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2. 企業と国際化

2. 企業と国際化. 新潟大学法学部夏期集中講義 企業法務. 2013/8/21 崎村夏彦 @_ nat www.sakimura.org. ビジネスの国際化 ~ガラパゴスでいいじゃないか?~. 費用逓減産業. 費用. 生産量. 日本の GDP シェア. (出所) http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp.html をもとに作成. 費用逓減産業. 費用. ガラパゴス企業. 国際企業. 生産量. 費用逓減産業の企業は、 ガラパゴっている限り 必ず死にます. 費用逓減産業の例を考えてみよう. 企業成長の源泉とは?.

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2. 企業と国際化

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  1. 2. 企業と国際化 新潟大学法学部夏期集中講義 企業法務 2013/8/21 崎村夏彦 @_nat www.sakimura.org

  2. ビジネスの国際化~ガラパゴスでいいじゃないか?~ビジネスの国際化~ガラパゴスでいいじゃないか?~

  3. 費用逓減産業 費用 生産量

  4. 日本のGDPシェア (出所) http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp.htmlをもとに作成

  5. 費用逓減産業 費用 ガラパゴス企業 国際企業 生産量

  6. 費用逓減産業の企業は、ガラパゴっている限り必ず死にます費用逓減産業の企業は、ガラパゴっている限り必ず死にます

  7. 費用逓減産業の例を考えてみよう

  8. 企業成長の源泉とは?

  9. Low hanging fruit まずこれをやるべきでは?

  10. 障害は?

  11. 技術的相互接続性 佐藤 自社内で閉じている分には 独自I/Fで構わない 山田 佐藤 だが、それだと交換した時につながらない 山田

  12. I/F標準化は交換のための基礎条件 標準化

  13. 様々な標準化 • 国際標準 – ISO/IEC/ITU-T • 地域標準 – ETSI etc. • 国内標準 – JIS, NIST, etc. • フォーラム標準 – IETF/OASIS/OIDF etc. • (デファクト標準) - Windows, etc. デジュール標準 国際標準 WTO協定(マラケシュ協定)

  14. 国際標準化のプロセスの例 - ISO • 提案段階(Proposal stage:NP)  • 新規に提案された項目であるNP(New Proposal)についてSC(Sub Committee)でPメンバー(投票権のある国)が投票を行います。 • 作成段階(Preparatory tage:WD)  • NP が通過するとプロジェクトリーダー(通常はコンビナー)を決め、WG(Working Group)で検討をしてWD(Working Draft) を作り、合意が得られるまで充分に審議してCD 案としてSC に提出します。 • 委員会段階(Committee stage:CD) • 最初のCD(Committee Draft)案ができたら中央事務局に登録し、通常はPメンバーが投票を行って通過するとDIS(Draft International Standard)として提出することが認められます。 • 照会段階(Enquiry stage:DIS) • DIS はISO のすべてのメンバー国に配布され投票が行われます。投票を通過するとFDIS(Final Draft International Standard)として提出することが認められます。 • 発行段階(Publicly available specification:PAS)  • ISO 委員会で技術的に合意されたことを示す規範的な文書。技術開発途上であり当面の合意が得られない場合、また、ISO/TS ほどの合意が得られない場合、TC/SC は特定業務項目をISO/PAS として発行できます。 • 発行段階 (Publication stage, International Standard:IS) • FDIS の投票で承認されるとISO 中央事務局は必要に応じて小さな編集上の修正をするのみで、国際規格第1版を発行します。また、IS 制定後は3 年あるいは5 年ごとにSR(定期見直し;Systematic Review)を行い、「確認」・「改正」・「廃止」の方向付けを各国投票の結果により決定します。

  15. 国際標準化プロセスの例 - OIDF • WG Formation Proposal • 3社以上の発起人が、新たなWGの生成を提案する。その際、Spec Council が技術的新規性等を審査する。 • WG Formation • WGが作られる。各参加メンバーは、IPR Agreement を提出する。 • Working Draft • WG で選出された editor を中心にドラフトを作成する。 • Implementer’s Draft • 必要な機能が揃ったとWGのコンセンサスが得られた段階で、全メンバー投票を行う。この段階で、IPRがロックインされる。 • Final Specification • 全メンバー投票で、最終版を発行する。

  16. 情報の非対称性

  17. 全部自分でやっている分には、品質について疑いは無い全部自分でやっている分には、品質について疑いは無い Identity 管理 サービス 認証 属性

  18. しかし、他者から仕入れることにするとその品質は未知数しかし、他者から仕入れることにするとその品質は未知数 品質は? 情報の非対称性 Identity Identity 管理 サービス サービス 認証 属性 品質は?

  19. 第三者評価とその公表によって情報の非対称性は緩和可能第三者評価とその公表によって情報の非対称性は緩和可能 第三者 評価 情報の非対称性 Identity Identity 管理 サービス サービス 認証 属性 第三者 評価

  20. 第三者評価とその公表によって情報の非対称性は緩和可能第三者評価とその公表によって情報の非対称性は緩和可能 第三者 評価 Identity Identity 管理 サービス サービス 認証 属性 第三者 評価 ADR

  21. 信頼の枠組み トラスト・フレームワーク

  22. まとめ 1 • 現代の多くの産業は費用逓減産業である。 • 日本経済の世界に占めるシェアは5%にすぎない。 • したがって、費用逓減産業では、ガラパゴス企業は世界を相手にする企業にコスト的に太刀打ち出来ない。 • 企業成長の源泉としては「技術革新」と「分業と交換」が考えられる。 • 「技術革新」はそのやり方は分からない一方、「分業と交換」はやり方はわかっている。 • 世界の中で適切なパートナーを見つけて、比較優位に基づいて分業と交換を徹底して行くことによって、確実な成長を得られる。

  23. まとめ 2 • 分業と交換をしようとしたときに課題になることに「インターフェース(I/F)互換性」と「情報の非対称性」がある。 • I/F互換性を獲得するための活動が国際標準化である。国際標準化には、デジュール標準、フォーラム標準などがある。 • 国際標準は、WTO協定とも関係するため、国際貿易の観点からも重要である。 • 情報の非対称性は、情報の公開と監査による裏付けによってある程度緩和しうる。これに、紛争解決や執行手段を加えたものを「トラスト・フレームワーク」と言い、多方面で活用されてきている。特に、サイバー空間分野での重要性が昨今注目されているところである。

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