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迷惑メールにおける ISP の対応. 2002 年 3 月 5 日 社団法人日本インターネットプロバイダー協会 事務局長 中村龍太郎. 過去の spam の流れ. 不正中継による spam 発信 比較的数は少ない 不正中継サーバの減少 ISP の SMTP を利用して、携帯電話に向けた spam 発信 携帯側では、ヘッダがないため誰が送信したのかわからない ISP のメールサーバに多大な負荷を与えるため発見が比較的容易 ISP 利用契約解除などの手続きを実行. 現在の spam の状況 1. 常時接続環境における自前 SMTP サーバ使用による発信
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迷惑メールにおけるISPの対応 2002年3月5日 社団法人日本インターネットプロバイダー協会 事務局長 中村龍太郎
過去のspamの流れ • 不正中継によるspam発信 • 比較的数は少ない • 不正中継サーバの減少 • ISPのSMTPを利用して、携帯電話に向けたspam発信 • 携帯側では、ヘッダがないため誰が送信したのかわからない • ISPのメールサーバに多大な負荷を与えるため発見が比較的容易 • ISP利用契約解除などの手続きを実行
現在のspamの状況 1 • 常時接続環境における自前SMTPサーバ使用による発信 • ISPでは大量に送信したかどうかの判別ができない • 初心者ユーザーによる安易なspam発信 • 初心者ユーザーはspamがいけない行為だと知らない • 安易にシステムを購入してspamを発信し始める人たち • 安易に到達可能メールアドレスを購入してspamを発信し始める人たち • 啓蒙の必要性
現在のspamの状況2 • 省令に基づいてどうどうと発信 • MUAにおけるフィルタリングシステムの開発が急務 • 省令の発表後さらに増えるspam • 携帯に向けていたspam発信者が、PCユーザーにもねらいを定めている • 到達可能アドレスの売買
対策1 • ユーザーへの啓蒙 • 「迷惑メールとは何か」を理解してもらう • ISPだけでなく、政府公報などの公的機関を通じての啓蒙策が必要 • 迷惑メールが来たら、さっさとゴミ箱へ捨てる • 迷惑メール対策をISPに迫っても対策が不能であることの周知 • ISPにとって迷惑メールの情報提供は必要だが、ISP側に「何とかしろ」という要求を向けられても困る • ISPは郵便局と同様であり、そもそもメールの内容について関知することはできないし、送信を止めさせることはできない
対策2 • 特定のヘッダ情報を付加してフィルタシステムを利用する方法 • 携帯事業者サーバにて、希望者に対しては、特定ヘッダをフィルタリングする • MUAでフィルタリングする(ユーザーがMUAを選択することができる) • 特定のヘッダ情報をつけないspam発信者に対して有効な方策はない。そのためには法制化による罰則規定が必要。 • 携帯において、そもそも着信課金するならば、受信するメールを選択できるシステムの開発が必要
対策3 • Spam(迷惑メール)の定義が必要 • 同じ内容でも、迷惑かどうかはユーザーが判断するもの「迷惑メール」という定義づけそのものが問題 • 名称例 • 商用目的、及び、公序良俗に反する非オプトインメール • 定義例 • 商業行為を目的としたメールであり、かつ、受信者から送信許可を得ずに配信されるメール • わいせつな内容や誹謗中傷を含んだ、公序良俗に反するメールであり、かつ、受信者から送信許可を得ずに配信されるメール • その他受信者に不快感を与えると認識されるメール
ありがとうございました 社団法人日本インターネットプロバイダー協会 Tel.03-5456-2380 Fax.03-5456-2381 E-mail info@jaipa.or.jp