人対戦の場合に、相手の配置状況がリアルタイムに見えるかどうかは、オプション設定次第。　２．スタート　→　自動終了 • 　対人対戦の場合は、両者の配置完了確認が必要。　３．判定 • 　計算終了条件　片方が全滅　精霊数が収束（一定世代以上「変化無し」もしくは「周期パターン」に入る）　規定の限界世代まで到達 9

　１回パレットの精霊をタッチすると、ペンがその精霊を置くモードになる。　１回パレットの精霊をタッチすると、ペンがその精霊を置くモードになる。 • 　フィールドをタッチするとその精霊を配置 • 　引き続き、他の空きセルをタッチしても配置 • 　ドラッグ操作で線上に並べる事も可能 • 　配置済セルにタッチすると削除（トグル動作） G N R : 5,000,000,000 LX 　パレットのカーソルマークにタッチすれば、デフォルトの選択モードに戻る。 L + • 　配置済精霊のドラッグ移動が可能 • 　対角線指定の矩形範囲選択も可能 • 　選択した範囲を部品としてセーブ可能 012 L+ 023 選択中表示（維持条件）精霊選択パレット全選択・カットコピーペースト　ペン無しでも操作できるようにする。 RA 356 006 - 009 - ALL CUT 010 0041 - COPY • 　Ｒ＋○は下画面操作、Ｌ＋○は上画面操作 500 O PASTE 016 0035 • 　十字：カーソル移動 • 　Ａ：決定・精霊の配置/削除 • 　Ａ＋十字：カーソルのドラッグ操作 • 　Ｂ：キャンセル • 　Ｒ＋十字：下画面スクロール • 　Ｒ＋Ａ：パレットにカーソル移動 • 　Ｒ＋Ａ＋十字：パレット移動 • 　Ｒ＋Ｘ：配置済精霊数・占領セル数表示の出し入れ（トグル動作） • 　Ｒ＋Ｙ：システムメニューの出し入れ＆メニューへのカーソル移動 • Ｒ＋SELECT＋十字：下画面の表示倍率切り替え（3段階） • 　Ｌ＋十字：上画面スクロール • 　Ｌ＋Ｘ：相手の配置済精霊数・占領セル数表示の出し入れ（トグル動作） • 　Ｌ＋SELECT＋十字：上画面の表示倍率切り替え（3段階） 500 O RX RY R + PLOAD PSAVE R+ ZOOM ZOOM R・SEL+ L・SEL+ • 画面・操作系世代数カウンター（計算がスタートしたら表示）計算がスタートしたらリアルタイムに変化相手の配置済精霊数（非表示可能）敵陣フロートパレット計算がスタートしたらリアルタイムに変化自分の配置済精霊数（非表示可能）カーソル自陣スクロールバー GO! SAVE LOAD システムメニュー（非表示可能） QUIT 表示倍率切り替え 10

基本設定 　プレイヤーは都市デザイナーで、土地開発計画に入札する。 • 　より「生命力」（発展・耐経年性）のある計画が落札できる。 1stMtfとの違い　４種の建築物・土地利用を配置する。 • 　住宅地・緑（農）地・商業（高層）地・工業地域ゲーム目的　学校モードに対応する部分は無い。 • 　最初から４種の建築物・土地利用を配置できる。　計算ルールに通常のユニット数条件以外に、特殊死亡条件が入る。 • 　位置　～　住宅の南側に高層地　→　住宅地死亡 • 　種別　～　工業地に周囲を囲まれる　→　住宅地・緑（農）地死亡　１ユニットの大きさを大きくして、ユニットデザインが分かるようにする。 • 　年数経過（世代遷移）で、同じ種別でもデザインが変化するようにする。 • 2ndMtf：エッジ・オブ・ハウスの世界　多くの土地開発計画（トーナメント）を落札するのがゲーム目的。 11

3rdメタファー領域 タイトル・基本設定タイトル・基本設定タイトル・基本設定ゲームシステムドライバ使用部品指定使用部品指定使用部品指定 • 　データプールは、複数のメタファーで縦割りにされている。全体ルール全体ルール全体ルール外部各種セーブデータ各種セーブデータ各種セーブデータ　部品指定やグラフィック指定が異なるメタファー間をまたぐ事は無い。編集コンポジットエディタ名称名称名称名称名称名称名称名称名称 • 　ユニットデータ・エネミーデータ・グラフィックデータは、ゲーム中に使用する種類より多く作成・セーブできるので、その内のどれを使用するかの指定を行う必要がある。コンポジット単品条件条件条件条件条件条件条件条件条件メタファー全体Ｇ指定Ｇ指定Ｇ指定Ｇ指定Ｇ指定Ｇ指定Ｇ指定Ｇ指定Ｇ指定他　の　Ｄ　Ｓ　や　ネ　ッ　ト • MODツールは、データプール上のデータを加工・管理するツール集。デ　ー　タ　プ　ー　ル　管　理ユニットエディタ名前名前名前名前名前名前名前名前名前編集台詞台詞台詞台詞台詞台詞台詞台詞台詞　３系統の部品編集ツールと部品をまとめてメタファーとするコンポジットエディタ、部品単体やメタファー全体を外部と輸出入するデータプール管理。ＵＮＴＵＮＴＵＮＴＵＮＴＵＮＴＵＮＴＵＮＴＵＮＴＵＮＴＰＴＮＰＴＮＰＴＮＰＴＮＰＴＮＰＴＮＰＴＮＰＴＮＰＴＮＦＬＤＦＬＤＦＬＤＦＬＤＦＬＤＦＬＤＦＬＤＦＬＤＦＬＤ編集 • 　グラフィックエディタはドットツール。ユニットサイズは16×16か32×32の２種類、フィールドは16×16のタイルパターンになる。エネミーエディタ編集グラフィックエディタ • 3rdMtfとMODツール • 3rdメタファーは、最初はシステムドライバだけの状態なので、まずプレイするメタファーをデータプールからロードする事が必要。　但し、この「ロード」とは実際には関連付けなので… 表面上は「メタファーをデータプールからロードする」だが、処理的には関連付けのスイッチングである。 • 　進行状況・称号・戦績・配置パターン等のセーブはコンポジットデータに直接上書き • 　プレイしながらデータをいじるテストプレイが可能データプール MODツールコンポジットデータユニットデータ UP LOAD ユニット単品エネミーデータ DOWNLOAD エネミー単品グラフィックデータ • MODを促進するため、予めネット上に手本データを用意しておく。グラフィック単品　猫、中国の四神、「もやしもん」の菌、等々… Mtf-A Mtf-B Mtf-C 12 データプールはメタファーごとに領域が区切られている

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