TCPでのPythonソケット関数

TCPでのPythonソケット関数 Python socket module: Just a thin wrapper over the underlying C library's socket calls. • TCPによる通信 • gethostname() • gethostbyname(hostname) • gethostbyname_ex(hostname) • gethostbyaddr(ipaddress) • s = socket(family, type [, proto]) • s.bind(address) • s.close() • s.connect(address) • s.listen(backlog) • connection, address = s.accept() • string = connection.recv(bufsize [, flags]) • connection.send(string [, flags])

ソケットによるデータ通信とTCP/IPネットワークソケットによるデータ通信とTCP/IPネットワーク IPヘッダ情報 TCPヘッダ情報 IP TCP データデータ TCP/IP ネットワーク • 通信プログラムを作成する上では、通信相手のソケットに自分のソケットを繋ぐことができれば、安定した通信を行うことができる。 • 安定した通信は、TCP/IPのプロトコルで自動的に対処される。 • ソケットを繋ぐことができれば、マシン同士が、どの様な通信機器や伝送経路を辿って、データを送受信しているかなどを気にする必要は無くなる。

データ データ IP TCP TCPによる通信 TCP通信は、コネクション型の通信で、サーバはlisten()de クライアントのconnect()要求を待つ。コネクションにより、通信状態が確定すると、サーバはaccept()を送る。

gethostname() 機能ローカルマシンのホスト名を返す。例 >>> from socket import * >>> gethostname() 'pro3'

gethostbyname(hostname) 機能ホスト名のIPアドレスを返す。例 >>> from socket import * >>> gethostbyname("pro1.anesth.kpu-m.ac.jp") '192.168.22.1'

gethostbyname_ex(hostname) 機能ホスト名のIPアドレス名、ニックネーム、IPアドレスを返す。例 >>> from socket import * >>> gethostbyname_ex("pro1.anesth.kpu-m.ac.jp") ('pro1.anesth.kpu-m.ac.jp', ['pro1'], ['192.168.22.1'])

gethostbyaddr(ipaddress) 機能 IPアドレスから、ホスト名のIPアドレス名、ニックネーム、IPアドレスを返す。例 >>> from socket import * >>> gethostbyaddr("192.168.22.1") ('pro1.anesth.kpu-m.ac.jp', ['pro1'], ['192.168.22.1'])

s = socket(family, type [, proto]) • 機能 • アドレスfamily、ソケットtyp、プロトコル番号protoを • 指定して新しいソケットを作る。 • AF_INET IPv4プロトコル(TCP, UDP) • AF_UNIX UNIXドメインプロトコル • SOCK_STREAM ストリームソケット(TCP) • SOCK_DGRAM データグラムソケット(UDP) • SOCK_RAW 生のソケット • SOCK_SEQPACKET 連続接続モード転送 • 例 • >>> s = socket(AF_INET, SOCK_STREAM)

s.bind(address) 機能 (host, port)形式のaddressをソケットに指定する。この操作により、ネットワークホストとポート番号が指定される。 hostが空文字列の場合、INADDR_ANYを示し、全てのリモートホストを許可する。例 INADDR_ANY、ポート番号10000 add=("",10000) s.bind(add)

s.close() 機能ソケットを閉鎖する。例 s.close()

s.connect(address) 機能コネクション型通信(TCP)で使用するクライアント側通信要求。 addressは(host, port)のタプル形式。例 s.connect(("pro3.anesth.kpu-m.ac.jp", 10000))

s.listen(backlog) 機能コネクション型通信(TCP)で使用するサーバ側受信キューを設定する。 backlogは数字で少なくとも1以上が必要。例 s.listen(5)

connection, address = s.accept() 機能処理する接続要求に対応した、コネクションオブジェクトと、アドレスを得る。戻り値は(connection, address)のペアで、connection は接続を通じてデータの送受信を行うための新しいソケットオブジェクト、addressは接続先でソケットにbindしているアドレスを示します。例 connection, address = s.accept()

string = connection.recv(bufsize [, flags]) 機能メッセージを受信する。ソケットからデータを受信し、文字列として返します。受信する最大バイト数は、bufsizeで指定します。例 data = connection.recv(1024)

connection.send(string [, flags]) 機能メッセージを送信する。ソケットにデータを送信します。ソケットはリモートソケットに接続済みでなければなりません。戻り値として、送信したバイト数を返します。アプリケーションでは、必ず戻り値をチェックし、全てのデータが送られた事を確認する必要があります。データの一部だけが送信された場合、アプリケーションで残りのデータを再送信してください。例 connection.send(data)

TCPでのPythonソケット関数