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チョッコっと知 っとこ 移動運用の楽しさ (3章) no-30-3.
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チョッコっと知っとこ 移動運用の楽しさ (3章) no-30-3チョッコっと知っとこ 移動運用の楽しさ (3章) no-30-3 先回は、移動運用で準備する機材について書きました。設備の機材については、最後に纏める事として、今回は、コンディションやロケーションについて書いて見ましょう。 いくら良いアンテナや機材を準備しても、場所の悪い所へ行っても意味は有りません。 HF帯で有れば、そんなに高い場所へ行かなくても、電波は充分飛んで呉れますが、高いにこした事は有りません。 しかし、144Mhz、430Mhz、又それ以上高い周波数の一般的に見通し距離しか飛ばない、と言われるバンド帯では、やはり高い場所が有利です。 山の上や、丘の上、出来るだけ高い場所を選びましょう。 とは言っても、イースポやダクトに恵まれた場合、高いが故に、災いと成る場合も有ります。 ダクト等は、地表から、500m辺りの低い所に発生する場合も有り、余り高い所に居ると、このダクトの恩恵は受けられません。 VUバンドでは、イースポやダクトが現れれば、案外高さは問題有りません。 場所についてはロケーションと言い、イースポやダクトの出現、他、電波の飛び具合をコンディションと言います。一般的な考えですが、「ひょっこりひょうたん島」の歌を思い浮かべて下さい。 「波をチャプチャプチャプチャプ」ってあるでしょ、 「ま~るい地球の水平線に・・・・」で飛ばす訳ですから、地球の丸い事を考えれば、遠くに離れるほど、アンテナの高さが水平線の高さと同じ、相手局のアンテナが水平線の下に成りますネ、高い所が良いのが解ると思います。 しかし心配ご無用、海面反射、電離層反射を繰り返し、遠くまで飛んで呉れます。 では、このバンドでの交信ですが、出かけた限り、JCC,JCGを追っかけるなら、又コンディション次第でAJDを狙うなら、ダラダラとラグチュウーなんかして居られません。 相手局のコールサインとRSレポートの交換で、HF帯のDX交信と同じです。 一局終われば、即QRZ? パイルで有れば、確認できたコールサインを続けて、こちらから呼ぶ事に成ります。 コンディションは常に変わりやすく、特に43OMhzや1200Mhzは一度相手局に返せば、次は聞こえて来ない、と言う事が有ります。 交信はショート、ショートに成り「あっけない」と言う局も有る様ですが、何度かつながって居れば、暗黙の内にお互いフレンド局に成ります。 回を重ねれば、こう言った局は必ず、声を掛けて来ます。 声が掛からなく成れば、ラグチューに成っても良いでしょう、其の内、聞きつけた局がBKで入って来ます。 コンディションが悪ければ、ひたすら、CQ,CQの繰り返しですが、これも、 周波数の高いバンドでの仕方が無い事、飛ばないバンドで、意外なDX交信が出来た時は、その醍醐味に填まりこんでしまうでしょう。 V,U,SHF帯でのDXerは、こう言った経験で、填まり込んだ局が殆どです。 「他人は言う、飛ぶ周波数で繋がって当たり前、飛ばない周波数で飛ばすのが面白いし、繋がった時の醍醐味サ」 でしょうネ。 かく言う私もそんな中の一人かも知れません。 現在では、NETを通じ、移動情報を流したり、移動する局に併せて移動したり、前もって、お互いに周波数や時間のスケジュールを組んだりしています。又、全国的な移動のイベント等も色々有って、シーズン中はバンド内が賑やかです。 移動の話から少し離れますが、常置場所からでは、味わえない事が、移動運用です。 後に成りましたが、コンディションについては、経験から言うと、行ってみないと解らない物です。 いくら天気が良くても、飛ばない事も有ります、気圧配置、温度や湿度の関係、日中がダメでも夜に成ってから良く飛ぶと言う事も有ります。上空と地上との温度の反転によるものです。 移動場所に着いたら、生温かい緩やかな風の中、ヤケに足元が暖かい、ダクト現象の前触れでも有ります。 これを予想して出かける局も有りますが、かなりの確率で当たるそうですが、仕事を持っている局がこの日が休日とは行かないものです。 あくまで出かけた当日が、良いか悪いかは運任せ!。 日ごろの精進に努めましょう。 次回は、まとめとして、機材一つ一つの説明に成ります。