経路のインパルス応答の測定

1. 経路のインパルス応答の測定 桐蔭横浜大学３年　赤松 亮

2. 背景 人間の皮膚上には良導点と呼ばれる導電性の高い部位がある。 この良導点は中国古来のツボと一致し、良導点と良導点を結んだ物を経路と言う。 その経路は、まったくその実態があきらかにされていない。 つまり血管やリンパ管、神経繊維のような、解剖して調べれば見てわかる「経路」は見つかっていない。

3. 目的 経路のインパルス応答により、 経路の実体を調査する。

4. 使用した機器 ファンクションジェネレータ (HEWLETT PACKRD 33120A) オシロスコープ (KIKUSUI COR5521) 測定箱 PC 計測用電極

5. インパルス応答の測定方法 経絡 オシロ スコープ 箱 ファンクション ジェネレータ P C 抵抗10kΩ ・任意波形発生器で電圧パルスを良導点（ツボ）に加える。 ・オシロスコープで経路に流れる電流を測定する。 ・電流波形をGPIBでPCで取り込み、エクセルで解析する。

6. 測定箇所 良導点への電圧の加え方は、Web上の良導絡研究所の「良導絡測定方法」を参考にした。 測定箇所は ツボ　6点に加え、動脈と、関係のない部位6点の計13点。 H1 H2 H3 H4 H5 H6

7. 測定箇所２ 動脈 A1 A2 A3 B1 B2 B3

8. 使用した波形 方形波:1μsec 振幅:10Vpp サイクル数:1 バースト周波数:10Hz

9. インパルス応答結果の全体部分

10. インパルス応答結果の高周波部分

11. インパルス応答結果の低周波部分

12. インピーダンスの絶対値の全体部分

13. インピーダンスの絶対値の低周波部分

14. インピーダンスの絶対値の高周波部分

15. 位相結果 インパルス応答に時間τの遅れがあると、位相はωτだけ変化

16. 結論 ・インパルス応答の形から、経路の実体を 　予想できると思ったが、実際測定すると、 　インパルス応答は入力インパルスとほぼ変わらなかった為、 　経路の実体は得ることが出来なかった。 ・しかし、インパルス応答を解析することで 　経路の特性に関する新たなデータを取得することができた。