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新任特別支援教育コーディネーター研修 20120809 (木) 1450 − 1620 香川県 教育センター 第5研修室 特別 支援教育 コーディネーター に 望む こと 学校 心理士 SV 会沢 勲 aizawa.isao@nifty.com 四国 学院大学文学部. (1)教職課で特別支援教育や発達障害の勉強をしたひとは稀. ・教職の意義等に関する科目 ・・・・・・・・ 2単位(教職の意義及び教員の役割、職務内容等) ・教育の基礎理論に関する科目 ・・・・・・・・ 6単位(教育の理念、教育に関する歴史及び思想、 児童等の心身の発達及び学習の過程 、教育に関する制度的事項等)
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新任特別支援教育コーディネーター研修20120809(木)1450−1620香川県教育センター 第5研修室特別支援教育コーディネーターに望むこと学校心理士SV会沢勲aizawa.isao@nifty.com四国学院大学文学部
(1)教職課で特別支援教育や発達障害の勉強をしたひとは稀(1)教職課で特別支援教育や発達障害の勉強をしたひとは稀 ・教職の意義等に関する科目 ・・・・・・・・2単位(教職の意義及び教員の役割、職務内容等) ・教育の基礎理論に関する科目 ・・・・・・・・6単位(教育の理念、教育に関する歴史及び思想、児童等の心身の発達及び学習の過程、教育に関する制度的事項等) ・教育課程及び指導法に関する科目 ・・・・・・22単位(教育課程の意義及び編成の方法、各教科の指導法、道徳の指導法、特別活動の指導法、教育の方法及び技術) ・生徒指導、教育相談及び進路指導等に関す ・・・・・・・・4単(生徒指導・教育相談(カウンセリングを含む ・進路指導の理論及び方法) ) ・総合演習 ・・・・・・・・2単位 ・教育実習 ・・・・・・・・5単位
(2)文科省調査結果(2003)の意味すること 「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査」(文部科学省,2003) 知的発達に遅れはないものの、学習面や行動面で著しい困難を持っていると担任教師等が回答した児童生徒の割合は、6.3%である。
表1知的発達に遅れはないものの学習面や行動面で著しい困難を示すと担任教師が回答した児童生徒の割合表1知的発達に遅れはないものの学習面や行動面で著しい困難を示すと担任教師が回答した児童生徒の割合
表2知的発達に遅れはないものの学習面や行動面の各領域で著しい困難を示すと担任教師が回答した児童生徒の割合表2知的発達に遅れはないものの学習面や行動面の各領域で著しい困難を示すと担任教師が回答した児童生徒の割合
対人関係やこだわり 0.8% 全体では 6.3% 学習面での困難 4.5% 0.3% 0.2% 0.1% 0.2% 1.2% 0.9% 3.3% 不注意、多動性-衝動性 2.5%
表5男女別集計 男子:女子=2.41:1
(3)発達障害等のこどもたちを「支援」するということ①(3)発達障害等のこどもたちを「支援」するということ① ①マンマークの支援 ②「フロアタイム」型の支援
(3)発達障害等のこどもたちを「支援」するということ②:困った事態不適切な養育(虐待含む)の問題(次頁のベン図)(3)発達障害等のこどもたちを「支援」するということ②:困った事態不適切な養育(虐待含む)の問題(次頁のベン図)
HF-PDD MR等 maltreatment/abuse 不適切な養育 (虐待含む) 反応性愛着障害 PTSD 等々 ADHD LD 発達障害の重複と他の疾患と不適切な養育 10
(4)コーディネーターの仕事① 「特別支援教育コーディネーターは,保護者や関係機関に対する学校の窓口として,また,学校内の関係者や福祉,医療等の関係機関との連絡調整の役割を担う者として,位置付けられます。」 (国立特別支援教育総合研究所NISE, http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_c/c-59/c-59_01.pdf)⇒次節でさらに
(4)コーディネーターの仕事② (ご報告をお聴きして;中学校) 個別の指導計画 「かけはし」 校内委員会 巡回相談(年1回)と特別支援学校による連携訪問 指導技術の引き出し(ワークシート;すばる)
(4)コーディネーターの仕事③ (ご報告をお聴きして;◯◯高等学校) 入学前の個別相談(打合せ) 現職教育 複数の教員で時間を合わせるのが難しい。 連携訪問(特別支援学校):事前に時間がかかる。 他県の資料等の活用(ネット) 「かけはし」⇒IEP 「授業報告」 支援者同士の連帯感 PC等による要約筆記/Mobile/tablet ⇒savant, 友人関係(2次障害/症状),告知,進路
(1)チーム(組織)支援は、コーディネートされないと展開できない。(1)チーム(組織)支援は、コーディネートされないと展開できない。 ◎「支援」はチームで為されるもの ◎チームは、コーディネーターの組織し、運営する力量で決まる。
(2)コーディネートの概観 ①こども ②保護者 ③他の教職員 ④外部機関/巡回相談⇒コーディネーターは、ジェネラリスト(generalist, but not specialist)でなければならない。
(3)「知らないといけない」のだが、それは楽しんで勉強するのがよい。(3)「知らないといけない」のだが、それは楽しんで勉強するのがよい。 ①保護者の「専門性」と「偏向性」 ②惑わされないために:正しい知見と新しい知見
(4)校内での宿命 ①孤立という宿命:わたしというひとの魅力を活用する。(cf.SCの最初)②折角印刷したのに:読んでもらう工夫(同僚/保護者)⇒年間/学期のトータルな目標を立ててしまおう。③「やらされている」校内委員会と「目標を持った」校内委員会(参照:綾南中のご報告)
(1)発達障害等の知見 ①発達障害の知見は新しくなっている。(次頁以降の図2つ) ②「等」って何?(前の図のMR等+養育の問題)
従来の、或いは、未だ 一般の「発達障害」観 障 害 DSM-III以後(1980-) 重 症 度 The Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders
DSM-Vの重症度(予定) level 3 level 2 threshold? level 1 level 1.requiring support; 2.requiring substantial support; 3.requiring very substantial support 連続体(spectrum)モデルのイメージ
(2)「等」が大切 ①知的障害/境界線事例 既に前の図で確認したが、通常学級にもMR/BLの事例は存在する。「わかる」ようにすることの限界 ②不適切な養育(虐待含む) これも既に確認。最近のアムネスティ報告では、7人に1人のこどもが貧困である。
(3)なにで調べるか? ①教科書なんてない 専門家が圧倒的に少ないから、教科書はない。 ②専門書(医学/心理学)を読む暇 できれば読んで欲しいが、そのような暇は、よほどの時間が許されない限りないのが現状である。 ③ネット:文科省、NISE、関係HP、 海外のHP、とFACEBOOK
4.専門家の活用(多分時間がないのでこのページはこのまま)4.専門家の活用(多分時間がないのでこのページはこのまま) (1)SCの得手・不得手を把握する。 (2)知っている医師/医療機関/心理士/専門機関(児相、児童自立支援施設、福祉課、家裁、警察、等々)を揃えよう。 (3)やる以上、日本一のコーディネーターになってください。 (4)私の目指す日本一は...