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情報科教育の実践論. 鳴門教育大学大学院 情報科教育法研究 森山 潤. 情報科の特徴. 理論と実践 理論・・・知識の習得のため、体系的・組織的な 教授・学習 実践・・・自分で実践することにより、目標となる 情報活用実践の行動形態を実習して習得 理論と実践の相補性 ⇒ 理論と実践は,相補的に学習経験を構成する。どちらかを選択したり、重視したりするのではなく、組み合せ方 ( 流れ ) が重要。. 情報科のカリキュラム. 生徒の情報活用能力の習得という教育目的を実現するために行う教育的働きかけの計画全体。学習経験の総体。
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情報科教育の実践論 鳴門教育大学大学院 情報科教育法研究 森山 潤
情報科の特徴 • 理論と実践 理論・・・知識の習得のため、体系的・組織的な 教授・学習 実践・・・自分で実践することにより、目標となる 情報活用実践の行動形態を実習して習得 • 理論と実践の相補性 ⇒ 理論と実践は,相補的に学習経験を構成する。どちらかを選択したり、重視したりするのではなく、組み合せ方(流れ)が重要。
情報科のカリキュラム • 生徒の情報活用能力の習得という教育目的を実現するために行う教育的働きかけの計画全体。学習経験の総体。 • 情報科では特に、学習者の興味を重んじ、その環境に応じて、望ましい方向にその経験の発展を指導する過程を有機的に構成することが重要。 キーワードは, 「出会い」, 「探求」, 「創造」
情報科のカリキュラム • カリキュラム構成の4つのアプローチ 教材中心の設計 ・・・ 学習内容 学習者中心の設計 ・・・ 興味・関心,レディネス 社会中心の設計 ・・・ 社会的要請 過程中心の設計 ・・・ 問題解決能力 これらの適切な組み合わせが重要。
情報科のカリキュラム カリキュラム構成の意味的4要素 • 目的・目標 • 学習内容(スコープとシークエンス) • 学習活動 (方向目標、到達目標、体験目標) • 評価・フィードバック
情報科のカリキュラム • 到達目標・・・全ての生徒が達成する • 方向目標・・・各生徒の自己課題に対して 主体的に追及する。 • 体験目標・・・上記2つの目標を達成する 際に体験しなければならな い活動の内容 題材の展開では,上記の3目標が含まれる。
情報科の題材設定 • 題材・・・ある指導目標の達成に向けて組織された教材,活動,単元の組み合わせ。理論と実践とが相補的に展開され,生徒は基礎・基本の習得とその実践的応用という流れの中で学習する。 AP操作のための題材? vs 題材のためのAP操作?
情報科の題材設定 • 題材展開のいくつかのモデル ①学習内容のレベルによる展開 基礎(一次) ⇒ 応用(二次) ②課題解決の方略による展開 模作 ⇒ 改作 ⇒ 創作 ③情報活用の流れによる展開 収集 ⇒ 加工・処理 ⇒ 発信・発表 ④学習形態による展開 問題共有⇒分担・共同 ⇒公表・交流⇒成果共有 コンテンツ重視 コンテクスト重視
情報科の題材設定 <3つのコンテキスト~題材のトピック~> • コミュニケーションと表現 ・・・ 「伝える」「表す」 • 問題解決 ・・・ 「わかる」「見つける」 • システム ・・・ 「実現する」「使える」 <3つのコンピテンス~情報活用能力~> • 情報の科学的理解 • 情報活用の実践 • 情報社会に参画する態度
題 材 A 題 材 B 題 材 C プロセス 創 造 追 求 出会い コンテキスト 問題解決 システム コミュニケーション・表現 科学的理解 活用実践 参画する態度 コンピテンス(情報活用能力)