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第4章 外部性と環境問題. まとめ. Q1 : 外部性 とは何か?. 「ある経済主体の経済活動が、 市場を経由せずに 、他の経済主体に対して 付随的な 効果( 外部効果 )を与える現象」 外部不経済 ・・・望ましくない(負の)外部効果を与える現象 外部経済 ・・・望ましい(正の)外部効果を与える現象. Q2 :外部性が存在するときの社会的余剰は?. 社会的余剰は最大にならない(死荷重が発生)=パレート最適でない パレート最適な供給量を Q* 、市場メカニズムによる生産量を Q’ とすると、 外部不経済: SMC > PMC 、 Q’ > Q*
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第4章 外部性と環境問題 まとめ
Q1:外部性とは何か? • 「ある経済主体の経済活動が、市場を経由せずに、他の経済主体に対して付随的な効果(外部効果)を与える現象」 • 外部不経済・・・望ましくない(負の)外部効果を与える現象 • 外部経済・・・望ましい(正の)外部効果を与える現象
Q2:外部性が存在するときの社会的余剰は? • 社会的余剰は最大にならない(死荷重が発生)=パレート最適でない • パレート最適な供給量をQ*、市場メカニズムによる生産量をQ’とすると、 • 外部不経済: SMC>PMC、 Q’>Q* • 外部経済: SMC<PMC、 Q’<Q* • Q*はSMCと限界費用曲線の交点で決まる。
Q3:環境政策の経済的手段とは? • 経済的インセンティブ(誘因)により、汚染発生原因者に対して発生を抑制するよう誘導する。 • ピグー税、ボーモル=オーツ税 → 炭素税・環境税の基本的考え方 • ピグー補助金 • 排出権(排出量)取引 • デポジット・リファンド制度
Q4:日本の公害経験とは? 1)1890年代~1945年 鉱山からの「鉱害」→足尾鉱毒事件など 2)1950年代~1960年代 4大公害病、全国的な公害問題 公害対策基本法(1967)、公害国会(1970)、 環境庁(1971) 3)1970年代 産業公害の一応の克服 自動車公害の深刻化
Q5:「環境問題」の特徴とはなにか? • 発生原因者の拡がり • 時間的・空間的な拡がり • 複雑・予測困難 →単なる「規制」によって環境破壊を抑制することが難しくなってきた • 1992年 リオ・サミット(国連環境開発会議) • 1993年 環境基本法制定
Q6:廃棄物問題はなぜ問題か? • 資源の浪費 • エネルギー消費および有害物質排出 • 最終処分場の問題 • 2003年度のごみ(一般廃棄物)総排出量は5161万トン、一人一日当たり1106g
Q7:リサイクル法制はどうなっているか? • 循環型社会形成推進基本法(2000年制定) • 処理の「優先順位」を初めて法定化 • 国、地方公共団体、事業者及び国民の役割分担を明確化 • 個別物品についての法制 • EPR・・・拡大生産者責任 容器包装リサイクル法 家電リサイクル法 自動車リサイクル法その他
Q8:地球温暖化をめぐる「利害対立」とは何か?Q8:地球温暖化をめぐる「利害対立」とは何か? • 先進国と途上国との利害対立 • 産業革命以降の累積排出量の85%が先進国から • 気候変動による影響を経済的にも受けやすいのは途上国 • 現在世代と将来世代との利害対立 • 原因は現在の世代が作っている • 影響は将来の世代が受ける
Q9:「京都議定書」で何が決められたのか? • 2008~2012年を目標期間、6種の温室効果ガスの排出量を90年(一部95年)を基準に、国別に差異化した削減目標。日本は-6%。 • 京都メカニズム • ①排出量取引 • ②共同実施 • ③クリーン開発メカニズム(CDM)