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Children Business. ~1GR~. 第1章. 前書き 岡崎 裕治. 前書き. 最近のおもちゃはどんどん進化してきています。 各おもちゃメーカーがどんな戦略をとっているのか、少子化に伴い、大人向けの子供ビジネスも展開されていたりする中で、おもちゃビジネスの過去と現在を見てみたり、最近始まったキッザニア東京のことなどからこれからの子供ビジネスを考えていきたいと思います。. 第二章 子供ビジネス ~各社の経営戦略から~. 三輪可奈子. はじめに ….
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ChildrenBusiness ~1GR~
第1章 前書き 岡崎 裕治
前書き 最近のおもちゃはどんどん進化してきています。 各おもちゃメーカーがどんな戦略をとっているのか、少子化に伴い、大人向けの子供ビジネスも展開されていたりする中で、おもちゃビジネスの過去と現在を見てみたり、最近始まったキッザニア東京のことなどからこれからの子供ビジネスを考えていきたいと思います。
第二章 子供ビジネス~各社の経営戦略から~第二章 子供ビジネス~各社の経営戦略から~ 三輪可奈子
はじめに… • 少子化の日本。子供向けビジネス市場は縮小を余儀なくされている。 • 玩具業界の少子化などの 課題に対する2つの市場拡大 ①対象年齢の幅を0歳から シルバー層まで拡大 ②従来の業界や業種の壁 を乗り越える
タカラトミーの誕生 2006年玩具メーカーのタカラとトミーが合併 合併の理由 • 玩具市場への異業種からの参入 • キャラクタービジネスの拡大・強化 • 合併による資金力のアップ • 同じ玩具メーカーでありながら補完関係が成立 (タカラは小学生、トミーは幼児) • 販売層が厚く、攻めと守りを兼ね備えた経営が可能になる
キッズコスメ 30億~40億円の市場規模 対象は未就学児と小学校低学年 低年齢層向け化粧品の特徴 ・成長期の肌に負担のかからない成分を利用 ・舐めても無害 ・容易に石けんで落とせる ・簡単にはがせる 徹底した安全管理と品質が保たれている
低年齢層向け化粧品を展開いている企業 • 3つのタイプにわけられる ①玩具メーカー(タカラトミーやバンダイなど) ②化粧品メーカー(カネボウなど) ③玩具小売店(トイザらスなど) 特にこのマーケットでは、化粧品メーカーよりも玩具メーカーの積極的な取り組みが目立つ
バンダイの「ジュエルドロップ」 コンセプト 「女の子のおしゃれ を応援する」 • 未就学児と小学校低学年をターゲットにした本格メイクシリーズ • シャンソン化粧品と共同開発
商品開発 • 化粧品一つの開発期間はほぼ一年以上 本格的な化粧品として取り組んでいる • 商品開発時の工夫 ・モニターアンケート ・セット商品の中にアンケートを同封し、消費者サイ ドの意見を参考にする ・安全性にこだわる
商品について • 単品は「ワンコイン」を意識した平均価格380円 • 主な販売チャネル スーパー、コンビニ、玩具店、大型玩具専門など →特にスーパーの玩具売り場での販売構成比が 高い • 広告、販売促進費は年間約4千万~5千万円 CM、おしゃれ教室、雑誌、マンガ、幼稚園で配布する雑誌の広告など
まとめ • 少子化にともない子供向けのビジネス市場は縮小をよぎなくされている。そんな中、玩具メーカーは合併したり新たな市場を開拓したりと必死に生き残ろうとしている。 • 新たな市場の開拓で、今までは低年齢の子供がターゲットになっていなかった市場への企業の参入が増えている。 • まだまだシェアが少ない市場を狙い、シェアを伸ばすことはすごく将来性があると思う。
第3章大人向け子供ビジネス 岡崎裕治
子供のころよく遊んでいたおもちゃとは? ファミコン ミニ四駆 バトル鉛筆 etc・・・ そんなたくさんのおもちゃを全部買ってもらえていたでしょうか? 買ってもらえない+子供はそこまでお金を持っていない=我慢する ですが 大人になればある程度お金に余裕ができる=おもちゃを買う 3-1 はじめに
3-2 大人をターゲットにする理由 なぜ大人をターゲットにするか・仕事に就いてある程度の収入を得ているのでお金に余裕がある・少子化による利益の低下→子供だけでは経営が成り立ちにくいなので大人をターゲットにした商品を売り出す必要がある そのおもちゃにはどういった商品があるか?
3-3 大人が購入するおもちゃの種類①収集系3-3 大人が購入するおもちゃの種類①収集系 • トミカ、カードゲーム • 種類が豊富 • 昔の懐かしいものを揃えられる • 凝ったものが多い 子供のころと違い、ある程度収入がある為に 大人買いなどをして購入する人が多いのでそういった人を狙った商品が出されている
②高級系 • カードやトミカと違い値段が高いもの • 自分でパーツを買ってカスタマイズする • 値段が高かったり、パーツを揃えたりする必要なものがあったりするので子供には手が出しにくい 少子化が原因で昔のおもちゃを今の技術でより精密に作ることによって大人の人を魅了するおもちゃを出すメーカーも多くなってきた。 (例)バンダイが150センチのガンダムのプラモデルを 19万8千円で販売したところ、1500台売れました。
③ゲーム系 • 任天堂DS(16800円)、Wii(25000円)、sonyのPSP(20790円)、PS3(20GB、49980円) • 子供向けの商品だと思われがち • 大人から子供までが楽しめるゲームの販売することによって、簡単に操作できることで家族で楽しむことができる。←任天堂の狙い Sonyと任天堂の方向性の違い 目指す方向性の違いによって大きく結果が異なった 実際は
3-4 SONYと任天堂 SONY より高性能なもの 任天堂 新しいインターフェイス 結果 Sonyは当初見込んでいた売り上げには届かず、大幅な減収になる一方で、任天堂は予定よりも大幅に売り上げを伸ばし、確実に出荷数を伸ばすことに成功した。 なぜSONYは駄目だったのか
3-5 Sonyの失敗点 結果 「売り上げを伸ばしたい」→「他を圧倒する性能」→「高性能チップの開発」 という流れで以前は成功し収益を得ることができた。 ・製品は成長と衰退を繰り返す為、同じようにはいかなかった。 ・高性能過ぎることから買う人が限定 ・量産に手間取る間に、DSとwiiに先を越された その結果 SONYは見込んでいたよりも大幅な減収 一方、DSは新しいインターフェイスと簡単な操作性を導入大人も引き込み、大幅な増収を得た。 大人向けという新しい観点で製品を出した任天堂が勝った。 今はやはり大人も巻き込める商品がいいのかもしれない。
3-6 まとめ ・時代と共に変化してきているおもちゃ業界はこれからも進化していくと思われます。今は子供から大人まで色々な人が楽しめるおもちゃやゲームを作っていくことでおもちゃメーカーは生き残っていけるのではないかなと思いました。ですがこの大人向けの商品が売れなくなってくるかもしれないので常に先を考えて経営する必要があると思いました。 ・僕自身としては脳波などで自由自在にキャラクターを動かせて、会話やゲームなどができるようになれば面白いんじゃないかなと思うし、今のおもちゃメーカーならいずれは作られるのではないかと思いました。
第4章 キッザニア東京 島 一貴
キッザニア東京とは? • 東京・江東(こうとう)区 • 日本の子供たちのとりまく環境を反映し、未来の社会を担う子供たちのためのエデュテインメントタウンを目指す • エデュテインメント= Education(学び)+Entertainment(楽しさ) • 街の主役は子供達 • 40社以上の企業が参加、約70種類の仕事を体験できる
施設の特徴 • キッザニアには独自の通貨(キッゾ)があり、子供達は仕事を通じてキッゾを稼ぎ、それを使って施設内のお店で買い物をしたり、サービスを受けることができる。 • キッザニア内の銀行で講座を開くとキャッシュカードが貰え、ATMを使ってキッゾを引き出せる 1、キッザニア 独自の経済 2、社会を体験する。学ぶ。 • 楽しいアクティビティを通じて、様々な仕事の社会的役割を理解したり、働くことの楽しさ、厳しさを学んだり、自立性や社会性、金銭感覚を養ったりすることができる。 3、万全のセキュリティ • キッザニアではセキュリティブレスレットを導入して、入場者を徹底管理を徹底している。退場する際は、メンバー全員が揃って始めてグループ化を解除できるような管理のシステムを採用
・各パビリオンの紹介 • 消防署 提供:アメリカンホームダイレクト • ピザショップ 提供:ピザーラ • デザイン教室 提供:エプソン • 料理教室 提供:ABC Cooking Studio • ボトリング工場 提供:日本コカ・コーラ • お菓子工場 提供:森永製菓 • テレビ局 提供:BSフジ
メキシコでの実績 Como estas? • 業界の常識を覆す入場者数、当初計画の2倍! • 年間約82万人来場、227日満員記録樹立! • 1999年9月 メキシコの首都人口2千万人のメキシコシティに第一号店オープン • メキシコ文化省の推薦のもと小学校のカリキュラムにも取り入れられ、平日は課外授業の場として利用 アワード 教育的意義が、高く評価され、各団体から賞を受けています • テーマ型エンターテイメント業界の「オスカー」と言われる Themed Entertainment Association の “2001 Best New Theme Park”を受賞(2001年) • International Association of Amusement Parks and Attractionsが「ファミリーエンターテイメントセンター」に贈る最高の賞 Ah2003 Top FEC of the World Ahを受賞(2003年)
他のテーマパークとの比較 キッザニア東京 東京ディズニーランド • 大人(18歳以上) 5800円 • 中人(12歳~17歳)5000円 • 小人(4歳~11歳) 3900円 入場料 • 幼 児(2歳~3歳) 1,500円 • こども(4歳~15歳)3,000円 • 大 人(16歳~)2,000円 入場者数 • 年間(予定) 約50~70万人 年間 約2千500万人 • 面積 約6000㎡ 面積 51 ha(ヘクタール) *1ヘクタール=1000平方メートル 2千500万人÷510000㎡=49人/㎡ 50万人÷6000㎡=83人/㎡
企業側からの視点 • 運営会社 株式会社キッズシティージャパン • 運営費 入園料とスポンサーフィー • スポンサーのメリット • 1)ブランドロイヤリティーの確立 • 2)プロモーション・ツールとして使用 • 3)子供たちや保護者、メディアを通じて企業価値の拡大 • 4)他の参画企業とのコラボレーション等
まとめ Good! • ニート(NEET)防止に繋がる • 自分たちの子供の頃にできなかった職業ごっこを、子供に体験させられる 遊戯施設で職業意識を持たせることは不可能 Bad ! ニート防止という目的は後付けであり、本家メキシコではそのような売り込み方はしていない 提案 • 入場料 • 保護者ラウンジ • スポンサー (ポスティングシステム) • リピーター
第5章 おもちゃビジネス~過去・現在~ 有本 春奈
昔のおもちゃ ・明治5年、ブリキ製金属玩具が欧米から輸入 ・明治37年(日露戦争)には戦争おもちゃ、戦争将棋、勲章おもちゃが人気。 ・昭和44年にはアポロ12号の影響により、宇宙ものおもちゃが流行。 ・昭和30~34年には、ホッピング、バドミントン、フラフープなど体を使ったおもちゃが流行。 ・昭和35~39年「鉄腕アトム」、「鉄人28号」などテレビアニメからできたおもちゃ。 ・昭和58年自動販売機によるカプセルおもちゃ発売。 →おもちゃはその時代の特徴を表す。
現在のおもちゃ 1位→デュエル・マスターズトレーディングカード ゲーム (158円/タカラトミー) 2位→人生銀行(4987円/タカラトミー) 3位→ストライクフリーダムガンダム(5040円/バンダイ) 2007年2月24日調べ
現在のおもちゃの特徴 ・テレビアニメから生まれたゲーム →女の子向けおもちゃ人気ランキングでも1位はアニメから生まれたもの。 ・カードゲームの人気 →ムシキング、L&Bなど。価格が安く子供でも買える。集めるということの魅力。 ・大人向けおもちゃ →基本的に高額。ろくろ倶楽部など、大人の趣味を簡単なおもちゃに・・
テレビゲーム機 ・1994年、一斉にテレビゲーム機の発売。 ・松下電器から「3DO」 (→惨敗) ・セガから「セガサターン」、ソニーから「プレイステーション」、任天堂から「Nintendo64」の三つ巴競争。 ・セガの衰退、PSの独走状態。
子供服の高額化 ・メゾピアノ(ナルミヤインターナショナル) →Tシャツー6000円~9000円 スカートー10000円~12000円 ・LB Style Square →7000円~18000円まで ・子供服はすぐサイズが合わなくなるため、お金をかける人が少なく、空白の市場であった。 ・少子化、女性の社会進出などにより、子供にお金をかける親が増えた。
まとめ 売り出されているおもちゃの内容としては、私達が子供の頃とあまり変わらないが、おもちゃの市場はひろがっている。(大人向けおもちゃ、洋服業界)
第6章 これからの子供ビジネス 花田啓太
●基本養育費(食費・医療費・衣料費など) 1,680万円●基本養育費(食費・医療費・衣料費など) 1,680万円 ●教育費(大学進学の場合) 2,859万円 はじめに ~子育てにかかるコスト~ ~22年間にかかる子供の養育費用~ 少子化と不況 教育費は削らない しかし ・教育ビジネスは 『不況に強いビジネス』と言われる 子供ビジネス市場の縮小
教育ビジネス(学習塾について) 学習塾が増えている理由 ・不況に強いビジネスである ・設備投資が安く済み、かつ効率よく利益を上げることができる 関塾(フランチャイズ) 開業10年 の場合 開業費用 約800万円 (契約金、保証金、備品、広告費) 生徒数110人 売上3300万円 利益1600万円 ・フランチャイズを実施する企業も増えている 誰でも開業しやすい! 学習塾が増えていく中で、親(子供)は、どんな塾を選んでいくかが重要になってくる。
過去 少子化とニーズの変化の影響により、集団授業を行う学習塾が減少し、個別授業を専門に行う学習塾が増えている 現在 未来 学習塾が提供するサービスの変化 集団授業 公教育と同じく、10~30人集団授業を行う学習塾 個別授業 先生と生徒が1:1もしくは1:2のマンツーマン形式で授業をする学習塾
塾業界全体の市場規模 個人塾市場規模推移
親(子供)が受けたいと思っているサービス ・学校以外の教育の環境を整えたい →公教育への不信感から ・いい成績を取らせたい →日本社会における格差の拡大から ・人間形成など、勉強以外の「教育」 習い事など →個別授業をとる子供たちの増加
塾にかかる学費 ○集団授業(河合塾 高校生) 1講座 ¥21000/1ヶ月 (4回) 数学・英語の2科目をとったとすると ¥42000/月 これに入会費用(3万円前後)や、テスト代(1回¥3000~¥4000程度)かかる ○個別授業(関塾 高校生) 週2回 (80分×2) ¥21000/1ヶ月 (8回)
教育サービスのこれから ○集団授業 ・有名予備校 河合塾・駿台予備校・代々木ゼミナールなど →合格人数の多さ、有名講師の授業が魅力的 ○個別授業 ・比較的規模の小さな塾 ・フランチャイズ 明光義塾など →生徒に合わせた授業が受けられる ○生徒数が多く確保できる塾は集団授業 ○少ない塾は個別授業 二極化
まとめ ~これからの学習塾について~ ○特定の分野に特化することが重要 →選択するのは親・もしくは子供 ○情報を積極的に公開して、出入りしやすい塾を作る ○子供との信頼関係を築き、人間関係により育まれる「教育」が大切である。
第7章 あとがき 少子化の影響により、子供たちに注目が集まる中、多種多様なビジネスが展開されています。いつの時代においても、子供のいない時代はありません。お父さん、お母さんも子供だった時代がありました。子供が少なくなっても親が子供を思う気持ちはこれからずっと変わりません。子供ビジネスを研究して、親だけでなく、企業も将来の社会を担う人材を育成することに関心を持って、社会全体で子供たちを育てようとする動きを感じました。企業は親以上に、これからの社会を作っていく子供たちのことを考え、ビジネスを展開していく必要があると思います。少子化でも、子供ビジネスは決して将来性の無いビジネスではありません。子供たちの可能性と同じように、たくさんの希望に満ち溢れているビジネスです。