230 likes | 332 Views
平成 の現代において、新国家を設立するには何が必要か. 西村ゼミ 演習 Ⅱ レポート課題 1 MR1223 0. 目次. はじめに 1 ~ 5 国の形成 1 ~ 4 現代 で国をつくる方法 1 ~ 3 結果. はじめに 1. 国と一重に言っても様々な意味を持つ が 、このレポート内においての「国」とは、「国家」としての意味で扱うものとする. はじめに 2. 【 国家の概要 】 国境 線 で区切られた領土に成立する政治組織で、地域に居住する人々 ( 国民、公民と呼ばれる ) に対して統治機構を備えるもの. はじめに 3. 【 国家の定義 】
E N D
平成の現代において、新国家を設立するには何が必要か平成の現代において、新国家を設立するには何が必要か 西村ゼミ 演習Ⅱ レポート課題1 MR1223 0
目次 • はじめに 1~5 • 国の形成 1~4 • 現代で国をつくる方法 1~3 • 結果
はじめに 1 • 国と一重に言っても様々な意味を持つが、このレポート内においての「国」とは、「国家」としての意味で扱うものとする
はじめに 2 • 【国家の概要】 国境線で区切られた領土に成立する政治組織で、地域に居住する人々(国民、公民と呼ばれる)に対して統治機構を備えるもの
はじめに 3 • 【国家の定義】 ドイツの法学者ゲオルクによれば、以下の「国家の三要素」を持つものを国家とする 1.領域(領土、領空、領海)が一定に区画されている 2.人民は恒久的に属し、一時の好悪で脱したり戻ったりしない 3.権力*α 主権*βを持つ(正当な物理的実力のこと)
*α 権力の定義 • 法の制定権、警察と軍隊、政府と官僚集団を独占的に保有することで、実効的な統治権を確保すること
*β 主権の定義 1.最高権:国家が外に対して独立している 2.統治権:国家が内に対して最高至上である 3.最高機関の地位:国政の在り方を決める存在があること。機関であり、法であること。
はじめに 4 もしくは、国際法*αにおいては、以下の4つである。 【国家の定義】 1.永久的な住民 2.明確な領域 3.政府 4.外交能力
*α国際法 • 国内法の対比である。 • 国際社会において、主権国家間で国家の行動を規律したり、国家間の紛争を解決したりするためのルール
はじめに 5 • 【国家の種類】 大きく共和制と君主制に分けることができ、前者の国は共和国と呼ばれ、後者は帝国、王国、公国などが当てはまる。 国民を収集していない中、前者を実現するのは不可能なので、まず目指すのは後者の君主制である。
国の形成 1 • そもそも、国家とはどうやって出来るのだろうか。例を挙げてみよう。 巨大国家と言えば… アメリカ合衆国 しかし、かの国さえ、元々はイギリスから独立して成り立った国だった。では、そのイギリスはどうやって出来たのだろうか。
国の形成 2 • イギリスは、1066年にウィリアムがイングランドを征服し、王国の体制を整えたことが基盤である。そして、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドと連合していき、今の英国が形成されていった。 • ではさらに遡り、イングランドはどのように形成されたのか。
国の形成 3 • 中世から見ていくと… 元々はアングロサクソン人が7つの国で覇権を争っていた島であった。 → ヴァイキングの侵入 → 征服国の入れ替わり → ノルマン朝 → プランタジネット朝 → 百年戦争 → イングランド人誕生
国の形成 4 • 【考察】 (昔):国を形成するだけの土地があった。 そして、それを奪い合う武力の時代だった。 (今):世界のほとんどは、各国の領海である。 そして、それを奪おうとしようものなら、同盟を結ぶ国全体を敵とすることとなる。
現代で国をつくる方法 1 • 政府に対して、独立宣言をすること 【実際に独立した国】 シーランド公国 ハット・リバー王国
シーランド王国 • 国土面積207㎡ 人口4人 2本の柱と甲板から構成されている。 元イギリス陸軍少佐が、WWⅡで放棄された要塞を占拠し独立を宣言。 イギリスは立ち退かせ ようとするも、国の領海 ではなく、他の諸国も 領有を主張しなかった ため、管轄外とした。
ハット・リバー王国 • 国土面積75㎢ 人口20人 地域所有者は、オーストリア政府が小麦買い付けを制限する政策をとったときに独立を決意した。妻を公妃とし、息子3人を貴族とする。国民は彼らと、使用人を含めた20人となっている。 独立国であるため、オーストリアには税を収めてはいない
中間 • しかし、両国とも、「はじめに 3」で提示した定義を満たしていない。 • では、定義を満たした国を建設するにはどうすればいいのだろうか
現代で国をつくる方法 2 • まず、法的な権利を認めることの表明を行う。それは、国家の承認のことである。 その方法は、「広報的な表明である明示的な表明」と「国際機構*αへの加盟(黙示的な承認)」の二種類。 *要件は、「はじめに 3」国家の定義から考えられる。前者は、国家が明言すること。後者は外交使節団の交換や二国間条約の締結など、前者を通さずに行われる。
*α国際機構 • 構成員を国家として条約などで設立されている組織のこと 例) 国際連合(UN)、国際労働機関(ILO)など
現代で国をつくる方法 3 • ところが、国家の承認は、承認する側の政治的な背景により判断が変化する • 例) 中華人民共和国vs中華民国 中国全土を領有主張。しかし、片方を承認すれば片方を敵に回してしまう。
結果 • 形骸的な「国家」をつくるならば、土地と、そこに住む国民がいる限り、可能である。 • しかし、国際的な定義を満たす国をつくるためには、他国からの承認が不可欠である。 • 承認を得るためには、設立した国家が、他国にとって有益な存在であり、且つ承認されるだけの財を持つことが不可欠となる。
参考 • Wikipedia • 国際法http://www.volkerrecht.jp/lecture1.html