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AA( アルコホーリクス・アノニマス ) の紹介. AA 関東甲信越地域広報委員会作成 ( AA 日本広報資料を元に作成). AA( アルコホーリクス・アノニマス ) とは何か. 広報資料 3ページ. AA の基本姿勢は、数多くの AA の出版物の中でも紹介され、また AA ミーティングの冒頭で読まれることの多い、次の文章に集約されています。. アルコホーリクス・アノニマスは、経験と力と希望を分かち合って共通する問題を解決し、ほかの人たちもアルコホリズムから回復するように手助けしたいという共同体である。
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AA(アルコホーリクス・アノニマス)の紹介 AA関東甲信越地域広報委員会作成 (AA日本広報資料を元に作成)
AA(アルコホーリクス・アノニマス)とは何か 広報資料 3ページ AAの基本姿勢は、数多くのAAの出版物の中でも紹介され、またAAミーティングの冒頭で読まれることの多い、次の文章に集約されています。 アルコホーリクス・アノニマスは、経験と力と希望を分かち合って共通する問題を解決し、ほかの人たちもアルコホリズムから回復するように手助けしたいという共同体である。 AAのメンバーになるために必要なことはただ一つ、飲酒をやめたいという願いだけである。会費もないし、料金を払う必要もない。私たちは自分たちの献金だけで自立している。 AAはどのような宗教、宗派、政党、組織、団体にも縛られていない。また、どのような論争や運動にも参加せず、支持も反対もしない。 私たちの本来の目的は、飲まないで生きることであり、ほかのアルコホーリクも飲まない生き方を達成するように手助けすることである。
AAとアルコホリズム 広報資料 20ページ AAは、助けを求めてきたアルコホーリク一人ひとりの回復と、その人たちのソブラエティの継続だけに関心を持っています。また、AAは、アルコホリズムに関する調査や、内科・精神科の治療、教育、いかなる形の啓蒙活動にもかかわりません。もちろん個人の立場でなら、AAメンバーであってもそのような活動に関与することは自由です。 AAは、アルコホリズムの問題にかかわる外部団体とは「協力はするが、従属はしない」という方針をとっています。 伝統に従い、AAは外部に財産支援を求めることも受けとることもしていません。活字、電波、またはその他の公共の場に出るとき、メンバーは個人名を伏せています。
AAの歴史(1) 広報資料 22ページ AAは、ニューヨークの株式仲買人のビル.Wとアクロンの外科医ドクター・ボブの出会いから生まれました。1935年、オハイオ州アクロンでのことです。二人とも絶望的なアルコホーリクでした。二人が出会う以前に、それぞれオックスフォードグループ(毎日の暮らしの中に普遍的でスピリチュアル(霊的)な価値を強調する、主にノン・アルコホーリクからなる集団)とのつながりを持っていました。 ビルは、オックスフォードグループの影響を受け、さらに昔からの友人であるエビー・Tの助けをかりてソブラエティ(飲まない生き方)を始め、他のアルコホーリクたちと一緒に活動することでどうにか飲まないでいました。一方、アクロンのオックスフォードグループはドクター・ボブを手助けしていましたが、ドクター・ボブは酒をやめられませんでした。 そして、いよいよ、ドクター・ボブとビルが出会ったとき、ドクター・ボブは同じ苦しみを味わい、そこから抜け出すことに成功した仲間と出会ったのです。ビルは、アルコホリズムが精神と感情と肉体の病気であることを強調しました。ドクター・ボブは、やがて飲むのをやめ、以後、生涯にわたって酒を口にすることはありませんでした。こうしてAAの創始者たちのひらめきの炎が枯れ野に放たれたのです。
AAの歴史(2) 二人はさっそく、アクロン私立病院に入院しているアルコホーリクを訪問しました。一人の患者がすぐさま完全なソブラエティを達成することができました。そのときはアルコホーリクス・アノニマスという名称はまだありませんでしたが三人がいっしょになってAAグループの第一号の核を作り上げていきました。1935年秋、AAのグループ第2号がニューヨークで形を成していきました。第3号は1939年にクリープランドに出現しました。最初の3グループで100人が飲むのをやめましたが、ここに到達するのに4年以上かかりました。 1939年に入ってまもなく、この共同体は、その基本テキストである『アルコホーリクス・アノニマス』を出版しました。ビルが書いたこのテキストには、こんにちではよく知られている回復のための「12のステップ」、つまりAAの回復の方法と原理の確信が書かれています。また、この本の後半には、AAのプログラムを実行して飲まない生き方を手にした30名ほどのメンバーの体験記も収録されています。『アルコホーリクス・アノニマス』の発行により、AAは世界に広がり、急速な発展を遂げていったのです。
AA日本の歩み 広報資料 29ページ AA日本は、1975年3月、東京鎌田のミーティング場で日本語のステップ・ミーティングが始めて開催された時点をその始まりとしてとらえています。 AAというアルコホーリク自身による自助活動がアメリカで行われているという情報は、かなり以前から日本に届いていました。1950年前後には在日米軍や外国人によるAAグループが活動していて、1960年代後半には、日本人メンバーも参加していたようです。 日本語AAグループ発足のきっかけは、外国人グループに通っていた日本人アルコホーリクが一人のアメリカ人神父と出会い、彼らが行っていた断酒学校にそのアルコホーリクの神父が出席し、AAプログラムによって回復に努めるアルコホーリクの姿が生の形で伝えられたことに端を発しています。そして原書を読み合い、AA方式のクローズド・ミーティングを行う「トゥディクラブ」という集まりが生まれ、そこに日本人アルコホーリクの神父も参加、ガリ版刷りで翻訳された『アルコホーリクス・アノニマス』(ビッグブック)を使うようになった翌1975年3月からAAという名称が使われ始めたのです。この時点ですでに女性メンバーも参加していました。
メンバーシップ AAには会員という概念がなく、「会員名簿」などもないため、正確なメンバーを把握することは困難です。ですから、次に揚げるメンバー数などは、推定数です。 (2004年7月現在)
メンバーシップ (2004年7月現在)
AAミーティング 広報資料 7ページ 各地のAAグループが日常的に開催しているAAミーティングは、AAの中心的な活動です。典型的なミーティングの場合、司会者とスピーカ(話し手)がいます。輪番でつとめる司会者の役割は、ミーティングを開始し、スピーカを指名し、閉会することです。それぞれのスピーカ(通常はAAメンバー)は、AAにつながるまでの飲酒体験、回復のプログラムの実践の経験と自分なりの解釈、そして、飲まない生き方が自分にとってどういう意味を持っているかといったことを話します。 【オープンミーティング】アルコホーリク本人だけでなく、その家族や友人、その他飲酒問題に関心を持っているどなたでも出席可能です。スピーカは通常AAメンバーです。外部から参加する人は、特に、ミーティングで話されたことはすべて話した人自身の意見、解釈であることを心得ておくべきです。どのメンバーも、そのグループまたはAA全体を代表して話しているわけではないのです。 【クローズドミーティング】参加できるのは、アルコホーリクに限定されます。さまざまな問題、なかでもアルコホーリク同士にしか理解し合えないような問題を話し合う場です。新しい人が、自分のかかえる問題を率直に話せる場であると同時に、回復のプログラムを実践して明るい希望や喜びを実感したメンバーのさまざまな経験に耳を傾け、自分の心の奥底にある「やる気」を引き出すことができる場でもあります。
回復のプログラム「12のステップ」 広報資料 5ページ AAは、創始者たちが「一人のアルコホーリクがもう一人のアルコホーリクを手助けすることにより、二人とも飲まないでいることができる」という考えを見つけたところから始まりました。その手助けの中心的な内容が、「12のステップ」という回復のプログラムを提案し、一緒にステップを踏んでいくことです。 先にAAにつながったメンバーは、新しく来た人に、「お酒を心の奥底からやめたいと思っているなら、ぜひ、12のステップを試してみませんか」と提案します。飲まない生き方がこのようにして手渡されていくことによって、回復の原理が二人の中で働くのです。この一対一の関係の発展がAAのスポンサーシップで、AAはスポンサーシップと共に始まったと言われています。 「12のステップ」はあくまでも提案です。初めからそのすべてを文字どおり完全に受け入れ、従わなければいけないといった類のものではありません。しかし、自分の飲酒が自分ではどうにもできないと感じるなら、思い切ってミーティングに出席する以外に道はないのです。 そして、すぐには受け入れられなくても、アルコホーリクたちがそれぞれ語る、飲まない生き方を身につけるまでのさまざまな経験に耳を傾け、手助けしてくれる仲間(スポンサー)を探し、AAの出版物を読み、心を閉ざさないでAAプログラムにふれていくことが大切です。その過程こそが「12のステップ」の始まりだからです。
回復のプログラム「12のステップ」 1.私たちはアルコールに対し無力であり、思い通りに生きていけなくなっていたことを 認めた。 2.自分を超えた大きな力が、私たちを健康な心に戻してくれると信じるようになった。 3.私たちの意志と生き方を、自分なりに理解した神の配慮にゆだねる決心をした。 4.恐れずに、徹底して、自分自身の棚卸しを行ない、それを表に作った。 5.神に対し、自分に対し、そしてもう一人の人に対して、自分の過ちの本質をありの ままに認めた。 6.こうした性格上の欠点全部を、神に取り除いてもらう準備がすべて整った。 7.私たちの短所を取り除いて下さいと、謙虚に神に求めた。 8.私たちが傷つけたすべての人の表を作り、その人たち全員に進んで埋め合わせをしよ うとする気持ちになった。 9.その人たちやほかの人を傷つけない限り、機会あるたびに、その人たちに直接埋め合 わせをした。 10.自分自身の棚卸しを続け、間違ったときは直ちにそれを認めた。 11.祈りと黙想を通して、自分なりに理解した神との意識的な触れ合いを深め、神の意志 を知ることと、それを実践する力だけを求めた。 12.これらのステップを経た結果、私たちは霊的に目覚め、このメッセージをアルコホー リクに伝え、そして私たちのすべてのことにこの原理を実行しようと努力した。 (AAワールドサービス社の許可のもとに再録)
一体性と12の伝統 広報資料 9ページ 新たにミーティングを開いて維持し続けていくには、アルコホーリクがお互いに協力し合わなければなりません。対人関係に問題をかかえることの多いアルコホーリクたちが、どうしたら一体性を保っていけるのか、その鍵となるのが「12の伝統」です。AAそのものが長い将来にわたって一体性を保ち、確実に存続し続けていくために重要と考えられる、グループの取るべき姿勢や活動原理が明らかになってきたのです。 「12の伝統」は、どのグループに対しても拘束力を持つものではありません。しかし、そこから逸脱した行動を取り続ければ一体性が損なわれていきます。一体性がなくなってしまえば、AAの鼓動は止まり、自分たちに生きる力を与えてくれる場所がなくなるのです。 また、一体性を大切にする一方で、AAほど一人ひとりが自由に考え、話をし、望みどおりに行動する権利を大切にしているところはほかにないでしょう。AAでは、どのようなメンバーであっても、他の人に何かをするよう強要したり、制裁を加えたり、追放する権利を持っていません。
一体性と12の伝統 1.優先されなければならないのは、全体の福利である。個人の回復はAAの一体性にかかっている。2.私たちのグループの目的のための最高の権威はただ一つ、グループの良心のなかに自分を表される、 愛の神である。私たちのリーダーは奉仕を任されたしもべであって、支配はしない。3.AAのメンバーになるために必要なことはただ一つ、飲酒をやめたいという願いだけである。4.各グループの主体性は、他のグループまたはAA全体に影響を及ぼす事柄を除いて、尊重される べきである。5.各グループの本来の目的はただ一つ、いま苦しんでいるアルコホーリクにメッセージを運ぶことで ある。6.AAグループはどのような関連施設や外部の事業にも、その活動を支持したり、資金を提供したり、 AAの名前を貸したりすべきではない。金銭や財産、名声によって、私たちがAAの本来の目的 から外れてしまわないようにするためである。7.すべてのAAグループは、外部からの寄付を辞退して、完全に自立すべきである。8.アルコホーリクス・アノニマスは、あくまでも職業化されずアマチュアでなければならない。ただ、 サービスセンターのようなところでは、専従の職員を雇うことができる。9.AAそのものは決して組織化されるべきではない。だがグループやメンバーに対して直接責任を 担うサービス機関や委員会を設けることはできる。10.アルコホーリクス・アノニマスは、外部の問題に意見を持たない。したがって、AAの名前は決 して公の論争では引き合いに出されない。11.私たちの広報活動は、宣伝よりもひきつける魅力に基づくものであり、活字、電波、映像の分野 では、私たちはつねに個人名を伏せる必要がある。12.無名であることは、私たちの伝統全体の霊的な基礎である。それは各個人よりも原理を優先すべき ことを、つねに私たちに思い起こさせるものである。 (AAワールドサービス社の許可のもとに再録)
アノニミティ 広報資料 11ページ AAメンバーは、伝統に従って、活字や電波、映像といった公の場では個人の名を伏せています。 AAの草創期には、「アルコホーリク」という言葉に対して、現在よりもずっと強い偏見が存在していました。自分がアルコホーリクであることを人に知られたくないし、公表もされたくなかったという気持ちは、容易に理解できるでしょう。その後、時を経て共同体が成長するにつれ、無名にとどまることの中には積極的な意義があることが明らかになりました。まず、私たちの経験からわかることですが、もし自分の問題が-たとえうっかりではあっても-みんなの中で話し合われてしまう恐れがあると思ったら、多くの問題飲酒者はAAに助けを求めることに二の足を踏むのではないでしょうか。もう一つは、個人が無名にとどまるという考えには、スピリチュアル(霊的)で、重要な意義があると私たちは信じています。個人評価、権力、名声、利得を求める衝動は、人間社会の亀裂の原因になってきましたが、スピリチュアル(霊的)な意味において無名にとどまることで、この衝動を抑えることが可能だからです。もし、私たち一人ひとりが世間からみとめられようとし、個人評価を受け入れるようになったら、アルコホーリクとして共に行動していくうえでの私たちの特性の多くが損なわれてしまうでしょう。
サービスと「12の概念」 広報資料 12ページ 「いま苦しんでいるアルコホーリクに回復のメッセージを伝える」というAAの本来の目的を達成するために必要とされる行動のすべてを意味する言葉が「サービス」です。メッセージを伝えるために個人的に足を運ぶことも、グループとして、ミーティング場のイスを並べ、コーヒーなどの飲み物を用意することも大切なサービスです。 また、いくつかのグループが共同体で事務所(セントラル・オフィス)を持ち、ここを拠点に地元に向けて行うサービスも、苦しんでいる人を助けていくためには欠かすことができません。このサービスはオフィス・サービスまたは地元サービスと呼ばれています。 一方、メンバー個人やグループ、セントラル・オフィスの力では実行するのが困難なサービスがあります。たとえば、共通の書籍類の出版や広報活動資料の用意、世界のさまざまな地域、場所で新たに始まろうとしているグループへの援助、全国版機関誌の発行、国際協力等の方法でメッセージを伝えることなどです。このサービスはゼネラルサービスと呼ばれ、地元サービスとは区別されています。もし、ゼネラルサービスがなければ、均一な形式と内容を備えたAAのメッセージが事実上不可能となり、各地・各国のAAは、それぞれの解釈・やり方でAAを広めるしか方法がなくなるでしょう。その結果として、AAプログラムの単一性は失われ、アルコホーリクス・アノニマスは分裂あるいは崩壊の道をたどることになるでしょう。
AAの行わないこと 広報資料 21ページ AAでは伝統10にしたがい、次のようなことはしていません。これは私たち自身が私たちを守る知恵なのです。 ・入会の勧誘およびアルコホーリクに対する回復への医療上の初期介入・出席の記録や病歴の保存・AAメンバーの追跡およびその管理・診断、予後予測・入院、投薬、内科/精神科治療・衣住食、金銭の提供および職業紹介等の社会福祉的サービス・家庭問題、仕事上の問題に関するカウンセリング・調査への参加もしくは後援・社会福祉機関と従属関係を持つこと(メンバー個人として、またサービス・オフィスとして協力しています。)・宗教的サービス・アルコール、もしくは他の問題について論争に加わること・AAのサービスに対して料金を受け取ること。AA以外のところから献金を受け取ること・司法機関、弁護士、裁判所、学校、企業、社会福祉、その他の機関や組織、または施設に紹介状を送ること
連絡方法 関東甲信越セントラルオフィス 〒170-0005東京都豊島区南大塚3-34-16 オータニビル3FTEL:03-5957-3506FAX:03-5957-3507e-mail: aa-kkse@h9.dion.ne.jp AA日本ゼネラル・サービス・オフィス(JSO) 〒171-0014東京都豊島区池袋 4-17-10 土屋ビル4階TEL:03-3590-5377 FAX:03-3590-5419