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RHIC における jet-fluid string 生成・崩壊 によるハドロン生成. 北海道大学 修士1年 吉野 公二. 北海道大学 一瀬 昌嗣、 大西 明 コロンビア大学 平野 哲文 フランクフルト大学 奈良 寧. t. Thermal Freezeout. Chemical Freezeout. Critical Temperature. Thermalization (τ =一定 ). < 時空図 >. z. Introduction. 高エネルギー重イオン反応 (RHIC).
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RHICにおけるjet-fluid string生成・崩壊 によるハドロン生成 北海道大学 修士1年 吉野 公二 北海道大学 一瀬 昌嗣、 大西 明 コロンビア大学 平野 哲文 フランクフルト大学 奈良 寧
t Thermal Freezeout Chemical Freezeout Critical Temperature Thermalization (τ=一定) <時空図> z • Introduction • 高エネルギー重イオン反応 (RHIC) QGPの時空発展 ⇒ 流体模型で記述 jetの時空発展 ⇒ 流体中での energy loss で記述 jet のハドロン化 ⇒ independent fragmentation 模型で記述 Independent fragmentation
ジェット抑制と楕円フロー • elliptic flow • 低い pTでは流体模型でよく記述できる • 高い pTではjetの楕円フローが支配的 • ( energy loss に大きく依存 ) 高い pT領域での v2について、 energy loss が重要な役割を担っている Gyulassy, Vitev, Wang, Phys. Rev. Lett. 86, 2537 (2001)
重イオン衝突におけるハドロン化のモデル (1) • String Fragmentation Model PYTHIA Sjostrand, et al., Comput. Phys. Commun. 135, 238 (2001) いくつかの parton で color singlet の string を作り、それを壊してハドロン化させる模型 ○ hh反応の実験データをよく再現できる • QGP 中では color flux が壊れるため string fragmentation はそのままは使えない Hirano, Nara, Phys. Rev. C 69, 034908 (2004) • Independent Fragmentation Model parton を独立に破砕させる模型 • pQCD+Factorization によってジェット現象を 記述するための模型 • 流体模型、および標準的なエネルギー損失と • 組み合わせると中間~高pTでのv2が • 実験に比べて低い • 低いpTでのハドロンがたくさん出来過ぎる
重イオン衝突におけるハドロン化のモデル (2) • Quark Recombination Model 流体中の2つないし3つの parton が寄り添って直接ハドロンを作る模型 • 中間pT におけるバリオンの増加を説明できる • 中間pTでv2の quark number scaling を説明 • n → 1 過程でエントロピーが減る • グルーオンの役割が無視されている • エネルギーが保存しない 現在提案されているハドロン化機構は十分ではないので、今回は新しい機構を提案する Fries, Müller, Nonaka, Bass, Phys. Rev. Lett. 90, 202303 (2003)
fluid parton 3D hydrodynamics fragmentation J-F String PYTHIA QGP jet parton energy loss GLV first order PYTHIA • JFS model (1) Jet parton と Fluid parton から String をつくって崩壊 • jet 生成 : PYTHIA6.3 • energy loss : simplified GLV first order formula + 3D hydrodynamics • string formation probability : • string fragmentation : PYTHIA6.3 3D hydro Hirano, Phys.Rev.C 65,011901 (2002) PYTHIA Sjostrand, et al., Comput. Phys. Commun. 135, 238 (2001) GLV formula Gyulassy,Levai,Vitev, Phys.Rev.Lett, 85, 5535 (2000)
fluid parton 3D hydrodynamics fragmentation J-F String PYTHIA QGP jet parton energy loss GLV first order PYTHIA • JFS model (2) • 模型の特徴 • 2つのパートンから複数のハドロン→ エントロピーが減少しない • グルーオンを考慮している • イベント毎にエネルギーが保存する • 期待 • pTスペクトルは再現できるか? • 高い pTでの大きな v2を説明できるか?
Results • pTスペクトル ( jet のみ ) • モデルパラメータは (PYTHIA のDefault と同じ),C • C~8でAu+Au実験データを • ほぼ説明する • Hydro+Jet model ではC ~2.7 • なので、実験の pTスペクトルを • 再現するには大きな • energy loss が必要 GLV formula Gyulassy,Levai,Vitev, Phys.Rev.Lett, 85, 5535 (2000) Hydro+Jet model Hirano, Nara, Phys. Rev. C 66, 041901 (2002)
elliptic flow ( jet のみ ) • energy loss が大きな場合、大きな v2が得られる • v2 (JFS) > v2 (Ind.) • 大きな energy loss が • 必要とされる • fluid parton と共に string を • 構成するため、同じCでも • JFSの方が大きな v 2を • 実現する
Summary • 新しいハドロン化機構 ( JFS model ) の提案 • 2つのパートンから複数のハドロン→ エントロピーが減少しない • グルーオンを考慮している • エネルギーが保存する • エントロピーを減らすことなく高い pT領域で大きな v2を出すことができる • 今後の課題 • バリオンやπ以外のメソン • 他の energy loss の機構の検討 • 中間 pT領域でのスペクトルと楕円フローは不足しているので、他の機構が必要 • 他の Impact Parameter でも計算する必要がある
Model の詳細 • K-factor • energy loss ( hydro+jet model では C~2.7 ) • parameterized string formation probability