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健康福祉領域における 生涯スポーツの効能 ―  誘 導 機 関 の 必 要 性  ―

印南研究会2 2001.6.7 Presentation. 健康福祉領域における 生涯スポーツの効能 ―  誘 導 機 関 の 必 要 性  ―. 慶應義塾大学 総合政策学部 1年 河 野 理 愛. 特定非営利活動法人 ( 申請予定 ) Sports Incubation System. 印南研究会2  2001.6.7 Presentation. Introduction -現代社会の実際と求められることとは-. 印南研究会2  2001.6.7 Presentation. 現代社会は疲れるのか?(1). 印南研究会2  2001.6.7 Presentation.

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健康福祉領域における 生涯スポーツの効能 ―  誘 導 機 関 の 必 要 性  ―

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Presentation Transcript


  1. 印南研究会22001.6.7 Presentation 健康福祉領域における生涯スポーツの効能― 誘 導 機 関 の 必 要 性 ― 慶應義塾大学 総合政策学部 1年 河 野 理 愛 特定非営利活動法人(申請予定)Sports Incubation System

  2. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation Introduction -現代社会の実際と求められることとは-

  3. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 現代社会は疲れるのか?(1)

  4. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 現代社会は疲れるのか?(2)

  5. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 豊かさを求める現代社会 現代社会 高齢社会   生涯学習   高度情報化 余暇増大   国際化社会 自由時間の増大 ストレスの増加 人生をより豊かにし、充実した生活を求める 心身の健康志向

  6. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation Supposition -スポーツの働きを考えてみる-

  7. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 生涯スポーツの重要性(1) 心理面への効果1 運動をよく行っている人ほど うつ病の気は少なく、おおらかさや活動性が高まっている

  8. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 生涯スポーツの重要性(2) 心理面への効果2 性格的な変化だけでなく、短期的な「ミスの低下」にも繋がる 1.計算問題 2.1群:13分間の縄跳び・1分間休憩 2群:9分間の縄跳び・5分間休憩 3群:15分間休憩 3.計算問題

  9. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 生涯スポーツの重要性(3) 身体面への効果1 運動をしている人のほうが 死亡率が低い

  10. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 生涯スポーツの重要性(4) 身体面への効果2 糖尿病への効果 (運動で血糖値が下がっている)

  11. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 生涯スポーツの重要性(5) 身体面への効果3 高齢者がトレーニングをしても効果がある

  12. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation Problem -生涯スポーツがなぜ普及しないか-

  13. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation なぜスポーツをしない・できないのか • 最近の傾向 • 体が弱い • お金をかけたくない • 運動が嫌い • 場所が無い

  14. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation スポーツに至るまでの問題点 • 運動するよりも病気になったら治療する方が簡単 • スポーツをする場所が無い・知らない • 物理的に足りない (施設数・サービス 共に) • 公営施設と私営施設の折り合いがついていない • 正しいトレーニング法・スポーツの仕方を知らない • 現在の体育教育・スポーツ振興では、 • 学生時代にスポーツが嫌いだった人・・・どうしていいかわからない • 学生時代にスポーツをしていた人・・・Sports Transferには対応できない

  15. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 治療コストと予防コスト(1) Case1.ケガや病気になったら治療をするだけの人… Case2.普段からケガや病気の予防をする人… 時間が無い人 スポーツにかけるお金が惜しい人 ほとんどの場合は、元々動くのが好きな人  日本人の平均スポーツ支出 年間 35,000円 フィットネスクラブなどを利用すると 10万円以上はかかる 日本の医療保険制度では 治療が安価に受けられるし・・・ = 病気・ケガする前にお金をかけたって・・・ (健康に対する金銭感覚なし)

  16. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 治療コストと予防コスト(2) Case1.と Case2.の今後・・・   健康に対する支出額 短期的には Case1<Case2 長期的には Case1>Case2 健康にお金を かけない人 健康にお金を かける人 ただ、スポーツは ごく小コストでも できることを意識しなくてはならない 国民参加率の一番高い「体操」は 年間平均費用が3,500円である どのように健康に対する金銭価値を人々に根付かせるか これからのテーマ

  17. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation スポーツに至るまでの情報の伝達(1) • スポーツ施設数 総数は 258,026施設 そのほとんどが公営のものであり、その中でも学校スポーツ施設が占める割合が高い

  18. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation スポーツに至るまでの情報の伝達(2) • スポーツ施設の内訳1  日本でその多くを占めていた学校スポーツ施設だが、その60%ほどしか開放していない  しかも昼夜開放している施設は 開放数全体の半数

  19. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation スポーツに至るまでの情報の伝達(3) • スポーツ施設の内訳2 近頃流行のスポーツ医科学センターのサービス内容 公営はリハビリテーション事業に弱い 私営は心理サポートに弱い 必要なことが カバーできていない!

  20. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation スポーツに至るまでの情報の伝達(4) • スポーツ施設の内訳3  日本にあるスポーツクラブのほとんどは 単一種目型  それに対して、国は総合種目型スポーツクラブを増やそうと計画しているが、それは間違いではないか? 低予算や指導者不足で運営の幅を広げられないスポーツ施設が存在している そのクラブは見捨てるのか? 既存の施設を活かす方法を!

  21. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation スポーツに至るまでの情報の伝達(5) • 運動処方の情報はどうなっているのか 選手は情報を手に入れられない • アスリートは所属企業、学校の関係で自由に研究関係者 との • 接触ができない • 健康スポーツ競技者は どこへ行けば情報が手に入るか解らない 指導者はボランティアが多すぎて、養成されていない 全国・国際クラスの大会を除くほとんどのスポーツイベント・チームの指導などは 74.1%が無償ボランティア

  22. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation Needs -スポーツに関する隙間を繋ぐ-

  23. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 日本社会・スポーツ界における必要性のまとめ • 既存の施設や人材を上手く使い切れていない • 見捨てるのではなく有効活用するためには、 •            これまでの施設・人材情報の再整理と振り分け • =繋ぎ役が必要 • あまりに正しいトレーニングに無知すぎて、 •                  スポーツでケガをする • (スポーツの効果が発揮されていない) • 日本人は健康への金銭感覚が無い

  24. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation ・・・ということで  現代日本スポーツ界の「繋ぎ役」のために 組織を作りました

  25. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation   非営利組織 Sports Incubation System ・小さな団体・個人、行き詰まっている団体・個人に対して                      導き、育てる組織     ・現在会員数は25名程度  (研究者・大学院生・大学生・大学教授・医者・スポーツ選手・   スポーツチーム経営者・スポーツ愛好者 など) 特定非営利活動法人(申請予定)Sports Incubation System

  26. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 各分野間・業界間の繋ぎ役 -マッチング- ConnectMatching スポーツにおける、ニーズに対して人材や組織、施設を紹介、結びつける 例:こんなスポーツの指導者が欲しい 現場に出て教えてみたい 本の執筆者を探したい このケガを見てくれる医者を 紹介して欲しい 研究をしたいので企業と 知り合いたい 特定非営利活動法人(申請予定)Sports Incubation System

  27. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation  ワークショップ・教育普及 • 既存のスポーツセミナー・・・ • 参加者へ提供したきりで一方通行の内容 SAT-Workshop • 参加申込者から事前に伺ったニーズに合わせての講習会や、定期開催で授業方式のステップアップが期待できる内容を扱う勉強会を開く • SAT-Workshopの「SAT」は 満足(satisfaction)という意味や、この会が中継局になって皆さまにスポーツ知識を繋ぐというサテライト(satellite)の意味を持つ Academic Web Page & Academic Field • Web上でスポーツに関する科学や医学、心理学、社会学などの情報を無償で公開 • スポーツに関することを学びたいと感じる人(小中高生やお年寄りなども)に対してスポーツ科学に関する学習プログラムやテキストの提供を行う • また、大学生・大学院生などを中心に 個々の研究領域にこだわらず研究会(ワーキンググループ)を作ることも可能である 特定非営利活動法人(申請予定)Sports Incubation System

  28. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 各分野間・業界間の交流 • これまで・・・ • 研究会・学会と言う名で研究者や学生同士が集まることや、地域スポーツの指導者だけでコミュニティを作ることがほとんどであった Community Session 年齢や肩書きなどには一切こだわらず、参加する意思さえあれば参加可能な交流会 他分野間の研究者・学生同士での交流会 特定非営利活動法人(申請予定)Sports Incubation System

  29. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation スポーツ・健康への価値感覚付け 現在のスポーツ界・・・スポーツプログラムの提供や心理アドバイスなど ソフト面の産業は非常に頼りない状況 スポーツ産業が根付けばよい ・・・でも、それまでは 放置していてもいいのか? Consulting Square & Counseling Square Connect Matchingの接続先として存在 収益事業→将来的に収益活動は行わない 特定非営利活動法人(申請予定)Sports Incubation System

  30. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 最終目標 日本ではスポーツを「文化」として捉えていない 「文化」:人々の心を豊かにすることや人間関係をより良いものにするもの、 マナーの習得ができるもの など... =私たち自身の生活・人生を充実・豊かにする 行動的・精神的な習慣活動 その可能性は スポーツにも 充分ある 「スポーツを生活習慣に!」 その1つのきっかけとして繋ぎ役を担う 特定非営利活動法人(申請予定)Sports Incubation System

  31. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation Hereafter -今後の研究課題-

  32. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 残る 健康への予防コスト問題 どうすれば健康のための行動に金銭価値・感覚がつくのか • 本当に健康スポーツによる予防策を取った方が、 •   金銭的に楽になれるのだろうか? • 医療界ででも、医療保険制度による費用保証のシステムが •   患者の医療サービスに対するコスト意識を希薄にして •   安易な受診を発生させてはいないだろうか? • そこでは どのように対処しようとしているのだろうか? • そのノウハウを健康スポーツ・健康福祉分野に •   還元できないだろうか?

  33. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation 池田勝、守能信次(1998)『講座・スポーツの社会科学1 スポーツの社会学』.杏林書院. 池田義雄(1982)『臨床医のためのスポーツ医学3 糖尿病のスポーツ医学』、42-47.朝倉書店. SSF笹川スポーツ財団(2000)『スポーツライフ・データ2000』.SSF笹川スポーツ財団. NHK放送文化研究所(2001)『データブック 国民生活時間調査2000』.日本放送出版協会. 大鋸順(1999)『文化経済学ライブラリー2 スポーツの文化経済学』、29.芙蓉書房. 小野三嗣(1982)『臨床医のためのスポーツ医学1 肥満のスポーツ医学』、51-52,91-96.朝倉書店. 河野理愛(2000)『スポーツ知識・情報の普及に関する実態とインキュベーション組織の必要性』. 金崎良三(2000)『生涯スポーツの理論』.不昧堂出版. 総務省統計局(2001)『家計調査報告(平成13年1~3月期平均及び平成12年度平均)』.総務省. 総務省長官官房高齢社会対策室(2000)『数字で見る高齢社会 2000』.大蔵省印刷局. 電通総研(1999)『スポーツ生活圏構想』.厚有出版. 徳永幹雄(1998)『新版 健康と運動の科学』.大修館書店. 福祉士養成講座編集委員会 編(2001)『新版社会福祉士養成講座5社会保障論』.中央法規. 丸山富雄 編(2000)『スポーツ社会学ノート 現代スポーツ論』.中央法規出版. 丸山富雄、日下裕弘、生沼芳弘(1994)『スポーツ社会学ノート 現代生活とスポーツ』.中央法規出版. 三浦文夫 編(2000)『図説高齢者白書2000』、56-69,104-112.全国社会福祉協議会. 文部省 編(2000)『わが国の文教施策』、249-266.大蔵省印刷局. 余暇開発センター(2000)『レジャー白書 2000』.余暇開発センター. Bibliography

  34. 印南研究会2 2001.6.7 Presentation ありがとうございました...(^-^)

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