260 likes | 345 Views
施工での地球温暖化への取組み. 2013 年 2 月 15 日. 温暖化対策専門部会. 地球温暖化とは. 地球の直径: 約 7,000km 大気厚さ: 約 80km 温室効果ガスは地球の安定した気候に重要な役割を果たしているが・・・. 温室効果ガスの重要性. 平均気温 地球: 14℃ 火星: - 50℃ 金星: 200 ~ 500℃. 世界平均気温の推移. (約 4 倍). 出展: IPCC 第 4 次報告書. 世界の CO2 濃度の推移. 2009 年は 387 ppm. 出展: IPCC 第 4 次報告書. 世界の平均気温・海面水位の上昇予測.
E N D
施工での地球温暖化への取組み 2013年2月15日 温暖化対策専門部会
地球温暖化とは 地球の直径:約7,000km 大気厚さ:約80km 温室効果ガスは地球の安定した気候に重要な役割を果たしているが・・・ 温室効果ガスの重要性 平均気温 地球: 14℃ 火星: -50℃ 金星: 200~500℃
世界平均気温の推移 (約4倍) 出展:IPCC第4次報告書
世界のCO2濃度の推移 2009年は387ppm 出展:IPCC第4次報告書
世界の平均気温・海面水位の上昇予測 このまま「高度成長・化石燃料依存型」の社会が続けば 2100年に 気温上昇:約4℃(2.4~6.4℃) 海面上昇:26~59cm 自然災害増大、食糧危機 飲料水不足、健康被害 海面上昇: max 59cm 気温上昇:max 6.4℃ ℃ IPCC第4次報告書(2007.2)より
私たちの生活への影響 地球が温暖化すると 温暖化の悪循環 ・北極圏の結氷面積の減少による 熱吸収量の増大 ・海水温度の上昇による CO2溶解度の低下 ・気温上昇による 土壌有機物の分解促進 ・永久凍土の溶解による メタンの放出 ・水蒸気蒸発量の増加による 温室効果の増大 ・海面水位上昇による土地の喪失 ・低気圧の強大化や洪水・渇水 などの自然災害の増加 ・気温上昇や異常気象による 農業生産の減少、生態系破壊 ・マラリヤ・デング熱などの 熱帯性の感染症発生域の拡大
温度上昇はどこまで許容されるか 1 2 3 4 5 上昇温度(℃) 水不足 水 4-17億人 11-32億人 10-20億人 サンゴ白化の増加 大半のサンゴ が白化 広範囲のサンゴ 絶滅 生態系 低緯度地域 いくつかの穀物で生産量減少 全てで減少 食料 洪水に直面する人口 沿岸域 ~300万人 200~1500万人 感染症媒介生物の分布拡大 保険サービスへの重大な負担 健康 危険ゾーン IPCC第4次報告より編集
CO2濃度上昇の背景 人為的排出量 年 7.2Gt/年(濃度 2ppm/年上昇) 早期に 排出量を半減! 2℃の温度上昇の場合 450ppm程度 現在(2010) 389ppm 工業化 自然の濃度 280ppm 大気中の二酸化炭素 自然の吸収量 年 3.1Gt/年 Gt=10億トン(炭素換算) (IPCC『第4次評価報告書』より)
低炭素社会への取組み ■世界の危機認識 気温上昇は2℃を超えるべきでない *2009年12月 COP15(コペンハーゲン合意) ■中期目標案(2020年での1990年比削減率) • EU: 20~30%削減 • 英国: 30%削減 • ドイツ:40%削減 • 米国: 5%削減 • 日本: 25%削減⇒見直し ■長期目標: 世界全体で2050年までに現状比50%削減 ・韓国:4%削減(05年比) ・中国: エネルギー効率40~45%UP (05年比20年まで) ・インド: エネルギー効率20~25%UP (05年比20年まで)
必要な削減水準 自然体だと2倍 15Gt 現状7.2Gt 半減目標達成のためには先進国は50%を大幅に上回る削減が必要 半減3.6Gt
国別一人当たりCO2排出量(2008) 出典:IEA2010報告
各国の排出量と京都議定書(2009) 京都議定書で 削減義務を負う国の排出量割合は 全体の26% 中国 23.7% (削減義務対象国)4.1% 米国 17.9% 第2約束期間 (2013-2018) 義務国はEU、豪州等 全体の13%に低下 *日本、ロシア、 カナダは離脱 出典:IEA2010報告
建設業界の取り組み経緯 1996年:経団連、産業界の環境自主行動計画公表 1998年:業界目標として排出原単位削減目標を設定 【2010年度までに1990年度比 12%削減】 2012年 日本経団連「低炭素社会実行計画」の一環として 2020年目標を設定。 「建設業の環境自主行動計画第5版」に掲載 【2020年度までに1990年度比 20%削減】 2010年:目標値の見直し(環境自主行動計画第4版 改訂版) 【2012年度までに1990年度比 13%削減】
建設産業に関わるCO2排出量 建設関連43% 日本の1995年度二酸化炭素排出(1.36Gt-CO2) 出展:日本建築学会計画系論文集第549号
エネルギー別使用比率と土建比率 建設現場のエネルギー別使用比率(2008年度) CO2排出量原単位比較 (土木・建築・平均:2010年度) 単位: kg-CO2/億円 電力:17% 軽油:69% 灯油: 1% 重油:13%
削減実績(業界全体) 単位(kg-CO2/億円) 1990年:35,161 2011年:31,079 削減率:11.6% 目標値 2012年に 0.87以下 (13%削減) 排出総量(万t-CO2) 1990年:922.6 2011年:387.8 削減率:58.0% *完工高減少率:52.4%
:2012年目標 軽油 削減活動実施率の推移 アイドリングストップ(車両) アイドリングストップ(重機) 省燃費運転(車両) 省燃費運転研修(重機) 土木 平均 建築
:2012年目標 削減活動実施率の推移 電力 高効率照明の採用 空調温度の適正化 灯油 エアコン暖房への切替
削減目標の見直し強化 【2012年度までに1990年度比13%削減】 【2020年度までに1990年度比20%削減】 20%減 13%減
効果の高い活動として、業界で重点的に展開 省燃費運転研修について
省燃費運転効果 2003年度社内開催研修会実施結果 改善率 所要時間比率 燃費 通常運転 作業性 省燃費運転 12.7% 0.97 19.9% 1.08 9.2% 1.00 0 0.5 1.0 所要時間比率 (省燃費運転/通常運転) 効果 CO2削減量:9,900kg-CO2/年・台 経費削減:26.3万円/年・台 *燃費2.0km/㍑、燃費改善15%、年間走行距離5万km、軽油70円/㍑として試算
現場内軽油の機種別使用割合 省燃費研修対象建機 重機系:40% 車両系:24% 【省燃費運転研修の対象となる場内重機・車両】 データ元: 2008年度建設施工分野CO2排出量調査 重機:バックホー、ラフタークレーン 車両:ダンプトラック、重ダンプ
重機の省燃費運転研修 削減率 34%
省燃費運転関連資料 省燃費運転マニュアル 冊子 パワーポイント 省燃費運転DVD(改訂版) 総合編 / ダンプ・トラック編 / 油圧ショベル編 日建連HPよりダウンロードできます! http://www.nikkenren.com/
最後に!(省燃費運転研修の意義) 省燃費運転はWIN - WIN活動です ●環境保全に貢献 CO2の排出量を削減し地球温暖化防止に貢献 ●経営改善に寄与 燃料使用量を削減し経費節減に寄与 *重機・車両の長寿命化や事故防止にも効果あり 省燃費運転を心がけ、走行・作業のムダを なくすことにご協力をお願いします。