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テーマパーク業界の現状と今後. 10551082 岡部 順子. まえがき. テーマパークには、一瞬で私たちを普段の生活とは違う異空間へと連れて 行ってくれる。それだけの特別な力があり、徹底されたサービスがある。今で は、家族や友達とはもちろん、学校からも遠足や修学旅行として足を運ぶよ うになった。そのため、ほとんどの人はテーマパークに行ったことがあり、そ の魅力についても知っているであろう。 一方で、最近ではお客の足が遠のき閉園を余儀なくされるテーマパークも少 なくはない。その身近な例として、数年前に閉園した神戸ポートピアランドが

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Presentation Transcript


  1. テーマパーク業界の現状と今後 10551082 岡部 順子

  2. まえがき テーマパークには、一瞬で私たちを普段の生活とは違う異空間へと連れて 行ってくれる。それだけの特別な力があり、徹底されたサービスがある。今で は、家族や友達とはもちろん、学校からも遠足や修学旅行として足を運ぶよ うになった。そのため、ほとんどの人はテーマパークに行ったことがあり、そ の魅力についても知っているであろう。 一方で、最近ではお客の足が遠のき閉園を余儀なくされるテーマパークも少 なくはない。その身近な例として、数年前に閉園した神戸ポートピアランドが ある。このような問題に加え、近年ではテーマパークでは一番重要視しなけ ればいけない安全性を失う事故が発生し、大変問題になった。 本論文では、これらの問題に対してどのような対応をとっているのか調査する る。まずはテーマパーク業界のトップであるディズニーランド、それを追うユ ニーバーサル・スタジオ・ジャパン、そして前二つとは形態が異なるテーマ パークとして富士急ハイランドを取り上げた。これら三つのテーマパークの顧 客獲得の戦略はもちろん、共通課題の安全性への対策を比較し、人々の心 を幸せで満たすテーマパークの秘密を探りたいと思う。 また調査の結果、これからどのような課題があり、テーマパーク業界はどの ように変化していくのか今後の姿を展望する。

  3.      テーマパーク業界の現状   現在、各地のテーマパークは不況真っ直中と言っても過言ではない。というのも、テーマパークはバブル景気の頃や1990年代中頃に作られたもので、その後いわゆる平成不況にもより来場者が激減、各地で民事再生法や会社更生法などの適用が相次いでいる状態である。まさに生き残りをかけてそれぞれアイディアをしぼっている。 一応、東京ディズニーランドとユニバーサル・スタジオ・ジャパンは来場者が落ち込まず、業界で一人勝ちではあるが、ディズニーランドも2004年度、2005年度で来場者数が2年連続前年度比で減少するなど、決して今後の状況を楽観視はできなくなっている。 また、昨今のガソリン価格高騰で自動車来場者を主客とする地方のテーマパーク、また地方でなくてもそれによるコスト上昇の傾向でテーマパーク全体的にも一段厳しい運営となっている。

  4. 東京ディズニーランド(TDL) • 特徴   1983年4月の開園以来、日本のテーマパークの頂点に君臨し続けている東京ディズニーランド。2001年9月には隣に東京ディズニーシーがオープンするなど周辺の開発にも余念がなく、その人気をさらに盤石なものとしているが、入園者数が減少したという。 • 強み • 毎年追加投資→いつ行っても新しい楽しみがあり、リピーターが8割も9割もあると言われる由縁。 • 人件費を安く押さえられる • 特許制度→他に真似されないようにキャラクター・ブランドを特許制度で厳重に保護している。唯一ここだけというオリジナルなブランドにするため。 • 協力企業を園内に集合させるという他人資本をうまく導入。(また公共財やサービスをフル活動し、行政はJR舞浜駅を整備し、大規模な土地整備を行っている。これにより東京ディズニーランド周辺の土地は、簿価の約10倍ほどになっているという。)

  5. 弱み • ひとつのキャラクターに縛られ、新しいキャラクターがでない • 効率が悪くなりやすい

  6. ユニバーサル・スタジオ・ジャンパ(USJ)ユニバーサル・スタジオ・ジャンパ(USJ) • 特徴 ユニバーサル・スタジオレクリエーション・グループが企画・設計し、株式会社ユー・エス・ジェイにより運営されている。株式会社ユー・エス・ジェイは設立当初、大阪市が出資する第三セクターであったが、2005年にゴールドマン・サックス証券に対して優先株式の発行と新融資パッケージへの転換からなるリファイナンスを実施したことにより、現在ではほぼ民間の経営体制となっている。ユニバーサルスタジオ社が手がけたテーマパークとしては3番目であり、米国外進出第一号である。施設名の案としては「ユニバーサル・スタジオ・カンサイ」(USK) もあったという。近年は、ハローキティといった日本生まれのキャラクターや、「ピーターパン」「オズの魔法使い」などの児童文学をテーマとするアトラクションを導入するなど、開業当初のハリウッド映画一色というスタンスから少しずつ変わりつつある感がある。 • 強み • 敷地面積が広い • 幅広い層に支持される • 弱み • 顧客ターゲットが決まっていない • アトラクション数が少ない→リピーターが獲得しにくい

  7. 富士急ハイランド • 特徴     FUJIYAMA・ドドンパ・ええじゃないかの3大コースターをはじめとした、多くの絶叫マシンがある。冬には世界最大規模のアイススケートリンクも開業。     絶叫マシンを主軸にした遊園地は、この富士急ハイランドとナガシマスパーランドを筆頭として上げられ、絶叫マシンファンの間では「東の富士急・西のナガシマ」という言葉もよく囁かれる。絶叫マシンが多いのは、富士急行社長の堀内光一郎が絶叫マシンのファンであるからとも言われており、事実「ええじゃないか」は、アメリカのシックスフラッグスマジックマウンテンにある四次元コースター「X(エックス)」に堀内自身が乗ってみて、導入を決定したという。     ギネス記録を更新するため、1996年以降5年おきに大型コースターが建設される。2006年7月19日登場の「ええじゃないか」で通算8アトラクション13項目のギネス記録を達成。 • 強み • TDLやUSJには見られない施設と融合(例:プールやスケートリンク、温泉) • すべてにおいて低価格である(入場料、園内の飲食代) • 弱み • 資金を集められない→新しいアトラクションを作れない • 敷地面積が狭い→1回で回れてしまうため、リピーターが獲得しにくい

  8. 経営戦略 • 各テーマパークの経営戦略について触れたいと思う 。 • 東京ディズニーランド • 何と言っても立地 • 数多くのメディアによって生活に浸透していること • ミッキーマウスがディズニーランドの象徴であることは誰も疑わない。 • ゲストを引き付けるためにすばらしい工夫 • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン • 「教育」に着目したプログラム • 富士急ハイランド • 他の施設との融合 • 価格戦略

  9. 安全対策と今後の課題 安全対策。この課題はすべてのテーマパークに共通する課題であり、また永遠の課題でもある。しかし、エキスポランドの事故を教訓に掲げられるのは、「攻めのメンテナンス」である。 これまではなにか問題が発生してから対処してきた。これからは、日常点検をより慎重に行い、わずかな異変にまで気を配り何かことが起きる前に対応しなければならない。 そして次の課題は、リピーターを生むことである。テーマパーク業界の商売はリピーターで成り立っている。飽きられたら終わりなのである。リピーターを生むには1回で回りきれない広さと、顧客が居心地良いと思う徹底されたホスピタリティーが必要である。テーマパーク業界のトップである東京ディズニーランドもこの2つを兼ね備えているが、リピーターを維持さらには増やしていくには、飽きられない仕掛けをつくっていくことが課題である。 資本力と企画力で群を抜く東京ディズニーランドとユニバーサル・スタジオ・ジャパンの攻勢が強くなると、地方のテーマパークはより悲惨な状況になる。大都市に立地するテーマパークの優位性は、より鮮明になるであろう。

  10. あとがき 今回、本論文を作成するにあたってテーマパーク業界が想像以上に厳しいものなっていると感じた。この業界は他社との差別化が大変しにくく、顧客を獲得しにくい。そのため似たものではなく、全く違った形で他社と差をつけなければならないと思う。 そして、永遠の課題である安全対策は点検だけが頼りであると感じた。乗客は安全が確保されていると信じたうえでスリルを楽しんでいる。施設側は事故を教訓に、安全に対する認識を厳しく持たなければならない。例えば、異常を事前に察知するために、係員を常にコースターに乗せることなどを検討するべきだ 。しかし一方で、安全が確保されているという考えは崩れてきているのかもしれないと感じた。施設側も、事故が起きないよう自己保全のために点検していたのかもしれない。 今の時代、自分の身は自分で守らなくてはならない。そのため、事故が起こった時に人々は様々な問題を出してきたのであろう。しかし、それは人々がまだまだテーマパークに興味を持っている証明である。人々が興味を持つということは、それだけ期待しているということであるから、私はテーマパーク業界の可能性はまだまだあると感じた。これからも、テーマパークの将来が楽しみであり、目が離せないと思った。

  11. 参考文献 • 芳中 晃著 「ディズニーランドはなぜお客様の心をつかんで離さないのか」 • 小松田 勝著 「ディズニーランドの『ホスピタリティー』はここが違う」 • アラン・ブライマン著 「ディズニー化する社会」 • 島川 崇・新井 秀之・宮崎 裕二著 「観光マーケティング入門」 • ディズニー・インスティチュート著 「ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法」 • ユニバーサル・スタジオ・ジャパンHP http://www.usj.co.jp/APPC2008/index.html • 富士急ハイランドHP http://www.fujiq.jp/

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