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コンピュータリテラシ 第 9 回

コンピュータリテラシ 第 9 回. ・ 散布図を利用したデータの分析と考察 ・ プレゼンテーション用スライド資料の作成. 散布図 を利用 した データ の分析と考察. 入手したデータの分析・考察. Excel にはデータを統計処理する機能が備わっている もっとも手軽な分析・考察の方法を紹介しておこう ある 2 つのデータセットが互いに何かの関係(因果 関係でなくとも相関する関係 )にあるのか / ないのか? どの位 の強さの関係 があるのか?. ★ よく あるデータの 整理 ~ 観測や実験の生データをプロット  ~. (1)  x とyを単純にプロットする

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コンピュータリテラシ 第 9 回

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Presentation Transcript


  1. コンピュータリテラシ第9回 ・ 散布図を利用したデータの分析と考察 ・ プレゼンテーション用スライド資料の作成

  2. 散布図を利用した データの分析と考察

  3. 入手したデータの分析・考察 • Excelにはデータを統計処理する機能が備わっている • もっとも手軽な分析・考察の方法を紹介しておこう • ある2つのデータセットが互いに何かの関係(因果関係でなくとも相関する関係)にあるのか/ないのか? どの位の強さの関係があるのか?

  4. ★よくあるデータの整理~ 観測や実験の生データをプロット ~ (1) xとyを単純にプロットする    ← 「散布図」のグラフを描いてみる (2)近似直線をあてはめる

  5. 散布図と誤差範囲や近似曲線 • 今日のexcel実習用ファイルの「実験データ」シートを使ってやってみよう →観測点をプロットするには、散布図を描く <グラフツール レイアウト 「分析メニュー」の利用> • y座標の測定値には幅がある →誤差範囲つきのグラフも描ける(グラフに誤差範囲を付けてから縦と横軸方向それぞれに書式設定) • 近似曲線を見つけることができる *線形近似直線の傾きと切片は、関数@SLOPEと@INTERCEPTでも求められる

  6. 参考(誤差範囲分析の使い道) 箱ひげ図の作り方 • http://software.ssri.co.jp/statweb2/tips/tips_3.html

  7. ★散布図による統計データの考察「何か」と「何か」の(意外な?)関係を探せ!意外でなくてもいいけど・・・★散布図による統計データの考察「何か」と「何か」の(意外な?)関係を探せ!意外でなくてもいいけど・・・

  8. サンプル(1)・・・ 「何か」と「何か」の(意外な?)関係を探してみる

  9. (1-1)テーマ/目標を定める何が知りたいか?! テーマ/目標の例: この考察課題を出すと、クラスに3人は「夏の暑さとビールの消費量の関係」を取り上げる。なので今回は、このテーマを課題サンプルとして使用してしまう! ついでに挙げておくと、その次に多いのが「アイスクリームの売上と夏の暑さ」、という具合・・・

  10. (1-2)テーマ解明や目標達成に向け調査する事柄を決める(1-2)テーマ解明や目標達成に向け調査する事柄を決める ビールに関するデータは、ビール酒造組合 http://www.brewers.or.jp/ 気温のデータは、気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/menu/report.html さて、どうしようか・・・ 気温のデータは日毎でも入手できるが、ビールの市場動向レポートは月毎である。 → 月別のビール出荷数と気温の変動

  11. (1-3)必要なデータを探す ビール酒造組合のレポートのどの値を使うか決める http://www.brewers.or.jp/data/doko-list.html#24 気温のデータは、気象庁サイトで検索 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php 気温は、ビール消費量が一番多い都道府県である「東京」のデータを使用

  12. (1-4)入手したデータを散布図プロットするなど、さまざまに分析(1-4)入手したデータを散布図プロットするなど、さまざまに分析 2つのグラフは形が良く似ている。よって、夏の暑さとビール消費量の間には、関係がある。

  13. 2つの変量の関係を分析

  14. (1-4) 分析と考察を深め、その作業を通して結論する 最新のデータで同じことをしても、h13ほどの相関関係はない。 年による変動なのか、10年の間に何かの要因の変化があったのかはさらに調べる必要がある。

  15. (1-4) 分析と考察を深め、その作業を通して結論する 気温とビール消費量の関係が知りたいのなら、県別のビール消費量と年間平均気温の関係を調べても良かったかも知れない。情報源として安易ではあるが、以下のサイトのデータを利用した。 2009年県別ビールの消費      http://todo-ran.com/t/kiji/10822 2009年県別平均気温       http://todo-ran.com/t/kiji/13617 全然関係なかった。 ビールを良く消費する県かどうかは、年間平均気温で決まるわけではない。

  16. サンプル(2)・・・ 「何か」と「何か」の関係探しを、自分の抱える問題解決に役立てる!

  17. (2-1)テーマ/目標を定める目標達成に向かって!(2-1)テーマ/目標を定める目標達成に向かって! テーマ/目標の例: 身長を伸ばしたい

  18. (2-2)テーマ解明や目標達成に向け調査する事柄を決める(2-2)テーマ解明や目標達成に向け調査する事柄を決める • 「牛乳を多く飲むこと」と「子供の身長が高いこと」に関係性が見られるかどうかを調べよう! 「子供の身長が高いこと」に関係しそうな事柄は何か、挙げる (1) 牛乳をたくさん飲むこと (2) 睡眠を多くとること (3) 運動すること (4) 日照時間 (5) 何らかのビタミンなどの栄養素 (6) 両親の身長   など 本当に関係あるのは何か、確かめるための調査・分析

  19. (2-3)必要なデータを探す • データ探しを試みたところ、子供の身長や牛乳消費量のデータは都道府県別のデータが入手可能。 • 「牛乳消費量の多い県の子供は、平均身長が高いのか?」を調べることに決定! • 都道府県別子供の身長(Excelで入手可能) http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001011648 • 都道府県別牛乳消費量(2009年度) http://todo-ran.com/t/kiji/13556 ● データの条件や範囲、確からしさを吟味して使用 ● データの利用に関する注意事項は必ずチェック

  20. (2-4)入手したデータを分析し考察を深め、その作業を通して結論する(2-4)入手したデータを分析し考察を深め、その作業を通して結論する 都道府県別の子供の身長と牛乳消費量を散布図にプロットし、近似直線を当てはめることで2変量の関係を考察してみる

  21. サンプル(3)・・・ 意外な関係発見や問題解決、とまでいかなくても、ふだん感じている「何か」と「何か」の関係を確かめてみる。

  22. (3-1)テーマ/目標を定める確かめてみよう! テーマ/目標の例: タイピング練習の得点が高い人は、本当にタイピングの実務能力もあるか?

  23. なぜ、テーマ/目標に こだわるのか?

  24. それは、 プレゼンには 熱意が必要 だからです ★ 自分で統計データを探し、散布図プロットして得た考察を発表しましょう!

  25. プレゼン用 スライド資料の作成

  26. プレゼンテーション(発表) • 印刷物として広く配布     ← 文書作成の技術 • 聴衆を集めて口頭発表    ← プレゼンテーションソフトを利用してのスライド資料の作成と、その使用テクニック • Webページを公開       ← Webページの作成と公開

  27. プレゼンテーションソフト 発表用スライド作成 • PowerPoint(Microsoft) • Impress(OpenOffice) • Keynote(Apple)

  28. スライドの作成 今回は、PowerPointを使用して口頭発表用のスライド作成を行いましょう。

  29. プレゼンソフトによるスライド作成 • 口頭発表時の補助に用いる、視覚に訴える資料をスライドの形で作ることができる • スライドは、いくつかのパターンが用意されているのを使う • 白紙のスライド、もあるがパターンのスライドを使うことで、簡単なスライド作りで質の高い発表を導く狙い

  30. 口頭発表用のスライド作りの流れ (1)スライド入力:    ・各種スライドの使い方 = さまざまな要素(絵図、表、グラフなど)を含んだスライドを作れる (2)スライド編集:   ・各スライドの内容修正等   ・スライド単位の編集(スライドの並び順の変更等)   ・スライドに装飾や効果をつける (3)スライドショーの実行: リハーサルを繰り返しながら修正、スライドを完成する

  31. 各種オブジェクト挿入 • 絵図は(1)Officeの図形描画ツールで描く、(2)画像ファイルの挿入、(3)クリップアートで簡単な挿絵 • 数式は(1)数式エディタでその場で書く、(2)画像の貼りこみ • 表やグラフは(1)表やグラフ挿入スライドでExcelと同じに使えるツールを使ってその場で作成、(2)Excelのファイルとの連携

  32. スライド単位の編集 • 全体を見渡すには「表示」「スライド一覧」 • 「標準」の画面左、スライドのテキスト表示を編集しても良い • 各スライドにはノート(メモ:発表時の留意点やそのスライドのときしゃべる原稿など)も付加できる

  33. 実際に発表を行う場合の 留意点

  34. 発表の目的 • 誰に向かって話すか • 紹介 • 報告   実験や観察の結果、さらにその分析や考察を伝える • 説得   コンペ、宣伝、売り込み   何かを決定させるため

  35. 発表の構成 • 聴衆が聞いていて分かりやすい話の展開構成 -- PREP法などの型   ポイント(結論)→理由→具体例→再度、結論 -- 起承転結、序破急といったリズム

  36. スライド作成 • 1枚目は「表紙のスライド」、タイトルと発表者は重要 • 発表の「目次スライド」(特に長めの発表の時) • 各スライドにふさわしいタイトルを付ける • 長文(しゃべる文章等)をそのまま載せるのは× • 箇条書きを使って、視覚に訴える(話を聞く補助として有効なように) • 文字や背景の、色やデザインも重要。読みやすさ、話の構成や進行、雰囲気、個性、印象 • 最後に「まとめのスライド」

  37. スライドの文字 • スライドは文章をタラタラ書くものではないので文字は大きいものを使用 • タイトルは32ポイント以上 • 箇条書きは24ポイント以上 • 字体も日本語文字は全角ゴシック、アルファベットはサンセリフ体など目立つもの

  38. スライドのレイアウト、装飾等 「デザイン」メニュー • スライドに「デザインテンプレート」適用 • 配色(背景と文字の色合い)に注意

  39. アニメーション • スライド上の各要素に動きを付けることができる • スライドショー実行時は、(マウスやキーを押すことで)動きをひとつづつ進めることができる • たくさん動きを付けると、スライドを進めるのに時間が掛かる → 時間が足らないとき困る • 動きをうまく使いながら発表するには、相当の練習が必要 • 不要な動きは話の邪魔になったり、スライドを見にくくする • 効果的な動きだけを付けるようにしよう!

  40. スライドショー • 作成したプレゼンテーションはスライドショーで「実行」するのが本来の使い道。 • スライドショー実行中のスライド制御に慣れておこう。画面左下に隠れているメニューを用いる。「スライドを戻す」などの制御ができる。

  41. その他 • 具体例、たとえ話、体験談を挙げる • ユーモア

  42. 発表本番へ向けて • 発表会場の事前チェック(ファイルの持ち込み方法、使用可能な機材、会場の大きさ・配置など) • 入念なリハーサル リハーサルは必ず行う   スライドを使って実際にしゃべる。スライドの調整、制限時間の確認。 • 本番   声の大きさ、しゃべる速さや息つぎ、立ち位置や立ち方、機材・小道具の使用、アイコンタクト、動作、語りかけ、質疑応答、ユーモアやジョーク

  43. スライド資料の印刷 • 作成したスライドをプリンタで印刷することもできる。 • 実際に紙に印刷する前に、印刷のプレビュー画面で印刷の具合を十分確認すること。A4の紙一枚にスライド一枚ではなく、複数枚のスライドを印刷することもできる。 • 印刷物の資料とすることを重視してスライドを作るあまり、プレゼン用のスライドとしては不適切なものにならないように注意しよう。

  44. .pptxファイルの利用 • スライド資料を.pptxファイルで渡すと、簡単に流用されるおそれがある。スライドのファイルを人に渡すときは、.ppsファイルや.pdfファイルで。 • 電子文書共有には.pdfファイルが良い。 • .pdfファイルにして、リンクタグでweb上に置くことも可能。

  45. もちろん発表の中身(内容自体や発表の構成がしっかりしていることなど)が大事であるが、プレゼンに使うソフトの使いこなし方で、発表の優劣に差がつくこともある。良い発表者になるには、発表技法について学んだり、プレゼンソフトを習得する努力も大いに必要。発表の機会をなるべく多く得て、精進するのが「良い発表者への一番の近道」。人の発表から学ぶことも多い。もちろん発表の中身(内容自体や発表の構成がしっかりしていることなど)が大事であるが、プレゼンに使うソフトの使いこなし方で、発表の優劣に差がつくこともある。良い発表者になるには、発表技法について学んだり、プレゼンソフトを習得する努力も大いに必要。発表の機会をなるべく多く得て、精進するのが「良い発表者への一番の近道」。人の発表から学ぶことも多い。

  46. プレゼン用スライド資料いろいろ見て学ぼう!プレゼン用スライド資料いろいろ見て学ぼう! • http://www.find-job.net/startup/know-how-of-presentation • http://www.slideshare.net/ • http://matome.naver.jp/odai/2128978562453260501

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