120 likes | 349 Views
R での 連関測度の計算方法. 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 atsushi@si.aoyama.ac.jp. 講義で使用しているテキスト(ボーンシュテット & ノーキ)で学習した分割表 の連関測度を, R で計算するには?. 名義尺度での連関係数. 最適予測係数( Guttman’s lambda ) 分割表に対して電卓を使うように計算を実行するか,自分で関数を定義する(それほどむずかしくない).. 順序 尺度での連関測度. グッドマン = クラスカルの γ
E N D
R での連関測度の計算方法 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 atsushi@si.aoyama.ac.jp
講義で使用しているテキスト(ボーンシュテット & ノーキ)で学習した分割表の連関測度を,R で計算するには?
名義尺度での連関係数 • 最適予測係数(Guttman’s lambda) • 分割表に対して電卓を使うように計算を実行するか,自分で関数を定義する(それほどむずかしくない).
順序尺度での連関測度 • グッドマン=クラスカルのγ • 分割表に対して,青木繁伸先生のウェブにある,グッドマン・クラスカルのガンマを計算する関数を利用する. • ケンドールの順位相関係数τb • 分割表に対して,青木繁伸先生のウェブにある,ケンドールのτbを計算する関数を利用する. • 個票データ(講義テキスト9.3参照)の場合には,cor関数を使って method = “kendall” オプションをつける(テキストp.127).
実習 • ボーンシュテット & ノーキの表9.2を行列として入力し,グッドマン=クラスカルのγとケンドールの順位相関係数をそれぞれ計算する.青木先生が用意した関数 gamma2, tau.bを使う. • round 関数を使って適当なところでまるめてよい • テキストではそれぞれ 0.349 と 0.233 である.実習で得られた数値は符号が異なる.なぜか?
表9.2と操作仮説 H1:女性は家にいて家事をすべきだという意見に反対 する人ほど,性差別禁止の法可決をより強く支持する.
順序尺度での連関測度 • スチュアートの順位相関係数τc • ソマーズの係数 dyx • 分割表に対して電卓を使うように計算を実行するか,自分で関数を定義する(それほどむずかしくない).
順位データの連関測度 • スピアマンの順位相関係数 ρs • 個票データに対して,cor関数を使って method = “spearman” オプションをつける(テキストp.127). • もともと順位が記録されている個票データならば,そのままピアソンの相関係数を計算すればよい.オプションをつける必要はない.
実習 • テキスト第5章練習問題 (3) に取り組む.
2 * 2 表での連関測度 • ユールの連関係数 Q • 分割表から対角要素の積を計算して(テキストp.216-217),その和(分母)と差(分子)を使う. • 青木繁伸先生のウェブにある,グッドマン・クラスカルのガンマを計算する関数を利用する. • ファイ係数 • 方法1:個票データで2値のコード化(テキストp.67, p.233)をして,cor関数を使う. • 方法2:分割表に対して,パッケージ vcdのassocstats関数を用いる.ピアソンの一致性係数 C とクラメルの V も出力される.
2 * 2 表での連関指数計算方法 • オッズ・条件つきオッズ • 分割表から必要な要素を抜き出して計算する(テキストp.216-217) • オッズ比 • 分割表に対して,パッケージ vcdのoddsratio関数を用いる.log=FALSE オプションをつける.参考:藤井良宜『カテゴリカルデータ解析』(共立出版)第4章 • Fisher の直接確率法(関数は fisher.test)では,オッズ比が出力される.
実習 • ボーンシュテット & ノーキ『社会統計学』第9章問題の15に取り組む.Q,ファイ,オッズ比を計算.人口動態と地域のクロス表(1960-70年の63都市データ).