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E-9. ループ整形による TCP/AQM ネットワーク に対する制御系設計. システム制御研究室. 藤田 常利. パケット. 廃棄. キューが満たされる. パケット廃棄. キューが満たされる前に 積極的に廃棄. ウィンドウサイズの減少. はじめに. 研究の背景. ・ TCP によるデータ転送方式だけではバーストに対応できない. AQM (Active Queue Management) の提案. 送信ホスト. 受信ホスト. ルータ. 受信ホスト. 送信ホスト. q. w. ACK. 送信ホスト. ルータ. 受信ホスト.
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E-9 ループ整形による TCP/AQM ネットワーク に対する制御系設計 システム制御研究室 藤田 常利
パケット 廃棄 キューが満たされる パケット廃棄 キューが満たされる前に 積極的に廃棄 ウィンドウサイズの減少 • はじめに 研究の背景 ・ TCP によるデータ転送方式だけではバーストに対応できない AQM (Active Queue Management) の提案 送信ホスト 受信ホスト ルータ 受信ホスト 送信ホスト
q w ACK 送信ホスト ルータ 受信ホスト パケットを積極的に廃棄 AQM q w ACK 送信ホスト ルータ 受信ホスト p AQM Fig. 2: TCP/AQM のブロック図 Fig. 1: TCP のブロック図
研究の目的 TCP/AQM ネットワークに対する制御系設計 発表の流れ ・ TCP/AQM ネットワーク数学的モデル ・ ループ整形による制御系設計 ・ SIMULINK によるシミュレーション ・ ns-2(Network Simulator version 2) による検証
送信ホスト 1 (1) ・・・・・ C [packets/s] (2) ルータ 受信ホスト 送信ホスト N • TCP/AQM ネットワーク数学的モデル Fig. 3: ネットワーク概略図
(3) (4) -60 -80 を除く -100 Magnitude [dB] -120 -140 -160 -180 Fig. 5: 設計用モデル -200 Frequency [rad/s] • モデリング (1), (2) 式を動作点近傍で線形化 Fig. 4: 線形化モデル Fig. 6: 高周波成分
( [packets] ) ネットワークパラメータ 80 [packets/s] 60 Magnitude [dB] 40 [s] 20 0 0 -90 -180 Phase [deg] -270 -360 GM [dB] Frequency [rad/s] Fig. 7: 制御対象 PM [deg] • 制御系設計(1) 制御目的 キューサイズを目標値 [packets] に収束させる 遅延を考慮
送信ホスト数 N を40 増加 600 500 40 400 20 0 300 -20 Magnitude [dB] -40 200 -60 q [packets] -80 0 100 -90 0 0 10 20 30 40 50 -180 Phase [deg] -270 -1 0 1 2 10 10 10 10 -360 Time [s] Frequency [rad/s] = 1.0 • 制御系設計(2) (5) Fig. 8: 開ループ伝達関数 Fig. 9: キューサイズ q (PI) PM = 109.83 [deg] GM = 12.836 [dB] [rad/s]
600 500 400 600 300 q [packets] 500 200 400 100 300 q [packets] 0 0 10 20 30 40 50 Time [s] 200 100 0 0 10 20 30 40 50 Time [s] Fig. 10: キューサイズ q (PI) Fig 11: キューサイズ q (RED) • シミュレータによる検証 (1) Time = 20 [s] で送信ホスト数 N を 40 増加
シミュレータによる検証 (2) AQM 用いることで, パケット廃棄数が半分程度になる. 25000 20000 TCP RED 廃棄数 [packets] 15000 10000 5000 PI 0 0 10 20 30 40 50 Time [s] Fig. 12: パケット廃棄数
おわりに 今回の発表 ・ TCP/AQM ネットワーク数学的モデル ・ ループ整形による制御系設計 ・ SIMULINK によるシミュレーション ・ ns-2 による検証 今後の課題 ・ 実際のネットワークでの検証
80 40 60 20 40 0 -20 Magnitude [dB] 20 -40 0 -60 0 -80 0 -90 -90 -180 定常特性 : 低周波域の開ループゲインを大きくとる -180 -270 [rad/s] Phase [deg] -360 -270 速応性 : ゲイン交差周波数 をできるだけ高くする -1 0 1 2 10 10 10 10 -360 減衰特性 : 位相余裕 PM を十分に確保する Frequency [rad/s] 遅延を含むシステム • 付録 開ループゲイン線図の整形 Magnitude [dB] Phase [deg] Frequency [rad/s] Fig. 1: 制御対象 Fig. 2: 開ループ伝達関数
イーサネット規格 100 Base 1480 [bytes] を用いる , パケットサイズ [Mbps] [packets/s] [bytes/s] [s] www.yahoo.com までの平均ラウンドトリップタイムを用いる キューサイズが大きくなるような値を用いる [packets] を考慮して, 適当な値を用いる
node 1 (1) ・・・・・ C [packets/s] : 伝播遅延 [s] (2) router receiver R : ラウンドトリップタイム [s], node N p : パケット廃棄率, N : TCP セッション数 W : 平均ウィンドウサイズ [packets] C : リンク容量 [packets/s] q : キューサイズ [packets], Fig. 4: ネットワーク概略図
p 1. ならば到着パケットのバッファへ格納する. 1 p q 2. ならば以下の確率 を計算し, q 確率 平均化フィルタ で到着パケットを廃棄し パケット廃棄確率 3. ならば到着パケットを廃棄 , とする.
600 25000 500 20000 TCP RED 400 廃棄数 [packets] 15000 q [packets] 300 10000 200 5000 100 PI 0 0 0 10 20 30 40 50 0 10 20 30 40 50 Time [s] Time [s] Fig. 5: キューサイズ q (TCP) Fig. 6: パケット廃棄数