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2008 年度海外 FD 研修報告 University of Texas at Austin. 2008/02/08 - 2008/03/20 ソフトウェア設計学講座 助教 川口真司. 滞在先. University of Texas at Austin (テキサス大学オースティン校). University of Texas at Austin. 全米でも屈指の大規模な大学 教員・スタッフ数: 約 21,000 学生数 : 約 50,000 Electrical and Computer Engineering Department
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2008年度海外FD研修報告University of Texas at Austin 2008/02/08 - 2008/03/20 ソフトウェア設計学講座 助教 川口真司
滞在先 • University of Texas at Austin(テキサス大学オースティン校)
University of Texas at Austin • 全米でも屈指の大規模な大学 • 教員・スタッフ数: 約21,000 • 学生数: 約50,000 • Electrical and ComputerEngineering Department • Dewayne E. Perry 先生の研究室に滞在 • EmpiricalSoftwareEngineeringLaboratory
活動内容 • テキサス大学のカリキュラムの調査 • 講義見学 • Faculty Development 活動の調査 • 教員用ワークショップへの体験参加
カリキュラム • 修士課程 • 学位論文を出す:8 単位が必要 Major Work (専門)4~6 単位 Supporting Work(一般)2~4単位 • レポートを出す: 10 単位が必要専門 5~8 単位,一般 2~5 単位 • 論文・レポートを出さない: 12 単位が必要専門 6~10 単位,一般 2~6 単位 • 博士課程 • 最小30時間,”General classroom instructions”(TAなど)を行うこと
見学した講義 • EE 382V Software Evolution • 大学院生向け講義 • ソフトウェアが継続的に開発される際に生じる課題や,その解決法に関する講義 • 講義スタイル • 各学生は,事前に指定された論文を読み、サマリを教員に送る • 講義では,とりあげた論文の手法や,特徴的な点を議論する • かなり専門色の強い講義 • この日の講義では,論文中の評価の妥当性の議論から,実験結果の評価がどうあるべきかの話に • 各研究室で実施している輪講に近いか • 院生向け講義の半数ほどはこのスタイル,とのこと • ドクターの学生も参加可 • 実際に数人のドクターの学生が参加していた
FDの取り組み • Division of Instructional Innovation and Assessment が担当している • CTE: Center of Teaching Effectiveness • 教員・TA への情報提供,新任教員オリエンテーションの実施 • IAE: Instructional Assessment & Evaluation • 学生の授業評価や試験結果の分析,レポート作成 • 調査結果を踏まえた授業運営に関するワークショップの開催 • CIT: Center for Instructional Technologies • 計算機を活用した教育方法の情報提供,ワークショップの開催 • 特に講義支援システム BlackBoard の運用支援
CTE が提供しているサービス • Course Instructional Development • 個別面談,セメスター中の中間評価 • Teaching Resources • http://www.utexas.edu/academic/cte/resources/index.html • Colloquia, Seminars & Workshops • 新任教員へのオリエンテーション • 毎年,春に2日間の会議を実施
新任教員への研修 • 4日間のオリエンテーション(8月末ごろ) • 講義構成法 • 研究指導法 • 各種 grant の申請方法 • 講義支援システム等の使い方 • 主に講義とパネルセッションから構成 • 学生によるパネルセッションも用意されている • 2008年のプログラムはhttp://www.utexas.edu/academic/diia/nfs/program.php
IAEが提供するサービス • 受講状況,受講者の評点等の集計,分析 • 講義に関するコンサルティングの実施 • ワークショップの開催 • Developing Rubrics to Grade Student Performance • Embedded Assessment • Test Item Analysis and Decision Making • Using Course Surveys to Improve Instruction • Writing Effective Examinations • Writing Good Multiple-Choice Exams • ワークショップで配布している資料は http://www.utexas.edu/academic/mec/research/workshopsummary.html から閲覧可能
CITが提供するサービス • Resources • Blackboard をはじめとする,学内で運用されている講義支援システムの説明書やチュートリアルが用意されている • Workshop • 上記システムの使い方を教えるワークショップを実施している Blackboard 講義資料の配付や,質問窓口となる掲示板やMLの管理,採点結果の保存等を一元的に行う,講義支援システム
CIT で実施しているワークショップ一覧 • Blackboard: Enhancing Communication • Blackboard: Getting Started with your Course Content • Blackboard: Increasing Feedback • Blackboard: Managing Grades with the Grade Center • Blackboard: Training for Communities (Organizations) • Blackboard: What's New in Release 9 • Classroom Clicker Systems • Classroom Clicker Systems: Beyond the Basics • Creating Good Clicker Questions • Engaging Students with Clickers • Extending iClicker Functionality with Quest Software • Introduction to Blackboard • Introduction to eGradebook • Media Console Training • Ongoing Course Assessment • PowerPoint Teaching Tips • Second Life (Hands-on) • Second Life - Managing Your Class in a Virtual World • Second Life Introduction (Demonstration) • Survey System Testing • Teaching with Blogs and Wikis • Teaching with PowerPoint • Tools for Preventing and Detecting Plagiarism
ワークショップ体験 • Teaching with Blogs and Wikis • 2コマ分のワークショップ • 参加者は10人程度 • Blackboard 内に用意されている Blog, Wiki システムを使って,講義のアナウンスや資料共有をどうすれば良いかを学ぶ • 一人一台の端末が用意されていて,実際に操作をしながらBlog や Wiki の利用方法を学ぶことができる
オースティンでの生活 • キャンパス近辺はバスで移動 • キャンパス内には教員・スタッフ分の駐車場しかない • 学生もたいていはバス,または自転車等で移動 • 車を使う人は,少し離れた駐車場に停めて,そこからバスにのる • やっぱり車がないと不便! • 基本的に,車で生活することを前提とした街作り • 週末はレンタカーを借りて生活 → 便利!(ただしカーナビは・・・) • キリスト教文化圏のお祭りがいろいろ • マルディグラ(今年は2/24),聖パトリックデー(3/17) • 近隣にもヒューストン(NASA 宇宙ステーション),サンアントニオ,ダラス等
雑感 • 教員向けのワークショップや,各種リソースの充実度に驚いた • Division of Instructional Innovation and Assessment が 1971 年に創設されたことを考えると,当然か? • さらに,それらの資料が外部に向かって公開されていることも驚き • 先方にすればそれが当然,という感覚らしい • このような貴重な機会をいただき,本当にありがとうございました