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環境研究 35年 中野武 (兵庫県環境研究センター)

環境研究 35年 中野武 (兵庫県環境研究センター). 1949 年 11 月 22 日神戸生まれ 血液型: O 型 おせっかい・大雑把 さそり座: あと8日で 59才10ヶ月. 1974 年  24 才  兵庫県立公害研究所   大阪府職員 化学職 不合格   大阪市環境科学研究所      面接官にだめだし 不合格   大阪府 教員 化学  合格. 1974 年  24 才  兵庫県立公害研究所    第3研究部 (有害化学物質)  5月 突然の兼務辞令     河川の COD 、 BOD 、 SS 測定 1 年間  EHP 、論文を読む

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環境研究 35年 中野武 (兵庫県環境研究センター)

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  1. 環境研究 35年 中野武 (兵庫県環境研究センター)

  2. 1949年11月22日神戸生まれ 血液型:O型 おせっかい・大雑把 さそり座: あと8日で 59才10ヶ月

  3. 1974年 24才  兵庫県立公害研究所   大阪府職員 化学職 不合格   大阪市環境科学研究所      面接官にだめだし 不合格   大阪府教員化学 合格

  4. 1974年 24才  兵庫県立公害研究所    第3研究部 (有害化学物質)  5月 突然の兼務辞令     河川のCOD、BOD、SS測定 1年間 EHP、論文を読む PCB(ヒナ浮腫因子) CEF PCDFを合成同定、分離分析

  5. 1975年 25才  兵庫県高砂PCBメーカー カネカ PCB分析 パックドカラム 1.5m GC/ECD26ピーク 1979年 播磨灘・大阪湾のPCB汚染     <底質、粒径、恒流、拡散>

  6. 熱安定性 PCBは汚染拡散の重要な指標 化学的 環境中で分解しない。:難分解性 生物学的 使用期間10~20年の環境負荷 異性体 209 : 情報量が多い 海域底質中PCBの鉛直分布 PCB汚染の時間的・経年変化 海域底質中PCBの水平分布 PCB汚染の空間的移動

  7. 年次別PCB製品出荷量 底質中PCB濃度 深さ(cm) 年次別PCB製品出荷量と発生源近傍の 底質中PCB濃度の鉛直分布

  8. 1985年から1989年  兵庫県、高砂市、環境庁、通産省、厚生省が実施した国家的プロジェクト「液状廃PCBの高温熱分解処理」は、5500tの液状PCBを情報完全公開で住民参加で、安全に完全分解処理 日本ではじめての、リスクコミュニケーション事例 

  9. 液状PCB分解処理 発生源、環境のモニタリング  排ガス・排水・海水・大気

  10. 1986年 36才  ダイオキシン国際シンポ(福岡) 日本で初めて 環境大気中でダイオキシン検出 都市大気のダイオキシン・PCB・クロルデン・DDT濃度レベルを報告

  11. 1986年 36才  環境庁 報告書の電子化提案   電子掲示板 情報共有・情報交換  WEBサーバー  メーリングリスト   分析失敗の共有・標準品入手情報

  12. Regional alliances and Sharing Information for joint research- pertnership & cooperation between Iocal government - Takeshi Nakano, Hyogo Prefectural Institute of Environmental Sciences, Kobe, Japan

  13. 第2章 塩素系芳香族化合物の全異性体分析と起源推定 ● PCBの異性体分析 ● PCDD, PCDFの異性体分析 ● PCNの異性体分析 ● チャンネル型g-シクロデキストリン集合体によるオイル中の塩素化芳香族化合物の選択的吸着

  14. 熱安定性 PCBは汚染拡散の重要な指標 化学的 環境中で分解しない。:難分解性 生物学的 使用期間10~20年の環境負荷 異性体 209 : 情報量が多い 海域底質中PCBの鉛直分布 PCB汚染の時間的・経年変化 海域底質中PCBの水平分布 PCB汚染の空間的移動

  15. PCB 異性体数 分離ピーク数 mono 3 3di 12 10tri 24 23tetra 42 39penta 46 38hexa 42 40hepta 24 23octa 12 12nona 3 3deca 1 1 合計 209 192 PCB全異性体分析法の開発

  16. 12C- 3塩化PCB PCB 製品 13C- 3塩化PCB 内部標準 3塩化PCBの異性体分析 (HT8-PCB)

  17. P5CB 800000 Intensity 400000 0 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 Retention Time (min) Calculated Retention Time #104 #103 #100 #102 #121 #101 #113 #112 #119 #117 #125 #116 #111 #120 #110 #124 #109 #107 #123 #106 #118 #114 #122 #105 #127 #126 #96 #94 #93 #98 #95 #88 #91 #92 #84 #89 #90 #99 #83 #86 #97 #87 #85 #82 #108 #115 13C-P5CB 50000 Intensity 0 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 Retention Time (min) 12C- 5塩化PCB PCB 製品 13C- 5塩化PCB 内部標準 5塩化PCBの異性体分析 (HT8-PCB)

  18. 環境大気中のPCB濃度(ng/m3) PCB製造中止(1972) 大気中のPCB濃度の経年変動

  19. 6塩化PCB異性体分布 PCB製品 底質 環境試料 海水 母乳 生体試料 脂肪 環境試料,生体試料中 6塩化PCB異性体分布

  20. 生体中での主要なPCB異性体

  21. 1990年 40才  ダイオキシン国際シンポ(バイロイト)  大気濃度の日間変動と気象 Distribution of PCDDs, PCDFs, and PCBs in the Atmosphere Atmospheric Environment, 1990,24A(6), 1361

  22. 1994年 44才  ダイオキシン国際シンポ(京都) 固形および液体廃棄物の燃焼による有機塩素化合物の生成 PCN異性体分析

  23. 1995年 45才  阪神淡路大震災   電気・水道・ガス 停止    機器・データ   破損

  24. 1996 予定 研修 研修は業務という位置付けより、自らを鍛えるための素材として活用する。 摂南大学研修 学生に与える論文を中野、藤森、松村がマンツーマンに対応し、内部だけでは生じがちな甘えをなくして、学生に対して緊張しながら、論文をしっかり読む。質問されて、恥ずかしくなく説明できるように、勉強する。教えることを通して自分を磨く。学生に対する課題であるとともに、自分たちへの課題でもあると認識する。 EMECS研修 国際的なつながりを大切にしながら、研修を通して環境科学を捉え直す。積極的に藤森、松村を研修生と接触させ、生きた英語教材として、英語力を高める。国際親善も大いにやる。

  25. 1996 予定 県政学会発表 県として、局として、所として、通信インフラ整備の重要性を訴えていく。所内でのLAN構築、整備へのステップとしても位置付ける。所内でも、ネットワーク化を進め、情報の共有と資源の有効な活用に生かす。 技術移転 (若い人への技術移転) ガスクロのキャピラリ分析 分離の重要性を、自ら感じ取る。 GC/MS分析 JMS-700 コンピュータにおけるファイル操作他の概念の総括的な理解とGC/MSそのものの職人的ノウハウの移転(中野から藤森/松村へ) AM150  藤森氏熟知(中野、藤森から松村へ) ネットワーク技術  パソコン通信/所内LAN ネットワーク化のあるべき姿の模索を所内検討会で議論していく。周囲の研究員に啓蒙活動を含む技術移転を行う。所内LANの管理運営については、コンピュータ関連の知識を有する人材でないと困難。メールサーバー、NTサーバーの管理と運用は、現時点では中野あるいは平木以外はむずかしい。松村、吉村を コンピュータ技術 UNIX マシンのコマンド

  26. 1996 予定 プレゼンテーション  画像処理と電子ファイル化、ビジュアルな素材を使った 研究体制の確立 大気中の有害化学物質 加古川の農薬、分解生成物 把握 東アジア海域 研究体制 遠隔地との電子会議、外部との雑誌会、意見交換、研究内容議論、共同研究 大阪市環境科学研究所 福島実、山口之彦、張野、先山、神浦他、農薬、ダイオキシンに関する優れた研究を取り組んでいる。優秀なスタッフとのディカッション 福岡県環境科学研究所 松枝隆彦、中村又全、黒川 コプラナPCB、ダイオキシンに関する重要な研究を先進的に進めている。 他、全国的なレベルで、電子会議において、議論を進める。国立環境研究所、神奈川、岡山、北九州、川崎、 第3研究部内部での雑誌会 自分自身の研究内容を、定期的に報告しながら、精力的に雑誌会を進めていく。 大学 大阪大学、京都大学、関東学院大学、愛媛大学、摂南大学、キール大学、ウメオ大学 国立研究機関 工業技術院資源環境研究所

  27. 1997年 47才  厚生省    全国 都市ごみ焼却場排ガス調査   兵庫県 宍粟美化センター    ワースト1   県下ダイオキシン緊急調査

  28. 1997年 47才   兵庫県 宍粟美化センター   大阪府 能勢でも 高濃度   原因究明調査・汚染対策    起源推定・全異性体分析      農薬(CNP,PCP)・      燃焼・漂白・クロルアルカリ

  29. PCDDs PCDFs 環境大気中のPCDD/Fsの同族体分布 Homologue profiles of PCDD/Fs in ambient air

  30. PCDF異性体の合成経路(1,4,X-T3CDF)

  31. 都市大気 燃焼起源 環境大気中のPCDF異性体分布(1~3塩素)

  32. 28- 2- 37-DiCDF 23- 27-DiCDF 27- 23-DiCDF 37- 28-DiCDF 128-TrCDF 238- 237-TrCDF 128- 238-TrCDF 237- 1278-TCDF 2378-TCDF 塩素漂白パターンの異性体分布(MCDF~TrCDF) 漂白過程のPCDF異性体分布(1~3塩素)

  33. 238- 128- 2- 28- 237- 27- 漂白過程のPCDF異性体分布(1~3塩素) 都市大気 24- 124- 都市大気のPCDF異性体分布(1~3塩素)

  34. 農薬CNP由来のPCDF異性体分布(1~3塩素) 24- 248- 246- 農薬( CNP)由来 都市大気 24- 124- 都市大気のPCDF異性体分布(1~3塩素)

  35. 農薬起源 燃焼起源 農薬起源 燃焼起源 T4DD T3DD T4DF T3DF 試料中PCDD/FのGC/MSクロマトグラム(3~4塩素)

  36. 第2章 塩素系芳香族化合物の全異性体分析と起源推定 ● PCBの異性体分析 ● PCDD, PCDFの異性体分析 ● PCNの異性体分析 ● チャンネル型g-シクロデキストリン集合体によるオイル中の塩素化芳香族化合物の選択的吸着

  37. ◎ 安定器 保管事例 ドラム缶 鉄 箱 プラスチックコンテナ 鉄製受け皿+ビニール製袋 性状例 コンデンサー内蔵型 コンデンサー露出型 コンデンサー部のみ 安定器(小型) ・処理に伴う確認・搬出は比較的容易だが数が多く重い。 ・コンデンサー部のみ取り外され保管している事例がある。 ・PCBフリーの安定器も保管されている事例がある。 <特徴> ・各種メーカーの種類がある。 ・多くはメーカー型番を確認できるが、判別不可能、不明な事例もある。

  38. シクロデキストリン (CD) D-グルコースが α(1→4) グルコシド結合によって 結合し環状構造をとった環状オリゴ糖の一種

  39. 包接 放出 ・ 難水溶性物質の水中への可溶化 ・ ゲスト化合物の安定化 (例: 練りわさび中の辛味成分の安定化)  ・ 不快な臭い・味のマスキング     消臭剤 ・ 選択的な分離・抽出HPLCカラム充填剤   ・ ゲスト化合物の放出制御(徐放)     芳香剤 ゲスト 化合物 ゲスト 化合物 シクロデキストリン (CD) 0.5 ~ 0.9 nm 0.8 nm 水中のゲスト化合物との包接錯体形成 CD–ゲスト包接錯体 オイル中のゲスト化合物との包接錯体形成についてはほとんど検討されていない

  40. CDの結晶構造の分類 かご型構造 層状構造 チャンネル型構造 チャンネル型 g-CD の製法 水に溶解後、アセトン 中に注入して再沈澱 g-CD (かご型構造) チャンネル型 g-CD C. C. Rusa at al.Langmuir 2002, 18, 10016.

  41. 本研究の目的 チャンネル型 g-CD を吸着剤に用いて、絶縁油中からの塩素化芳香族化合物の除去について検討 塩素化芳香族化合物 チャンネル型g-CD ろ過 - 塩素化芳香族化合物を 含む絶縁油 絶縁油 : ナフテン系、パラフィン系炭化水素から成る (沸点 200 ~ 240℃)

  42. 絶縁油中の塩素化芳香族化合物の吸着実験 チャンネル型 g-CD 振とう ろ過 塩素化芳香族化合物の 濃度測定 20oC, 24 h 塩素化芳香族化合物(100 ppm)を含む絶縁油(300 mg) 1,2,4-TrCBz 3,4,4‘-TrCB 塩素化芳香族化合物 100 80 60 除去率 (%) 1,2,4-TrCBz 3,4,4’-TrCB 40 20 チャンネル型g-CD添加により絶縁油中から塩素化芳香族化合物を完全に除去することができた 0 30 60 90 120 150 180 チャンネル型 g-CD の添加量 (mg) 図.チャンネル型 g-CD の添加量 と塩素化芳香族化合物の除去率との関係.

  43. 種々の塩素化芳香族化合物に対するチャンネル型g-CDの吸着能種々の塩素化芳香族化合物に対するチャンネル型g-CDの吸着能 100 80 1,3,5-TrCBz 2-MCB 除去率 (%) 60 40 4,4’-DiCB 4-MCB 20 0 1,3,5- TrCBz 2-MCB 4-MCB 4,4’- DiCB 3,3’,5,5’- TeCB 3,3’,5,5’ -TeCB 図.チャンネル型 g-CD (添加量 180 mg)による絶縁油(300 mg)中からの塩素化芳香族化合物(100 ppm)の除去率.20℃で24時間振とう後. 塩素化芳香族化合物 チャンネル型g-CD 振とう ろ過 - 塩素化芳香族化合物を 含む絶縁油 g-CD の空孔サイズに適合する塩素化芳香族化合物を完全に除去できた

  44. 第3章  塩素系芳香族化合物のモニタリング手法の開発

  45. 第3章  塩素系芳香族化合物のモニタリング手法の開発 ● 大気中のダイオキシン類のモニタリング手法の開発 ● 大量採水による海洋観測システムの開発 ● 二枚貝を用いた水系モニタリング手法の開発 ● PCB環境モニタリングにおける分析法と問題点

  46. 2006.12.27富士山と東京湾爆弾低気圧

  47. 2006.12.27 爆弾低気圧  短時間の間に急激に発達する温帯低気圧のこと。大雨、大雪や暴風を伴い、広い範囲で荒れた天気になる。

  48. 2006.12.27 千葉県     東京湾

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