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資料組織概説 Ⅰ

資料組織概説 Ⅰ. 0.まず記述を作ってみる ISBD : International Standard Bibliographic Description (国際標準書誌記述) ISBD(M) : International Standard Bibliographic Description for Monographic Publication  国際標準書誌記述(単行書用) IFLA ( International Federation of Library Associations and Institutions 、国際図書館連盟)が策定した記述に関する国際標準.

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資料組織概説 Ⅰ

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  1. 資料組織概説Ⅰ 0.まず記述を作ってみる ISBD:International Standard Bibliographic Description(国際標準書誌記述) ISBD(M):International Standard Bibliographic Description for Monographic Publication 国際標準書誌記述(単行書用) IFLA(International Federation of Library Associations and Institutions、国際図書館連盟)が策定した記述に関する国際標準

  2. 記述とは • 資料を探したり、特定したりするのに必要な資料に関するデータのこと。 • タイトル、著者、出版者、出版年、版など。 • これを全世界の図書館界で通用するよう共通化、標準化したものがISBDである。 • ISBDには資料種別によってさまざまな種類があるが、図書用ISBDをISBD(M)という。

  3. ISBD(M)の概要 (第1)タイトルおよび責任表示エリア (第2)版エリア (第3)資料(または刊行方式)特性エリア   (Mの場合は不使用) (第4)出版・頒布等エリア (第5)形態的記述エリア (第6)シリーズエリア (第7)注記エリア (第8)標準番号、入手条件エリア

  4. ISBD(M)の具体的な記載方法 本タイトル□:□タイトル関連情報□/□最初の責任表示□;□2番目の責任表示.□-□版表示□/□特定の版に関係する責任表示.□-□出版地□:□出版者,□出版年.□-□特定資料種別と資料の数量□:□その他形態的細目□;□大きさ□+□付属資料.□-□(シリーズの本タイトル□/□シリーズに関する責任表示,□シリーズのISSN□;□シリーズ番号).□-□注記エリア.□-□ISBN

  5. 区切り記号の種類と前後の字空け / スラッシュ 前後空け(責任表示) :  コロン   〃     (タイトル関連情報など) ;  セミコロン 〃     (2番目の責任表示など) -  ダッシュ  〃     (エリアとエリアのつなぎ) +  プラス   〃     (付属資料) . , (  )  〔〕  片側空け

  6. 「デジタル知識社会の構図」の記述  デジタル知識社会の構図□:□電子出版・電子図書館・情報社会□/□合庭惇著.□-□初版.□-□東京□:□産業図書,□1999.□-□vi,274p□;□20cm.□-□ISBN4-7828-0123-8

  7. 「情報サービス」の記述 情報サービス□:□概説とレファレンスサービス演習□/□西田文男監修□;□志保田務, 平井尊士編著.□-□初版.□-□東京□:□学芸図書,□1999.□-□199p□;□21cm.□-□ISBN4-7616-0332-1

  8. 集合書誌単位と単行書誌単位の組み合わせ 集合書誌単位→ ↑       ↑  単行書誌単位

  9. 集合書誌単位と単行書誌単位ごとの分析表

  10. 集合-単行書誌単位の分析表(完成)

  11. 「新・図書館学シリーズ」「図書及び図書館史」-本法による記述「新・図書館学シリーズ」「図書及び図書館史」-本法による記述 図書及び図書館史□/□寺田光孝編□;□寺田光孝, 加藤三郎, 村越貴代美共著.□-□初版.□-□東京□:□樹村房,□1999.□-□xii, 215p□;□21cm.□-□(新・図書館学シリーズ□/□前島重方, 高山正也監修□;□12).□-□ISBN4-88367-013-9

  12. 「新・図書館学シリーズ」「図書及び図書館史」-多段階記述様式による記述「新・図書館学シリーズ」「図書及び図書館史」-多段階記述様式による記述 新・図書館学シリーズ□/□前島重方, 高山正也監修.□-□東京□:□樹村房,□1997-1999.□-□14冊□;□21cm 12: 図書及び図書館史□/□寺田光孝編□;□寺田光孝, 加藤三郎, 村越貴代美共著.□-□初版.□-□1999.□-□xii, 215p.□-□ISBN4-88367-013-9

  13. 集合書誌単位と単行書誌単位の組み合わせ(2)集合書誌単位と単行書誌単位の組み合わせ(2) 集合書誌単位→ ↑          ↑   単行書誌単位

  14. 集合-単行書誌単位の分析表

  15. 「JLA図書館情報学テキストシリーズ」「資料組織演習」-本法による記述「JLA図書館情報学テキストシリーズ」「資料組織演習」-本法による記述 資料組織演習□/□吉田憲一編□;□野口恒雄, 山野美贊子, 山中秀夫, 吉田憲一,吉田暁史共著.□-□新訂版.□-□東京□:□日本図書館協会,□2002.□-□270p□;□26cm.□-□(JLA図書館情報学テキストシリーズ□/□塩見昇,三浦逸雄, 柴田正美, 小田光宏編□;□10).□-□ISBN-4-8204-0210-2

  16. 「JLA図書館情報学テキストシリーズ」「資料組織演習」-多段階記述様式による記述「JLA図書館情報学テキストシリーズ」「資料組織演習」-多段階記述様式による記述 JLA図書館情報学テキストシリーズ□/□塩見昇, 三浦逸雄, 柴田正美, 小田光宏編.□-□東京□:□日本図書館協会,□1997-2004. □-□13冊□;□26cm 10: 資料組織演習□/□吉田憲一編□;□野口恒雄, 山野美贊子, 山中秀夫,吉田憲一, 吉田暁史共著.□-□新訂版.□-□2002.□-□270p.□-□ISBN4-8204-0210-2

  17. 書誌単位の定義 • 固有のタイトルから始まる一連の書誌的事項の集合を書誌単位という。 • 書誌的事項とは  タイトル、責任表示、出版者、...、ISBNのような資料を記述するための要素をいう。  つまりISBDで定義されるような要素群のこと。 • 固有のタイトルに対しては、厳密な定義は行われていないが、「独立性のあるタイトル」くらいの意味。

  18. 書誌単位の関連説明 • 固有のタイトルがなければ書誌単位ではない  つまり、「フーコーの振り子」上下2冊セットは書誌単位であるが、上下巻それぞれは、固有のタイトルを持たないので、書誌単位とはいえない。 →物理単位という • 書誌単位の種類  集合書誌単位、単行書誌単位、構成書誌単位、の3種類がある。 • まず単行書誌単位の定義が決まり、次に集合書誌単位と構成書誌単位の定義が決まる。

  19. 書誌単位の種類 • 単行書誌単位  物的に独立した最小の書誌単位  (基準となる書誌単位) • 集合書誌単位  単行書誌単位より大きな書誌単位 • 構成書誌単位  単行書誌単位より小さな書誌単位  (物として独立しない、1冊中の1論文など)

  20. 物理単位

  21. 書誌単位-物理単位 (固有のタイトルがある) →書誌単位 (固有のタイトルはないので書誌単位ではない。しかし物としての1点ずつ) →物理単位という

  22. 物理単位とは • 書誌単位 固有のタイトルから始まる書誌的事項の集合。 • 物理単位  物としての1点ずつをいう。  固有のタイトルがあるかどうかは問題でない。  しかし実務的には、上下本などのように、固有のタイトルを持たない1点ずつのことをいう。

  23. 本法による記述 フーコーの振り子□/□ウンベルト・エーコ著□;□藤村昌昭訳.□-□東京□:□文藝春秋,□1993.□-□2冊□;□22cm 注)本法では書誌単位しか記述できない。物理単位は記述の対象外である。したがってこの本の場合、上下2冊セットの単行書誌単位のみが記述の対象となる。

  24. 集合-単行-構成書誌単位の例

  25. 集合書誌単位 単行書誌単位 構成書誌単位

  26. 集合書誌単位 単行 書誌単位 物理単位

  27. 本法による記述 弁論家の教育□/□クインティリアーヌス著□;□小林博英訳.□-□初版.□-□東京□:□明治図書出版,□1981.□-□2冊□;□22cm.□-□(世界教育学選集□/□梅根悟, 勝田守一監修□;□96-97)

  28. 複雑な書誌単位と物理単位の例

  29. 「小倉武一著作集」の分析表

  30. 「小倉武一著作集」-本法による記述 緑のヨーロッパ / 小倉武一著. - 東京 : 農山漁村文化協会, 1982. - 2冊 ; 22cm. - (小倉武一著作集 / 小倉武一著 ; 第9-12巻. 世界の農村と農政 / 小倉武一著 ; 3-4). - 内容: (上巻)解題 ; 西ヨ-ロッパところどころ : 1966年7月~11月 ; 西ヨ-ロッパの農業講造 ; イギリス・フランス・西ドイツなどを巡る ; 統計でみるイギリスの農業構造 ; マシ-ネンリングを訪ねて. (下巻)解題 ; フランスの集団農業 ; スペインの農業共同経営 ; ソ連と東欧のこと ; ソ連 : 紀行と農業 ; ポ-ランド農業の明暗 ; 東欧のモデル―ハンガリ-の農業

  31. 本法による記述方法とは • NCR(日本目録規則)における原則的な記述方法を「本法」と名付ける。 • 次の2つが本法による記述である。 1.書誌単位のみを記述の対象とし、物理単位は記述の対象としない。 2.単行書誌単位を中心に記述を行う。  集合書誌単位はシリーズエリアに納め、構成書誌単位は注記の内容細目に納める。

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