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インターネットと国際社会. インターネットは社会をどう変えるか. インターネットの新しい動向. 政治を変える主体の拡大(エリツィン→ジャスミン革命・日本反原発デモ) 事件の情報拡散(cf 大津いじめ自殺) 旧メディア媒体の一層の統合(テレビ・電子書籍・音楽・電話) ⇧ すべてが国際的レベルでおきる(新聞・ラジオ・テレビ等がインターネットを通じて国際的に流通). インターネットのもつ意味. オープン性 情報がオープンとなる(ウィキリークス)
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インターネットと国際社会 インターネットは社会をどう変えるか
インターネットの新しい動向 • 政治を変える主体の拡大(エリツィン→ジャスミン革命・日本反原発デモ) • 事件の情報拡散(cf 大津いじめ自殺) • 旧メディア媒体の一層の統合(テレビ・電子書籍・音楽・電話) ⇧ • すべてが国際的レベルでおきる(新聞・ラジオ・テレビ等がインターネットを通じて国際的に流通)
インターネットのもつ意味 • オープン性 • 情報がオープンとなる(ウィキリークス) • 情報をオープンにして、共同的作業(linuxopenoffice その他多くのopensourcesoft) • 共同性 • 自由
インターネットの歴史(1) 1. 1969年国防総省のネットワークとして成立(ARPAネット) 対ソ連 コンピューターネットワークが攻撃されたときへの備え 2. その後大学や研究機関を含む。外国にも拡大 3. 1984年日本にJUNET、1988年にWIDEプロジェクト インターネットに参加
インターネットの歴史(2) • 学術専用としての特徴 ・学術機関(大学や研究所)の構成員のみが参加することができる。 ・完全な言論・表現の自由(フリーソフト等) ・IPアドレスで発進主体が明示 • 80年代に軍事関係は別ネットへ以降。その後インターネットは学術専用の国際ネットワークとなった。
インターネットの歴史(3) • 1992年学術専用から一般商用利用を許可 → プロバイダーを介して市民が参加可能になる。 • 画面上はテキスト、画像等はダウンロード • ハイパーリンクの技術が開発され、MOSAIC(その後開発者がNetscapeを開発、マイクロソフトがIEで普及) • 1995年にWINDOWS95 利用環境が整うことで、爆発的に。
インターネットの歴史(4) • 無線( LAN,PHSでの利用、携帯)の利用 このことにより、屋外でのインターネット接続が可能になった。 • 回線の速度改善で常時接続が普及 テキスト中心のコンテンツから、画像や映像を容易に扱うことができるようになった。 3.ブログ等の普及で個人の発進が増大
インターネットの歴史(5) • 一般公開当初からの変化 • 学術機関は専用回線で高速だったが、一般市民は電話回線で低速。(512kと28k) • 現在の日本では光ファイバーでむしろ一般の方が速い場合がある。 • 学術機関は今でも固定IPアドレスだから、発信者の特定が容易だが、プロバイダーは動的IPアドレスであるので、発信者の特定はリアルタイムではわからない。(特定は通常可能)
インターネットの歴史(6) • 途上国での爆発的普及 • 電話網建設での携帯の有利さ • 電話とインターネット端末の融合 • 家の電話から個人の電話への転換 • 常時インターネットアクセスが可能に • 政治的呼びかけへの即時の反応 • 多くの政治的事件における大きな役割
インターネットとは何か(1) • コンピューターネットワーク発展の6段階 • バッチ処理 • タイムシェアリングシステム(TSS) • コンピューター間通信(プロトコルが必要) • コンピューターネットワーク • インターネットの普及 • インターネット技術が中心に (竹下隆史・村山公保・荒井徹・刈田幸雄「マスタリングTCP/IP」Ohmsha)
インターネットとは何か(3) • TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で接続されている。 • インターネットに接続されるコンピューターは、IPアドレスが与えられる。(固定・動的) • 情報内容はパケット通信で送られる。 • セキュリティ(ファイヤオール・暗号・認証)
デジタルとアナログ(1) • 人間の行動の種類(デジタル化可能) • 見る(画像・映像・文字) • 書く(画像・文字) • 聞く(音) • 話す(声) • 動かす(手・足) • 判断する • それ以外の感覚(デジタル化が今は困難) • 触覚 • 嗅覚
デジタルとアナログ(2) • これらの要素をデジタル変換することは、1~4については、ほぼ可能。5と6については、部分的に可能になっている。 • 動作についてはロボット技術、判断についてはデータの推論技術。 • アナログでは不可能だが、デジタルでは、異なる要素の相互転換が可能。 • 相互変換の技術は障害者のノーマライゼーションに有効
デジタルとアナログ(3) • 視覚障害 「見る」情報の「音」「触覚」転換 • デジタル文字情報 → 音声読み上げ • 音声読み上げソフトで可能 • 文字以外の「風景」 外出時に必要 • 映像 → 推論 → 声で指示(将来のこと) • 美術品等の鑑賞は ?
デジタルとアナログ(4) • 聴覚障害 音を他の要素に転換 • 声を文字に転換 • 音声認識ソフトを使用 (実験中) • 現段階ではきわめて困難、不完全 • 音楽等の鑑賞 ? • ロボット技術が向上すれば、身体障害も改善される可能性がある。 • どのようなことがほかに考えられるか
インターネットと既存メディア(1) • 出版 • 知的エリートとしての書き手→書き手の拡大 • 出版ではないpublishの登場 • 出版分野の消滅(百科事典)減少(辞書) • 流通経路の変化(小売り書店の減少) • インターネットから出版への新傾向も(電車男)
インターネットと既存メディア(2) • 新聞・雑誌 • 新聞は今後大きく変化する可能性(紙→ファイル) • 新聞をとらない世帯が増加(インターネットで閲覧) • 広告収入のインターネットへの部分的移動 • メールマガジンの増大 • 検索機能の充実(インターネットによる進歩) • 販売網からの圧力
インターネットと既存メディア(3) • ラジオ • もともとテレビに押されていた→独自の存在(活動しながら聞く) • 独自の存在のインターネット形態との共存 • ラジオの限界をインターネットで補う形態 • インターネットに独自のラジオ局(個人でも可能)
インターネットと既存メディア(4) • テレビ • 今後テレビとインターネットの融合(しかし、その形態は模索 ホリエモン事件) • 既存のテレビは大きな資本が必要(インターネットは大資本を前提としない) • Video on Demand をインターネットが担う。 • ラジオと同様個人のテレビ局が可能(4の形態になる) • 教育組織の利用が増大(後述)
インターネットと既存メディア(5) • 電話 • コンピューターネットワーク • 学校 • 音楽
インターネットが変えたもの • 表現主体の爆発的増加(知的エリートから一般市民へ) 表現の自由の現実化 • 「知」のあり方の変化 「個」の力から「集団」 • Linux と Wikipedia OpenOffice • 情報の国家・大資本の独占からの解放(他面誤報・虚報・誹謗等の増加) • 個人の情報処理・判断能力が問題となる。
インターネットの影? • 人格権侵害の深刻化 • 個人の名誉・プライバシー • 著作権侵害の深刻化 • 学術専用のときはコピーフリーだった • 商用利用で著作権問題の発生(Winny事件) • 個人間の争いの増大(コミュニケーションの特質 顔の見えないやりとり) 事実か? • 個人情報の侵害の危険(セキュリティの必要)
ウィキリークスを考える • 日本でのウィキリークス状況http://www.asahi.com/special/wikileaks/ • ウィキリークスのホームページhttp://wikileaks.org/ • ウィキリークスはテロか正義の情報開示か、あるいは
スノーデン事件 • NSAで諜報活動をしていたスノーデンが、香港でその内容を一部暴露 • その後亡命問題が長引いている。 • アメリカ始め多くの国が、インターネットや電話等の通信傍受をしていること、アメリカの主要なインターネット関連会社が協力していることが明らかに。
ウィキリークスとスノーデン事件から考えるべき課題ウィキリークスとスノーデン事件から考えるべき課題 • 情報活動は、安全のために必要なことか、国家権力の恣意的な活動か、市民の個人情報の侵害なのか
インターネットと匿名性 • インターネットは匿名社会か • 電話・郵便などと比較してみよう • IPアドレスの匿名性