1 / 18

GM冷凍機の温度振動逓減

第 10 回受信機ワークショップ 2010/3/6 (国立天文台). GM冷凍機の温度振動逓減. 高知大理    西岡 孝 ----------- 共同研究者 ------------- 高知大  角田泰啓 ,沖殿圭祐 国立天文台 松尾宏 大阪府大 小川英夫 名古屋大 前澤裕之 ----------- 開発資金補助 ---------- 国立天文台共同開発研究 JSTシーズ発掘試験. 目次. 序論 重い電子系 高知大学方式 3 He GM 冷凍機 国立天文台との共同開発とその影響 本論 GM冷凍機の温度振動

dougal
Download Presentation

GM冷凍機の温度振動逓減

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 第10回受信機ワークショップ 2010/3/6 (国立天文台) GM冷凍機の温度振動逓減 高知大理    西岡 孝 -----------共同研究者------------- 高知大 角田泰啓,沖殿圭祐 国立天文台 松尾宏 大阪府大 小川英夫 名古屋大 前澤裕之 -----------開発資金補助---------- 国立天文台共同開発研究 JSTシーズ発掘試験

  2. 目次 • 序論 • 重い電子系 • 高知大学方式3He GM冷凍機 • 国立天文台との共同開発とその影響 • 本論 • GM冷凍機の温度振動 • 高知大学方式3He GM冷凍機の温度のゆらぎ • 冷却能力と温度振動 • 冷却能力の維持 • 温度振動の逓減 • まとめと今後の開発

  3. 重い電子系の研究 希土類のCe, YbやアクチナイドのUを含む化合物 • 極低温(1K以下) • 超高圧(1万気圧以上)

  4. 極低温環境(名古屋大学 vs 高知大学) 山頂の環境?

  5. GM 冷凍機 • 長所 • 比較的安価 • 簡単に低温(4 K程度)を実現 • 液体ヘリウム不要 • 短所 • 1K以下の物性測定が困難 • 冷却ヘッドの温度振動が大きい 目的:1 K以下の極低温環境の実現 GM冷凍機本体

  6. 4 K pot 1 K pot 3He pot 高知大学方式3He GM冷凍機システム 日本物理学会2007年秋

  7. 高知大学方式3He冷凍機の発明以降の開発 • 2007.3 高知大学方式3He GM冷凍機特許出願 • 2007.7 名古屋大学技術部小林さん,河合さん • 2008.1 名古屋大学STE研前澤さん • 2008.1.24 第8回受信機ワークショップ       「4KGM冷凍機を用いた1K以下の実現」 • 2008.1.30 国立天文台共同開発研究書類提出小川先生,松尾さん • 2008.4 採択通知(角田君の修士論文のテーマ) • 2008.7.28 共同研究締結 • 2008.12 冷凍機入荷 • 2009.3 共同開発研究終了 • 2008.4 ~2010.3 角田君の修士論文のテーマとして冷凍機開発

  8. 高知大学に与えられた課題 • 間欠運転による完全無振動運転(前沢さん)30分程度の維持は可能であるが、再び低温を得るのに1時間程度要する • 連続運転による温度振動の逓減(小川先生)冷却能力を損ねずに温度振動はどのくらい逓減できるか? • 4Heのみで1 K以下(1mW@1K)(松尾さん)3Heは高価であり、取り扱い面倒テラヘルツカメラへの応用など

  9. 国立天文台との共同開発の影響 • JSTからの支援 • 2008.11.7 技術シーズ発表会 • 2009.4.3 JST新技術発表会 • 2010.1.19 地域発技術シーズ発表会inおおさか • 2009.6 シーズ発掘試験採択 • 大学内での影響 • 全学金工室の整備(学長裁量経費) • 補正予算の順位の繰上げ(~5000万円のマグネット)

  10. 高知大学のインフラ整備 全学金工室 2009.4~ 物理金工室 昭和37年般若鉄工所 ~2009.3

  11. GM冷凍機の温度振動 • 最低温度付近で ~ 200 mKの温度振動 2nd Stage

  12. 3He冷凍機の温度のゆらぎ 温度のゆらぎは 1 mK 以下 短時間では 0.2 mK 程度 物質の比熱

  13. 冷却能力と温度振動 2nd Stage 2nd Stageへの熱流: ・・・K:熱伝導 定常状態(dθ/dt=0) では, 温度差:Δθ∝1/K また,温度振動(時間当たりの温度変化)は 温度振動:dθ/dt∝K/C Test pot • 熱伝導(K)を良くし,さらに熱容量(C)を大きくすることによって,冷却能力を維持しつつ温度振動の逓減が可能

  14. 冷却能力の維持 2nd Stage Test pot • 接触面にInを挟む • Test potを銅で造る

  15. 熱容量の増加 • 実験方法 • 銅製 Test pot使用 • 4Heガスなどをコンデンス He Gas等 • 振動逓減の様子を見る Test pot

  16. ヘリウムガスによる温度振動逓減 • 4Heガスの液化量によって振動が逓減 • 一定量以上の液化しても温度振動は変化しない • 4 K pot:1/10以下 • 3He pot:1/100

  17. その他,温度振動の逓減 • H2は測定温度領域によっては適切か。

  18. まとめ • 温度振動の逓減 • 冷却能力をある程度犠牲にしていい場合(~1/100)熱的に切り離したポットにヘリウムを液化 • 冷却能力を維持する場合 (~1/10)銅製の容器の中に熱容量の大きな材料を入れる 例)ヘリウム(4K以下),水素(20K以下),鉛(10K以上) 今後の開発 • 4Heのみを用いた1K以下の冷却システム • 3Heの価格が高騰(1年で20倍以上) • ミリ波・サブミリ波・テラヘルツ波へ • 物性測定システムの開発(ヘリウム液化機からの開放)

More Related