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商店街で造ろう学ぼう プロジェクト 実践報告

平成21年度 商店街活性化コンペ事業. 商店街で造ろう学ぼう プロジェクト 実践報告. 平成22年5月14日 (株)TMO結城. 地域住民がもう一度商店街を 「 知る 」 ことから始める. 事業の背景と目的. ・昔からのお得意客による  厳しいながらも安定した商売 ・なじみ客との会話、交流. 新規客や若年層消費者の 敬遠. 言いかえれば・・・. 交流の循環. 元来存在する 「 コミュニケーションのある商売 」 の土壌. 商店街の垣根が下がり 「 新たなつながり 」 が生まれる. 事業内容. 事業① 結城紬ランプシェードづくり(10月).

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Presentation Transcript


  1. 平成21年度 商店街活性化コンペ事業 商店街で造ろう学ぼうプロジェクト実践報告 平成22年5月14日 (株)TMO結城

  2. 地域住民がもう一度商店街を 「知る」ことから始める 事業の背景と目的 ・昔からのお得意客による  厳しいながらも安定した商売 ・なじみ客との会話、交流 新規客や若年層消費者の 敬遠 言いかえれば・・・ 交流の循環 元来存在する 「コミュニケーションのある商売」 の土壌 商店街の垣根が下がり 「新たなつながり」 が生まれる

  3. 事業内容 事業① 結城紬ランプシェードづくり(10月)  商店主と地域住民との交流や、重要なまちづくり資源である結城紬の市民への普及のために、商店主と一般市民が共同で結城紬の端切れを使ったランプシェードをつくり、空店舗ギャラリーに展示する。 事業② 商店街バックヤードツアー(11月)  地元の子供たちや若い世代の母親などに商店の活気を体験し商店街をより身近に感じてもらうために、普段は立ち入れない商店の裏側をまわるバックヤードツアーを開催する。 事業③ 商店主が講師!お役立ち講座(2月)  その道の「プロ」である商店主の知識や技術を活かし、また若者などの新規客に商店街の良さを知ってもらうために、商店主が講師となって日常ちょっと役立つ技を教える講座を開催する。

  4. 事業① 結城紬ランプシェードづくり ○10月17日開催 ○近くの神社で毎年開催されていた「夜神楽」とタイアップし、インテリアデザイナー協会の方にも協力していただく ○市民からの参加者を50人とし、参加者募集のチラシをつくって市の広報誌といっしょに市内全家庭に配布 ○すぐ定員が埋まり、締切後も応募が続く状態に

  5. 事業① 結城紬ランプシェードづくり ↓光源には、商店街で集めた廃油を利用した手作りロウソクを使用。 ↑午前中に行灯を作成。洋品屋さん、化粧品屋さん、自転車屋さんなど様々な業種の方も参加。

  6. 事業① 結城紬ランプシェードづくり ←様々な形、デザインの行灯が完成し、午後に参道に飾りつけ。 ↑商店主が主体となってけんちん汁・わたあめ・ポップコーンの無料配布も実施。

  7. 事業① 結城紬ランプシェードづくり ↑宮司から火をもらい、点灯。小雨で参道がほどよく濡れ、情緒をかもし出す。

  8. 事業① 結城紬ランプシェードづくり ↓商店街のエコ商品の展示・販売や、牛乳パックの回収をする「エコ商店街」も同時開催。 ↑タイアップした夜神楽のメインイベントである雅楽演奏の様子。

  9. 事業① 結城紬ランプシェードづくり ↑イベント後は空店舗を改修したギャラリーに展示し、まちなかを彩った。

  10. 事業② 商店街バックヤードツアー ○11月13・14日開催 ○参加者募集チラシをつくり小学校に配布したところ申し込みが殺到し、定員10名のところを急遽12名・2日開催に変更 (小規模商店をまわるため、少人数にならざるをえなかった) ○締切後も申し込みが続き、やむなくお断りさせていたく方が多数出る状況に

  11. 事業② 商店街バックヤードツアー ↑まずは豆腐店で豆腐の製作工程を見学。大豆やおから、豆乳、にがりなど実物に触れ、部屋いっぱいの湯気に歓声を上げ、雰囲気を五感で感じていたよう。

  12. 事業② 商店街バックヤードツアー ↑次に地元スーパーの精肉と鮮魚のバックヤード。大きな塊が店で見るスライスの形に手際よく変わっていく工程に歓声が上がった。

  13. 事業② 商店街バックヤードツアー ↑次に飲食店の厨房を見学。キャベツの千切りを見て「お母さんより上手!」との声が上がり板前さんも苦笑い。専門道具のマグロ解体用包丁も見せてもらう。

  14. 事業② 商店街バックヤードツアー ↑次に薬屋の調剤室を訪問。金庫には麻薬もあることを聞いて「捕まらないの?」といった質問も出たが、資格や免許の額がたくさんかかっているのを見て納得!

  15. 事業② 商店街バックヤードツアー ↑次に花屋を見学。裏の大きな冷蔵室には葬儀用の菊や箱に入った仕入れたばかりの切花がストックされており、冷蔵室に入ると「北極だー!」と歓声が。

  16. 事業② 商店街バックヤードツアー ↑次に自動販売機の補充作業を見学。中には20種類の飲物がぎっしり詰まっており、お金も自動で選別・収集されお釣りもそこから出ることを聞いてびっくり!

  17. 事業② 商店街バックヤードツアー ↑最後に新聞の販売店でチラシの折込作業を見学。機械で数種類のチラシを1軒分ごとに組む作業や朝2時から作業していることなどを聞き驚いた様子。

  18. 事業③ 商店主が講師!お役立ち講座 ○2月4日、和菓子店主が講師の   「結城名物ゆでまんじゅうを作ろう」  2月6日、カメラ店主が講師の   「スライドショームービーを作ろう」  2月13日、手芸店主が講師の   「マスコットつるし雛を作ろう」 の3つの講座を開催。 ○参加者募集のチラシをつくり、市の広報誌といっしょに市内全家庭に配布 ○各講座定員10名だったが、すべて満員に

  19. 1「結城名物ゆでまんじゅうを作ろう」講座 ←ゆでまんじゅうとは江戸時代から結城に伝わる郷土菓子で、もちっとした食感とあんこの絶妙なバランスが普通の蒸かし饅頭とは異なるポイント。 ↑和菓子屋の店主から作り方の説明を受け、まんじゅうづくりを開始。

  20. 1「結城名物ゆでまんじゅうを作ろう」講座 ↑途中、ゆでまんじゅうのレシピの説明や作業場の機械類の説明、他のお菓子の話などいろいろ聴くことができ、最後は自分で作った出来たてのゆでまんじゅうを頂いた。

  21. 2「スライドショームービーを作ろう」講座 ↑カメラ屋の店主が講師となり、デジカメ写真を次々と見せるスライドショーに様々な視覚効果とBGMを付けて動画のように見せる技術を伝授。 参加者に写真と音楽を持ち寄ってもらい、自由に作品を作ってもらった。

  22. 3「マスコットつるし雛を作ろう」講座 ↑手芸屋の若奥さんご指導のもとで、キットを使ったつるし雛づくりを開始。  わからない点は積極的に聞くなど交流も進み、終始なごやかな雰囲気。

  23. 3「マスコットつるし雛を作ろう」講座 ↓時間の関係で最後までは完成できなかったものの、みなさん満足そうな様子。 ↑完成形がこちら

  24. ピックアップ ↑10月18日 茨城新聞 ↑11月14日 朝日新聞、読売新聞

  25. 商店主の感想・意見 ○商店街バックヤードツアーに協力していただいた、やしろ豆腐店さん ・商売は人と人のつながりが一番大切であり、このようなイベントは大変ではあるが良いことだし必要なことだから、今後も機会があればぜひ協力したい。 ・高齢で店を開けられない店主も多いから、TMOなどにもっと手伝ってほしい。 ○「結城名物ゆでまんじゅうを作ろう講座」講師の菓子処真盛堂さん ・一般の人が楽しんでくれただけで幸せ。今回の講座に興味を持ってくれて、店のことを知ってもらえてよかったかなと思う。 ○「マスコットつるし雛を作ろう講座」講師のレディースショップやまなか さん ・講座後、「他のものも作りたい」と布地を買っていってくれた方もいて、今回をきっかけにお店に足を運んでくれればいいかなと思う。 ○「スライドショームービーを作ろう講座」講師のカメラのこじまさん ・最初はとても不安だったが、喜んでくれたようでよかった。できることがあればまた協力したいし、すぐに商売につながらなくても何か困ったときに「こじまさんに聞いてみよう」というように思ってもらえたら幸せ。

  26. 事業の成果と課題点 事業① 結城紬行灯づくり ・夜神楽と紬行灯の組み合わせがマッチし、良い作品が多数できて持ち帰る人もいたほど。神社からもよろこばれ、地場産業を活かすこともできた。 ○ ・当初の予想よりも親子の参加が少なく、趣味としての年配者の参加が多かったために、商店街とのつながりがやや薄くなってしまった。 × 事業② 商店街バックヤードツアー ・「おもしろかった」という声を多数聞き、子供たちに身近に感じてもらうという当初の目的を達成できた。 ○ × ・今後、新規客としてどのようにつながりを維持していくかが課題。 事業③ 商店主が講師!お役立ち講座 ・各講座とも興味のある方が集まり、商店主と積極的に交流していた。 ○ ・当初予定していた若い年代の母親向けの講座が実現せず、新規客層へのアプローチができなかった。 ×

  27. 今後の展望 ○結城市の場合、後継者問題や外商売上などで店売りは重視していないという商店主も多く、一部の人しか商店街活性化に参加してもらえないのが現状である。 ○今回も、ひとつひとつの事業は成功したが運営主体はTMOであり、肝心な商店街自体の参加が積極的でなかったために、全体的に見ると商店街活性化という本来の目的からややずれてしまった印象がある。 ○しかし、商店街を含めた市街地全体の活性化は重要なまちづくり課題であり、シャッター通りと化すことは避けなければならない。 ○今事業はこれからも可能な範囲で継続する予定なので、今後は「商店街のあり方」からもう一度見つめ直し、住環境の整備や交通の改善といった他の市街地問題といっしょに、より広い視点から考えていく必要がある。

  28.  ご静聴ありがとうございました。 平成21年度 商店街活性化コンペ事業報告会 平成22年5月14日 (株)TMO結城

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