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平成24年度 第 5 回 陸前高田市 保健医療福祉未来図会議

平成24年度 第 5 回 陸前高田市 保健医療福祉未来図会議. 平成24年9月13日(木) 13:30 ~ 15:50 陸前高田市役所 第4号棟 第6会議室. ※ この PowerPoint は 、 9/13 ( 木 ) に行われた平成 24 年度第 5 回 陸前高田市保健医療福祉未来図会議において使用した内容に、当日の出席者の皆様からのご意見等をふまえ、加筆修正し作成したものです。 ※ 内容についてのご意見、お気づきの点等お問い合わせは下記までお願いします。

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平成24年度 第 5 回 陸前高田市 保健医療福祉未来図会議

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Presentation Transcript


  1. 平成24年度 第5回 陸前高田市保健医療福祉未来図会議平成24年度 第5回 陸前高田市保健医療福祉未来図会議 平成24年9月13日(木)13:30~15:50 陸前高田市役所 第4号棟 第6会議室 ※このPowerPointは、9/13(木)に行われた平成24年度第5回陸前高田市保健医療福祉未来図会議において使用した内容に、当日の出席者の皆様からのご意見等をふまえ、加筆修正し作成したものです。 ※内容についてのご意見、お気づきの点等お問い合わせは下記までお願いします。   陸前高田市地域包括ケアアドバイザー 日本赤十字秋田看護大学 佐々木亮平ryohei-s@rcakita.ac.jp

  2. 本日(9/13)の会議資料 ①本日の次第 ②本日のPowerPoint ③「はまってけらいん かだってけらいん運動」  1)説明書案  2)のぼり旗デザイン案  3)ミニのぼり案 ④平成24年度陸前高田市健康・生活調査   1)概要(調査票)  2)プレ実施状況(大船渡保健所) ⑤月刊「公衆衛生」8月号 ⑥前回(8/10)会議議事録ほか・・・

  3. 本日(9/13)の会議資料もHPに公開します • 今日の包括ケア会議の内容は、来週中にホームページ上に公開します。 • これまでのこの会議内容や未来図、全戸訪問結果等も同じく公開しています。 • 「災害時の公衆衛生」、「陸前高田市」で検索していただきますとヒットします。 http://www.koshu-eisei.net/saigai/saigai.html

  4. 本日(9/13)の会議の進め方 1テーマ 平成24年度上半期(4~9月)の振り返りと、 「はまってけらいん、かだってけらいん」運動 ⇒ 通称「はまらい、かだらい運動」の実践 ※“みんなで集まりましょう、お話ししましょう” の実践

  5. 本日(9/13)の会議の進め方 2 協議内容(意見交換、情報共有) (1)はまってけらいん、かだってけらいん運動について    ①目的、②デザイン、③本数(配布場所、配り方) (2)平成24年度陸前高田市健康・生活調査について    ①概要、②プレ実施状況、③集計・分析 (3)参加各団体(機関)のみなさんから     ①平成24年度上半期(4~9月)の振り返り    ②はまってけらいん、かだってけらいん運動への     アイディアを含めた下半期の活動予定

  6. 「“はまってけらいん”  “かだってけらいん”運動」の実践「“はまってけらいん”  “かだってけらいん”運動」の実践 • はまってけらいん・・・みんなで集まって • かだってけらいん・・・話しようよ 人と人との繋がりの中で、自分を作り、相手との関係を作っていく。 コミュニティづくりには欠かせない要素。

  7. 「はまってけらいん、かだってけらいん」運動通称「はまらい、かだらい運動」「はまってけらいん、かだってけらいん」運動通称「はまらい、かだらい運動」 1 実践に向けて(具体的な進め方)  ①目的  ②デザイン ⇒ 次のスライド  ③本数(配布場所、配り方)    ・3~6ヶ月で色は、あせてしまう・・    ・3週間~1ヶ月で納品(できれば次回までに)    ・小800円、大3,300円、土台は別

  8. 「“はまってけらいん”  “かだってけらいん”運動」の実践「“はまってけらいん”  “かだってけらいん”運動」の実践 • のぼり(旗)の作成・・・レイアウト決定   (オレンジ色を主体とした、温かみのある印象)  見積もり→発注→のぼりの活用(10~11月) 健診の場、会合の場、買い物の場、井戸端会議 市内のいたるとことに掲げるとともに、日々の活動の中でのぼりを掲げて活動する。 のぼり旗の取扱説明書を作成し、みんなで共通の認識を持っていきたい。

  9. 健康・生活調査について 1 今回の調査スタートにあたって ①概要 ②プレ実施状況 8月プレ実施状況(岩手県大船渡保健所) ③集計・分析   岩手医科大学、東京大学と協働

  10. 8月プレ実施状況(大船渡保健所) ◆プレ実施 時期:8月下旬5日間 対象:気仙地区59世帯(不在7世帯)188件 ◆住民の声(抜粋)  ・仮設にばかり支援があってこちらにはこない、と感じている方が多かった。家が残った方も様々な想いを持っている。 ・避難所の中でも優先的に物資がまわる、まわらないところがあった。仮設と非仮設の間に溝がある。 ・老人が急に老け込んだ

  11. 8月プレ実施状況(大船渡保健所) ◆住民の声(抜粋) ・仮設の方ももう自立したほうがいいのでは? ・イベントがあっても仮設の人が対象のような形なので出づらい。 ・早く仕事が復旧して欲しい。若い人が街から出て行ってしまう。  ・中には「保健師には何でも話しても大丈夫なんだよね?」という方、話し出すと止まらない方。 ・何とか通常の生活を送っている。被災した人の力になりたいという方がほとんどだった。

  12. よりよい在宅医療・介護予防施策のために 東京大学医学部・准教授(疫学・公衆衛生)  近藤尚己 国立長寿医療研究センター「被災地の再生を考慮した在宅医療の構築に関する研究」フィールド研究班(厚生労働科学研究補助金(復興枠)

  13. 目的 • 調査データの分析のお手伝い • 使いやすい資料の提供(行政の業務・住民への還元) • 復興に役立つ調査情報の高度利用 • 医療・介護のニーズと資源分布を小地域単位で「見える化」する →「どこに何が必要か?」をわかりやすく示す • 全国の他の自治体との比較 →「他と比べて何が足りないのか」

  14. 「地域づくり」のための2つの地図 • ニーズマップ →対応が必要な地域の把握   (うつ・虚弱・孤立・閉じこもりなどの割合) • 医療・介護資源マップ →何がどこにあるか?   (例:医療機関・サロン会場・市民が使える農場や花壇)

  15. 小地域別マップによる「重点地域」の把握

  16. サロン設置場所の検討:愛知県武豊町 サロン 半径 500m ● 参加者の 居住地 20073 カ所 2008 新規 2 カ所 2009 新規 1~2カ所 2012までに計10カ所

  17. 「“はまってけらいん”  “かだってけらいん”運動」の実践「“はまってけらいん”  “かだってけらいん”運動」の実践 • 健康生活調査の実施について ・8月下旬から、試験的に気仙町で実施。 ・大船渡保健所、こころのケアセンター、    NICCO,JOCAのスタッフの協力のもと実施 ・161世帯訪問(延18チーム) ・住民との出会いがケアの一環という意識

  18. 「“はまってけらいん”  “かだってけらいん”運動」の実践「“はまってけらいん”  “かだってけらいん”運動」の実践 • 健康生活調査の実施について <訪問先での声> 「仮設と仮設ではない住民の間には溝ができた。口に出さなくても家が残った者が気を使っている。」 「仮設の人ばかりに目がいき、市(役所)に見捨てられたと思うこともあった。」 「公民館の活動に被災後参加していない。出かけると、仮設の人だけが対象のようなことを言われた。居場所がなく参加しなくなった。」  今まで積み重なった想いを     率直に語れる機会が必要な時期

  19. いまを生きる一人ひとりの課題「こころを病む」とは?いまを生きる一人ひとりの課題「こころを病む」とは?

  20. こころを病むとは あなたの思い通りにならないことがあったとき 自分が消えてしまえばいい そうだ、自殺してしまおう と実際に行動しますか? その人のものごとの優先順位が 周囲の人の常識や思慮分別から 大きくかけ離れてしまうこと 医療法人社団 成仁病院顧問 春日武彦先生

  21. 優先順位を決めて実行できないと? 本人に 後悔が残る 不全感がつのる ストレスがたまる 医療法人社団 成仁病院顧問 春日武彦先生

  22. 余裕がある(ストレスに対処できる時) 本当は目標のある生活をしたい ↓ 実際には挫折、失敗 (でも誰かに学んだ)   ↓  客観性が 経験が 情報が 志(こころざし)が 余裕が 想像力が あるので ↓ ストレスをためずに ↓ 引きこもらない、自殺しない生活が送れる 医療法人社団 成仁病院顧問 春日武彦先生

  23. 治療から見た「こころの病」 統合失調症、双極性障害(躁うつ病) • → 薬物療法、カウンセリング、環境整備 不安障害、神経症、新型うつ、虐待 • 被災者の心、思春期の挫折 → カウンセリング、励まし、ほめる → 家族へのアプローチ、環境整備 薬物療法 環境整備 ↑ ↓ 環境整備 医療法人社団 成仁病院顧問 春日武彦先生改変

  24. Inter-Agency Standing Committee機関間常設委員会災害・紛争等緊急時における精神保健・心理社会的支援に関するIASCガイドライン http://www.who.int/mental_health/emergencies/mh_IASC_guideliness_japanese.pdf

  25.  災害・紛争時等には、人びとは集団的に文化上・スピリチュアル上・宗教上のストレスを経験することがあり、これには迅速な配慮が必要となる場合がある。 災害・紛争時等には、人びとは集団的に文化上・スピリチュアル上・宗教上のストレスを経験することがあり、これには迅速な配慮が必要となる場合がある。 • そのコミュニティの文化圏以外からの支援提供者は、個人の症状や反応 ( うつ病や心的外傷性ストレスなど) の観点から考えることが一般的であるが、とりわけ西洋社会以外の被害者では、スピリチュアル面・宗教・家族・コミュニティの観点で苦痛を体験している者が多い。

  26. 都道府県別自殺者率 http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/suisin/k_15/pdf/s2.pdf

  27. 都道府県別自殺者率 http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/suisin/k_15/pdf/s2.pdf

  28. 自殺対策もハイリスクアプローチばかり

  29. うつ病のサイン??? • 見逃すと・・・・・ • 周囲の人が注意を怠ると・・・・・

  30. うつ病の主要症状(自覚症状の割合) 94% 身体症状 89% 84% 66% 91% 精神症状 85% 70% 58% 渡辺昌祐、他:プライマリケアのためのうつ病診療Q&A、第2版、金原出版、東京、1997

  31. そもそも「健康」って何?WHOの健康の定義(1948年)そもそも「健康」って何?WHOの健康の定義(1948年) • Health is a state of complete • physical, mentaland social well-being • and not merely the absence of disease or infirmity. • 健康とは、身体的、精神的ならびに • 社会的に完全に良好な状態であり、 • 単に疾病がないとか、虚弱ではないということではない。

  32. 「健康」の定義改正案WHO(1999年) Health is a state of complete and social well-being physical, mental and not merely the absence of disease or infirmity. ならびに 健康とは、身体的、精神的 社会的に完全に良好な状態で あり、 単に疾病がないとか、虚弱ではないということではない。

  33. 「健康」の定義改正案WHO(1999年) • Health is a dynamic stateof complete • physical, mental, spiritual and social well-being • and not merely the absence of disease or infirmity. • 健康とは、身体的、精神的、スピリチュアル、ならびに • 社会的に完全に良好な状態であり続けることであり、 • 単に疾病がないとか、虚弱ではないということではない。 毎日あり続けること

  34. 「健康」の定義改正案WHO(1999年) • Health is a dynamic stateof complete • physical, mental, spiritual and social well-being • and not merely the absence of disease or infirmity. • 健康とは、身体的、精神的、スピリチュアル、ならびに • 社会的に完全に良好な状態であり続けることであり、 • 単に疾病がないとか、虚弱ではないということではない。 元気、笑顔、生き甲斐、夢 毎日感じ続けること

  35. スピリチュアル(spiritual)なものとは? 勇気 大好き 居場所 生き甲斐 ありがとう 楽しみ 笑顔 元気 やる気 夢 感動 絆 つながり 思い出 熱意 気力 安心 自己肯定感 あいさつ 励み 褒められる 認められる

  36. ハイリスク型の被災者支援 地域保健医療福祉関係者 こころのケアが大事だよ 心配事は、誰かに相談を 飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足 めざすものはストレスの早期発見 本人 病気を悪化させない 自殺予防 被災者が かかえる 生きづらさ (島内 1987、吉田・藤内 1995を改変)

  37. ヘルスプロモーションの理念 関係性の再構築で居場所づくり めざすものはQOLの向上 めざすものは疾病・困難回避 共助 自助 家族 本人 地域住民 日々の、ささやかな でも豊かな人生 病気を悪化させない 自殺予防 (ネットワーク化に向けた) 公助 被災者が かかえる 生きづらさ 保健・医療・福祉 等の行政関係者 環境づくり 公助 共助 自助 (島内 1987、吉田・藤内 1995を改変)

  38. つながる つながる つながる なかで • わたしは わたしを 見つけだす • (俵万智作詞「手をのばす」より) 居場所= 人間関係がある、人とつながれる場所

  39. 参加各団体(機関)のみなさんから 1 1年半がたちましたが・・・ ①平成24年度上半期(4~9月)の振り返り  ②はまってけらいん、かだってけらいん運動への   アイディアを含めた下半期の活動予定 ③その他、連絡事項など

  40. 参加各団体のみなさんから① ◆CONNECTED(難民支援協会)  ・市内でDJイベントを開催中。陸前高田市に若者が集まれる場の提供をと思い、イベントを企画している。20代30代の多くが参加。9月22日にもイベントを予定。 ◆難民支援協会  ・健康相談、女性特有の悩みを相談できる機会になっている。法律相談も実施。仮設だけではなく、家の残った人にも“かだる(語る)”場が必要。

  41. 参加各団体のみなさんから② ◆いわて生協  ・サロンを中心に活動。炊き出し等も実施。夜のお茶っこでは、山梨・静岡の生協の協力も得られた。他の仮設住宅の住民も誘われてきており、ひとつの仮設にとどまるのではなく、広がりを見せている。 少しずつ、自分たちでできるところを増やしていきながら、軌道に乗るように支援していきたい。

  42. 参加各団体のみなさんから③ ◆大船渡地域こころのケアセンター ・高田と大船渡でこころの相談室開催。また、全戸訪問にも参加している。ゲートキーパ養成講座の講師も務めている。訪問活動をしていく中で地域の実態を徐々につかめている。

  43. 参加各団体のみなさんから④ ◆岩手リハビリテーションセンター ・広域リハと連携しながら後方支援にあたっている。(未来図会議のように)行政の関係者だけではなく、地域に関わる人が一堂に会して語っている会議を見たことがないので、これからもはまって(参加して)いきたい。 アイディアの一つとして、「時間通貨」「地域通貨」のようなものを取り入れるのはどうか。様々なことに参加すれば、通貨がたまり利用できる。 男性が様々なところに参加するには何かと理由が必要で、いいきっかけになるのでは。

  44. 参加各団体のみなさんから⑤ ◆気仙地域リハビリテーション広域支援センター ・母体の施設がオーバーベッドで活動しており、なかなか人員がさけない状況ではあるが、会議に参加している方や事業所などと、より連携を深め「何ができるか」考えていきたい。 ◆特定非営利法人LOTS災害支援プロジェクト ・気仙管内に住んでいる人へのリハビリ支援を実施、継続している。

  45. 参加各団体のみなさんから⑥ ◆陸前高田市民生部健康推進課 ・被災者(特定)健診が10月からはじまる。普段の訪問などでは家の残った人が、自宅を被災した人に対して様々な気を使っていることがよくわかった。 ◆陸前高田市民生部長寿社会課(地域包括支援センター) ・認知症サポーター養成講座2か月に1回開催。在宅医療を支える会を再結成していきたい。在宅介護をしている人のケアも含めて、日赤広島看護大と協働で在宅介護者の集会を10月6日~実施していく。

  46. 参加各団体のみなさんから⑦ ◆陸前高田市民生部社会福祉課 ・ゲートキーパー養成講座を民生委員、生活支援員、保健推進員等に実施している。傾聴ボランティアについても活動を広めていく。 ◆気仙薬剤師会 ・春から、在宅薬剤管理指導に力を入れている。そのための研修会もしている。今後も、在宅で生活する人への支援に力を入れていきたい。 「はまってけらいんかだってけらいん」について、長いので「はまらいん、かだらいん」はどうか?

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