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福山大学 薬学部 生化学研究室

1) 脂質代謝を 調節 するメカニズムに関する研究. 今では身近となったトリアシルグリセロール (TG) やコレステロール (TC, 善玉・悪玉があります ) の増減には生体内の “リパーゼ” と呼ばれる酵素群の働きが密接に関与しています。 すなわち 、 肝臓由来の肝性リパーゼ( HTGL) 、 脂肪組織などの肝外組織由来のリポタンパク質リパーゼ( LPL) です。 本研究室では、これらリパーゼの調節やその疾患の機序を解析することを目的とし研究を行っています。. 福山大学 薬学部 生化学研究室. 2) がん細胞の特徴と

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  1. 1)脂質代謝を調節するメカニズムに関する研究1)脂質代謝を調節するメカニズムに関する研究 今では身近となったトリアシルグリセロール(TG)やコレステロール(TC,善玉・悪玉があります) の増減には生体内の“リパーゼ”と呼ばれる酵素群の働きが密接に関与しています。 すなわち、肝臓由来の肝性リパーゼ(HTGL)、 脂肪組織などの肝外組織由来のリポタンパク質リパーゼ(LPL)です。 本研究室では、これらリパーゼの調節やその疾患の機序を解析することを目的とし研究を行っています。 福山大学 薬学部 生化学研究室 • 2)がん細胞の特徴と •        その増殖および抑制物質の検索に関する研究 • 悪性新生物、いわゆる“がん”による死亡率は1980年以降1位となっています(厚労省:人口動態統計)。また、日本は1960年以降、乳がん、結腸がん、前立腺がんの死亡率の増加が確認されている(WHO:死亡統計)。 • 本研究室では各種がん細胞について、その特性や特異物質による応答を検討し、また悪液質の改善も視野に入れ研究を行っています。 研究テーマ

  2. 《最近の本研究室による1)脂質代謝を調節するメカニズムに関する研究発表について》《最近の本研究室による1)脂質代謝を調節するメカニズムに関する研究発表について》 ①肝細胞における脂質代謝酵素(HTGL)の活性の亢進 高血圧・前立腺肥大症治療に用いられる薬剤群である。中でもプラゾシン(ミニプレスⓇ 等の主要成分)は、明らかにHTGLの分泌を促進し、活性を亢進している。 肝細胞においてプラゾシン添加群と非添加群を比較すると、肝細胞内でのcAMP量およびPKA活性に明らかな上昇が認められた。 また、これらの阻害剤を用いることでHTGL分泌の抑制が認められた。 プラゾシンによるHTGLの分泌促進メカニズムは、肝細胞内のcAMP量に依存した、シグナル伝達系酵素PKAの活性化が重要である。よって、プラゾシンには脂質代謝改善作用も認められる。種々の薬剤には、従来の作用とは別の好ましい作用が認められる可能性があり、その作用はどのようなメカニズムによるものか?を念頭に研究を行っています。

  3. 《最近の本研究室による1)脂質代謝を調節するメカニズムに関する研究発表について》《最近の本研究室による1)脂質代謝を調節するメカニズムに関する研究発表について》 • ②脂肪組織における脂質代謝酵素(LPL)の活性の亢進 • デキストラン硫酸は、高TG血症の治療薬として臨床的に用いられている(左写真;MDSコーワ)。しかし、この薬剤に用いられているデキストラン硫酸は、平均分子量が1,600と不均一である。 • 本研究室では、デキストラン硫酸による脂肪組織からの各分子量別によるLPL分泌促進作用を見出しており、さらにLPL抗体を用いることにより、量的解析も行っている。 デキストラン硫酸によるLPL分泌促進作用は、分子量3,200で最大比活性が認められた。 さらに、この分子量によるデキストラン硫酸によりシグナル伝達過程の検討を行う。 • ③肝細胞における種々の薬剤による効果 本研究室では、初代培養ラット肝細胞において、種々の物質・薬剤によりHTGLの分泌促進作用を見出している。 高脂血清澄作用をもつヘパリンによる肝細胞応答 褥瘡の治癒や筋肉再生などに医療用栄養剤に用いられているアバンドに含まれるHMB さらに、健康飲料に含まれるバナジウム、低分子量ヘパリン、ルテニウムレッド、 分子量7,700におけるデキストラン硫酸、 アミノ酸;L-アルギニンなど種々の物質および薬剤によりその作用を見出している。

  4. 《最近の本研究室による2)がん細胞の特徴とその増殖《最近の本研究室による2)がん細胞の特徴とその増殖 •                         および抑制物質の検索に関する研究について》 ◎乳がん細胞における脂質代謝酵素(LPL)の活性の亢進 • L-アスパラギンによるマウス乳がんFM3A細胞におけるLPL(リポタンパク質リパーゼ)の分泌や細胞増殖の促進について研究を行っています。 • L-アスパラギンによりLPL分泌が促進されることが認められ、それに伴い細胞の増殖が促進されることが認められました。 • また、抗悪性腫瘍薬に分類されるL-アスパラギナーゼによりLPL分泌や細胞増殖が抑制されることが分かりました。 • 現在、L-アスパラギンがどの様なメカニズムで細胞増殖に関与しているか検討を行っています。 ↑L-アスパラギン L-アスパラギナーゼ→ ◎乳がん細胞におけるチミジンキナーゼの活性の亢進 • チミジンキナーゼは、細胞の増殖の指標となる酵素の1つであり、本研究室では、L-アルギニンによるマウス乳がんFM3A細胞のチミジンキナーゼの活性の亢進について研究を行っています。 • 本研究によって、L-アルギニンによりチミジンキナーゼ活性が亢進することが示唆されました。 • しかし、現在、がん患者ではアミノ酸が有意に低下することが認められ、アミノ酸の補充が推進されています。そこで我々は、過剰量のL-アルギニンにおける細胞増殖のメカニズムを検討するとともに、がん細胞の増殖に有益であるかどうか研究を行っています。 ↑L-アルギニン

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