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程度副詞の「極めて」と「ごく」について. 疏蒲剣(日本語教育講座 D1 ) 2014 年 4 月 17 日. ( 1 ) 役に立つデータは{極めて /ごく}少ない。. ( 2 ) コストは{極めて/ ?? ごく}高い。. ▼「極めて」 この上なく。非常に。「結果は極めて良好だ」「極めて残念に思う」 ▼「ごく」 この上なく。非常に。「ごく内輪に見積もる」「ごくつまらないもの」「お仙はこれでごく涙脆 ( モロ ) いぞや / 家(藤村)」 松 村明編( 1996 ) 『 大辞林 』 (第二版)三省堂.
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程度副詞の「極めて」と「ごく」について 疏蒲剣(日本語教育講座D1) 2014年4月17日
(1) 役に立つデータは{極めて/ごく}少ない。(1) 役に立つデータは{極めて/ごく}少ない。 • (2) コストは{極めて/??ごく}高い。
▼「極めて」 この上なく。非常に。「結果は極めて良好だ」「極めて残念に思う」▼「ごく」 この上なく。非常に。「ごく内輪に見積もる」「ごくつまらないもの」「お仙はこれでごく涙脆(モロ)いぞや/家(藤村)」松村明編(1996)『大辞林』(第二版)三省堂▼「極めて」 この上なく。非常に。「結果は極めて良好だ」「極めて残念に思う」▼「ごく」 この上なく。非常に。「ごく内輪に見積もる」「ごくつまらないもの」「お仙はこれでごく涙脆(モロ)いぞや/家(藤村)」松村明編(1996)『大辞林』(第二版)三省堂 • ▼ 「極めて」 この上なく。非常に。 「結果は極めて良好だ」「極めて残念に思う」 • ▼ 「ごく」 数量・程度・回数などが少ない意を表す語に付いて、その程度がはなはだしいさまを表す。きわめて。この上なく。ひじょうに。「ごく内輪に見積もる」「ごくつまらないもの」「お仙はこれでごく涙脆(モロ)いぞや/家(藤村)」 • 松村明編(2006)『大辞林』(第三版)三省堂
(5) はじめはきわめて狭く、辛うじて人が通れる程度で あったが、さらに数十歩進むと、突然に前方がからりと開けた。(楠山春樹『老子のことば』)(5) はじめはきわめて狭く、辛うじて人が通れる程度で あったが、さらに数十歩進むと、突然に前方がからりと開けた。(楠山春樹『老子のことば』) (3) その通路はきわめて狭い。(通れる幅はない) (4) その通路はごく狭い。(ぎりぎりで通れる程度だ) 飛田良文 浅田秀子(1994)『現代副詞用法辞典』東京堂出版
表1 修飾成分の語数 KOTONOHA「現代日本語書き言葉均衡コーパス」(「中納言」) 検索日 2014年2月19日~4月16日
表3 「ごく」の修飾成分 表2 「極めて」の修飾成分
「ごく」の修飾成分の意味分類 普通系 「普通」、「自然」、「一般的」、「自然」、「ありふれる」、「当然」、「常識的」、「平凡」、「ありきたり」、「大ざっぱ」など 少数系「一部」、「少数」、「初期」、「小さい」、「少量」、「軽い」、「弱い」、「若い」、「些細」、「細い」、「簡単」、「まれ」、「限定される」など 近接系「近い」、「最近」、「親しい」、「身近」、「内輪」、「間近」、「素直」など
「ごく」の近接性 「多数系 最大値に近い」はめったにない。 普通系 平均値に近い 少数系 ゼロ値に近い 近接系 特定値に近い