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三重大学 御中. 2010 年 7 月. 全国大学サイト ユーザビリティ調査 2009/2010 三重大学 個別レポート. 調査対象大学と指定大学. http://www.bio.mie-u.ac.jp/. http://www.mie-u.ac.jp/. http://www.tokushima-u.ac.jp/. http://www.okayama-u.ac.jp/. http://www.gifu-u.ac.jp/. 総 合. 総合分析.
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三重大学 御中 2010年7月
全国大学サイトユーザビリティ調査2009/2010 三重大学 個別レポート
調査対象大学と指定大学 http://www.bio.mie-u.ac.jp/ http://www.mie-u.ac.jp/ http://www.tokushima-u.ac.jp/ http://www.okayama-u.ac.jp/ http://www.gifu-u.ac.jp/
総合分析 三重大学 生物資源学部サイトについてユーザビリティ調査を行ったところ、総合スコアは41.84でした(※)。全国大学サイト ユーザビリティ調査 2009/2010 のランキングに当てはめますと、国公立大学79校中49位、全165大学中113位に相当し、大学サイトとしては中の下レベルにあります。徳島大学、岡山大学、岐阜大学を競合サイトと想定した4校の中では、最下位のスコアでした。 ※ 一部の審査項目では三重大学サイトを審査対象にした 改善すべき点は多くあります。とりわけユーザビリティやアクセシビリティといった基礎的な項目についての対応が求められます。以下の内容に注意することで、よりよいサイトへの改善が期待できます。 ・ リンク名は、リンク先のページ内容が分かる適切な名前にする ・ 異なるリンク名で同じページに誘導することはしない ・ すべてのページに、サイトロゴおよびトップページへのリンクを配置する ・ すべてのページに共通のナビゲーション(グローバルナビゲーション)を設ける ・ すべてのページに、サイト内での位置が判別できるナビゲーションガイドを設ける ・ すべてのページに、コンテンツに合った適切な<TITLE>タグを設定し、大学名も入れる ・ すべてのページに、コンテンツに合った見出しをつける ・ リンクカラーはクリック後に変わるようにする ・ キーワードにマッチした適切なページが検索表示されるよう調整する ・ 意味ある画像に適切な<ALT>属性を設定し、意味のない画像の<ALT>属性は空白にする ・ フォントカラーは背景に対して見やすい色を指定する(コントラスト比は4.5:1以上) ・ フォントの大きさが、ブラウザ操作で調節できるようにする ・ <H>タグを適切に設定する ・ 地図など画像のリンク切れは定期的にメンテナンスする ・ サイトで収集した個人情報の保護方針があることを早い段階で明記する
競合指定大学との比較① 「ブランディング」「インタラクティブ」「プライバシーポリシー」は、採点上は5点満点だが、他のカテゴリーのスコアと比較しやすくするため、このグラフでは、スコアを2倍にし、10点満点として表示している
競合指定大学との比較② ※ 基本的に生物資源学部サイトを審査対象としたが、緑枠の項目は三重大学サイトを審査対象にした
競合指定大学との比較③ ※ 基本的に生物資源学部サイトを審査対象としたが、緑枠の項目は三重大学サイトを審査対象にした
競合指定大学との比較④ ※ 基本的に生物資源学部サイトを審査対象としたが、緑枠の項目は三重大学サイトを審査対象にした
ターゲットリンク 生物資源学部 トップページの重要な役割の一つに、ビジター向けの入り口を明示することが挙げられます。大学サイトのターゲットは、学校によって異なりますが、共通したメインターゲットは「受験生」「在学生」「卒業生」であることは間違いないでしょう。各ターゲットに対応した入り口を用意することは、サイトを使いやすくする上で有効です。 三重大学 生物資源学部サイトのトップページには、ページ中央に「受験生の方へ」「在学生の方へ」とそれぞれに向けた入り口を配置しています。この他、ターゲットと想定している「地域の方へ」「研究者の方へ」という入り口も配置しています。ただし、「地域の方へ」のページは、「地域・一般・卒業生」という見出しになっており、リンク名だけでは、卒業生向けのコンテンツがあることが分かりません。このため、卒業生向けページへのリンクはないと判断しました。
リンク名 生物資源学部 ? トップページには、多彩な訪問者がやってきます。トップページにあるリンク名は来訪者の誰にでも理解でき、リンク先のページ内容を推測できる必要があります。 三重大学 生物資源学部サイトのトップページには、分かりにくいリンク名がありました。「What is your bio?」です。このリンク名を読んでもリンク先の内容は予想できず、ビジターの誘導につながりません。またこのページは「受験生の方へ」のリンク先と同じなので、ビジターを混乱させてしまいます。「お楽しみギャラリー」もリンク先のページが分かりにくい名称です。 ターゲット別リンクの「地方の方へ」「研究者の方へ」は、リンク名とページ見出しが異なっていました(前ページで一部指摘)。コンテンツの内容を反映したリンク名とすることが望まれます。
サイトサポート 生物資源学部 「サイトマップ」「サイト内検索」といった基本的なサイトサポート機能は、どこで使われるか分かりません。しかし、サイト内で迷った時に使われる可能性の高い機能です。サイト内で迷った場合、サイトサポート機能がどこにあるのか、すぐに分かればトラブルを解決できますが、サイトサポート機能自体を探す手間が生じてしまうと、ビジターのイライラは募ります。 三重大学 生物資源学部サイトのトップページには、サイトマップ、検索ボックスともにヘッダー右側の目に付きやすい位置にありました。
主要なコンテンツへのリンク 三重大学 同一ページ 大学サイトのトップページで明示すべき重要なコンテンツに「大学概要」と「入試情報」があります。トップページに来るビジターのなかには大学名を検索キーワードとして来訪するビジターが多くいますが、そうしたビジターは、「大学の概要を知りたい」「入試に関する情報を知りたい」というニーズの強いビジターである可能性が高いことが予想できます。 大学概要に相当するページは、トップページに「大学案内」のリンクが配置されていて、ここから行くことができました。 入試情報については「入試情報」のリンクがありました。しかし、「受験生の方」のリンクも、同じページへ誘導しています。異なるリンク名で同じページに誘導するとビジターは混乱します。このため今回の診断では「0」と判断しました。
アクションリンク 三重大学 アクションリンクの例 (岡山大学サイト) サイト内で具体的に何ができるかを示すことはトップページの重要な役割の一つです。「ファイルをダウンロードする」「資料を請求する」といった、具体的なアクションに結びつくことが明確に分かるリンクを「アクションリンク」と呼びます。「登録」「申し込み」などへのリンクもアクションリンクです。 大学資料請求を対象にアクションリンクの有無を診断しましたが、三重大学サイトのトップページには大学資料請求リンクがありませんでした。
ロールオーバーとプルダウン 生物資源学部 マウスのポインターを合わせるとサブメニューが展開するロールオーバーやプルダウンメニューは、狭い面積の中に多くのリンクを提示できる便利な機能です。 しかし、マウスオーバーは、偶然マウスのポインタが画像ボタンに触れた場合、チラチラしてビジターが情報を探す時の妨げになります。プルダウンメニューは、メニューの内容を一覧で見ることができません。また、マウスを使えない人の場合、マウスオーバー内のメニューは選択できません。プルダウンメニューの内容も仕様によっては選択できない場合があります。 三重大学 生物資源学部サイトのトップページでは、ロールオーバー、プルダウンともに使われていませんでした。
トップページの基礎 生物資源学部 トップページの役割は、ビジターが目的とする情報や機能へ的確に誘導することにあります。動く要素があると、視線が奪われ、ビジターが目的とするリンクを探す邪魔になってしまいます。 三重大学生物資源学部サイトのトップページには、動きのある画像はありませんでした。
リンクのまとめ方 生物資源学部 関連しているリンクは、近い位置に配置してまとめた方が、ビジターの目に留まりやすく、また目的とする情報も探しやすくなります。 三重大学 生物資源学部サイトは、トップページのリンクの多くを関連するもので分かりやすくまとめています。しかしページの右側にある「お問い合わせ」「アクセスマップ」は、ページ下にも同一ページへのリンクがあり重複しています。
トップページの長さ 生物資源学部 2.0スクリーン以内 トップページは、サイト全体のナビゲーションの始まりという役割も持っています。トップページが長すぎるとスクロールが必要となって、ビジターは目的のリンクを探しにくくなります。このため、トップページはスクロールバーを1回クリックするだけで全体を見渡せる程度の長さに抑えるべきです。 三重大学 生物資源学部サイトのトップページは1024×768の解像度で、1.5スクリーン程で2スクリーン以内でした。
サイトロゴ 生物資源学部 サイトロゴまたは大学ロゴは、サイトのアイデンティティを示すものです。どこのサイトにたどりついたのか、同じサイト内にいるのかどうかなどを判断するうえで役立ちます。 三重大学 生物資源学部サイトは、審査対象となったほとんどのページで左上にサイトロゴを配置していました。しかし、「研究室データベース」ページでサイトロゴがありませんでした。
グローバル・ナビゲーションバー(1) 生物資源学部 ナビゲーションバーは、ビジターを主要コンテンツへ導くためのメニューバーのことです。ビジターがどのページにいても、主要コンテンツへ移動しやすくする役割を担っています。全ページに配置して初めて“グローバル”なナビゲーションバー(GNB)になります。 三重大学 生物資源学部サイトでは、 「研究室データベース」ページで共通したナビゲーションバーがありませんでした。
グローバル・ナビゲーションバー(2) 徳島大学サイト ナビゲーションバー 岡山大学サイト ナビゲーションバー 競合3大学の中では、徳島大学と岡山大学が適切にグローバルナビゲーションバー(GNB)を配置しています。 どちらの大学サイトとも、すべての審査対象ページのヘッダー近くに、横長のGNBを配置しています。ナビゲーションバーのメニュー内に、受験生など「対象者別ページへの入り口」と「サイトマップ」「問い合わせ」「サイト検索」「交通アクセス」「大学概要」「入試情報」「学部・学科」「就職情報」「学生生活」といった主要なリンクをすべて配置しています。
ナビゲーションガイド 生物資源学部 パンくずリストの例 (岐阜大学サイト) ナビゲーションガイドとは、現在アクセス(閲覧)しているページが、サイト内のどのような位置にあるのかを示す要素のことです。トップページからの階層構造を示すパンくずリストの形式を採用するサイトが多くなっています。 三重大学 生物資源学部サイトでは、すべての審査対象ページでパンくずリストを設置していませんでした。
トップページへのアクセス 生物資源学部 トップページへのアクセスはサイト内のすべてのページで確保するべきです。なぜなら、サイト内で迷ったときにユーザーは、目的ページを探し直すために、一度トップページへ戻ることが多いからです。またトップページはサイトの顔なので、大学にとって最も主張したい内容や、ビジターにとって興味深いトピックスがあることが多いのです。トップページへ向かう分かりやすいルートを用意しておくとトップページの来訪者は増え、大学が伝えたいことを伝えられる確率も高まります。 三重大学 生物資源学部サイトでは、サイトロゴに三重大学トップページへのリンクと、生物資源学部トップページへのリンクが設定されています。しかし、「研究室データベース」のページにはそもそもサイトロゴが配置されていません。同ページには、生物資源学部トップページへのリンクがページ下部に配置されていますが、気づきにくく、またクリックするためにはスクロールが必要で、利便性に問題がありました。
<TITLE>タグ 生物資源学部 <TITLE>タグはページの内容を表わす要素の一つで、主に以下の五つの用途に使われます。①ブラウザのタイトルバーに表示される、②ブラウザの「お気に入り(ブックマーク)」や「履歴」への登録名、③Windowsのタスクバーに表示される、④音声ブラウザの読み上げ対象(音声ブラウザは<TITLE>タグを最初に読み上げる)、⑤検索エンジンの参照対象(ロボット型エンジンは、最も重要な情報として参照する)。 このような性格を持つ<TITLE>タグですから、設定するときには以下の点に留意する必要があります。(1)ページ内容を明確に示す、(2)すべてのページに異なる<TITLE>タグを設定する(異なるページに同じ内容の<TITLE>タグを設定しない)、(3)リンク名やページの見出しと一貫性を持たせる、(4)適度な文字数にする(20文字以内)。 三重大学 生物資源学部サイトでは、多くの審査対象ページにページ内容を適切に表現した<TITLE>タグを設定しています。しかし、「受験生の方へ」のページは、「What is your bio?」ページと同一であり、<TITLE>タグも「What is your bio?」が設定されていました。
ページ見出し 生物資源学部 ビジターは、ページ見出しを見ることで、現在見ているページの概要を短時間のうちに把握しようとします。そのためページ見出しは、コンテンツを的確に表現したものであることはもちろん、理解しやすい簡潔な単語や表現を用いるようにします。また、そのページの<TITLE>タグや、そのページを開く際にクリックするリンク名と一貫性を持たせることにも留意します。同じページ見出しを別のページにも付けてしまうと、混乱を招く元になるので、避けるべきです。 三重大学 生物資源学部サイトでは、「受験生の方へ」ページの見出しが、「What is your bio?」とキャッチコピー的な見出しになっており、分かりにくくなっています。
リンクカラーの変化 生物資源学部 クリック後 クリック前と同じ色 サイトには、たくさんのリンクがありますが、ビジターはクリックしたリンクをすべて記憶することはできません。従って、既にクリックしたリンクと、まだクリックしていないリンクが容易に判別できるようにしておくと、ユーザビリティは向上します。 三重大学 生物資源学部サイトでは、トップページの「新着情報・お知らせ」にあるテキストリンクで、クリック前とクリック後でリンクカラーが変化しませんでした。
ポップアップウインドウ 生物資源学部 ポップアップウインドウとは新規で開くウインドウで、ツールバーや標準のボタンが表示されないものを指します。簡単な注意書きを表示したり画像を拡大表示するなど、元のページ内容を補足する使い方では効果を発揮します。 しかし、通常のウインドウで表示すべき内容をポップアップウインドウで表示すると、いくつか問題が発生します。例えばお気に入りに登録することができない、「戻る」ボタンが使えない、などです。 三重大学 生物資源学部サイトでは、審査対象ページにポップアップウインドウを使用しているページはありませんでした。
カテゴリーページ 三重大学 カテゴリーページとは、特定コンテンツに関するインデックス(目次)の役割を担うページのことを意味します。特定コンテンツの内容を整理し、ビジターを的確な情報へ誘導するために必要なページとなります。 三重大学サイトには、トップページに「大学案内」ページへのリンクがあり、リンク先は大学概要カテゴリーのページとなっていました。
検索機能の性能 生物資源学部 入試日程のページ 2009年の オープンキャンパス> 2010年の オープンキャンパス> サイト検索は情報をピンポイントで探せる便利な機能だと多くの人は考えています。従ってサイト検索は、単に機能を組み込むだけでなく、入力したキーワードにマッチした適切なページが表示されるよう調整することも求められます。そうしないと「せっかく検索機能を使ったのに、作業が徒労に終わってしまった」とビジターの期待を裏切ることになるからです。 三重大学 生物資源学部のサイト内検索で、大学の最重要ターゲットである受験生ならびにその保護者の関心が高い「入学金」「オープンキャンパス」を入力しました。 「入学金」では検索結果の一番上に入試日程のページが表示されましたが、入学金に関する情報はありませんでした。 「オープンキャンパス」の検索結果は、2010年のオープンキャンパスページが一番上に表示されるべきところ二番目に表示されてしまいました。
入試情報 三重大学 デジタルパンフレット PDF 入試情報は、大学サイトのメインコンテンツの一つです。受験に関心を持つ多くのビジターが入試情報を探しに来ます。入試情報の中で「募集人員・入試日程」「オープンキャンパスや大学説明会の情報」「入学金・授業料」について、トップページからアクセスしやすいかどうかをチェックしました。 まず、「入試方式別の募集人員・日程」ですが、トップページから 「受験生の方」→「募集要項を見る」→「学部学生を目指す方」→「平成22年度」 で募集要項にたどりつきますが、デジタルパンフレットとPDFでの提供となっていました。募集要項のようにだれもが知りたいと思う情報は容易にアクセスできるようにするべきなのですが、ここで採用したデジタルパンフレットとPDFは、ともに音声ブラウザで読み上げられませんでした。 「オープンキャンパスや大学説明会の情報」「入学金・授業料」は、「受験生の方」ページにそれぞれ「オープンキャンパス」、「入学料・授業料」というリンクがあり、スムーズにアクセスできました。
教育情報 三重大学 学部・学科の概要などは、各学部のページにアクセスしなければならない 教育情報は、大学サイトにおけるメインコンテンツの一つです。入学を検討する受験生やその親、関係者をはじめ、多くの外部ビジターが教育情報を見に来ます。教育情報の中で 「学部(学科)概要」「学部(学科)のカリキュラム」「シラバス」「教員」について、トップページからアクセスしやすいかどうかをチェックしました。 「学部(学科)概要」「学部(学科)のカリキュラム」「シラバス」については「受験生の方」ページに分かりやすいリンクがなく、「入試関連リンク集」ページの各学部紹介リンク、もしくは各学部サイトで見る必要がありました。いずれも各学部独自のページになっているため、「0」と判断しました。 「教員」については、トップページから 「受験生の方」→「教員紹介」 でスムーズにアクセスできました。
就職・資格・サークル情報 三重大学 就職・資格・サークル情報は、大学サイトのメインコンテンツの一つです。入学を希望する受験生はもちろんのこと、その親、関係者が見る情報の一つです。 三重大学サイトでは、トップページから 「受験生の方」→「入試関連リンク集」→「就職支援・インターンシップ」 で就職情報に関するインデックスページにたどりつけました。ただし、在学生向け情報(学内専用)と企業・地域の人向け情報(リンク切れ)のリンクしかなく、見ることができませんでした。 クラブ・サークル情報は、トップページから同様に、「受験生の方」→「入試関連リンク集」→「サークル・課外活動」 というルートでアクセスできました。しかし、「入試関連リンク集」というリンク名で誘導しているため、分かりにくい誘導です。
大学情報 三重大学 大学情報は、大学サイトのメインコンテンツの一つです。入学を検討する受験生やその親、関係者ばかりでなく、一般向けの教養講座の受講を希望する社会人、共同研究や共同事業を検討する産業関係者、他大学の関係者など、広く閲覧される可能性の高いコンテンツです。 大学情報の中で、大学の規模を示す「学生数/教(職)員数」と、経営状況を示す「財務情報」の二つについて、トップページからアクセスしやすいかどうかをチェックしました。 三重大学サイトは、「大学案内」ページにある「大学の基本情報」というリンクから、学生数、教員数にアクセスできました。 「財務情報」も、「大学案内」ページにある「財務諸表等【平成16年度~平成20年度】」というリンクから、過去5年分の決算報告書にアクセスすることができました。
その他情報 三重大学 「その他情報」として、「卒業生の各種証明書の申請方法」「一般向けの公開講座/講演会」を取り上げます。 「卒業生の各種証明書の申請方法」は、トップページから 「卒業生の方」→「各種証明書の申請方法」 というルートでスムーズにアクセスできました。 「一般向けの公開講座・講演会」についても、トップページから 「企業・地域の方」→「公開講座・イベント情報」 というルートでアクセスできました。
画像の<ALT>属性 生物資源学部 altには “image” という設定。画像の意味は伝わらない ①意味のある画像 ②意味のない画像 altには “top image” という設定。音声ブラウザは “top image” と読み上げる <ALT>属性は、画像の代わりとなるテキストを指定する属性です。ブラウザが、何らかの理由で画像を表示できなかったり、画像の読み込みが遅い場合、画像内容を説明するために使われます。また、目の不自由なビジターが使用する音声ブラウザは<ALT>属性を読み上げてくれます。従って、<ALT>属性を設定するにあたっては、①意味のある画像に適切な<ALT>属性を付ける、②意味のない画像の<ALT>属性を空白(alt=””)にする ―― というポイントを押さえる必要があります。 三重大学 生物資源学部サイトは、①②ともに問題がありました。 ①の「意味のある画像に適切な<ALT>属性を付ける」については、「同窓会」ページの見出し画像やリンク画像に、<ALT>属性を適切に設定していませんでした。 ②の「意味のない画像の<ALT>属性を空白(alt=””)にする」については、各学科・専攻ページのイメージ画像で<ALT>属性を空白にしていませんでした。
リンクカラーとフォントカラー 生物資源学部 テキストカラーは背景色との色差やコントラストを考慮して、見えやすいようにすることが重要です。 三重大学 生物資源学部サイトでは、「教員一覧」ページに問題がありました。文字色と背景色とのコントラスト比が3.9:1しかありません。文字色と背景色は、十分なコントラスト比を取り、読みやすくすべきです。 4.5:1以上が望ましい比率です。
テキストサイズの変更 生物資源学部 文字サイズ最大に設定 文字サイズ変更なし 文字サイズが変更された アクセシビリティを重視する場合、ビジターがテキストの大きさをブラウザの機能で変えられるように、テキストを相対指定にすべきです。 三重大学 生物資源学部サイトでは、トップページの新着情報・お知らせなどが、ブラウザでテキストサイズ変更できませんでした。
フレーム 生物資源学部 フレームの問題点は、音声ブラウザを利用する視覚障害者がフレームの構成を視覚的に確認できないことにあります。フレームを使用する場合、一つのフレーム内でユーザーが何か操作を行うと、その操作に合わせて別のフレームのページ内容が変わるというように、ナビゲーション目的で利用されることがほとんどですが、音声ブラウザ利用者はそのことが理解できません。 また、ロボット型検索エンジンは、検索結果に一つのフレームだけを表示するケースがあります。その場合、ビジターは、他のフレームに配置しているメニューなどの必要な情報や機能を利用できないという問題もあります。このようにアクセシビリティのみならずユーザビリティにも支障があるため、フレームは極力使用しないことが望まれます。 三重大学生物資源学部サイトは、フレーム、インラインフレームとも使用していませんでした。
Flash 生物資源学部 Flashは使い方次第で表現の幅が広がり、ビジターの理解を助けるコンテンツを作る大きな力となります。しかし、使う必要のないところで使用すると、ページが重くなり表示に時間がかかったり、動く要素に視線が奪われる場合があり、ユーザビリティを低下させる原因になるので注意が必要です。 現状、Flashの読み上げに対応した音声ブラウザは存在しません。従って、アクセシビリティを重視するならば、「htmlで表現できるコンテンツにはFlashを使用しない」か、あるいは「Flashを使用する場合、読み上げ可能な代替情報を提供する」べきです。 三重大学 生物資源学部サイトでは、Flashを使用していませんでした。
新規ウインドウ 生物資源学部 視覚障害者は、マウスを使えないため、キーボードだけでパソコンを操作します。新しいウインドウを開いてしまうと、元のページに戻るのにキーボードでウインドウを切り替えなければいけないので手間がかかることになります。 また、新しいウインドウには、ユーザビリティ上の問題もあります。クリックするたびに新しいウインドウが開くと、ビジターは一体どのウインドウにアクセスしているのか分からなくなってしまう可能性があるからです。 三重大学 生物資源学部サイトは、新規ウインドウで開くページはありませんでした。
<H>タグの設定 生物資源学部 ・・・ Hタグを使用しなくてよい部分 H1タグが複数使用されている WebコンテンツJISには次のような記述があります。「ウエブコンテンツは見出し、段落、リストなどの要素を用いて、文書の構造を規定しなければならない」。 <H>タグは文書構造を規定するためのタグで、見だしに付けるタグです。視覚障害者が利用する音声ブラウザの場合、<H>タグで挟んだ部分の読み上げ速度を遅くできます。また、<H>タグは、検索サイトなどから来るクローラー(ロボット)に、ページ内にある重要な要素を伝える役割を担っています。 三重大学 生物資源学部サイトのサイトマップのページでは、<H>タグを適切に設定していませんでした。 <H1>タグを、サイトロゴや見出しなど複数の個所で使用していました(<H1>タグは1ページに一つだけです)。また、「サイト内検索」やコピーライトなど、付ける必要のない文字に<H>タグを付けていました。
アイデンティティ 生物資源学部 Webサイトはブランドメッセージのサポート媒体として有効に働かせることができます。例えばサイトロゴや大学名をビジターの目に留まりやすい場所に置くことが、ブランディング戦略上、重要となります。できれば最も目に留まりやすいページ左上に配置するのがよいでしょう。 三重大学 生物資源学部サイトは、審査対象となったほとんどのページで左上にサイトロゴを配置していました。しかし、「研究室データベース」ページにはサイトロゴがありませんでした。
SEO(1) 生物資源学部 Webサイト利用者にブランドメッセージを伝えるためには、利用者の邪魔にならない範囲であらゆる機会を利用すべきです。 例えば<TITLE>タグは利用価値の高い要素です。ここに大学名を入れておくとよいでしょう。検索エンジンは検索結果の見出しに<TITLE>タグを利用しますから、大学名以外のフレーズでヒットした場合でも、利用者の目に大学名を見せることができます。ほかに、「ブックマーク」や「履歴」などにも<TITLE>タグの内容が表示されますから、大学名を印象付けるうえで利用しない手はない要素といえます。 三重大学 生物資源学部サイトは、多くの審査対象ページで<TITLE>タグに大学名を設定していましたが、「研究室データベース」ページの<TITLE>タグには大学名がありませんでした。
SEO(2) 生物資源学部 SEOの観点からは meta description タグも重要です。description の内容は検索エンジンのロボットが参照します。ユーザーが使用した検索フレーズが description の記述内に含まれていた場合、検索結果ページの Snippet(タイトルの下の概要を示す部分)として descriptionの内容を表示するケースが多いので、ここにも大学名を入れておきたいものです。 三重大学 生物資源学部サイトのトップページの description には、“三重大学 生物資源学部・大学院生物資源学研究科”とあり、大学名がありました。
コンテンツ 生物資源学部 ビジターに大学のメッセージをきちんと理解してもらうためには、「大学の理念」の説明が欠かせません。理念について、もっともビジターが探す可能性が高いのは、「大学概要」ページです。また、多くのビジターが訪問し、情報を探す時の起点となるトップページも、「大学の理念」へのリンクを配置するのに効果的と言えます。 三重大学 生物資源学部サイトでは、トップページに「基本理念・教育目的・概要」というリンクを配置して、基本理念のページに誘導していました。