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歯科領域における 面積効果に関する検討  Saito Lab. 梶浦孝広

歯科領域における 面積効果に関する検討  Saito Lab. 梶浦孝広. A study of the area effect on the dental treatment field. 歯科領域における面積効果に関する検討. 梶浦 孝広 横井 梓 齋藤 美穂. Takahiro Kajiura Azusa Yokoi Miho Saito. 早稲田大学人間科学部 早稲田大学大学院人間科学研究科 早稲田大学人間科学学術院. WASEDA University. 背景. 歯科 医院: 既製の1 本 の色見本で多数歯の色を決めた場合

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歯科領域における 面積効果に関する検討  Saito Lab. 梶浦孝広

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Presentation Transcript


  1. 歯科領域における 面積効果に関する検討  Saito Lab. 梶浦孝広

  2. A study of the area effect on the dental treatment field 歯科領域における面積効果に関する検討 梶浦 孝広 横井 梓 齋藤 美穂 Takahiro Kajiura Azusa Yokoi Miho Saito 早稲田大学人間科学部 早稲田大学大学院人間科学研究科 早稲田大学人間科学学術院 WASEDA University

  3. 背景 • 歯科医院: 既製の1本の色見本で多数歯の色を決めた場合 完成した多数歯の色が違って見える事象がある. と推測される. しかし,この事象の先行研究は見当たらない. 色の面積効果

  4. 背景 iPad2 そこで本研究では 1.被験者の顔にて歯の印象評価を行う実験 ⇒以降 リアル と呼ぶ 2.CG画像にて歯の印象評価を行う実験 ⇒以降 CG と呼ぶ.. により,  周囲色(肌・唇)を考慮した歯の色に関する 面積効果の検討を行った.

  5. リアル 実験 • 目的 1本の歯と6本の歯との 間で 印象にどのような差異が見られるのか. を探ることを目的とした. • 方法 • 結果 • CG実験 • CG 実験結果

  6. リアル 実験 • 目的 • 方法 被験者(一般人37名) 女性18名(23歳~50歳,平均年齢=37.00歳, SD=8.49).色覚異常者無し. 男性19名(20歳~51歳,平均年齢=40.39歳, SD=9.66).色覚異常者無し.

  7. 既製の 人工歯 (イボクラ社) リアル 実験 • 目的 • 方法 刺激:歯色 (歯色の色見本) ビタ・シェード : A1, A2, A3(歯科の国際的規格) と ブリーチングのBL4を適用 ←1歯と↑6歯 ① BL4, ② A1, ③ A2, ④ A3 (LOTの統一)

  8. 照明 : 東芝 D65 リアル 実験 • 目的 • 方法 視感評価の方法 「 顔貌 」 (目の位置) ⇔ 「 鏡 」: 約 14cm 1歯 : 2°視野(視距離 28.5cm: 1cm円盤) 6歯 : 10°視野(視距離 28.5cm: 5cm円盤) 鏡:高演色性 サンミラー リアリティア

  9. リアル 実験 • 目的 • 方法 SD法による13形容詞対の7段階尺度 を用いた印象評価

  10. リアル 実験 ① ③ ④ ④ ③ • 目的 • 方法 肌色・唇色の分類 さまざまな、肌色・唇色の被験者を分類する目的 • 結果 • CG実験 • CG 実験結果 ② ① 齋藤(2005)で用いた ① 色白肌 (5.0YR7.5/4.0) ② 普通肌の色白寄り (5.0YR7.0/5.0) ③ 普通肌の色黒寄り (5.0YR6.5/5.0) ④ 色黒肌 (5.0YR6.0/5.0) 予備調査結果より ① 淡い (5.0R 6.0/6.0) ② 普通 (5.0R 5.0/6.0) ③ 赤い (5.0R 3.0/8.0) ④ 濃い (2.5R 3.0/6.0)

  11. リアル 実験 • 目的 • 方法 • 結果 印象評定値 のt検定 と 因子分析 と 因子得点 の分散分析 • CG 実験 • CG 実験結果

  12. リアル の実験 イメージプロフィール 好きな 美しい 鮮やかな  高級感のある 女性的 親しみのある 個性的な 自然な 若々しい 明るい 健康的な 派手な 上品な BL4 最も白い歯

  13. 面積効果 好きな 美しい 鮮やかな  高級感のある 女性的 親しみのない 個性的な 自然な 若々しい 明るい 健康的な 派手な 上品な 好きな 美しい 鮮やかな  高級感のある 女性的 親しみのない 個性的な 自然な 若々しい 明るい 健康的な 派手な 上品な BL4 最も白い歯 =p<.01 =p<.05=p<.10 好きな 美しい 鮮やかな  高級感のある 女性的 親しみのない 個性的な 自然な 若々しい 明るい 健康的な 派手な 上品な 好きな 美しい 鮮やかな  高級感のある 女性的 親しみのない 個性的な 自然な 若々しい 明るい 健康的な 派手な 上品な

  14. 因子分析: 主因子法  バリマックス回転

  15. 多重比較の結果  歯数間 と 歯色間  インパクト 因子 ** ** BL4の [インパクト]の面積効果 の傾向 ** ** † ** ** BL4 が最もインパクトが高い * ** ** ** ** ** ** A2の[インパクト]の面積効果 **=p<.01 *=p<.05 †:p<.10 =n.s. BL4 が最もインパクトが高い

  16. 多重比較の結果  歯数間 と 歯色間  審美性 因子 ** ** ** A1 が最も審美性が高い傾向 ** ** ** * ** ** BL4の[審美性]の面積効果 **=p<.01 *=p<.05 †:p<.10 =n.s. A1 が最も審美性が高い傾向

  17. CG 実験 • 目的 肌色 ・ 唇色 が 歯の色へ及ぼす影響 を探ることを目的とした. • 方法 • CG 実験結果 • リアルとCGの考察

  18. CG 実験 • 目的 • 方法 刺激 : CG 画像 の顔 • CG 実験結果 • リアルとCGの考察 • 結論

  19. CG画像 : poser 8 & PhotoShop CS 普通肌の 色黒寄り (5.0YR 6.5/5.0) 普通肌の 色白寄り (5.0YR 7.0/5.0) 色白 と呼ぶ 色黒 と呼ぶ 淡い唇 (5.0R6.0/6.0) 普通の唇 (5.0R6.0/6.0) 被験者の * 肌色・唇色の出現頻度 * 実験負荷軽減 淡い唇 普通の唇 BL A1 A2 A3

  20. 遮光 BOX CG 実験 iPad2 原寸大 28.5 cm • 目的 • 方法 被験者と評価方法    女性24名(21歳~50歳,平均年齢=34.54歳, SD=8.94)に対して.色覚異常者無し. 男性19名(18歳~51歳,平均年齢=39.42歳, SD=10.41)に対して.色覚異常者無し. SD法による13形容詞対の7段階尺度を用いた 歯の色 の印象評価

  21. CG 実験 • 目的 • 方法 • 結果 印象評定値 の分散分析 因子分析 と 因子得点の分散分析 • リアルとCGの考察 • 結論

  22.    隣接する   離れた     唇色 < 肌色   CG イメージプロフィール と 分散分析検定結果 好きな 美しい 鮮やかな  高級感のある 女性的 親しみのない 個性的な 自然な 若々しい 明るい 健康的な 派手な 上品な 好きな 美しい 鮮やかな  高級感のある 女性的 親しみのない 個性的な 自然な 若々しい 明るい 健康的な 派手な 上品な 歯の色へ影響を及ぼす傾向 * 色差:⊿E*ab=10 色差:⊿E*ab=4 ** ** ** ** * ** ** * ** * **:p<.01 *:p<.05†:p<.10

  23. 因子分析:主因子法バリマックス回転後の因子行列結因子分析:主因子法バリマックス回転後の因子行列結 「審美性」因子の結果 審美性因子で3要因の交互作用が有意。 ( F(3,126)=4.298,p<.01) 【「審美性」多重比較の結果】 [唇色],[歯色]の両要因で 色黒寄りの方が色白寄りより審美性は高い ( p<.05 )。 [BL]は最も審美性が高い([色白寄]り肌と[淡い]唇にて (p<.05 ) 。 審美性で3要因の交互作用 F(3,126)= 4.298,p<.01 「適合性」因子の結果 唇色と歯色の各主効果。( p<.01 ) 唇色×歯色の交互作用が有意。(p<.01) 【「適合性」多重比較の結果】 [肌色],[BL],[A1]の各要因で淡い唇の方が普通の唇より適合性は高い(p<.05)。 [A1]は[BL]より、[ A2 ]は[ BL ]より 適合性が高い(p<.01)。

  24. 審美性: 因子分析後 の 多重比較 肌色 と 唇色と 歯色 ** BL4 が最も審美性が高い BL4 が最も審美性が高い * ** * * **:p<.01 *:p<.05 †:p<.10 =n.s. ** BL4 が最も審美性が高い傾向 BL4 が最も審美性が高い傾向

  25. 適合性: 因子分析後 の 多重比較 肌色 と 唇色と 歯色 ** A1・A2 が適合性が高い A1・A2 が適合性が高い ** ** **:p<.01 *:p<.05 †:p<.10=n.s. ** ** ** ** ** **:p<.01 *:p<.05 †:p<.10 =n.s. ** ** ** ** ** A1・A2 が適合性が高い A1・A2 が適合性が高い

  26. 1歯と6歯のt検定の結果、「暗い‐明るい」、 「くすんだ‐鮮やかな」の形容詞には差異が得られない。 「暗い‐明るい」、「くすんだ‐鮮やかな」 の形容詞には差異が得られないことは 考察 リアル とCG 1歯と6歯のt検定の結果、 「暗い‐明るい」、「くすんだ‐鮮やかな」 の形容詞には差異が得られない. • 背景 • リアル実験 • リアル 実験結果 • CG実験 • CG 実験結果 リアル と CG の考察 • 結論 1) 歯の色の場合、 「下品な-上品な」、「嫌いな-好きな」 など 他の印象に影響を与え 1歯と6歯の色の見え方が異なる. 対象物に興味がある場合, 「思い」などの嗜好がさらに関係している と考えられる.

  27. 1歯と6歯のt検定の結果、「暗い‐明るい」、 「くすんだ‐鮮やかな」の形容詞には差異が得られない。 「暗い‐明るい」、「くすんだ‐鮮やかな」 の形容詞には差異が得られないことは 考察 リアル実験 とイメージ実験 歯の色への影響が, 隣接する 唇色より 離れた肌色の方が大きい. • 印象評価値における因子分析 • リアル実験とイメージ実験の考察 • 結論 [ 肌色 ] に対する [ 歯色 ] といった 色の対比 をしている.

  28. 結論 1) 面積効果による明度・彩度の差異は、 他の印象を与えたと考えられる。 1)今回の実験で歯の色の面積効果は示唆されたが、 「暗い-明るい」、「くすんだ-鮮やかな」の形容詞には 差異が得られなかった。 2)歯の色への影響は、隣接する色差の大きい唇色より、離れた色差の小さい 肌色の方が大きい ことがわかった。

  29. 結論 3) 歯の色選びには, [ 面積効果 ] [ 肌色の効果 ] を熟察したコミュニケーションが, 術者と患者の両者には須要である.

  30. ご清聴ありがとうございました

  31. 『歯科領域における面積効果に関する検討』 3分 質疑応答 TIMER TIME UP WASEDAUniversity 梶浦孝広 ・ 横井梓 ・ 齋藤美穂

  32. 歯科領域における面積効果に関する検討 日本色彩学会第43回全国大会 in Saito Lab. 2012. MAY. 25‐27 吉田南キャンパス 梶浦 京都大学 横井 齋藤 日本色彩学会第43回 全国大会 in 京都 早稲田大学     梶浦 孝広 ・ 横井 梓 ・ 齋藤美穂

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