160 likes | 383 Views
国語学演習 A (金曜 3 限) 発表例 1-2. 福島方言の「ベ」について ― 民話資料の調査から ―. 白岩広行. 福島県について. だいたい 同規模 (福島のほうが だだっ広い). 【 福島県データ( 2007 年時点) 】 人口 209 万人 面積 13,783 ㎢ ( 『 新高等地図 』 東京書籍、 2012 ). 【 参考 】 新潟県:人口 243 万人 面積 12,583 ㎢ 長野県:人口 219 万人 面積 13,562 ㎢. 【 世界とくらべる 】 モンゴル国:人口 266 万人 面積 1,564,000 ㎢
E N D
国語学演習A(金曜3限) 発表例1-2 福島方言の「ベ」について―民話資料の調査から― 白岩広行
福島県について だいたい 同規模 (福島のほうが だだっ広い) 【福島県データ(2007年時点)】 人口209万人 面積13,783㎢ (『新高等地図』東京書籍、2012) 【参考】 新潟県:人口243万人 面積12,583㎢ 長野県:人口219万人 面積13,562㎢ 【世界とくらべる】 モンゴル国:人口266万人 面積1,564,000㎢ ジャマイカ:人口2687万人 面積11,000㎢ カタール:人口1448万人 面積12,000㎢ ちなみにモンゴル人は中国内蒙古自治区に多数居住
福島県について 県北 会津 浜通り 県中 県南 中通り 最近「福島出身」というと 場の空気が暗くなることがあるので 補足説明を‥‥
福島市内でも かなり高い方 放射線量(2013.10.9現在 福島県HPより) 福島高校0.55μSv/h 東京都新宿区 0.04μSv/h 福島市内の おおよそ平均 会津若松 駅前公園 0.11μSv/h 上越市0.06μSv/h 波江高津島分校7.91μSv/h 森は高い 大阪市0.04μSv/h 白岩実家前0.17μSv/h 原発 【大阪大学HPより】 大阪大学文学部0.10μSv/h ‥‥石材の建物が 密集しているから 線量が高い 世界平均は0.27μSv/h 夫沢三区26.25μSv/h 広野小学校0.12μSv/h 原発近辺と福島市内は かなり差がある
世界の放射線量(単位:μSv/h小数点以下第二位まで四捨五入)世界の放射線量(単位:μSv/h小数点以下第二位まで四捨五入) 日本政府が 信用できない 人はどうぞ 世界一放射線量の 高いとされる温泉地 ブラジル・グヮラパリ 1.14 (「放射線測定まとめサイト」から換算) 県のHPで青丸 (0.25 μSv/h以下)のところは とりあえず問題はないかな?
福島市内でも高いレベル 「放射線測定まとめサイト」より(単位:μSv) 避難区域 (DASH村そば) 【福島市の放射線量】 事故直後 24.24 μSv/h 半年後 (白岩実家前) 0.4 μSv/h 現在 (白岩実家前) 0.17 μSv/h 今後 もっと 下がる 影響があるとすれば、このときの過ごし方?
福島県の民話資料 話を元に戻します 福島県国語教育委員会編著(2004) 『読みがたり 福島のむかし話』 (日本標準発行) 47都道府県版が あるよ! 県内57地点において 方言で語る昔話を収録
福島県の民話資料 サルとカエル
推量・意志の「べ」 「ベ」とは‥‥ 用法① 推量用法(標準語の「だろう」) 例)「大阪まではまだまだ遠いんだべなあ。」 (遠いんだろうなあ)《江戸のびっきと大阪のびっき》 「どうだべない。」(どうだろうね)《サルとカエル》 用法② 意志用法(標準語の「~しよう」) 例)「今すぐ食うべえ。」(今すぐ食べよう)《サルとカエル》 「あんちゃん、ほうすっぺ。」(そうしよう)《ドブときょうで》
推量・意志の「べ」 ~にてあらむ → ~にてあらう → ~だろう 行かむ → 行かう → 行こう 古典語の推量の助動詞「べし」 べき(連体形) → べい → べ
「べ」の接続の地域差 述語への接続に地域差がある? どこのことば? ・・・・調べてみた
「べ」の接続の地域差 動詞の 「~る」に 接続 中通り・浜通り 【~っぺ】 起きっぺ 寝っぺ 仕事すっぺ 【~んぺ】 起きんべ 寝んべ 仕事すんべ 会津
「べ」の接続の地域差 断定の 「だ」に接続 全県的 【~だべ】 何だべ 休みだべ 【~だっぺ】 何だっぺ 休みだっぺ 県南・浜通り
「べ」の接続の地域差 形容詞に 接続 全県的? 【終止形接続】 寒いべ いいべ 【~かんべ】 寒かんべ よかんべ 会津に多い?
まとめ:福島県方言の「べ」について 【用法】 標準語の「だろう」「~しよう」の両方の用法を持つ 【述語への接続】 県内にも地域差が見られる 起きっぺ(中通り・浜通り)/起きんべ(会津) 何だべ(全県)/何だっぺ(県南・浜通り) 寒いべ(全県?)/寒かんべ(会津に多い?)
参考サイト 【放射線関連サイト】 福島県放射能測定マップ(http://fukushima-radioactivity.jp/) → 県内の測定はリアルタイムなので詳しい。 「世界放射線量測定マップ」のコーナーは1年前に1回測定しただけのデー タを載せ続けているので信頼性に乏しいと(個人的に)思う。 放射線モニタリング情報(http://radioactivity.nsr.go.jp/map/ja/) 大阪大学放射線量(http://www.osaka-u.ac.jp/jp/facilities/anzen/NF/survey.html) 国際観光振興機構まとめ(http://www.jnto.go.jp/eq/eng/04_recovery.htm) → 各国の放射線情報サイトへのリンクは必見 東北大学大林研究室(http://www.ifs.tohoku.ac.jp/edge/) → 個人的にロンドンとローマの値は根拠がやや微妙かも、思います 放射線測定まとめサイト(http://www.geocities.jp/atom_moni/) → いわゆる「まとめサイト」なのでデマ情報も交じっているかもしれないけど、 公的機関が信用できないひとは参考にしてもよいでしょう。 本スライドの地図は「白地図専門店」サイトhttp://www.freemap.jp/より無料ダウンロードしたものを発表者が加工したものである。